2016/02/27 - 2016/02/28
15位(同エリア766件中)
旅猫さん
2月最後の週末、静岡のふるさと割が残っていたので、ふらりと早春の修善寺へ。
土曜日と言うことで、安く泊まれる宿は少なく、選んだのはワイナリーが経営するホテル。
期待はしていなかったが、肝心の温泉に裏切られがっかり。
でも、歩いた修善寺の街は思いのほか良かったし、翌日訪れた駒の湯も面白かった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は、東京駅を9時ちょうどに出る特急『踊り子105号』で出発。
目指す修善寺までは二時間余りだ。
列車は、伊豆急下田行きと修善寺行きが仲良く手をつなぎ、15両編成と言う最近では珍しい大所帯。
しかも、車内は満員だった。特急 踊り子 乗り物
-
定刻に発車した列車は、東海道本線を南下。
好きな湯町熱海を通り、三島駅に到着。
三島駅からは、伊豆箱根鉄道駿豆線へと直通する。
しばらく走ると、車窓には富士山が見えてきた。 -
富士山を見ながら、伊豆半島の中ほどをのんびり走っていく。
そして、韮山駅でどっと乗客が降り、車内はガラガラに。
みなさん、世界遺産がお目当てのようだな。
そして、11:08に終着の修善寺駅に到着した。修善寺駅 駅
-
修善寺駅に降り立つのは初めて。
最近リニューアルされたらしく、小奇麗な駅舎だった。
修善寺温泉街は、駅から離れているのでバスで向かう。
駅前を11:20に出る路線バスに乗り、修善寺温泉へ。
結構道が混んでいたが、10分少々で着いた。 -
修善寺温泉のバスターミナルは、昭和の香り漂う建物。
いかにも観光地のバスターミナルと言った感じ。
旅人の心をくすぐるな。 -
バスターミナルから温泉街の中心へと向かう道を歩いて行く。
その途中で、珍しい椎茸専門店を見つけた。
伊豆は、椎茸の名産地だったな。
美味しいそうだったので帰りに買おうと思っていたのだけど、忘れてしまった。。。 -
そのすぐ先に日枝神社があった。
ここは、修禅寺に鬼門に当たり、神仏分離以前は山王社だったそうだ。
参道には、大きな樹が建ち並び、なかなかいい雰囲気だった。日枝神社 寺・神社・教会
-
その参道にあった庚申塔。
江戸時代の文政元年(1818)に建てられたものだった。
日枝神社の境内になっている場所には、以前修善寺の塔頭信功院があったそうだ。
信功院は、鎌倉時代草創期、源頼朝の弟範頼が幽閉されていた場所。
範頼は、ここで幽閉中に奇襲されて討死している。 -
拝殿で、土地の神様にご挨拶。
多くの神社の祭神は記紀に纏わるものだが、個人的には土地神様がご挨拶の対象。
どこにいらっしゃるのかわからないので、便宜的に目に付いた神社にお詣りしているのだ。
と言うことで、旅の無事といつもの大切なお願いを。
参拝を済ませ境内を散策。
拝殿の横には夫婦杉が立っていた。日枝神社 寺・神社・教会
-
夫婦杉と並んで立っていた杉の根元。
大地にどっしり根を張っていて、思わずなでなでしてしまった。
人間なんかより、ずっと長生きしている大先輩さん。
元気を分けていただいた。
拝殿の裏手には、静岡県の天然記念物に指定されている一位樫もあった。 -
ぐっと人が多くなり、修善寺の地名の由来となった修禅寺が見えてきた。
曹洞宗の寺院だが、開創期から長らくは真言宗だったそうだ。
せっかくなので、お参りしていくことに。修禅寺 寺・神社・教会
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なんと、ここの手水は温泉だった。
大師の湯と手水らしからぬ名前が付いていて、しかも温泉分析書までちゃんとあった。
とは言え、修善寺温泉の複合泉なのだが。 -
現在の本堂は、明治16年(1883)に再建されたもの。
少し離れたところから参拝を。 -
境内に、達磨さんらしきお顔が。
妙に気になるお顔で、思わずパチリ。 -
修禅寺の斜向かいには、修善寺温泉のシンボル独鈷の湯があった。
流れる川は北又川。
さすがに賑わっているようだな。
