2016/04/08 - 2016/04/09
172位(同エリア1107件中)
紅い翼さん
2016年の桜巡りの旅は“湖国”近江国へ♪
大津地域の「三井寺」へ参拝したのち、次にやってきたのが彦根藩井伊氏の城下町・彦根です。
目的はモチロン“ひこにゃん”………ではなく、今も築城当時の天守が現存する「彦根城」!
城内一帯には約1,200本の桜が植えられていて、威風堂々たるお城を彩る姿を春のこの時期だけ楽しむことができます。
築城当時の形を留める彦根城のお城としても凄さとともに、城内各所に植えられた桜がまさに満開で、この華やかな競演はまさに桜花爛漫の湖城の春♪
やっぱりお城と桜のコラボは最強ですねぇ。
【 旅の行程 】
・彦根駅/井伊直政公像 ~ 滋賀県護国神社 ~ 井伊大老歌碑 ~ 彦根城(佐和口多聞櫓 ~ 表門 ~ 天秤櫓 ~ 着見台/月見櫓跡 ~ 天守)
【 2016 “湖国”近江桜巡り 】
・旅行記その1: ~雨雫でしっとり濡れた紫式部ゆかりの古刹・石山寺へ~
http://4travel.jp/travelogue/11120650
・旅行記その2: ~遥か万葉の時代から続く大寺が桜色に染まり・・・「三井の晩鐘」で知られる名刹・三井寺へ~
http://4travel.jp/travelogue/11123143
・旅行記その3: ≪この旅行記≫
・旅行記その4: ~桜花爛漫の湖城の春・彦根城登城記② 夕暮れからライトアップまで桜を味わい尽くす♪~
http://4travel.jp/travelogue/11125690
・旅行記その5: ~波穏やかな湖面を彩る桜並木 景勝「海津大崎の岩礁」へ♪~
http://4travel.jp/travelogue/11131928
・旅行記その6: ~湖岸にそびえる天守が桜に包まれて・・・秀吉出世の地・長浜散策♪~
http://4travel.jp/travelogue/11132710
【 国宝5天守登城記 】
・2015・GWぶら~り周遊記・姫路編【2】~威風堂々と聳える白鷺の天守閣・姫路城登城記~
http://4travel.jp/travelogue/11033814
・尾張名古屋歴史紀行【2】~木曽川日本ライン下りと犬山に残る国宝建築を巡る~
http://4travel.jp/travelogue/10687728
・悠久の歴史を刻む出雲路をゆく【4】~松江城下町散歩~
http://4travel.jp/travelogue/10574423
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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≪(ひとつ前の旅行記で)遥か万葉の時代に創建されたと伝わる「三井寺」を訪れ、今も威容を誇る伽藍群とともに、約1,000本の桜に彩られた境内を散策してきました♪≫
その模様はコチラ:http://4travel.jp/travelogue/11123143三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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〔 彦根駅/井伊直政公像 〕
湖南・大津地域にある「石山寺」と「三井寺」を訪れた後、JR琵琶湖線に乗って「彦根駅」までやってきました。
駅前に建つ銅像は、徳川四天王の1人である“井伊直政公”。
そう、ここは彦根藩井伊家35万石の城下町☆井伊直政公像 名所・史跡
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この日はここ彦根に宿泊することにしていて、まずは駅前近くのホテルにチェックインし、いったん荷物を置きます。
部屋でちょっとひと息いれた後、16時過ぎに彦根の町歩きへと出発!
