とうとう西の果てまで来ちゃったぞ！～ポルトガル２（ギマランイス・ボルサ宮）～

2016/04/21 - 2016/04/22

観光２日目はギマランイスとポルトの市内観光の予定でしたが、なんと前日までの長雨でドロウ川が増水し危険だということで明日予定していたクルーズができなくなっちゃいました。
なので、本日は予定を変更してギマランイス観光の後はポルトのボルサ宮観光です。
　３日目　ポルト→ギラマンイス→ポルト（市内観光）
　４日目　ポルト（ワイナリー見学・ドロウ川クルーズ）→サンチャゴデコンポステーラ
　５日目　サンチャゴデコンポステーラ→コインブラ→ブサコ
　６日目　ブサコ→バターリャ→アルコバサ→ブサコ
　７日目　ブサコ→オビドス→リスボン（市内観光）
　８日目　リスボン→エヴォラ→リスボン（ジェロニモス修道院）
　９日目　リスボン発→１０日目　帰国

エリア ギマランイス(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

シントラからナザレ休憩をはさんで約５時間かけてやってきたポルトでのホテルは古いお城を改装したポサーダ。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

受付のあるお城の方はとっても雰囲気のあるゴージャスな感じなんですが、私たちが泊まったのはその隣にある昔製粉工場だったという別館、写真の赤い建物の方です。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

写真で見るととってもきれいでしょう、でも狭いんですよ〜。形もコの字型で真ん中に入口があって入って左手がベットルーム、右手がバスルームになってます。
スーツケースはこの廊下部分で開け閉めするしかないの。
しかも、１階の私のお部屋の窓の外は工事中の足場が組んであって人も頻繁に行き来するのでカーテンも開けられません。
ツアーだからしょうがないのかな〜

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

それでも、ま、清潔だしどうせ寝るだけだし良しとするか・・・
お湯の出問題なし、喫煙ルームなし、シャンプー・ボディソープ・ボディクリーム有、無料wi-fi有、ポット、スリッパ、コンディショナーなし。なんでヨーロッパのホテルってコンディショナーがないんでしょう？
NHKは残念ながら映らないんで、久しぶりにMTVでプリンスの追悼特集見てました。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

こっちはゴージャスな方。
別館とは地下でつながっているんですが、階段を上ったり下りたり面倒くさいので外を回った方が断然便利です。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

8時からの夕食のためロビーで集合です。
このツアーの夕食はいつも大体７時半からか8時からでした。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

レストランです。この奥にもお部屋があるのですが、今回はドロウ川に面した良いお席を用意してくれてました。
あんまり予約が入ってなかったのかな？

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

メインは鴨のソティー、美味しかったです。
このレストラン、なんと11ユーロでドリンク飲み放題に出来るんですよ！
ビールが4ユーロ、ワインが3ユーロですからビール2杯、ワイン１杯飲めば元が取れちゃんですね。勿論しっかり元は取らせて頂きました。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

食事の後は酔い冷ましにチョットお庭をお散歩。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

お庭から見る夜景もナカナカですよ。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

そしてまたまた盛り方ショボショボの朝ご飯。
朝食のお席はグループごとに大体決められてました。でも、私と同じツアー参加者の皆さんはすでに食べ終わってらっしゃいました。早いです。
クロワッサン美味しかった！

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

こうやって見るとホントにお城そのものですよね。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

ホテルの目の前は増水しちゃったドロウ川です。

ペスターナ パラシオ ド フレイショ ポザーダ&ナショナル モニュメント ホテル

ホテルを9:00amに出発しポルトから約１時間でポルトガル建国の地、ギマランイスに到着。
ギラマンイス城の入り口ではポルトガル建国の王アフォンソ１世がお出迎え。
アフォンソ１世は当時この地方を治めていたカスティーリャ・レオンの王アルフォンソ７世やイスラム勢力に打ち勝ち、1143年にポルトガルとして独立を果たしました。

