2016/07/30 - 2016/07/30
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Islanderさん
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vol.6前編 http://4travel.jp/travelogue/11156357 からのつづき
今回は廃止が検討されている三江線を降りる旅。浜原駅から乗ったディーゼルカーは江の川の畔にへばりついた鉄路をゆっくり進む。石見川本駅で下車し、川本の宿で一泊。翌朝、バスで石見銀山へ。現地ツアーに参加し坑道「大久保間歩」を見学。バスで鉱山街だった大森へ、古い街並みを散策。石見銀山を後にし、太田市駅から鈍行列車で出雲市、米子で乗換え帰途に。途中、松江で宍道湖湖上花火大会があり列車は混雑。松江で下車して花火を見ればよかったと後悔。夏の18キップ期間中は各地でイベントが盛りだくさん。チェックは必要ですね。
【旅程】
○2016年7月29日(金)
岡山駅6:04(山陽本線)7:03福山駅7:18(福塩線)8:06府中駅8:11(福塩線)9:56三次駅9:57(三江線)11:26沢谷駅(徒歩約1時間)千原温泉(徒歩約2時間)浜原駅17:04(三江線)17:43石見川本駅
○2016年7月30日(土)
石見川本駅前8:21(バス・石見交通・910円)8:59世界遺産センター~大久保間歩一般公開ツアー参加~世界遺産センター12:00(バス・石見交通・200円)12:05大森~大森街並み地区散策~大森代官所跡15:07(バス・石見交通・630円)15:33大田市駅16:30(山陰本線)17:33出雲市駅17:52(山陰本線)19:11米子19:36(伯備線・山陽本線)23:10岡山
【乗車メモ】
○本日の列車乗車距離 253.3km(大田市→岡山)
○本日の列車乗車時間 5時間56分
○青春18きっぷお得額 普通運賃4,430円-1日分2,370円=2,060円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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(vol.6前編 http://4travel.jp/travelogue/11156357 からのつづき)
三江線・浜原駅を出発した1両編成のディーゼルカーは江の川に沿ってゆっくり走ります。 -
石見川本駅に到着。江津方面からやってきた列車との行き違いのためしばらく停車していました。
石見川本駅 駅
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石見川本駅も駅舎は立派ですが無人駅です。駅から歩いて数分のところにある宿で1泊。その宿を紹介したいところですが、今回泊まった日は宿側の事情で予約どおりのサービスを受けられず、皆様の参考にはならないと思うので割愛します。
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早起きしたので周辺を散歩。
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一番列車がコトコトやって来ました。
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石見川本駅前のバス停から石見銀山経由で太田市に向かうバスに乗ります。
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昔ながらの街道をバスは走ります。
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石見川本駅から約40分で石見銀山世界遺産センターに到着。今回参加する大久保間歩一般公開ツアーの集合場所はここになります。
石見銀山世界遺産センター 美術館・博物館
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石見銀山最大の坑道である大久保間歩はツアーに参加しなければ見学できません。ツアーは3月から11月の土日祝日、1日4回の催行。代金は大人1名4,000円。
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ツアー出発前に世界遺産センターでガイドさんからレクチャーを受けたあと、バスで本谷地区へ移動します。
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銀の山、仙ノ山。ところどころに見える岩は露天掘りの跡。岩によじ登っての採掘は命がけの仕事だったとのこと。
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銀山初期の採掘の痕跡が集中する本谷地区に到着。バスを降り、ガイドさんの先導で山道を歩きます。
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本谷口番所跡。銀山への出入りを監視する役所があった場所。
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精錬工房や住居があった場所は山に還っています。
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坑道「大久保間歩」に入る前に長靴に履きかえ、ヘルメットを着用します。長靴、ヘルメット、懐中電灯は坑道入口近くにある詰所に用意されています。
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大久保間歩(おおくぼまぶ)の坑道口。ひんやりした風が吹き出しています。
大久保間歩 名所・史跡
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ガイドさんの案内、保安員の方の誘導で坑道に入ります。
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大久保間歩は明治時代に藤田組により拡張されたものですが、江戸時代に人力で採掘された痕跡も所々に残っています。
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明治時代に設置されたトロッコ鉄道の枕木が残されています。
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坑内にはコウモリが住んでいて明かりをともすと飛び回ります。
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石見銀山で最大の銀鉱脈採掘跡。
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坑内は年間を通じて10度前後。真夏ですが寒さを感じます。
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入口から100メートル程度のところまで見学することができます。
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かつて世界最大の規模であった石見銀山。その中で最大の坑道であった大久保間歩は約300年に渡る人々の仕事の痕跡。石見銀山が世界遺産に登録された理由を理解することができました。
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坑道を出ると30度を超える暑さ。温度差でレンズが曇ってしまいました。
