2016/04/01 - 2016/04/01
165位(同エリア642件中)
赤い彗星さん
テレビで三渓園の存在を知り、いつか行ってみたいと思っていましたが、
どうやら桜の名所ということで、この時期に訪れてみました。
全国から古い建物が移築されていますが、一部を除いて、
ほとんどの建物は内部への入場は出来ません。
期間限定で公開している建物もあるようです。
多くの古い日本家屋も併せて見学できる、広大な日本庭園です。
- 旅行の満足度
- 4.5
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根岸駅からバスに乗り継いで、本牧バス停から約10分程の三渓園を訪れました。
入口は、桜に覆われていますね。
入園料500円を払って入場します。三溪園 公園・植物園
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三渓園の表札。
三溪園 公園・植物園
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大きな池に桜が掛かっています。正面遠くに三重塔が見えていますね。
絵になる風景です。三溪園 公園・植物園
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写真を撮る人だけではなく、水彩画を描いている人も数人いました。
画才がある人はうらやましいです。三溪園 公園・植物園
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所々に往時の三渓園の古写真が、説明付きで展示されています。
当時三渓園は海に面していたそうで、10万株の花菖蒲を植えたそうですが、塩害で根付かなかったそうです。三溪園 公園・植物園
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入場して最初に目に入る建物の鶴翔閣に近づいてきました。
三溪園 公園・植物園
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三渓園創設者の原富太郎が、自邸として建てた建物です。
当日は貸し切りでイベントが行われていたようで、入場出来ませんでした。三溪園 公園・植物園
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鶴翔閣横にもぽつんと桜の木が。
三溪園 公園・植物園
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大池に浮かぶ小島の上には、涵花亭が建てられています。
三溪園 公園・植物園
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三渓記念館前には、春の七草が植えられていました。
植物には詳しくないので説明がないと、ただ雑草が生えているとしか思わなかっただろうなあ。。三溪園 公園・植物園
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三渓記念館近くにある御門です。
江戸時代(1708)に京都の西方寺薬医門として建てられたものを、大正時代に移築したものだそうです。三溪園 公園・植物園
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門から真っすぐ伸びる参道といった趣ですが、正面にお寺はありません。
三溪園 公園・植物園
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白雲邸の説明書きを読んでいると、後ろで結婚式用の撮影が始まってしまいました。
後姿を撮影したりもするんですね。
写らないように隠れていましたが、撮影がなかなか終わらず、一緒に待っていたおじさんが「移動したいんだけど」とアピールしてくれ、無事脱出成功しました。三溪園 公園・植物園
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参道正面には、移築された臨春閣の一部が建っています。
三溪園 公園・植物園
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当日はお日柄が良かったようで、至る所で和装のカップルが結婚式の撮影を行っていました。
三溪園 公園・植物園
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臨春閣の襖絵です。レプリカですが、狩野探幽筆と書いてあったような。
本物は三渓記念館でたまに公開されるようです。三溪園 公園・植物園
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こちらは伝狩野永徳と書かれていた襖絵レプリカです。
欄間の波形が特徴的なため、浪華の間と名付けられています。三溪園 公園・植物園
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臨春閣前からも三重塔が見えます。
高台に建てられているので、大抵の場所から目にすることが出来ます。三溪園 公園・植物園
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重要文化財の臨春閣は、当初豊臣秀吉が京都に建てた聚楽第からの移築と
思われていましたが、現在は、初代紀州藩主の徳川頼宣が建てた別荘:
巌出御殿を移築したものと考えられています。三溪園 公園・植物園
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桜だけではなく、庭園のコケに覆われた場所にも小さな紫の花がたくさん咲いていました。
スミレのようにも見えるけど、多分違うかな。三溪園 公園・植物園
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重要文化財の旧天瑞寺寿塔覆堂です。
豊臣秀吉が、母親の長寿祈願のために京都大徳寺に建てたもの(1591年)が移築されています。三溪園 公園・植物園
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橋の上にかかる亭樹です。
三溪園 公園・植物園
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先ほど拝観した臨春閣の一番端にあたる家屋です。
部屋奥にある2Fへの階段入口は、花頭窓になっています。三溪園 公園・植物園
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1603年に建てられた重要文化財の月華殿です。
三溪園 公園・植物園
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伏見城の大名控所が、移築されたと伝わっています。
三溪園 公園・植物園
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月華殿奥には、三渓が大正7年に建てた金毛窟と呼ばれる茶室が佇んでいます。
三溪園 公園・植物園
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重要文化財の天授院です。
廃寺となった鎌倉の心平寺跡に残っていた地蔵堂を移築したものです。三溪園 公園・植物園
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年季を感じさせる石塔ですね。
三溪園 公園・植物園
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重要文化財の聴秋閣です。
江戸時代(1623年)に二条城内に建てられたものが、移築されたと伝わります。三溪園 公園・植物園
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重要文化財の春草盧です。
京都の三室戸寺金蔵院の月華殿に付属していた茶室です。
先ほどの月華殿と共に移築されたそうです。
茶人としても有名な信長の弟である織田有楽斎が、建てた茶室と云われています。三溪園 公園・植物園
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大正時代に三渓が建てた、茶室の蓮華院です。
三溪園 公園・植物園
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三渓園への入口となる南門近くにある海岸門です。
先ほどの御門と同様、京都の西方寺から移築された門です。三溪園 公園・植物園
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南門の外には、中華風の楼閣と蓮池かな?
