2008/05/03 - 2008/05/03
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SUR SHANGHAIさん
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2016年3月26日に、新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業した北海道新幹線。
そのニュースを聞いて思い出したのは、もうしばらく前の青森県ドライブ旅。
そういえば、その時の旅行で撮った写真は整理してあったのに、旅行記としてはアップしていなかったな。
…と、かなり遅ればせながら、想い出旅行記として残しておこうと思います。
桜を見るために訪れた弘前を中心にして、下北半島周辺を訪れてみた青森での数日。
この日は、車は通れない階段だらけの国道339号線と、青函トンネル記念館+体験坑道目指して行ってみます。
表紙の画像は、階段国道339号線の途中から見下ろした竜飛崎漁港。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
弘前に取った≪天然温泉・岩木桜の湯・ドーミーイン弘前≫からの出発。
岩木山南麓をかすめて鯵ヶ沢町に出たら、十三道を北上して竜飛崎へ行くルートにしてみようか。
そう言いながら進む道の行く手には、すでに岩木山のどっしりした姿が。
すごい迫力よね。 -
5月初めにはまだ雪が残る大迫力の岩木山。
その南麓に入る手前では、リンゴ園の花が満開だった!
ああ、津軽の春のいい景色。(^◇^) -
イチオシ
岩木山南東麓にある岩木山神社。
岩木山をご神体としているということで、晴れていれば鳥居前からもその堂々とした山容が拝めます。
これまた大迫力。
元々は岩木山山頂に780年に造られたそうですが、1091年には今の場所に移され、山頂のお社は奥宮になっているそうです。 -
イチオシ
岩木山神社境内。
桜の一枝に結び付けられたおみくじは、一転して優し気な風情。 -
岩木山神社境内。
本殿までまっすぐに続く参道の向こうから、神官さんらしきお姿が。 -
岩木山神社境内。
本殿前の玉垣には、珍しい姿の狛犬があった。(◎◇◎)
玉垣にかぶりつきそうになっている狛犬と、玉垣に足をかけて逆立ちしている狛犬だあ!
これって珍しいスタイルなんじゃないの?
案の定、建立年も作者も分かっていないこの狛犬は、ちょっと日本離れしたお顔。 -
岩木山神社境内。
ノモンハンでの戦死者の慰霊碑があった。
このあたりからも出征していった兵士は多かったんでしょうね。
ノモンハン事件についての詳細は下記のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6 -
南麓から西麓に回り込むと、表情が優しくなった岩木山。
猛々しさが無くなって、柔らかい笑顔。
このアングルから見ると、岩手県盛岡市街地から見る岩手山に似ているね。 -
日本海沿岸の鯵ヶ沢町に出た後は、そのまま五所川原市方向へ十三道を北上。
途中、遮光器土偶が出土したことで知られる亀ヶ岡石器時代遺跡のモニュメントがあった。
この近くには、ここから出土した文物を展示した縄文館があるはず。
でも、このモニュメントのモデルになった遮光器土偶は、今じゃ東京国立博物館蔵じゃなかったっけ?
