2016/04/30 - 2016/05/04
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azuraさん
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カンボジア、3日目。
シェムリアップから往復5時間掛けて
タイ国境付近までドライブ。
更に古い遺跡巡りに出かけます。
そこで見て聞いた、カンボジアの現実…
しなくてもいい体験もあり…
今日は本当に、色んな意味でカンボジアを
体験した日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
おはようございます。
只今、am 5:00過ぎです。
三日月が輝く中、アンコール・ワットの
夜明けを観にやって来ました。
既に大勢の人が来ています。アンコールワット 史跡・遺跡
-
私たちは、お濠の外からサンライズを
待ちます。 -
段々空が明るくなって来ました。
私たちの前に中国人達が割り込んできました。
が、お濠に降りる石段に座ったので
まぁいいか…
ところが、それぞれ手にお弁当を持っていて
中にはそれを食べ始める人も。
すると、何処からかハエの大群がやって来て
その人の周りはエライことに。
食べてない私たちの周りもハエだらけで…
皆の超迷惑モードを察した、食べてる人の
家族らしき人が「向こうで食べなさい。」と
指示してくれたみたいで、取り敢えず平安が
戻りました。 -
「わぁ!」と歓声が上がり、その後は皆
サンライズに見惚れていました。
すっかり上がってしまうと、環濠にも太陽が
移りダブルの太陽を観ることが出来ました。 -
ホテルに戻り朝ご飯を頂きます。
昨日美味しかったので、再びクイティウと
中華粥を頂きました。エンプレス アンコール リゾート & スパ ホテル
-
ここが、国道6号線。
我々のホテルもこの国道沿いにあるし
空港へも続く道。ここは必ず往復した道です。
バイクと車の車線が分かれています。
バイクは殆どが無免許。車でも5割が無免許と
聞かされてちょっと恐怖を感じました。
バイクは六人まで一台に乗れるそうです。
私が観た最高は四人乗りでした。 -
シェムリアップを離れるにつれ
よりカンボジアの現実が見えてきます。
この辺りはまだマシな方…
道路の少し奥には、高床式の張ったて小屋で
今にも崩れそうなお家。「世界ウルルン…」で
見たような世界が広がっていました。
40年続く独裁政権に、何処かの国の三男坊や
赤い旗の大国みたいな上層部のみ潤う経済の
仕組み…
国民の大半は貧しく、教育も施されない
自分たちに都合の良い国民を育て
刃向かう改革派は冤罪を着せて投獄する。
これが、カンボジアの現状だとガイドさんが
嘆いていました。 -
それでも生きていかねばならない国民は
この様な道路脇に、いつ来るとも判らぬ
お客を待ちながらお店を構えて待っています。
因みに中央のペットボトルに入っているのは
ガソリンだとか…
1リットル=1ドルくらいと
この国の物価からしたら大変な価格。
この店はまだ、傘の下に置き直射日光を
避けていますが、炎天下の中そのまま置いてる
お店も多く、引火しないのかな?と
恐ろしくなりました。 -
マレーシア政府によって植えられた
ゴムの木の林が延々と続いていました。
ここで働けるのかな…
働き手に還元されるのは難しいか…
遺跡で車を降りると、物を売りに来る
小さな子供たちや、道端にヤシの実の殻を
置いて座り、切ない目で見つめる物乞いの子。
小さな子供が、学校にも行かず働いているのも