ギマランイス城 城・宮殿

入城して正面には美術館。
今回は残念ながら素通り。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

お城に行く前にアフォンソ１世が洗礼を受けた教会に立ち寄り。
とっても質素な教会です。
洗礼を受けた場所がしっかり残ってるのにこのアフォンソ１世何年に生まれたかはっきりわからないんだそうです。
この教会の前の石碑に書いてある生年月日とガイドさんが学校で習った生年月日、２年ほど差があるそうでいまだにどっちが正解かわからないとのこと。ま、だいだいそこいら辺ってことでしょうか。。。

サン ミゲル教会 寺院・教会

ギラマンイス城が見えてきましたよ。

ギマランイス城 城・宮殿

丁度小学生の社会科見学とかち合ってしまって狭い入場口は大混雑！
子供たちが出るまで順番待ちです。

ギマランイス城 城・宮殿

子供たちとは丁度入れ違い。
静かなお城の上で素晴らしい景色ををゆっくり堪能。
日本でも修学旅行とかでお城や神社を訪れますが、良さが分かるのはやっぱりこの歳くらいになってからかなぁ〜

ギマランイス城 城・宮殿

すごい数の煙突が立ってます。
昔はこの煙突が沢山立ってるのがステイタスだったみたいで、中にはフェイクの煙突もあるみたいです。

小さな子供がドレスアップして写真撮影してました。

ギマランイス城 城・宮殿

お城とは言っても残念ながら中身は残っていません。
お城を出たところでまたまた子供たちの大群に遭遇。走り回る子、友達同士で写真撮影に夢中の子、観光客に興味津々の子、先生たちも大変ですね〜

ギマランイス城 城・宮殿

お城のすぐ隣にあった教会の壁にもこんな素敵なアスレージョが。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

駆け足でお城をまわった後は街の散策です。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

市庁舎前の広場では制服を着た小学生や幼稚園児が沢山遊んでました。
小学生は輪になってなんかしていたので、授業中だったのかな？

渡り廊下のあるお家

サンティアゴ広場にでました。
とっても可愛い家並みにパンツやブラジャーの洗濯物がはためいてます。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

サンティアゴ広場には、その名の通り聖地サンティアゴの方角を示すホタテガイの形の道標もちゃんとあります。
このしるしですが、ホタテの丸のところが聖地サンティアゴになります。聖地から光が放たれているイメージです。だから丸の方向（写真でいうと下方向）に行けば聖地に行けるんですが、私光が放たれている方（写真でいうと上方向）に行くんだとずっと思ってました〜

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

ギマランイスの街中にはキリストの受難をモチーフにした像が沢山配置されてます。
ちょっとした祠のようなところに安置されていて、結構大きいんですよ。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

写真では空模様がイマイチですが、決して悪いわけではないんですよ。後ろを振り返れば青空なんです。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

ギマランイス歴史地区の地図。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

小さな街の入り口には昔の城壁が残ってました。
そこには誇らしげに「ポルトガルここに誕生す」の文字が。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

オリベイラ広場に出たところで３０分ほどの自由行動です。
お土産屋さんにはあんまり興味がなかったので、カフェでお茶してた添乗員さんとガイドさんに交じって少し談笑。
せっかくなのでカフェの目の前の「オリーブの木の聖母教会」を見学することに。
この名称は1342年に教会のアーチが完成したと同時にオリーブが芽吹いたことに由来しているそうです。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

ヨーロッパの教会はほとんどのところが無料で公開されいるので、見学しやすいです。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

写真撮影も基本的には自由なんですが、やっぱり信者の方々がいらっしゃるのでフラッシュは自粛です。

なので、ちょっと暗いかな〜

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

短い自由時間終了後はお昼御飯です。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

このツアーでは意外とこんな風に小さい街のレストランって感じのお店が多かったです。

ここでポルトガル名物のバカリャウに初遭遇。
タラのコロッケです。お味はクリームじゃないカニコロッケみたいな感じでしょうか？タラの身がぎっしり詰まってます。
メインは豚肉、そしてデザートはカステラのもとになったというお菓子パンデローです。日本のカステラより少しぱさぱさしてる感じですが、味はまさしくカステラでした。写真にはありませんが、勿論ビール飲んでます。

