鳳凰三山　青木鉱泉から日帰り

2016/06/13 - 2016/06/14

2週間前に甲斐駒ケ岳に登った際、一緒になった方から「あそこに見える鳳凰三山もきついで〜」と言われたので、梅雨の合間を縫って歩いて来ました。

ウワサ通り、なかなかハードでした。

エリア 山梨

青木鉱泉が登り口になるのだが、今回初めての訪問。
幹線道路から細い山道に行って、ダートを含む10km以上。

その間、看板も人家も無いのだが、突然、この看板。

どん詰まりが駐車場になっていて、そこで車中泊。
その前に、明日の「中道」の登り口を確認に行って来た。

山歩きも好きだが、もっと好きなのが車中泊。
あまり好きじゃないのが「山小屋泊」。
だから結果的に、麓の駐車場からの日帰りが理想。

明日に備えて、たくさん食べておく。

ベトナム産ヤリイカ
マルタ産マグロ
オーストラリア産牛肉
イタリア産赤ワイン
ベルギービール
セブンイレブン産のサラダ巻き！

時代はグローバル？
カイワレが好きなので、2パック食べる。

夏の車内泊、暑いから窓開けると虫の宝庫。

今回のルートはこんな感じ。
参考タイムは12時間半。
残業4時間って感じかな？

朝4時10分に、青木鉱泉を出発。
5時前には、昨日のうちに確認しておいた、中道登り口に到着。

ここまでの歩きで準備運動は万全。

朝から蒸し暑く、なかなかペースが上がらない。

深い人工林の中を延々と登るので、視界は狭いし、木しか見えない退屈な登りが続く。

唯一の目立ちポイント？
御座石に着いた。
ここまで3時間半、ほとんど休みなく歩いて来た。

9時までに薬師岳の山頂に着ければ上出来・・・と思っていたので、なんとか合格。

先日、山先生にオニギリ2個で終日歩ける様になれば、いざって時に強いぜ！　って言われたので、今回はオニギリは2個だけ。

ただし、大人の知恵で「大きなオニギリ」。
これって、普通サイズの２個分近いよね。

非常食は、あんこ系とチョコレートを持つ。

で、薬師岳登ったぜ！　と思ったら、じゃぁあっちの、それらしきものは何？

こっちが本当の薬師岳山頂でした！

オニギリ1個食べてから登り直したが、それでもまだ9時前だぜ！

次の観音岳。
鳳凰三山で1番高い。

植物に付いた朝露？が綺麗で、写真を撮り始めた。
写真を撮るのが大好きなので、こうなると、なかなか進まない。

荷物を軽くするために、一番小さなコンデジしか持って来なかったのが悔やまれる。

デジカメは単純にデカいほど良く写る・・・経験的持論・

三山縦走は、大きなアップダウンも無く快適だが、時々危なっかしいところもあったりして、楽しませてくれる。

右手の霧の中、噂のオべリクスが見えた。

オブジェ風の木？

また、朝露が面白い！

意外なところで、時間のロス。
コンデジって、近いものにはなかなかピントが合わないので、やたら時間が掛かっちゃうんだよね。

あの辺りまで行けば、後は下りのはず。

地蔵峠とオべリクス。

記念に1枚。

オべリクス周辺を散策して11時15分、下りに掛かった。

暫くは、ずりずりと滑る下り坂。

下りの山行コースタイムは、5時間20分とあった。
もちろん、そんなには掛からないだろうが、中盤でその理由を知った。

も〜・・滑って危なっかしい！

前日の雨？朝露？夜露？　で足元の草も木の葉っぱもびしょびしょ。
手掛かりに細い木を掴んだら、その衝撃？で上の葉っぱから豪雨の様に水が落ちて来る。

「鳳凰滝はこっち」って看板もあったが、カッパ着ないと行けないだろ状態。

その代わりに緑の鮮やかさは、今まで見たなかで最高！

「死ぬ前に見ておきたい絶景」的な、やたら彩度とコントラストを上げた「デジタル系ハデハデ」写真のようだ。

標高が下がって来ると、まるでジャングルウォークの様。
蒸し暑いし、滑るし。

8割以上、降りたところで、派手に道を間違えた。
疲れて？脳みそに栄養が行ってなかったのか、どうにも場所が分からないので、基本に乗っ取って、来た道を戻ってみた。

迷たった原因が分かってから撮った写真。

左上から降りて来て、ここでV字ターンして右下に向かうのだが、右上にも行ける状態。ここの道案内が倒れて葉っぱに半分埋もれてた。で、右奥に行っちゃったんだね。

15時、青木鉱泉の駐車場に戻って来た。

全部で11時間。

暗くなるまでに帰って来られればいい・・・と思っていたので上出来。
甲斐駒の時と同じく、、降りて来たら温泉に入って、ビール飲んで車内泊を予定していたが
お、頑張れば我が家での晩酌に間に合うじゃん」