と思いますが、物乞いで生きているのは…と…
各国からの支援の成果も、上層部のポケットに
入ってしまうのか…というジレンマと
何でもいいから物乞いでは無く
仕事して、生きて行くという事を学んで欲しい
という気持ちで眺めていました。
2年後にあるという選挙で、現政権が覆され
カンボジアが変わると信じているガイドさん。
その通りになって、カンボジア人の手で
より良く変化していく事を祈るばかりです。 -
平原が続く中に、山が見えてきました。
この山から切り出した砂岩を使って
アンコール遺跡群が建てられたそうです。
車窓からでもわかるほど、今でもゴロゴロと
切り出した石がみえていました。
当時はここまで船で象を運び、象に切り出した
石を運ばせたそうです。
クレーンなんてない時代。
大変な作業だった事でしょうね。 -
シェムリアップから東に1時間
北に1時間半掛けてやって来ました。
タイとの国境に近付いた、コーケー遺跡。
記録から、遺跡探索が始まり密林を開いて行く。
密林に包まれ、木に侵食された遺跡発見。
木を切っても侵食部分はどうにも出来ない為
遺跡ごと焼くそうです。そうやって根の侵食を
止めるのだとか…
アルコールワットを始め、建物の砂岩が
黒く焦げているのはその為だそうです。コーケー遺跡群 史跡・遺跡
-
アンコールワットより古い遺跡には
赤煉瓦が使われている事が多いそうです。
繋ぎのないただ煉瓦を積んだだけ…
地震のないカンボジアだから出来る事。 -
門を潜って進んで行くと
プラサット・トムというピラミッド型の
巨大な建物が現れました。プラサット トム 史跡・遺跡
-
コーケーは、ジャヤバルマン4世によって
10世紀前半に建立され、一時的にアンコール
地方から遷都した際に、わずか10数年間だけ
栄えた幻の都だそうです。 -
木を侵食するアリ塚。
アリ塚はカンボジア人が飼う
軍鶏のエサとして最高のご馳走なのだ
そうです。 -
最上階までは、木で作られた階段で上がる事が
出来ます。
所々壊れていたり、手すりもぐらぐらです。
気を付けて登って下さい。 -
最上階からは360度見渡す限りの密林と
地平線が見られます。 -
この先はタイとの国境だそうです。
タイ国境付近には、まだ撤去されていない
地雷も沢山埋まっているそうです。 -
雨季が始まり、この辺りはもうふた雨
来たそうです。
たったふた雨でこの通り…
枯れ木に花を…ではなくて緑が戻って
来るそうです。 -
プラサット・トムの頂きの中央は
崩れていました。 -
半分地面に埋もれている、この巨大な石は
プラサット・トムのてっぺんにあった屋根を
支える梁だそうです。 -
「亀の木」と言われている木。
ゾウガメの頭にそっくり! -
寺院のお堀脇に船が…
-
このお堀も地域の住人の生活用水として
使われているそうです。 -
パイナップル発見!
ここの管理をされてる方が育てているそうな。 -
お土産屋さんもあります。
-
その一軒でお昼を頂きました。
シェムリアップの日本食レストランの物を
運んだようですが、食べる為に場所をお借り
したみたいです。
飲み物はこのお店で購入しました。
海外で頂く日本食はガッカリする事が多いです
がこのお弁当は中々イケました。 -
車で少し移動してお手洗い休憩。
この旅、初めての私設トイレでした。
小さな男の子がトイレ番をしていました。
古い施設で、壊れている部分もありましたが
掃除は行き届いていました。
5つくらいトイレはありましたが
紙が置いてあったのは一か所だけ。
「紙無いね。」と日本語で私たち。
男の子も気付いて、あわてて取りに行って
くれましたが、既に分け合って万事OK!
