【熊本城 2014】 宇土櫓＆本丸

2014/03/06 - 2014/03/06

平成28年熊本地震で被災された皆さんに
心より、お悔やみ・お見舞い申し上げます。

熊本をはじめ、九州の皆さんが、
一刻も早く日常を取り戻すことを願いながら、
2014年春、熊本城を訪れたときのことを
簡単に振り返ってみました。

エリア 熊本市(熊本)

• 旅行の満足度: 4.5

頬当御門にて
天守を顔に見立て、門を甲冑の頬当に見立たという、
「頬当」の命名由来に即して、撮ってみました。

数奇屋丸櫓門跡
頬当御門入場直後の屈曲＆微妙な勾配。
この程度の仕掛けでは 熊本城全体の中では地味。

この石垣、残念ながら崩壊してしまいました。

念願の宇土櫓。
二等辺三角形の破風が特徴であり 魅力。
宇土櫓目当てで 熊本を訪れたといっても過言ではない。

震災後の現在は、導入路的存在の続櫓が貴重な姿です。

南側の二階櫓から宇土櫓に入場。

広間

階段

窓　

「三の天守」の呼び名に違わず、
櫓内随所が現存天守の中を見学しているよう。

最上階から見る西方向、
視界の先は、西出丸の長塀、その先には 藤崎台球場。
かつての 巨人・中日戦で
背中への死球に怒ったクロマティが宮下をブン殴った現場

宇土櫓から闇通路へ移動する最中、
大天守を南側の下から捉えてみました。

熊本城ならではの地下道、闇通路へ
入口の闇御門を何気に飾る唐破風。

闇通路にて
他の城では例がない地下道は、やはり貴重な空間。
真上が本丸御殿。右奥の階段は、大広間、大台所に通じる。

反対側（本丸出口付近）から。
本丸御殿が二つの石垣に跨って建っていることが
よくわかります。

闇通路から地上に出て、本丸へ

本丸広場からの大小天守。
絶好のタイミングで 人が少なくなり、貴重な一枚を収めましたが、
地震に見舞われた後の今 別の意味で貴重な一枚になってしまいました。

長年の歴史を背負う宇土櫓や、
豪華に再現した本丸御殿を誇る熊本城では
天守すら脇役的存在に感じてしまいがちです。
それでも、大小天守の高い石垣の間を
抜ける天守入場路は存分の迫力。

地震で左側の石垣が派手に崩落した姿はショックでしたね。

天守入場直前、右を見上げれば、
数々の鉄串、忍返し。

小天守から見下ろす宇土櫓。
屋根に鯱を構えるところが、ただの櫓とは違う。

宇土櫓から天守群を見たとき、さほど大きく見えなかったが、
小天守から覗いてみると、結構な高低差を感じます。

小天守から見る大天守
てっぺんの鯱、屋根瓦一式
今となっては、色々と感じるものがある。

今度は、大天守から見る宇土櫓。
その向こうの西出丸 金峰山。

大天守から見下ろす本丸御殿。

大天守から本丸の広場を見下ろす。
武将隊のお兄ちゃんと
修学旅行の女の子が歓談中（？）

大天守から通町方向を見る。
信用金庫の壁面に描かれた くまモン。

本丸御殿を見学するのは、熊本が初めてのこと。

（地元、名古屋城の本丸御殿は？・・・まだ覗いていません。）

大御台所の上部は、火を使う場所なので、
天井板がなく、吹き抜け状になっています。
巨大な丸太、角材の組み合わせに目を奪われます。

屏風絵

大広間。
鶴の間と呼ばれる一番手前の部屋は60畳

掛け軸

目がチカチカする照君之間。
青の使い方が印象的な障壁画の数々に加え、
奥の部屋（対面所）の金光の天井の派手なこと。

２羽の鶴が美しい杉戸絵。

本丸界隈だけでも、見所たっぷりで
どれだけ時間があっても足りなかった。