とはいうものの、けっこう時間が押しちゃってるな………。
石山寺と三井寺という2つのお寺は見どころが多かったから、なんだかんだと居続けてしまいましたしね。彦根駅 駅
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〔 滋賀県護国神社 〕
時間も限られていることですし、何はともあれ彦根観光の1番の見どころである「彦根城」へと向かいましょう。
駅前から延びるメインストリート“駅前お城通り”を10分も歩くと、正面に「滋賀県護国神社」の鳥居が見えてきました。滋賀県護国神社 寺・神社・教会
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周辺の地図だとこんな感じ。
このあたりからお城のエリアになります。 -
まず見えてきたのがかなりの幅がある“中堀”。
堀の向こう側の石垣の上には桜が満開に♪
そう、ここ「彦根城」は貴重なお城であるとともに、約1,200本もの桜が植えられている名所でもあります! -
イチオシ
(彦根城の風景①)
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お堀に沿ってずらっと続く桜並木はまさに圧巻ですね〜。
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お、白壁のさらに奥の方に天守の姿も望めるな。
せっかくここまで来たからには、やっぱりあの天守に登らないといけませんねぇ。 -
〔 井伊大老歌碑 〕
そのお堀に沿って47本の松があったことから、“いろは松”と名付けられた松並木のの片隅に、幕末の井伊藩藩主にして幕府大老であった井伊直弼公の歌碑が残されています。
“あふみの海 磯うつ波の いく度か 御世にこころを くだきぬるかな”
この歌には、「琵琶湖の波が磯に打ち寄せるように難問が何回となく押し寄せてくるが、しかし私は国の平和と安心を願って、全身全霊を尽くして心を砕いてきたので悔いは残らない」との心情が表されているそうで、この歌を詠んだ約2か月後に“桜田門外の変”で暗殺されてしまいました。彦根城 名所・史跡
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〔 彦根城(佐和口多聞櫓)〕
さらにお城へ向かって進んでゆくと、“佐和口”を守るための“多門櫓”が見えてきました。
1771年に再建された櫓で、国の重要文化財に指定されています。
ん、なんか学生とその親らしき人がけっこう歩いてますね。。。
実はこの先の二の丸跡に高校があるそうで、こんな立地で羨ましいやら観光客が多くて勉学に集中できないのかどっちかな???彦根城 名所・史跡
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お城に向かって右側の櫓の方は、現在「開国記念館」として利用されています。
今回は時間の関係でスルー……。開国記念館 美術館・博物館
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(彦根城の風景②)
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二の丸へと足を踏み入れると、お堀沿いに紅い提灯と桜の木が交互に並んでいます♪
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お堀の水面をよくよく見ると、多少散り始めて花弁が浮いてますが、まだまだ見事な咲きっぷり!
先ほどまでいた大津よりぜんぜん残っていますね〜。 -
(彦根城の風景③)
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明るめにすべくハイキー気味に1枚パチリ。
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イチオシ
お次は黒の背景で白めの桜花を撮ってみますか。
ん〜〜〜、どっちがいいのかなぁ。。。 -
イチオシ
(彦根城の風景④)
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ここに、琵琶湖八景「月明 彦根の古城」なる石碑が置かれていました。
有名な“近江八景”とはまた別に、1950年に琵琶湖国定公園が指定されたことを契機に選定されたものなんだとか。
ま、個人的にこういうの(○○八景とか三大●●)とか嫌いじゃないんで、いくつあってもいいですけども(笑) -
〔 彦根城(表門)〕
内堀に架かる“表門橋”を渡った先に料金所があり、ここから先が有料エリアになります。
ちなみに日本100名城スタンプもこの料金所に置いてあるのですが、気が急いでいたためか、ついつい押すのを忘れてしまった(涙)
まあ、比較的アクセスも容易なお城なので、また来る機会もあるでしょうし。 -
(彦根城の風景⑤)
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「彦根城」は彦根藩井伊家35万石の居城として、約20年の歳月をかけて1622年に完成したお城です。
特にその天守は、江戸時代の姿のまま残されている貴重な“現存天守”の1つとして、姫路城・松本城・犬山城・松江城とともに国宝に指定されています!
平山城だけあって、けっこう急な“表門山道”の坂道を上がってゆきます。 -
〔 彦根城(天秤櫓)〕
石段を進んだ先に最初に現れたのが、高石垣の上に建てられている“天秤櫓”とそれにつながる“廊下橋”です。
う、こっち向きだとかなりの逆光だな。。。 -
お堀沿いだけでなく城内の中枢部分にも、あちらこちらに桜の木が植えられてますね〜。
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イチオシ
石垣に固着した緑の苔の上に、ピンク色の桜の花びらが舞い降りて………。
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橋の下を抜け、こちら側からだと全容がよく分かります。
敵に攻められた時には、この橋を落として防衛する仕組みなんだとか。
ここを石垣の下から登るのはキツイでしょうねぇ(苦笑) -
(彦根城の風景⑥)
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櫓の正面から見ると、“天秤櫓”が橋を中央にして左右対称に建てられているという、非常に珍しい独特な造りであるのが分かります。
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(彦根城の風景⑦)
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(彦根城の風景⑧)
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橋の上から、桜の木の向こうに輝く琵琶湖の湖面も(ちょっとだけ)望めます。
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(彦根城の風景⑨)
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さらに進みこの“太鼓門櫓(国指定重要文化財)”を抜けると………。
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ついに「彦根城」の本丸へ!