…で、残念ながら素通り。
亀ヶ岡石器時代遺跡については、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E3%83%B6%E5%B2%A1%E7%9F%B3%E5%99%A8%E6%99%82%E4%BB%A3%E9%81%BA%E8%B7%A1 -
十三道は、ドライブするにはちょっと平凡な道。
でも、冬になった時の地吹雪を想像すると、途端に迫力ある風景が目の前に迫って来そう。 -
日本海に口を開けている十三湖。
その口の部分を南北に結んだのが十三湖大橋。
これは、北岸に渡ってからの景色だったかな。
間違っていたらお許しを〜。<(_ _)>
なぜか遊歩道に大きな石が置いてあったので、ここで引き返します。
ここから先は、まだできたばかりだったのかな。 -
十三湖北岸から竜飛崎へ。
その道筋で見た新緑の山が美しかった。
どのあたりだったかな。 -
さて、津軽半島の北端、竜飛崎近くに到着。
ここで二方向に分かれる国道339号線。
この画像の地図だと、オレンジ色の二本の線がそう。
その合わせ目の部分(龍飛崎漁港と高台の上にある龍飛崎灯台の間を結んでいる部分)が、車は通れない階段国道になっているというので行ってみます。
結論から言うと、この部分の国道339号線の階段の数は362段、全長は388.2mで、標高差は約70m。
体調・体力、その日の天候も考慮に入れて歩いてみるといいですよ。 -
国道339号線のうち、階段国道になっている龍飛崎漁港と高台の上にある龍飛崎灯台の間を結んでいる部分は、上からでも下からでも通行可。
ただし、冬季は除雪はしていないそうなのでご注意を。
SUR SHANGHAIが下から上って行こうとしたら、
旦那は「俺、車で上に行って待ってるから。気が利くだろう。」だって。(;^ω^)
いや、ほんとは上り階段っていうのがイヤなだけでしょ!(−"−)
竜飛崎漁港からだと、こんな民家の間を通って行く国道339号線。
ちゃんと国道の標識も出ていて、その道筋は赤い舗装がされていました。 -
竜飛崎漁港の民家の合間を上っていく国道339号線。
グループで行く人は、あんまりはしゃぎ過ぎないようにするのがマナーでしょうね。
車両は通れない階段国道ですが、自転車くらいは押して通れる設計でした。 -
民家が並ぶ場所を通り過ぎて、崖の斜面に差し掛かった階段国道339号線。
ここにもちゃんと標識が出ていて…、 -
…下の説明の部分には、≪日本唯一の階段国道339号線(1974年) 全長388.2m 362段 標高差約70m≫と書いてありました。
-
階段国道339号線から見下ろした民家の裏庭。
漁に使う籠になった網がいくつもいくつも天日干しになっているのは、いかにも漁港の風景。 -
イチオシ
階段国道339号線の途中で、来た方向を振り向く。
竜飛崎漁港と民家、その民家の合間に下りていく階段国道の風情よし。
この時すれ違ったのは、土地の人だったのかな。 -
竜飛崎漁港の全景。
防波堤に守られた小さな漁港。
遠くに見えるあの津軽海峡の向こうは北海道! -
SUR SHANGHAIの後ろからも観光客が上って来た階段国道339号線。
この日、ここですれ違ったり、追いついたり追い越された人はほとんどが観光客。
土地の人は車道を車で行き来していて、この階段を普段使うことはないんでしょうね。
この後、上に出てみると龍飛崎灯台と≪龍飛崎温泉・ホテル竜飛≫の中間で、当時(2008年5月)は、帆立ラーメンやイクラ丼などを出す小さい食堂も一軒ありました。 -
竜飛崎周辺には、階段国道のほか、灯台や遊歩道、太宰治文学碑、津軽海峡冬景色の碑などもあるんですが、この日は一気に岩手県盛岡市まで移動予定。
よって、そそくさと青函トンネル記念館へ。
ここでは、青函トンネル関連の展示のほか、海面下140mにある体験坑道が見学できます。
2008年5月上旬現在、記念館+体験坑道のセット料金は1,300円でした。
チケット裏に≪体験証明書≫付きなのがご愛嬌。
体験坑道見学にはガイドさんが付きます。
グループになって時間ごとに出発するケーブルカーで下りて行き、坑道を説明を受けながら徒歩で一回りしてまたケーブルカーで戻ってくるというもの。
全体で44分のお手頃なツアーでした。
2016年現在の開館状況については、下記の青函トンネル記念館のサイトでどうぞ。
http://seikan-tunnel-museum.jp/index.html -
青函トンネル記念館の展示の一つ。
本州側(画像左手)から北海道側までのトンネル構造が示されています。 -