こちらも遠くから眺めてお仕舞。独鈷の湯 名所・史跡
-
源範頼のお墓にお詣りをと歩いていたら、趣のある小路があったので入ってみた。
賑やかな温泉街の通りとはまったく異なる落ち着いた風情。
こんな場所をそぞろ歩きするのはいいものだ。 -
小さな路地を辿りながら歩いていると、道の脇にスミレが咲いていた。
スミレは大好きな花の一つ。
今年初めての出会いだった。 -
独鈷の湯から10分ほどで、静かな住宅街の中にひっそりと佇む範頼の墓に辿り着いた。
源範頼は、弟義経と共に平家追討の最前線で戦った源氏の大将。
しかし、兄頼朝に誤解され修禅寺で討たれてしまった悲劇の武将だ。
でも、義経ばかりが判官びいきされる中、範頼は忘れられたようで可哀想だな。
さぞかし無念だったことだろうに。源範頼の墓 名所・史跡
-
その範頼の墓のすぐそばに、風情のある一軒家のお茶屋があった。
散策初めだったので立ち寄らなかったが、いつか入ってみたいと思うお店だった。茶庵 芙蓉 グルメ・レストラン
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高台にあった範頼の墓を後にして、温泉街へと下っていく。
その途中にあった田んぼの畔には、オオイヌフグリが咲いていた。
春の花のひとつとして定着しているが、実は帰化植物。
在来種はイヌフグリで、もっと小さく、花は淡いピンク色。
絶滅危惧種で、まずお目にすることはない。 -
北又川の畔に降りると、大きなタンクが建っていた。
これは、修善寺一帯にある源泉から湯を貯留するもの。
二つあるうちの一つで、こちらは第一貯留所。
第二貯留所と連携して、各温泉宿などに効率的に湯を送っているそうだ。
でも、修善寺温泉で掛け流しの宿は思ったよりも少なかったりする。 -
川沿いに、第一貯留所近くにある赤蛙公園の中を歩いて行く。
さすがに、この辺りは観光客の姿も疎ら。
ベンチに腰掛けて寛ぐ夫婦の姿なども。
作家島木健作は、ここで赤蛙にあったそうだ。赤蛙公園 公園・植物園
-
公園の抜けると、目の前が開けていた。
川の向こう側は宿らしきものが並んでいるが、こちら側は空き地。
奥に源泉の井戸があるので、前は宿があったのかもしれないな。 -
あの源泉井戸の方へと遊歩道が続いていたので行ってみることに。
すると、道の傍らで桜の花が咲いていた。
幹に名前が書いてあり、修善寺寒桜だとわかった。
新宿御苑で以前はよく観ていたのに気づかなかったな。
修善寺で修善寺寒桜を観ることができるとは嬉しい。
満開ではなかったけど、淡いピンクがとても綺麗だった。 -
遊歩道を歩いて行くと、写真を飾ってあるオープンギャラリーのような場所が。
入ってみると、中庭を囲む回廊のような感じの建物だった。
その壁にずらりと写真が飾ってあり、散策の途中に一息入れるには良い場所。
その中庭に、アクセントのように寄せ植えなどがあって、それが微笑ましかった。ギャラリーしゅぜんじ回廊 美術館・博物館
-
そのギャラリーの先で、遊歩道は北又川を渡り対岸へ。
橋の上からの眺めは、なかなか風情があって良かった。 -
川の中の石の上には鳥さんが。
-
向かい側の橋の袂では、淡い桃色の馬酔木の花も。
-
渡ってきた橋を振り返ってみると、こちらも結構風情があるなと。
修善寺温泉も、思ったよりも悪くないと思う。
観光客でざわざわしているのは独鈷の湯周辺だけなのかな。 -
さらに遊歩道を散策。
ここは竹林の小径。
竹が空に向かってスクッと伸びているのは気持ちがいい。
竹の緑って、綺麗だと思う。竹林の小径 公園・植物園
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径を抜けると、また橋が。
そこから、さっき渡った橋を眺めてみる。
向こう岸に趣のある木造の建物があったが、これが有名な新井旅館だった。
いつか、泊まってみたいものだ。国の登録文化財の宿 新井旅館 宿・ホテル
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橋の向こう側は混んでいそうなので、渡らずに反対側の道へ。
