2016/07/29 - 2016/07/29
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Islanderさん
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JR全線乗り放題の青春18きっぷ。本当の青春時代にやっていた1日中ひたすら乗る旅は、今となってはちょっときついかなぁ。でも、好奇心と喰い気は若いころより旺盛かも。だから乗るより降りる旅。
今回は廃止が検討されている三江線を降りる旅。まずは福塩線経由で中国地方のど真ん中、三次駅へ。三次駅から、江の川に寄り添って走る三江線に乗車。沢谷駅で下車し、徒歩で秘湯・千原温泉へ。効能ありそうなぬる湯に1時間以上浸る。列車の本数が極めて少ない三江線。次の列車までありあまる時間で鉄路に沿う銀山街道を歩き、浜原駅から再び1両のディーゼルカーに乗り込んだ。
【旅程】
○2016年7月29日(金)
岡山駅6:04(山陽本線)7:03福山駅7:18(福塩線)8:06府中駅8:11(福塩線)9:56三次駅9:57(三江線)11:26沢谷駅(徒歩約1時間)千原温泉(徒歩約2時間)浜原駅17:04(三江線)17:43石見川本駅
(Vol.6後編・石見銀山編につづく)
【乗車メモ】
○本日の列車乗車距離 215.2km(岡山→沢谷、浜原→石見川本)
○本日の列車乗車時間 5時間40分
○青春18きっぷお得額 普通運賃3,990円-1日分2,370円=1,620円
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岡山駅始発の山陽本線下り電車で福山に向かいます。関西で新快速として活躍した117系電車は今も健在。
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福山駅で福塩線に乗換え。ホームからは福山城が見えます。
福山駅 駅
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府中駅で三次行きのディーゼルカーに乗り換え。福塩線は福山駅から府中駅は電化され本数が多いですが、府中駅から先は非電化で本数が極端に減ります。
府中駅 駅
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草木をこすりながらゆっくり走ります。線路もかなり傷んでおり、度々徐行運転。
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三次駅では1分の乗り継ぎ時間で三江線に乗換えます。三次駅から出発する三江線の列車は1日に5本しかなく、乗り継ぎに余裕のあるダイヤにして欲しいところ。
三次駅 駅
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広島県の山中から日本海へ注ぐ江の川に沿って列車は進みます。乗客の大半は「乗り鉄」らしき面々。
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イチオシ
川に沿って走る鉄道は数あれど、三江線の車窓は素晴らしい。
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天空の駅と呼ばれている宇都井駅に停車。
宇都井駅 駅
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宇都井駅は約20メートルの高架橋上にある駅。エレベータはなく、階段しかないようで、利用するのは大変そうです。
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窓が汚れているので写真は霞んでいます。
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口羽駅から浜原駅の間は昭和50年に開業。線路の状態がよく、スピードが上がります。
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三次駅から約1時間半で沢谷駅に到着。自分のほか祖父さんに会いに来た子供たち一組が下車。
沢谷駅 駅
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無人駅ですが、地元の方々が手入れしています。
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沢谷駅から徒歩で千原温泉に向かいます。約4kmの道のり。
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炎天下の中を歩きます。
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商店があったので水分補給。
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芙蓉の花が咲いています。
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田畑にはイノシシなどの獣対策のため頑丈な柵が設置されています。
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イネの花が咲いています。
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まだ2.5kmもあります。車ならすぐですが・・・
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中国地方は山の奥でも人里があります。しかし、高齢化や過疎化は深刻で、廃屋が目立ちます。
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緩やかな登り坂を歩きます。オニヤンマが自分の周りを飛びながらついてきます。
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ここまで来ればあと少しです。
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千原温泉に到着しました。
千原温泉 温泉
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以前は湯治宿として営業していたとのことですが、現在は日帰りのみとなっています。
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受付横にある注意書き。入浴前にトイレに行くことを受付の方から勧められました。浴場のある建物にはトイレがないこともありますが、泉温が低く尿意を催す作用があるようです。また、浴場では石鹸やシャンプーの使用はできません。
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受付で入浴料(500円)を払い、中に入ります。
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休憩場(個室は別途料金)はありますが、食事の提供はありません。
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歩いてきたこともあり、空腹だったので、岡山駅のコンビニで買っておいた弁当を食べます。
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少々休憩します。
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入浴します。男女別で5人程度が入れる浴槽が1つあります。泉温は38度程度でぬるめ。冬期は手前(木のふたがある)の浴槽に沸かし湯が用意さます。足元から、お湯とともに炭酸ガスの泡がぽこぽこと湧き出てきます。常連のお客さんと語らいながら1時間ほど入っていました。とてもいい温泉です。
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1時間入っていましたが、湯あたりせず、爽やかな心地で温泉を後にします。
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島根県は古くから林業が盛んで、森の資源が鋼(はがね)や銀の生産を支えてきた歴史があります。
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千原温泉から約4km駅方面に戻ってきました。最寄りの「千原」バス停があります。
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太田市行きのバスがありますが本数が少ない。
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16時前に沢谷駅に戻りましたが、沢谷駅から江津方面の列車は18時25分までありません。隣駅の浜原駅からは当駅始発の江津行き列車が17時4分にあるので、浜原駅まで歩くこととします。距離は4.2kmあります。
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三江線の橋脚に刻印された年月。わりと新しい路線であることが分かります。
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のどかな農村の一本道を歩きます。
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この道は石見銀山と瀬戸内海の港町、尾道を結ぶ石見銀山街道。歴史ある道です。
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夕方4時を回っていますが34度もあります。
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石州瓦の屋根と土壁が印象的な土蔵。
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江の川の畔に出ました。
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沢谷駅から徒歩約1時間で浜原駅に到着しました。無人駅ですが、駅舎は立派です。
浜原駅 駅
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三江線の全通記念碑。昭和50年8月31日に開通。自分が生まれたあとですね。
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三江線は本数が少ない上、三次方面へは日中の列車がないことから、この路線を使っての旅は非常に不便です。
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浜原駅始発の江津行きディーゼルカーに乗り込みます。
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浜原駅からの乗客は自分ひとり。次の粕淵駅で5名程度のお客さんが乗ってきました。(vol.6後編 http://4travel.jp/travelogue/11158104 につづく)
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