青函トンネル記念館の展示の一つ。
青函トンネルは、竜飛崎⇔白神岬間に造ると初めから決まっていたわけではなく、大間崎⇔汐首岬間も検討されていたのが分かります。 -
青函トンネル記念館にあったプレート。
≪ずい道≫は、漢字で書くと≪隧道≫で、トンネルの意味。
こんなプレートや説明パネル、模型品がたくさん展示されています。 -
青函トンネル記念館の展示の一つ。
レール一つとっても、細かい説明がたくさん! -
青函トンネル記念館の展示の一つ。
青函トンネルを輪切り状にした実物大の展示(幅9.7m、高さ8.75m)などもありました。 -
さて、いよいよ青函トンネル竜飛斜坑線のもぐら号で、青函トンネル記念館駅から体験坑道駅へと下りて行きます。
二つの駅の間の距離は778mですが、このケーブルカーは8分ほどかけてゆっくり上り下りするようになってました。
車両は一台だけなので、座って行きたい方は早めに乗り込みましょう。
青函トンネル竜飛斜坑線についての詳細は、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%87%BD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E7%AB%9C%E9%A3%9B%E6%96%9C%E5%9D%91%E7%B7%9A -
青函トンネル内の体験坑道駅。
≪この地点は海面下140m≫と書いてあって、┣¨キ(*゚Д゚*)┣¨キ -
青函トンネルの体験坑道内。
どこまでも延びるトンネルって、ゾクッとするような迫力がある。((;゚ェ゚;))
徒歩で見て回る坑道内の地面は平らでした。 -
青函トンネルの体験坑道内。
枝分かれしたトンネルの先に見えたのは、
「あれ? さっき乗ってきたもぐら号? 次のお客さんたちを迎えに行ったのかな。」 -
この時には、家族連れも含めて20人くらいのグループになって見学した青函トンネルの体験坑道。
トンネルの壁には、そんな参加者たちの影がユラユラ。 -
青函トンネルの体験坑道では、ガイドさんの説明のほか、こんな説明があちこちにあるのが親切。
これは青函トンネルと英仏海峡トンネルとの比較。 -
青函トンネルの体験坑道には、トリビアも多数。
全部覚えられたら、トンネル博士になれるかも。 -
青函トンネルの体験坑道には、トンネル掘削のために使われた器具や使い方の展示も。
人形だと分かっていても、リアルな様子にぎょっ! -
青函トンネルの体験坑道。
見学グループの後ろからは、警備員さんが付いてきます。
勝手な行動は慎みましょう。 -
青函トンネルの体験坑道。
ここから先は行き止まりという場所があって、見学グループはここでUターン。
上に出ているプレートには、≪北海道 23?。ここは海面下140mです。≫と書かれてありました。
あれ? フェンスの向こうにも警備員さんの姿が。
毎日ここに通勤して来るのかな。
お疲れ様です。<(_ _)> -
青函トンネル竜飛斜坑線の体験坑道駅へと戻って行くべく、移動を開始した見学グループ。
ふと後ろを振り向くと…、 -
イチオシ
…やっぱり警備員さんも付いて来る。
見学者たちが無事に体験坑道駅まで行くのを見守るのがお仕事なんでしょうが、ひそやかな影だけになってトンネルの暗がりの中を来るのを見ると、
どひゃ〜〜! Σ( ̄□ ̄|||) と叫びたくなるほど怖くなる。 -
イチオシ
また無事に青函トンネル竜飛斜坑線もぐら号に乗り込んだ見学者たち。
体験坑道駅を出て、青函トンネル記念館駅へと戻ります。
坑道がどんどん遠くなるのをジッと見守る親子連れがいい雰囲気だったな。 -
青函トンネル記念館駅に戻って来た。
地上の明かりがまぶしい!
地下の世界見学も十分楽しめたけれど、SUR SHANGHAIはやっぱり開放感と光が溢れる地上がいいな。
みんな同じ気持ちだったかも。 -
青函トンネル入口広場という場所を見つけてちょっとだけ寄ってみた。
トンネルの上には、右から左へ≪道隧函青≫と書かれたプレートが。
この時にはもちろん北海道新幹線はまだまだ走っていなかったんですが、今では新幹線撮影の絶好のポイントになっているんだとか。
場所は、青森県東津軽郡今別町大字浜名字黒崎地内です。 -
階段国道339号線や、青函トンネル記念館+体験坑道の見学を済ませ、この後は青森自動車道+東北自動車を南下して岩手県の盛岡へ。
これでこの年の青森訪問記はおしまいです。
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