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ツアーの予定では大久保間歩から更に山奥にある釜屋間歩を見学することになっています。しかし、2016年7月の豪雨で登山道が崩壊し見学できない状態となっており、ツアー時間は2時間30分から30分短縮されました。短縮された見返りとして、ツアー参加者は石見銀山世界遺産センターの入場が無料(本来は300円)となっています。
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石見銀山世界遺産センターの展示室を見学します。大久保間歩の一部が再現されていますが、実物を見たあとでは・・・展示室内の写真撮影はできません。
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世界遺産センターから鉱山街が残る大森までバスで移動します。
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古い民家を改装したcafe住留で昼食をとります。
Cafe 住留 グルメ・レストラン
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本日のパスタセットにビール。野菜が美味い。
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無料休憩所となっている武家屋敷、渡邊家。
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座敷に上がって休めますが、時間がないので見学するのみ。
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銀山地区の家々の庭は花畑になっています。
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清水谷精練所跡。明治時代に当時としては最新鋭の精練所がここに建設されましたが、稼働したのはわずか1年半。完成した頃には質の高い銀鉱石は少なくなり、早期の廃止となりました。
清水谷製錬所跡 名所・史跡
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もし稼働が長期に渡っていれば、公害問題が発生し、今のように世界遺産にならなかったかも知れません。
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銀山で働き亡くなった人々の霊を供養する羅漢寺を拝観。
羅漢寺 寺・神社・教会
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反り橋を渡った先の石窟には五百羅漢像が安置されています。左右の石窟に250躯づつ様々な表情や姿勢の羅漢座像が安置され、亡くなった父母や子に似た像に会えるとのことです。
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町並み地区を歩きます。
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銀山附役人を代々勤めた河島家の住宅。
代官所地役人旧河島家 名所・史跡
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主屋の2階には食器や衣服、書物の「仕舞い方」が分かりやすく展示されています。
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観世音寺の境内から望む大森の街並み。
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理容遺産となっている理容館アラタ。大正時代の理容器具が展示されています。
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熊谷家住宅前からの街並み。
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レトロなたばこ屋の看板。
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大森代官所跡。石見銀山資料館となっています。
石見銀山資料館 美術館・博物館
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「氷」の誘惑で小休止。氷でなくビールで体を冷却しました。
うめの店 グルメ・レストラン
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大森代官所跡バス停から大田市駅に向かいます。
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大森代官所跡から30分弱で太田市駅に到着。出発まで時間があるので、駅近くのある「あすてらす」のロビーで時間をつぶしました。
大田市駅 駅
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出雲市行きのディーゼルカーに乗り込みます。
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車窓からは日本海。
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出雲市で米子行きの列車に乗換え。夕陽の宍道湖。この日は松江で花火大会があり松江に近づくにつれ列車が混み合ってきました。
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松江駅で乗客は一気にいなくなりました。出雲市駅で買った揚げかまぼこを肴にビールを一杯。
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米子駅で岡山行きの電車に乗換えます。なお、通常は出雲市発岡山行きの電車ですが、花火大会があったことから、出雲市から米子駅までは4両のディーゼルカーで、米子駅からは2両編成の電車で、分割された運行となっていました。
米子駅 駅
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夕食の時間になりました。島根の地酒を飲ります。
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出雲市駅で買った「出雲そば弁当」(1,080円)とともに。
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えび天の下には鰻の蒲焼、わかさぎの甘露煮が隠れていました。
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シメに天ぷらぶっかけそばにしていただきます。茹でたてではないのでそばの食感はやや落ちますが、国際線機内食のそばみたいな麺に比べては失礼なほど美味い。
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長距離列車ですがワンマン運転。岡山に向け伯備線をひた走ります。岡山駅にはほぼ定刻どおり到着。今夏の青春18きっぷ旅第1弾はこれにて終了。第2弾は既に旅のスケジュールがほぼ固まっています。乞うご期待。(おわり)
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