妙に細くて屋根が反っている楼閣ですね。三溪園 公園・植物園
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三渓園建設当時は、この辺りが海岸線だったようです。
現在は埋め立てられて、海岸線がかなり移動しています。三溪園 公園・植物園
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チューリップが逆さになっているような形の可愛らしい花ですね。
もちろん何という花なのかは、知りませんが。。。三溪園 公園・植物園
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別荘として建てられ、伊藤博文が命名した松風閣跡です。
山口県下関市にあるふぐ料理屋の春帆楼も伊藤博文命名でしたし、全国各地の気に入った場所に命名しているのかもしれませんね。
建物自体は、関東大震災により、基礎部分を残して崩壊してしまいました。三溪園 公園・植物園
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松風閣跡近くにある見晴台からの風景は、海に面して工業地帯が広がっていました。
三溪園 公園・植物園
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先ほどから、何度も目にしていた重要文化財の旧燈明寺三重塔です。
室町時代(1457年)の建物で、廃寺となった京都の燈明寺から移築されました。
関東地方最古の木造の塔です。三溪園 公園・植物園
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高台にある旧燈明寺三重塔付近からは、旧燈明寺本堂を見下ろす事が出来ます。
桜に覆われて、華やかな色合いになっています。三溪園 公園・植物園
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こちらは大池方面の風景です。
大池沿岸に桜の木が並んでいるのがよく見えます。三溪園 公園・植物園
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高台から下ってきて、旧東慶寺仏殿に到着しました。
東慶寺は、鎌倉にある縁切り寺で有名な尼寺です。
こちらも重要文化財の建物で、江戸時代(1634)に建築されたものを明治40年(1907)に移築したものです。三溪園 公園・植物園
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旧東慶寺仏殿横にある旧矢箆原家住宅にやってきました。
この建物は、内部を見学する事が出来ます。
飛騨白川郷の三長者の一人である矢箆原家住宅を昭和35年に移築したものです。
こちらも重要文化財に指定されており、江戸時代苗字を持つことを許されていた豪農の住宅です。三溪園 公園・植物園
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入口を入ったところに二階への階段があります。立ち入り禁止でした。
桜や紅葉などの混んでいる時期は非公開ですが、通常は二階へも登れると係の人が言っていました。三溪園 公園・植物園
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履物を脱いで玄関を上がると、すぐに囲炉裏付きの板の間があります。
寒さの厳しい土地なので、外から帰るとすぐに体を暖められる造りになっているのかもしれませんね。三溪園 公園・植物園
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囲炉裏の上には、藁に差し込んだ川魚が掛かっています。
焼くというより、燻製にしていた感じかな。
草鞋もぶら下がっていますね。燻した方が丈夫になるのか、乾かしているのかは分かりません。三溪園 公園・植物園
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台所前にある板の間の囲炉裏には、実際に火がくべられていました。
部屋が解放されているので煙が真上に登らず、風下は結構煙い状態です。
親子連れの集団が囲炉裏を囲んで、係員の説明を聞いているのを目にしました。
囲炉裏のある家庭などほぼ無いでしょうから、貴重な社会科見学になったでしょうね。三溪園 公園・植物園
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火の入った板の間奥の台所です。
三溪園 公園・植物園
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扇子の形に模られた欄間です。
細い部分も多く、一ヵ所もミスできない造りなので、かなりの技術が必要だったそうです。三溪園 公園・植物園
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錨の形に彫られた欄間です。珍しい図柄ですね。
海に面していない木曽の建物が移築されていますが、当時木曽から木材を
運搬するのに川を利用していた事から、錨のデザインが使用されたそうです。三溪園 公園・植物園
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こちらは櫓ですね。テレビ番組の「美の壺」でも、珍しい欄間として放送されたそうです。
三溪園 公園・植物園
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高台にある旧燈明寺三重塔付近から、見る事の出来た旧燈明寺本堂にやってきました。
室町時代に建てれらた重要文化財の本堂は、三重塔と共に昭和62年に移築されました。三溪園 公園・植物園
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この辺りは、園内で一番桜の木が多いかもしれませんね。
三溪園 公園・植物園
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旧燈明寺本堂〜正門にかけては、桜道ゾーンのような感じでした。
三溪園 公園・植物園
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正門近くの立派な桜の木。
三溪園 公園・植物園
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正門横の広場にある桜。
桜を見に来たと言いながら、建物見学がメインになってしまいましたが、
最後の最後に桜を堪能する事が出来ました。三溪園 公園・植物園
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先日の梅の花と比べると、やはり桜の方が華やかに感じます。
もちろんどちらの花も日本人の琴線に触れる花です。三溪園 公園・植物園
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曇り空で少し暗くなってしまったのが残念。
三溪園 公園・植物園
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桜だけではなく色々な建物も見学出来て、十分心が満たされたまま家路に就きます。
三溪園 公園・植物園
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