すると、その道沿いで遊技場を見つけた。
射的、楽しそうだけど、今回は外から覗くだけで止めておいた。 -
道を中心部の方へと戻ることに。
次に立ち寄ったのは、伊豆最古の木造建築と云われている指月殿。
案内従って行ってみると、思っていたより質素な建物だった。
これが、北条政子が息子頼家の冥福を祈り建てたものなのかと。指月殿 名所・史跡
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指月殿の裏手には、その頼家の墓があった。
源頼家。
鎌倉幕府第二代将軍にして、源頼朝の嫡男。
北条氏との政争に敗れ、ここ修善寺に流され、祖父北条時政に暗殺された悲劇の将軍だ。
写真の石碑は、元禄16年(1704)の500回忌の時に建立されたものだそうで、後ろに少し見えている五輪塔が墓らしい。
それにしても、叔父の範頼が殺された地で弑逆された頼家もまた無念であったことだろう。
平和な今に生まれてつくづく良かったと思う。源頼家の墓 名所・史跡
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頼家の墓があった場所は小さな公園になっていた。
源氏公園と言う名前だが、ここ修善寺は、源氏にとっては因縁の土地。
範頼も頼家も、あまりありがたくは思っていないような。
そんな公園の中に、源氏の白旗を思い起こさせるように白梅が咲いていた。源氏公園 公園・植物園
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公園の片隅には十三士の墓が。
頼家が暗殺された後、謀反を起こそうとして討たれた頼家の家臣の墓だと書いてあった。
主君に忠義を尽くす。
今の世の中には無縁のことだが、個人的にはかなり憧れる。
会社に忠義は尽くしたくないし。十三士の墓 名所・史跡
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源氏公園からほど近くにあった外湯の筥湯へ。
その前に、『仰空楼』に登ってみたが、あまり景色は良くなかった。
ちなみに『仰空楼』とは、この地に滞在した夏目漱石が作った漢詩に因んで付けられたものだそうだ。 -
さて、筥湯で一風呂浴びよう。
以前、修善寺温泉にも7つの外湯があったそうだが、今は、最近造られたここだけ。
入ってみると、思ったよりもシンプルな造りでいい雰囲気だった。
ただ、ちょっと湯に新鮮さが感じられず、すぐに出てしまったのだが。筥湯 温泉
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修善寺温泉でお昼でもと思ったが、これといったお店も無かったので、とりあえず修善寺駅へ戻ることにした。
バス停へ戻ると、ちょうどバスが出るところ。
そして、飛び乗った途端、椎茸を買い忘れたことに気付いたのだった。
さらに、修善寺駅に着いてみたら、一本早いバスだった。。。修善寺駅 駅
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気を取り直し、とりあえず昼食を。
と思って駅前をパッと見たのだが、これまた何もなく。
どうしようかと思って駅の中を覗いてみたら、そば処があった。
とは言え、売店併設の食事コーナーだのだが。
でも、修善寺名物の椎茸そばがあったのでここに決めた。
食べてみると、これがなかなかのお味。
煮込まれて味の浸み込んだ椎茸も美味しかった。イズーラ修善寺 (そば処 スナックコーナー) グルメ・レストラン
-
食後、売店やコンビニで買い出しをした後、駅前で14:30発の宿の送迎車を待つ。
しばらくしてやってきた送迎車に乗り込み宿へ。
車は途中から高台へと登り始め、別荘地の中を走って行く。
HPでは30分ほど掛かるように書いてあったが、実際には15分ほどで到着した。 -
今回泊まったのは、ホテルワイナリーヒルズ。
名前の通り、ワイナリーが経営する宿だ。
入口はお洒落な感じだったが、中はかなりくたびれた感じだった。中伊豆温泉 ホテルワイナリーヒル 宿・ホテル