その様子をみて、男の子は手洗い場に先回り
私たちが手を洗い終わったら、一人ずつ手拭き
用にティシューを手渡してくれました。
なんて気が利く子なんだろう。
チップを催促するわけでも無い…
笑顔がかわいくて、とってもいい子 ♪
そう思って、チップとして1ドル渡したら
なんて顔で観るの… その子の驚きから喜びに
変わる目に、胸が詰まってしまいました。
そのままいい子で大きくなって…
あなたの未来に良い事が沢山あります様に…
そう思わずにいられませんでした。
後でガイドさんから聞いた話では
カンボジアでは1日の稼ぎが1ドルに満たない
人も多いとか。その話を聞いた時
彼のあの顔が思い浮かんでしまいました。 -
1時間程又車で移動しました。
この遺跡はベンメリア遺跡。
アンコール・ワットよりも古い遺跡で
ヒンドゥー教の寺院として建てられたそうです。
密林に浸食された姿をそのまま残しています。
アンコール・ワットも発見された時は
こんな感じだったそうです。ベンメリア 森林・ジャングル
-
木の根っこがこんな風に石造りの建物を
崩してしまう。
密林で隠され、日の当たらなくなった
建物は苔に覆われて、元々弱い砂岩は
更にもろくなるという悪循環だそうです。 -
今は何もありませんが
ベンメリアは、ポル・ポトの拠点があった
場所だそうです。
この辺りは地雷原で、沢山の地雷が
埋められていたそうですが、今は全て
撤去されたそうです。 -
雨季に入ったばかりで環濠は水も殆ど
ありません。
カンボジアは今年水不足だそうです。
乾季に備える為に、琵琶湖の18倍もある
人口湖 トンレサップ湖も
今は琵琶湖の5倍しかないとガイドさんが
仰ってました。 -
そして、あまり体験したくない
カンボジアらしい体験①
私たち、事故に遭いました。
前を走っていた車が急停車した為
後続車も順に急停車。
少し体が前に行く程度の急ブレーキで
止まった途端に「ボカン!」
「えっ?!」と言う感じでした。
誰も怪我はなく、ツンツンと二回
体が前に行く感じだったのですが
ぶつかった方の車は乗用車で前方が見えず
前走車のブレーキランプに慌てて
ブレーキ踏むも遅かりしだったのでしょうね。
前がつぶれてバンパー引きずりながら
この後の遺跡巡りでも又出会いました。
本当に誰も怪我をしなくて良かった。 -
ガイドさんが、急に子供の様にキラキラ話して
くれたのが道路脇に並ぶ露店のこと。
この時期にしかなく、この道でしか売られて
いないというカンボジア人が大好きだという
おやつ。ガイドさんも大好きなんですって ♪
食べてみたい?と言われて思わず「はーい!」
と手を挙げてしまいました。^^
『クロラン』と言うものだそうで
もち米、豆、ココナッツミルクを混ぜた物を
竹筒に入れて藁で蓋をし蒸し焼きにした物
だそうです。
竹を割いて藁を取り、中身を出して
割いた竹をスプーン代わりにして食べます。
ほんのり甘くて美味しかったです。 -
ロリュオス遺跡の中の、ロレイという
ヒンドゥー教の寺院。
アンコールに王都が移る前の都があった場所。ロレイ 建造物
-
ここも、砂岩では無く赤煉瓦作り。
これ以上の崩れを抑える為、倒壊除けの為の
木が添えられています。 -
これは、お墓だそうです。
カンボジア人は没後この中に入るのですね。
亡くなった日が彫られていないので
このお墓の持ち主は未だご存命とのこと。 -
ロレイ遺跡の横手にあった仏教寺院。
ここの住職(カンボジアでもそう言う?)は
学校に行けない貧しい家庭から、将来僧侶に
なるという約束で子供たちを預かり
育てているそうです。 -
ここが教室で、隣には観光客が寄付して帰った
というパソコンが並んだ部屋や、図書室も。
親元を離れて、子供たちはここで食事と
教育を受ける機会を与えられ、寄宿生活を
しています。 -
又車で少し移動して到着したのは
ロリュオス遺跡の一つ、プリヤ・コー。
「聖なる牛」という意味だそうです。
ここもヒンドゥー教の寺院。祠堂の前には
この寺院の名前になった、三体の牛の像が
あります。プリア コー 史跡・遺跡
-
本日最後の遺跡です。
こちらもロリュオス遺跡の一つ。
お濠に囲まれた、バコン。バコン 史跡・遺跡
-
登りたい人は登って良いと言われて
折角だからと登ってきました。
高台は見晴らしが良いし、四隅には象が
あしらわれているのは、登ってみないと
気付きませんでした。 -
喧騒の国道6号線に戻って来ました。
一度ホテルに戻り、又90分程休憩時間です。 -
サクッと汗を流して着替えてから
ロビーでメールをしていたら
一瞬真っ暗に…
カンボジア体験②
名物の停電です。流石にホテルなので
直ぐ自家発電に切り替わりましたが
連れ達はソロソロエレベーターに乗る頃…?!