ってことで、中央高速に乗って、御殿場経由で帰宅することにした。
下道行くと、ちょっと間に合わないんだよね。

高速代3500円を払って、晩酌へGO!
あの富士山の裏側が我が家。

無事帰宅して風呂に入って、何時もの11分遅れで晩酌。

左の緑の瓶は、レアなハートランドビール・・・美味しいよね！

この旅行記へのコメント （8）

• jamokaさん 2016/06/18 23:02:47

  オベリクスわくわく…！ドＭな私達？

  この梅雨空に私も運動不足を解消しようと近くの山に一人で登ってきましたが、、、
  
  15分も歩いた頃から急に頭クラクラ、時々吐き気、目のチラツキが始まり大変な思いをしました(:_;)
  
  低い山だと舐めてかかってもいましたが、なんと言っても一番の失敗だったのは初めての高湿度の登山でした。
  
  ほいみさんのこの日記を先に読んでたら行かなかったのにな〜
  
  完璧な疲労熱性の熱中症だったかと…でも悩んだあげく最後まで登りきりましたが、腰を下ろすとこもなく蛇が度々横断する斜面に腰を下ろしながら何とか登りきりました。
  今回
  命の危険を感じたので、今後は一人登山は止めようかと言う気になりました。
  それにしても
  この蒸し暑さの中、余裕でオベリクス到達のほいみ様々、尊敬尊敬！
  このトンガリに到達したら嬉しくて写真バシバシ撮ってしまいそうです。
  
  次は何処のトンガリ山に挑戦でしょうか…
  そっか！八ヶ岳かー！^^
  
  
  
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2016/06/19 05:18:22

  RE: オベリクスわくわく…！ドＭな私達？

  昨年の今頃、自宅から沼津アルプス往復縦走をしました。片道でも６時間掛かるハードなコースなんですが、標高が400m以下と低いので油断？してたら、10時間目辺りで気分が悪くなり、日陰で30分くらい休んでました。 標高が低い分、気温が高くヤバかったです。往復13時間掛かりましたが、よい勉強になりました。
  
  夏山は別の意味で注意が必要ですね。
  
  サンデー毎日なので平日登山になりますが、今回は11時間の間、誰にも会いませんでした。事故があった場合のことを考えると、ちょっと怖いです。
  
  今日は今から八ヶ岳です！

• gontaraさん 2016/06/16 12:06:34

  きつそう！

  見るからに急な角度、こりゃダメだわ。
  その割にマクロの写真撮ったり余裕かましてる、ほいみさん流石ですね。

  ほいみさん からの返信 2016/06/16 13:03:12

  RE: きつそう！

  きついということでは、先日登った甲斐駒ケ岳黒戸尾根が有名ですが、ここもけっこうがんばってます。標高差は1700ですが、その後、縦走ですからね。
  
  下りが意外と大変でした。
  逆回りの方が楽かなぁ？

• お気楽母娘二人旅さん 2016/06/15 22:11:32

  2パック？？

  仕事早いなァーー！
  
  フツウ…
  一回でカイワレ2パックも食べるかァ〜〜？
  どんだけ〜〜？（爆笑）
  
  何だぁ…
  せっかく迷ったのに基本に戻っちゃったのネェ！（笑）
  って、看板見逃さナイでェェェ！
  

  ほいみさん からの返信 2016/06/15 23:21:30

  RE: 2パック？？

  カイワレ２パックは普通でしょ。
  2パック繋がって売ってるし。
  
  最終段階で道に迷うと、もう適当に降りれば大丈夫だろう・・・って思ってしまい、大事に繋がったりします。人生の教訓ですね。
  
  何年後かには、看板にLEDが点滅するようになると思います。

• 猫大好きさん 2016/06/15 19:22:14

  ホステスのバーニーさん会いたさにまっしぐら？

  車中泊のメニューはいつも同じなんですね〜！
  好きな物を並べたら一緒になるって事でしょうか
  
  看板が倒れて埋もれていたら、迷い人が続出しないのですか？
  結構 危なげな 山歩きそうなんで、、、
  今 流行りの熊 は大丈夫なんでしょうか
  気を付けてくださいマセ！！！
  
  

  ほいみさん からの返信 2016/06/15 21:20:04

  RE: ホステスのバーニーさん会いたさにまっしぐら？

  そうなんですよ。
  刺身の種類が変わるか、肉が和牛になるか・・・くらいの違いしかありません。
  鮭のムニエルなんかもやったりしますが、焼き肉が簡単で美味いなぁ。
  
  メジャーな登山道なんで、滅多なことでは迷わないのですが、きっと疲れてたんでしょうね。20分以上ロスしました。
  
  熊に遭遇したら、絶対にムービー撮りますからご期待ください。
  鹿はやたらいました。
  
  数日後は八ヶ岳です。