-
部屋はかなり広い和洋室。
6畳の和室とツインベッド、そしてテーブルが置かれたスペースがあった。
一人で泊まるには広すぎるな。 -
窓から外を眺めると、何と目の前はサッカーグラウンド。
どうもこの宿は、スポーツ施設があり、その合宿所として使われているようだった。
後で、嫌というほどそれを味わうことになるのだが。 -
部屋には、ワイナリーオリジナルのワインが一本サービスで置かれていた。
太っ腹と言いたいところだが、輸入物で、しかもガメイ種らしく。
コンビニで買ってきたガーリックチキンステーキと合わせてみたが、甘くてほとんど飲めず。
結局、2/3ほど残してしまった。 -
しばらく休んだ後、ワイナリー主催のガイドツアーに参加。
15:50発の送迎車に乗り、少し離れた場所にあるワイナリーへと向かった。
結構参加者が多くてびっくり。
バスは5分ほどでワイナリーに到着した。中伊豆ワイナリーシャトーTS 専門店
-
案内の方に連れられてツアー開始。
最初はよくある製造方法の解説だったが、次に向かったのはオーナーのコレクションセラー。
中に入ると、両側の棚すべてに、かのオーパスワンがずらりと並んでいて驚いた。
これだけでいくらになるのだろう。 -
そして一番奥にあったのがこれ。
何と、フィロキセラによる被害を受ける前のワインだった。
これだけで、何百万とするらしい。 -
外のテラスに出ると、広い葡萄畑が目の前に。
日本のワイナリーのブドウ畑って小さいのが点在する感じだけど、ここのは結構広いな。
北海道のに比べると、これでも狭いけど。 -
ツアーの最後は試飲。
でも、無料試飲はまったく興味のないものばかり。。。
仕方が無いので、有料試飲コーナーへ。
一杯100円で、一応、志太銘柄のワインが飲めたけど、好みのワインはなかった。
写真は、山ソーヴィニヨン。 -
ガイドツアーから戻り、とりあえず温泉へ。
掛け流しと言うことで期待していたのだが、大浴場へ行ってみると、分析表に、加温・加水・循環ろ過に塩素消毒の文字が。。。
再び気を取り直して、湯上り処で晩酌を。
ところが、若い女性の店員さんが一人で切り盛りしていて、注文を取りに来る余裕がない様子。
何とか厨房近くまで行って注文したが、ビールが来るまでかなり待たされて。
結局、つまみ一品で退散した。
ついてない時はこんなものだな。 -
翌日も晴れ。
まずは朝風呂と思ったら、元気な体育会系の若者で芋洗い状態。
そういえば、昨夜もうるさかったな。。。
早々に出て、朝の散歩を。
グランドの周りには、河津桜が咲いていた。 -
9:00発の送迎バスに乗り、修善寺駅へと向かう。
予定では、9:52発の電車に乗る予定にしていたのだが、送迎バスは15分と掛からず駅に着いてしまったので、3本も前の9:16発の電車に乗ることに。
この日は、中伊豆北部にある温湯が湧く里へ。
最寄り駅は、韮山駅から3つ三島寄りの大場駅。
修善寺駅からは25分ほどで到着した。大場駅 駅
-
大場駅からはバスで畑毛温泉へ向かうのだが、バスの本数が少なく、少し歩いた県道に面したバス停へ。
時刻表を見てみると、それでも10:03まで無い。
この日は天気が良過ぎて暑いほどで、花粉もたくさん飛んでいた。
おかげで、待っている間、くしゃみが止まらず大変だった(^^; -
少し遅れてやってきたバスに乗車。
終点の畑毛温泉までは、わずか10分ほどのバスの旅。
しばらく走ると、車窓に桜並木が見えた。
不意に現れたけど、すぐに旅人の本能が最寄りバス停を記憶。
時間があったら、あとで寄ろうと心に決めた。
そして、10分ちょっとで終点の畑毛温泉バス停に到着。 -
とりあえず、畑山温泉街を通り抜け、今回の旅一番の目的と言ってよい、駒の湯源泉荘を目指す。
温泉街を抜ければ、房総のような長閑で優しげな風景が広がっていた。 -
おっと、牛さんたちもまどろんでいるな。
うららかな、春のような陽気で、猫じゃなくても眠くなるよな。 -
牛さんたちがいた小さな牧場の少し先に、惜しくも廃業してしまった奈古谷温泉旅館が見えてきた。