とロビーで心配していたら、正に乗ろうと
ドアが開いた所で停電したらしく、階段で
降りてきたとの事。
閉じ込められ無くて良かったね。
(私は韓国で二回も閉じ込められたけど!) -
夕食は市内のレストランで、タイスキを。
タイ料理って辛いのをイメージしていましたが
全然辛くなくて美味しかったです。
〆は雑炊なのも嬉しかった ♪トロピカル 地元の料理
-
アンコール遺跡を往復するだけのツアーでは
カンボジア人の生活などに触れる機会が
少ないと、ガイドさんから夜の街に繰り出す
オプショナルツアーのお誘いがありました。
願ったりかなったりの提案で
私たちは大喜びで参加。
結局、ツアーの殆どの方が参加されました。
最初に訪ねたのは「アンコール慶州」と
言われる地元の方が家族で繰り出す遊園地。
2006年に韓国の慶州と共同開催された万博の
跡地だそうです。
昼間は大変暑いカンボジア。
夜になってから遊び出すのも解る気がします。 -
ミニ遊園地の遊具は、扇風機を使った
動力源で動いています。
子供たちは大喜び ♪ -
ガイドさんは「ピクニック」と仰ってました。
みなさんレジャーシートも借りて
露店で買った食べ物をつまみながら
楽しんでおられました。
人が集まって来るので、その内に露店も増えて
今の様な姿に成ったとか…
鶏、カエル、スズメ、雷魚、玉ヒモと
見た目は美味しく焼けてますが
美味しく頂けるお店は(ガイドさんが利用する
お店は)沢山あるお店の中でも二軒だけ
なのだそうです。 -
こちらはフルーツ系のお店。
矢印の実は、ジャックフルーツ。
お店ではカットして売っていました。
昆虫を煮詰めた様なおかずを売っている
お店もありました。 -
先程は、カンボジア人たちの遊ぶ場所。
今度は欧米人たちの遊ぶ場所へ。
この辺りは、西洋人が多く住む地域だそうで
PAB STREET というパブや、各国の味が
楽しめるレストランが立ち並ぶ通りで
賑やかでした。パブ ストリート 散歩・街歩き
-
あーっ!これ知ってる。
ドクター・フィッシュだ!
初めての体験。足の角質をこのお魚ちゃん達が
食べて掃除してくれるんですよね。
大きな魚の水槽と、小さな魚の水槽。
どちらも試してみましたが
やはり大きなお魚の方がくすぐったいです。^^ -
ナイトマーケット
色々な雑貨や、服、食べ物などもあります。
ウィンドーショッピングしながら
散策しました。ヌーンナイトマーケット 市場
-
生演奏をするステージのあるカフェで
マンゴージュースを頂きました。
私たちに合わせて、日本語の歌も歌って
くれてました。
皮をカットした切り絵の作品や
お米アートのお店もありました。 -
カンボジアの夜を満喫して、3日目の夜も
更けていきました。
明日はいよいよ最終日。
ある程度荷物も片付けとかないと…
と、サクッとシャワーしてたら
カンボジア体験③
入浴中、どこの水音?
ピチャピチャいう音が気になってたら
降り出しました。お部屋の中でスコール!
上の部屋から水漏れです。
幸いバスルームのみだし、比較的すぐに
止まったということもあり
今更お部屋チェンジも嫌だし…と
このまま寝る事にしました。
本当に今日は色んな事があった…
ちょっと疲れた…
おやすみなさい Zzzz…
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