【嫉妬心？】 路面電車のある風景

2014/03/06 - 2014/03/06

市民の足として路面電車が存在･稼動する街　熊本

我が町 名古屋では、40年近く前に失われた姿なので、羨ましい限り。

水前寺･健軍町方面に行けず、全線制覇はならなかったが、

古き良き部分と21世紀の現在進行形の部分が共存する姿があった。

エリア 熊本市(熊本)

平日朝の熊本市内中心部の様子
渋滞でノロノロ運転の自家用車や路線バスを
路面電車が次々と追い抜く。

市内中心街の歩道で見つけた色鮮やかなマンホール。
描かれている花は肥後つばき。

【花畑町（はなばたちょう）】
・路面電車は道路の中央を走る。
・電停は、線路を挟む対向式。
・電停への出入りは、信号で横断歩道を渡る。
これが、熊本市電の基本形。

【熊本城・市役所前】
市役所は、正に道路を挟んだ真ん前だが、
熊本城は、各門への導入路を考えると花畑町の方が近いような・・・

【熊本城･市役所前】
市内の中心街、メインストリート沿いなので、軌道敷が緑化されている。

【通町筋（とおりちょうすじ）】
城と路面電車の共演、これは熊本の華ですな。

自分より遥かに早く誕生した旧車両ならではの味。
・ちょいと騒々しい走行音、ブレーキ音
・右左折同然のカーブを曲がるときの車体がきしむ音

幼少期の名古屋市電を思い出させる「昭和の音」 いい音だね～。

【田崎橋】
付されたナンバーは、始発（終点）駅であることが明白な１番

【田崎橋】
始発･終点だが、車庫や待避ゾーンを持たない単線の折り返し駅。

【田崎橋】
田崎橋を出て、隣駅・二本木口に向かう途中で複線になる。
この辺りに限らず、電停間は近い。
次の電車が来るのを待つ間に １駅〜２駅を徒歩で移動できる。
　

【熊本駅前〜二本木口】
九州新幹線･鹿児島本線と併走する「熊本駅前」以南は
緑化軌道敷や 中央に立つＴ字の架線が美観を整えている。
これが、新しい路面電車の姿なのだろう。

県下最大級と思われるＪＲ熊本駅舎

ＪＲ熊本駅の改札口付近、熊本県の中心駅としては、以外に地味。
コンコースと呼ぶにふさわしい規模ではなかった。

しゃもじ型の屋根があるおかげで
ＪＲ熊本駅から雨に塗れずに電停に行ける。

【熊本駅前】
緑化された軌道敷、高層マンション
熊本駅周辺の近未来的な風景には
トラム調の低床車両の方が絵になる。

【慶徳校前】
・決して、広くない道幅の半分近くを路面電車の軌道が占拠する。
・石畳調の線路敷。
・必要最小限の幅に抑えられた電停。
これは懐かしい。　昭和ライクな姿。

【辛島町～西辛島町、辛島町～慶徳校前】
通町筋・健軍町方面（奥）から来た車両が　
Ａ系統 上熊本駅前方面（左）と
Ｂ系統 熊本駅前・田崎橋方面（右）に分岐。

【洗馬橋】
♪ 船場山には、狸がおってさ? ♪　の歌詞にちなんだ狸の像
電車が接近すると ♪あんたがた どこさ?♪ のメロディが流れる。

電停は「洗馬橋」と書くのに対し、近くに架かる橋は「船場橋」と書く。
（墨田区と隅田川の関係のようなものかな？）

【洗馬橋】
線路をはさんだ反対側にも小狸が

【洗馬橋】
熊本市電では希少な併用軌道から専用軌道への移行地点。
ここから隣駅の新町まで、専用軌道を走る。

【上熊本駅前】
レトロ感あるホームは、「折り返し電停」ではなく、
「始発駅」 「終点」と表現するのがふさわしいだろう。
昭和30年代生まれの車両の２ショットは、なおさら絵になる。

【上熊本駅前】
駅のレトロ感を演出するためか？　昔懐かしい円柱形のポストがナイス。

上熊本駅前の脇には車両基地。脇の高架は九州新幹線。

【交通局前】
本線から右に分岐する引込み線

その引込み線の先には、２台の車両が

白と黒に塗り分けられた「パト電」と呼ばれる人気車両
熊本県警の広報的役割を果たすらしく、
ボディ側面にはくまモンのワンポイントと交通標語
　「聞こえない　イヤホン運転　　　要注意」
　「夕暮れは　　早めのライトに　　反射材」
　「あぶないよ　会話にむちゅうの　登下校」