現在、洋画家の中西繁氏が中心となり、『中伊豆アートビレッジ』の拠点としての整備が進んでいるらしい。
ちなみに、まだ先の話だが、埋められた大浴場も復活するらしい。
一般の人が入れるかはわからないけど。 -
奈古谷温泉を過ぎると、沢沿いの道となり、この先に温泉があるのかと不安にあり。
と言うか、温泉街からずっと人に会わず。。。
ところが、しばらくすると、後ろに人の気配が。
振り返らずに、目の端に捉えたのは、いかにも温泉好きな感じの男性。
こんな場所を歩いてくるということは、やはり目的地は駒の湯だな。 -
しばらく歩くと、ようやく建物が見えてきた。
渓流の向こう側に、露天風呂と浴室らしいレトロな建物が。
これは、結構いけるのでは。 -
そして、目指す駒の湯源泉荘に辿り行いた。
日帰り専門かと思ったら、ちゃんと宿泊も受け付けているようだった。駒の湯 源泉荘 宿・ホテル
-
玄関を入ると、旅館らしい佇まい。
大きな柱時計が壁に掛かっていたりして、結構いい感じ。
ただ、ちょっと小奇麗すぎる感じだな。 -
受付で入浴料を払い、大浴場へ。
廊下を歩いて行くと、露天風呂と内湯が離れているタイプだった。
う〜ん、基本的に露天風呂に着替えて行かなければならないのはマイナス点なんだよな。
でも、お湯と雰囲気が良ければ問題なし。
で、内湯はというと、地元客なのか、温泉好きなのかわからない人たちで結構混んでいた。
でも、浴室の雰囲気もよく、お湯は源泉そのままの温湯から沸かし湯まで、3つぐらいの小さな湯船が並びいい感じ。
ほぼ源泉温度に近い38度ぐらいの湯船に浸かったが、これが絶妙。
中伊豆にこれほどの湯があるとは。
いやぁ、時間が許す限りのんびりしたい湯だな。
この後、露天風呂にも行ったのだが、こちらはなんてことも無かった。。。 -
至極の駒の湯を堪能し、気分よく畑毛温泉へと戻る。
その途中で目に付いたボトル型の看板。
見れば、『天然酵母飲料COBON』とあった。
知らないなぁ
ちょっと興味がわいたのだが、どう見ても何もない場所。
後ろ髪を惹かれたが、今回は探索はしないことにした。 -
そして、畑毛温泉に。
さて、どこでお湯をいただこうかと思ったのだが、有名な大仙家はとりあえずパス。
そこで、中心部から外れた場所を探してみた。
すると、比較的大きな『富士見館』と『旅館つるみ』を発見。
まずは『旅館つるみ』をと思ったのだが、どうにも入りづらい佇まいで断念。
源泉に一番近いということで気になったのだが。。。畑毛温泉 温泉
-
その近くにある『富士見館』へ。
でも、これがミスチョイスだった。
気軽に日帰りを受け付けてくれたのは良かったのだが。。。
駒の湯でしっぽりした後で、これは無かった。
まるでスーパー銭湯に入った感じで。
同じ温湯でも、印象の違いは大きいものだなと。富士見館 宿・ホテル
-
もやもや感を引き摺りながら、往きのバスから観た土手沿いの桜に会いに。
ところが、行ってみると、桜が川側では無く、土手の外側にあってちょっと違和感が。
それに、まだ若いらしくて、まだ仲良し桜姉妹か兄弟みたいで。
写真を撮ろうとすると、電線やら建物やらが入ってしまうのも残念だった。 -
そこで、いろいろ場所を探すと、やはり、こんな感じに。
同じ人が作ったものでも、畑やビニールハウスは違和感が無いかなと。 -
この季節にこれほど咲いているので、たぶんあれかなと思っていたら、やっぱり河津桜だった。
ちなみに、ここは今年で12回目にある『かんなみ桜まつり』の会場だった。
まったく知らなかったけど(^^; -
ここにも、南伊豆の有名なところのように菜の花とのコラボも。
でも、観光客の姿はそれほど多くは無く。
とは言え、結構な人出だった。
20年も経てば、桜も成長して、名所になるかもしれない。 -
でも今は、ビニールハウスの方が綺麗かも(笑)
-
しばらく土手沿いに歩くと、バス通りに出た。
近くのバス停に行ってみたが、待っていたのは地元のお年寄り一人だけ。
何だか寂しいなぁ。
しかも、次のバスは、12:57発の実証試験運行のコミュニティバス。
これって、民営路線バスが無くなるってことだよな。
