2016/04/08 - 2016/04/09
51位(同エリア328件中)
紅い翼さん
2016年の桜巡りの旅に“湖国”近江国へ♪
今年もついに桜の季節がやってきました~。
3月下旬から多少バタバタしていて少し出遅れ気味だったのですが、4月上旬の週末に日程を確保し、1泊2日で滋賀県へ“桜巡り”の旅へと出発☆
滋賀県は琵琶湖を中心とした自然の風景の中に昔ながらの歴史や文化が今も残っており、個人的にとっても好きな地域の1つです。
これまでにも何回か訪れていますが、今回初めて桜を目的に県内のスポットを巡ってみることに。
そこで最初に訪れたのが、大津地域の瀬田川沿いにある古刹・「石山寺」です。
こちらは西国三十三か所観音霊場の第13番札所で、今年は何といっても33年に1度のご本尊・如意輪菩薩の御開扉が目玉ですが、それ以外にも国宝に指定されている伽藍や季節の花々など、古刹に相応しい歴史のうつろいを感じられる見どころの多いお寺です。
境内を彩る約600本の桜は、満開からは多少散り始めてしまってましたけれども、前日の雨に打たれ境内の花々が雨雫でしっとりと濡れており、これまた趣きのある光景を楽しむことができました♪
【 旅の行程 】
・東京駅 ~ 石山寺駅 ~ 石山寺 ~ 螢谷公園 ~ 石山寺駅
【 2016 “湖国”近江桜巡り 】
・旅行記その1: ≪この旅行記≫
・旅行記その2: ~遥か万葉の時代から続く大寺が桜色に染まり・・・「三井の晩鐘」で知られる名刹・三井寺へ~
http://4travel.jp/travelogue/11123143
・旅行記その3: ~桜花爛漫の湖城の春・彦根城登城記① いざ国宝天守へ♪~
http://4travel.jp/travelogue/11125579
・旅行記その4: ~桜花爛漫の湖城の春・彦根城登城記② 夕暮れからライトアップまで桜を味わい尽くす♪~
http://4travel.jp/travelogue/11125690
・旅行記その5: ~波穏やかな湖面を彩る桜並木 景勝「海津大崎の岩礁」へ♪~
http://4travel.jp/travelogue/11131928
・旅行記その6: ~湖岸にそびえる天守が桜に包まれて・・・秀吉出世の地・長浜散策♪~
http://4travel.jp/travelogue/11132710
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
〔 東京駅 〕
年度末に仕事がバタついたものの、4月に入りやっとひと段落。
そこで8日の金曜日に1日休暇を取り、関西方面へ1泊2日の桜巡りの旅を立案。
数年前に桜の時期の京都を訪れて桜の名所を満喫(あと大勢すぎる観光客も)したので、今回はその東隣の“湖国”近江国(=滋賀県)を巡ってゆくことに。
これまでにも何回か滋賀県を訪れてますが、琵琶湖を中心とした自然の風景の中に、昔ながらの歴史や文化が今も残っていて、個人的に好きな地域の1つです。
それに京都ほど混んでませんしね。
正直タイミング的には1週遅いかな〜とも思いつつ、何とかギリギリ大丈夫なことを祈り、東京駅から新幹線でいざ出発!