そして、ずっと前から登りたいな〜と思ってた三重の天守が目の前に♪ -
イチオシ
〔 彦根城(着見台/月見櫓跡)〕
と、その前に、天守の向かいに見事な咲きっぷりの桜の巨木があったので、ついつい引き寄せられるように行ってみちゃいました。。。 -
枝が地面と水平に伸びているので、ホントすぐそばまで近寄って観ることができます☆
これこそ咲き乱れるって感じですねぇ。 -
(彦根城の風景⑩)
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(彦根城の風景⑪)
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(彦根城の風景⑫)
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さらにその先の本丸の北東端に位置する“着見台(月見櫓跡)”へ。
彦根城で最も標高が高い場所で、以前は2層の櫓があったそうですが明治時代に取り壊され、現在は展望台になっています。 -
お、正面に見える小高い山が、石田三成の城があった「佐和山」ですね。
(見づらいですが、左下に看板があります。)
ここからだと目と鼻の先といった距離感で、ここに豊臣秀吉の腹心と徳川家康の腹心が配置されたということからも、この地の重要性を示しています。 -
眼下には「彦根城博物館」の建物も見えます。
ここも時間が無く行けなかったんで、スタンプともどもまた次の機会にリベンジしましょう。彦根城博物館 美術館・博物館
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琵琶湖の方はというとこんな感じ。
左手にお城の二の丸があり、右手奥の方は豊臣秀吉の出世の地・長浜です。 -
お〜〜〜、ここからだと、幾重にも高く積み上げられた石垣の姿がよ〜く眺められます。
石垣フェチの方はぜひこちらへどうぞ(笑) -
(彦根城の風景⑬)
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イチオシ
年に数日間だけの桜と天守の最強コラボの絵♪
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〔 彦根城(天守)〕
そしていよいよ天守の中へ!
元々は近江・大津城の天守を移築したものだそうで、中は現存天守のため本来の城そのものの雰囲気。彦根城 名所・史跡
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(彦根城の風景⑭)
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補強しているとはいえ、階段の角度もとっても急。
最後の防衛施設ですから当然といえば当然ですよね〜。 -
天守の最上階へと登り、格子窓の隙間から外を見てみると………あ、これやばいっす。
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(彦根城の風景⑮)
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イチオシ
琵琶湖の湖面を背景に、眼下はもう桜花爛漫の光景♪
右上にちょっとだけ見えるのが、方向からして西の丸に建つ“三重櫓”でしょう。 -
少し方向を変えると、彦根市街とともに遠くに見えるのが「鶴翼山」でしょうか。
あの山の麓には豊臣秀吉の甥・秀次が整備した近江八幡の町があり、桜の名所でもあるんで行きたかったんですが………やっぱり時間がいくらあっても足りないよなぁ。 -
天守の最上階に誇らしげに掲げられていた“国宝指定書”。
彦根城の他には、姫路城・犬山城・松本城・松江城の4城の天守が国宝に指定されいます。
今回の彦根城とともに、すでに姫路・犬山・松江の3城は訪れたので、個人的な次なる目標は松本城だな。 -
(彦根城の風景⑯)
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天守から降りてきたあとは、少し別のアングルから桜とのコラボの絵を狙ってみましょうか。
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お、ちょっと色味が違う花を発見。
あんまり花には知見がないんで、品種までは分からずですが。。。 -
(彦根城の風景⑰)
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(彦根城の風景⑱)
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2種類の桜を並べて見てみると、より雰囲気の違いが分かるかな。
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最後に真下からど〜〜〜んと構える天守を見上げたところで、ちょっとひと息いれましょう。
いや〜〜〜、築城当時の形を留める彦根城のお城としても凄さとともに、城内各所に植えられた桜がまさに満開で、この華やかな競演がいっそうその魅力を引き立ててます♪
やっぱりお城と桜のコラボは最強ですねぇ。