昼食を食べて、再びポルトに帰ってきました。

ドン ルイス1世橋 現代・近代建築

ホントは外観見学だけだったボルサ宮、今回はドロウ川の増水でクルーズができなくなったので、内部をじっくり見学できます。

ボルサ宮 城・宮殿

受付の前にある図書室。
ここはチケットなしで見ることができますよ。

ボルサ宮 城・宮殿

ここは３０分おきに専属のガイドさんが案内してくれるシステムなんですが、私たちは自分たちのツアーについてくれているガイドさんがそのまま案内してくれます。なので、団体さんとは別行動で、時間に追われることなくゆっくり見学できるんですよ。
まず最初は「紋章の間」から。

ボルサ宮 城・宮殿

まさしく紋章の間、360度びっしり紋章が並んでいます。

ボルサ宮 城・宮殿

床のモザイクも素晴らしい！

ボルサ宮 城・宮殿

この紋章は当時ポルトガルと交流があった国々のものです。
実は修復中に日本の葵のご紋が見つかって話題になったそうですが、今は元の絵の下になってしまって見られないそうです。残念！

ボルサ宮 城・宮殿

「宮」と言う名前になっていますが、宮殿ではなく証券取引所として使われていたそうです。

ボルサ宮 城・宮殿

他の方の旅行記を読むと写真撮影禁止だったというようなことが書いてあるんですが、私たちの時は全然そんな事言われませんでした。
みんなでガンガン写真撮りまくってましたけど、写真撮影ＯＫになったんでしょうか？

ボルサ宮 城・宮殿

こんな素敵なところで働いてみたいですね。

ボルサ宮 城・宮殿

こちらは「法廷の間」

ボルサ宮 城・宮殿

法廷の間にふさわしい正義の女神の絵もあります。美しい！

ボルサ宮 城・宮殿

こちらの絵は当時のポルトガルでの職人さんたちが全て描かれています。
手前には画家や陶芸家、後ろの方には大工さんや鍛冶屋さんがいますね。

ボルサ宮 城・宮殿

廊下には聖書や宗教画が描かれた本が綺麗に展示されてました。

ボルサ宮 城・宮殿

紋章の間の床のモザイクを二階から。

ボルサ宮 城・宮殿

こちらは確か電報の間にあった照明。
好みだわ〜

ボルサ宮 城・宮殿

ここはたぶん「黄金の間」

写真を撮るのに必死で、説明うろ覚え。。。

ボルサ宮 城・宮殿

なんせ突然見学が決まったもんですから、前知識全くなし。。。
とにかくゴージャスなのは間違いないです。

ボルサ宮 城・宮殿

ここは歴代の王様の肖像画が飾ってある「肖像の間」？
正面の絵は修復中。

ボルサ宮 城・宮殿

そして、ここははっきり覚えてますよぉ〜
スペインのアルハンブラ宮殿を模して造られたという「アラブの間」です！
とにかく綺麗！

ボルサ宮 城・宮殿

さすがに奥までは入れません。

思わず入った瞬間皆さんから歓声とため息が、勿論私も。

ボルサ宮 城・宮殿

まばゆいばかりの金細工、まぶしいです！

ボルサ宮 城・宮殿

ステンドグラスも素晴らしい！
いつまででもここに居られます、全く飽きない！

ボルサ宮 城・宮殿

素晴らしいボルサ宮見学後、外に出てから気づきました、私お料理モードで写真撮ってました〜（涙）
なので、ちょっと美味しそう？

ボルサ宮 城・宮殿

ボルサ宮が見学コースに入ってないなんて、勿体なすぎる！
クルーズなんかより全然こっちの方が良かったです。
ボルサ宮の目の前はエンリケ航海王子公園になってます。
なんかセクシーな女性が写りこんでてサービスショットになっちゃってますが。。。

エンリケ航海王子公園 広場・公園

ボルサ宮見学後はお隣の教会に立ち寄り。
川が増水するほど雨が降ってたなんて想像もできないくらいの青空！

サン フランシスコ教会 (ポルト) 寺院・教会

ココがあのサン・フランシスコ教会だったとは！
見たかった（涙）
自分の下調べが甘かったことを帰ってきてから思い知ったのでした。。。

サン フランシスコ教会 (ポルト) 寺院・教会

この後はバスに乗ってサン・ベント駅へ移動です。