・古都京都の四季をゆく・春編【1】〜銀閣寺から哲学の道を歩き平安神宮へ〜
http://4travel.jp/travelogue/10661369 -
〔 石山寺駅 〕
7時前に「東京駅」を出発し「京都駅」から「石山駅」へと移動。
この「石山駅」でコインロッカーに荷物を預けるとともに、京阪電車に乗り換えて、京阪石山坂本線の起点駅である「石山寺駅」に10時頃到着しました。
そう、この旅最初の目的地は、この駅名のとおり「石山寺」です。石山寺駅 駅
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駅からお寺の境内まで約1キロほど距離があります。
他のアクセス方法に路線バスもありますが、道沿いに桜も咲いているし、この日最初のスポットなのでまだまだ体力も残っており、ぷらぷらと歩いてゆくことに。 -
ん〜〜〜、道路にピンク色の花びらが。。。
だいぶ散り始めてしまっている木もあるようですね。
この日の前日、滋賀県を含む近畿地方の天気は雨だったので、その仕業かな。 -
〔 石山寺 〕
駅から10分ほども歩くと、「石山寺」の参道の前に建つ“東大門”の前へ。
「石山寺」は奈良時代後期の747年に開かれたと伝わる古刹で、『源氏物語』の作者・紫式部は、この石山寺参篭の際に物語の着想を得たというゆかりのお寺です。石山寺 寺・神社・教会
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また、西国三十三所観音霊場の第13番札所になっており、ちょうど今年はご本尊の如意輪観世音菩薩の33年に1度の御開扉という素晴らしすぎるタイミングでした☆
33年後にはもうあちらの世界に行ってるかもしれませんしね(苦笑)
【 西国三十三所観音霊場への旅 】
・青岸渡寺(第1番札所):世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の地をゆく【3】〜熊野那智大社と那智大滝に詣る〜
http://4travel.jp/travelogue/10623595
・粉河寺(第3番札所):2014 GW 南河内・紀北歴史探訪記【6】〜高野山の玄関口に点在する、弘法大師ゆかりの寺社を訪う〜
http://4travel.jp/travelogue/10914073
・清水寺(第16番札所):古都京都の四季をゆく・秋編【8】〜紅葉の絶景が広がる「清水の舞台」へ〜
http://4travel.jp/travelogue/10735253
・圓教寺(第27番札所):2015・GWぶら〜り周遊記・姫路編【1】〜新緑薫る“西の比叡山” 書写山圓教寺をゆく〜
http://4travel.jp/travelogue/11015611 -
イチオシ
ではでは、桜が彩る参道を進んでゆきましょう♪
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(石山寺の風景①)
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(石山寺の風景②)
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たしかに綺麗なんですけど、やっぱり散り始めて葉桜になりかけてますかねぇ。
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イチオシ
(石山寺の風景③)
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ここから先は有料エリアになります。
ここは迷わず、入山料+本尊 如意輪観世音菩薩 特別拝観料+「石山寺と紫式部」展の入場料がセットになったセット券(大人1,200円)を選びました。 -
山内の地図はこちら。
これは思ってた以上に広い境内なので、さすがに全部は回りきれなそうだな。。。 -
まずは何はともあれ、ご本堂へと向かうべく階段を上ってゆきますか〜。
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(石山寺の風景④)
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蓮如上人が祀られた“蓮如堂”の前の桜は、もう完全に散っちゃってました。
やっぱりちょうど満開って訳にはいかなそうだな。 -
奥の方に、何やらゴツイ石の塊が見えています。
正体は“珪灰石”という石隗で、この「石山寺」そのものが巨大な岩の上に建てられているんだとか。
なのでお寺の名前が“石山”寺なんですね〜。 -
このような規模の硅灰石は大変珍しく、国の天然記念物に指定されています。
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そして、滋賀県最古の木造建築物で国宝に指定されている“ご本堂”へ♪
内陣は平安時代中期に建てられたそうですが、今の時代もこうやって普通に入れるなんて、なんだか不思議な感覚ですよねぇ。 -
「石山寺」は西国三十三か所観音霊場の第13番札所となっており、ご本尊の秘仏・如意輪観音は、安産・福徳・縁結びの観音さまとして信仰を集めています。
そのご本尊が、この2016年に33年に1度の御開扉に!
本堂内々陣の中央に、約5メートルの穏やかな表情の観音様が座していらっしゃいまし、合わせて7〜8世紀に作られたという如意輪菩薩の胎内仏4体も公開されていますので、ぜひこの機会に拝観してみることをおススメします(期間は3月18日〜12月4日)。
なにせ次回は33年後ですからっ。 -
(石山寺の風景⑤)
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本堂からさらに上に進んだところに、こちらも国宝の“多宝塔”が建っています。
鎌倉時代の1194年に源頼朝の寄進で建てられたという、日本最古の木造多宝塔です!