ということで、1冊にするとかなり大部となってしまうのでここで一区切りし、次の旅行記では、こちらも桜に包まれた“西の丸”から順に廻っていきます。
よろしければ、こちらも合わせてご覧ください。
最後に何とも美しい姿に出会えるはずですので。。。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- たらよろさん 2016/05/19 22:16:24
- 桜とお城
- こんばんは、紅い翼さん
やっぱり、桜とお城は絵になります。
彦根城は、立派な造りで、大好きなお城です。
私も今年の春に桜を見に行こうと思っていたのですが、
お天気とお休みの関係で結局いけなかったんです。
こうして、紅い翼さんの旅行記で見ることができて嬉しいなぁ〜☆彡
そして、来年は行ってみようと誓いました(^^♪
たらよろ
- 紅い翼さん からの返信 2016/05/21 22:28:17
- RE: 桜とお城
- たらよろさん、こんばんは〜。
> やっぱり、桜とお城は絵になります。
> 彦根城は、立派な造りで、大好きなお城です。
> 私も今年の春に桜を見に行こうと思っていたのですが、
> お天気とお休みの関係で結局いけなかったんです。
お〜〜〜、それは残念。。。
彦根城と桜のコラボ、すごく良かったですよ♪
開花のタイミング、当日のお天気、そして自分の都合の3つがピッタリ一致するかがなかなか難しいですが、その分満開の桜を観れた時の喜びはひとしおですね〜。
> こうして、紅い翼さんの旅行記で見ることができて嬉しいなぁ〜☆彡
> そして、来年は行ってみようと誓いました(^^♪
たらよろさんの来年の楽しみが1つ増えたかな(笑)
それであれば、旅行記を投稿した甲斐がありました〜。
紅い翼
-
- ぺでぃまるさん 2016/05/16 00:04:48
- 黄金コラボ
- 紅い翼さん、こんばんは〜
和が本拠地・湖国へようこそ。
彦根は2年前は仕事していた場所なので、懐かしく拝見。
紅い翼さんが花見見た場所で、ホント花見していました。
でも彦根城から琵琶湖岸の方にあんなに桜の雲海になるくらいの量があったんですね(@@)
でも彦根城の惑って柵というか金属の網みたいなのなかったでした?
同僚に二の丸にある学校出身、つまりは彦根東の出身の人もいますが、城の中に学校あるのは気にならないって言ってました。
朝生・田原総一郎やモナ男・細野豪志があっこの出身ですね。
堀に移るライトアップはすごく綺麗なんですが、あの場所はかなり狭いでしょ。
バズーカ砲がまたいっぱいな場所でもありますもんね。
なにぶん彦根城と桜のコラボは、城下から上手く写るのはあそこだけかもね。
他の場所では夜は厳しいですしね。
近江ちゃんぽんはそういうもんとして食べてしまえば、何の問題もないものです(^^)
ぺでぃまる
- 紅い翼さん からの返信 2016/05/16 23:52:13
- RE: 黄金コラボ
- ぺでぃまるさん、こんばんは〜。
> 和が本拠地・湖国へようこそ。
> 彦根は2年前は仕事していた場所なので、懐かしく拝見。
> 紅い翼さんが花見見た場所で、ホント花見していました。
> でも彦根城から琵琶湖岸の方にあんなに桜の雲海になるくらいの量があったんですね(@@)
> でも彦根城の惑って柵というか金属の網みたいなのなかったでした?
ぺでぃまるさんのホームグラウンドにおじゃましてきました<(_ _)>
ちょうど金曜の夜だったんで、続々とリーマンの宴会部隊が来てました(笑)
ぺでぃまるさんも、2年前はきっとその一員だったんですね。
天守からの桜の景色にはビックリして、これは表紙写真にするしかないと。
柵と、窓代わりに透明なプラスチック?らしきボードがはめ込まれていて、ちょっと不鮮明な感じですが何とか撮れました。
> 同僚に二の丸にある学校出身、つまりは彦根東の出身の人もいますが、城の中に学校あるのは気にならないって言ってました。
> 朝生・田原総一郎やモナ男・細野豪志があっこの出身ですね。
やっぱり慣れなんですかねぇ。
私なら授業サボってぷらぷらしちゃいそう(苦笑)
> 堀に移るライトアップはすごく綺麗なんですが、あの場所はかなり狭いでしょ。
> バズーカ砲がまたいっぱいな場所でもありますもんね。
> なにぶん彦根城と桜のコラボは、城下から上手く写るのはあそこだけかもね。
> 他の場所では夜は厳しいですしね。
そうそう、スペース的に狭いし交通量多いし先客の三脚部隊はたくさんいるし。。。
それでもお堀の水面への映り込みがとってもきれいでした♪
ま、そこそこ撮れたのでサクッと撤収しましたが。
> 近江ちゃんぽんはそういうもんとして食べてしまえば、何の問題もないものです(^^)
近江ちゃんぽんを知ったの、ぺでぃまるさんの旅行記だったかな〜。
ちょっと自信が無くて。。。
とっても美味しくて、スープまで完食しちゃいました。
ま、“ちゃんぽん”の名に関しては、九州に住んでた人間として一言言わせてください(笑)
紅い翼
-
- たびたびさん 2016/05/14 22:46:28
- なるほど
- 彦根城の本当の満開はこうなるんですね。
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