上下の均整のとれた美しいフォルムをしてますね〜。
同じ境内に2つも国宝建築物があるなんて、さすが歴史ある古刹。 -
僅かに残る桜とのコラボで1枚パチリ♪
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よく見るとソメイヨシノではなさそう…。
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(石山寺の風景⑥)
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“多宝塔”といえば、一昨年に訪れた高野山の金剛三昧院を思い出すな。。。
あちらはたしか源頼朝の妻・北条政子の寄進だから、夫婦が寄進した2つの多宝塔がともに国宝として残っているとは、たぶん冥利につきますね(笑)
・2014 GW 南河内・紀北歴史探訪記【5】~弘法大師が開いた山上の聖地・高野山へ③ 国宝多宝塔&宿坊、そして観光列車・天空号乗車編~
http://4travel.jp/travelogue/10899791 -
イチオシ
さらに進むと、崖に突き出るように建つ“月見亭”という風雅な建物が。
後白河上皇の行幸に際して建てられたそうで、(中には入れませんが)その亭内からは、お寺のそばを流れる瀬田川と琵琶湖を望めるそうです。 -
「近江八景」の“石山秋月”に相応しいロケーション☆
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月じゃないですけど、辺りを彩る桜もかなりのボリューム感。
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(石山寺の風景⑦)
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ここまでで「石山寺」の主要な伽藍は廻ってきました〜。
境内をぐるっと1周するように、両側に春の花々が咲く道が延びていたので、ここを通って入口まで戻っていくことに♪
ここからは基本花がメインなので、コメントは最小限に(ワタクシのガサツな文章だと趣きがなくなっちゃいますし、ね)。 -
この時期は当然桜がメインに。
ちなみに境内全体で約600本の桜が植えられているそうです。 -
(石山寺の風景⑧)
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その桜とともに、もう紫のツツジが咲き始めてます♪
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イチオシ
アップにしてみると、まだ昨日の雨雫が残っていたよう。。。
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(石山寺の風景⑨)
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(石山寺の風景⑩)
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(石山寺の風景⑪)
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境内の最奥にある“光堂”のあたりへ。
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ちょうどここから眼下の“源氏苑”を見下ろせるんですが………ちょうど近所の幼稚園or保育園の園児たちが遊びに来たので、お邪魔にならないようパッと観て移動しますか〜。
そういえば平日だったことを忘れてたわ(笑) -
イチオシ
(石山寺の風景⑫)
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(石山寺の風景⑬)
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さらに道なりに下ってゆくと、“無憂園”という庭園へ。
ここもなかなか趣きがありますな〜。 -
(石山寺の風景⑭)
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(石山寺の風景⑮)
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だいぶ歩いてきたな〜と思いつつふと見上げると、最初に訪れた“蓮如堂”の伽藍が見えました。
ということは、これでぐるっとひと回りしたことになりますね〜。
特段苦になるほどの距離ではないですが、思ってた以上に歩いたかな。。。 -
(石山寺の風景⑯)
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桜が包み込むように咲く参道を抜けて、“東大門”の外へ。
これで「石山寺」への参拝も終わりに。
何といっても今年は33年に1度のご本尊の御開扉が目玉ですが、それ以外にも国宝に指定されている伽藍や季節の花々などなど、古刹に相応しい歴史のうつろいを感じられる見どころの多いお寺でした〜。
ちなみに境内は岩山の上にあるためか、普通のお寺に比べ階段や坂道が多いので、そこだけは注意した方がいいかも(特に足が弱い方は)。 -
お、この門前の“表境内”も桜がきれいに咲いてますね♪
なんかここの桜が一番元気がいいような…。
この周りに、ランチもできそうな食事処やお土産屋、そして駐車場などひと通りそろっていました。 -
イチオシ
ここの桜を眺めていると、すぐそばにあるバス停にちょうど「石山寺駅」方面に向かう路線バスが到着。
もう少し桜を眺めていたい気もしますが、乗っちゃいますか〜。
もちろん駅まで歩けない距離ではないですが、境内をずっと歩いてたので少し楽しちゃいたい気分ではありますし。 -
〔 螢谷公園 〕
ということで、1区間だけバスで移動し「石山寺駅」の前でバスを降ります。
道路を挟んでちょうど向かい側の瀬田川沿いに、「螢谷公園」という公園があるのでちょっとだけ寄ってみます。
こちらの噴水の上のモニュメントは、紫式部『源氏物語』の一場面だそうです。螢谷公園 公園・植物園
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この周辺には、有名な「瀬田の唐橋」や「建部大社」もあり、ゆっくり巡ってみたかったのですが、今回の旅のお題が“桜巡り”なことと、この後もかなりキツキツの行程なため、ここから瀬田川の流れを眺めるだけにしておきます。
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〔 石山寺駅 〕
んじゃ、「石山寺駅」から京阪坂本線の2両編成の電車に乗って、次のスポットへと向かいましょうか。
この“湖国”近江桜巡りの旅、まだまだ始まったばかりで、これからさらに桜の名所を訪ねていきます☆石山寺駅 駅
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