もう少し、公共交通機関を使ってくれる人が増えればいいのにと思う。 -
大場駅から13:25発の三島行きに乗車。
予定よりも1時間ほど早く着いてしまったので、普通列車で熱海へ抜けることに。
14時過ぎに熱海駅に着いたが、接続が今一つだった。
そこで、14:28発の特急『踊り子108号』の自由席が空いていたら乗ってしまおうと決めたら、ちょうど一席空いていたので、これで品川駅へと向かい、あとは上野東京ラインで地元へ。
ふるさと割に釣られて行った修善寺だったが、宿は別として、なかなか良い旅だったような。
いつか、季節を変えて、修善寺温泉に宿を取ってのんびりするのもいいかなと。
まあ、いつになることやらわからないが。
できれば、次は秋の紅葉の頃がいいかな。三島駅 駅
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この旅行記へのコメント (16)
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- ryujiさん 2024/09/25 09:16:04
- 素敵な修善寺の旅を拝見で~す💛
- おはようございます、旅猫さん。 ご無沙汰しております。(書き込みの苦手な小
生にて)
タイトルの旅行記を拝見させていただきました。 いい~ですねぇ~、鎌倉幕府ゆかりの修善寺!。 歴史好きの小生、将軍頼家公の悲哀は身につまされます。 それと小生が一番に感嘆したのは、旅猫さん貴女さまですよ!。 「源氏の白旗を白梅に譬えられた」、この感覚と想いはまさに詩人ですね。
小生は、残念ながら頼家公の墓の参拝に縁がありませんでした。 それと蛭が小島の「頼朝公と政子殿の像」も見ておりません。(別途旅行記) この歳をもってしては、今後無理かな?。
旅猫さん、素敵な旅行記をありがとう!。 これからもよろしくお願いします。
ryuji
- 旅猫さん からの返信 2024/09/25 20:52:50
- RE: 素敵な修善寺の旅を拝見で~す💛
- ryujiさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
修善寺は、今や一大観光地ですが、まだまだ歴史の息吹を感じることが出来ます。
頼家、範頼の無念が、そこかしこに滲んでいるような。
白梅は、鎌倉でも観ますが、源氏の白旗を思わずにはいられません。
私も、大の歴史好きです。
蛭が小島は、かなり渋い場所ですが、歴史の舞台ですので、訪れました。
https://4travel.jp/travelogue/11265994
韮崎城周辺も静かでよかったです。
旅猫
-
- rupannさん 2016/04/30 21:38:00
- 修善寺
- 河津桜と菜の花と〜懐かしいなぁ
以前河津桜見物に三島へ宿泊して
修善寺へちょっとかすったぐらいかな
いつか修善寺方面へ行ってみたくなりました〜
お蕎麦のお出しの色をみて...関東だなぁと苦手なお味を思い出しました。
仕事から解放された休日は安眠をむさぼりまくっております〜
by rupann♪
- 旅猫さん からの返信 2016/05/01 09:03:28
- RE: 修善寺
- rupannさん、こんにちは〜
いつもありがとうございます。
修善寺はかすっただけでしたか(笑)
ちょっと混む場所もありますが、なかなか良い温泉街でしたよ。
温泉自体は、大したことはないです。
関東の出汁は苦手ですか!
色は濃くても、味はまろやかなものも多いですよ。
江戸の老舗は、辛くて濃いですけど。
GW前半は、家でまったりしています。
後半も実家ぐらいにしか行かない予定です。
7〜8日で、信州へ行こうかなと。
旅猫
-
- momotaさん 2016/04/20 01:15:29
- 温泉失敗
- 旅猫さん、こんばんは♪
湯温38℃最高ですね〜。私もお風呂はぬるいのが好きなんです。
この間行った湯河原の日帰り温泉は綺麗で設備は良かったんですけど
43℃と熱くて長く入っていられないの。
せっかくお好みの雰囲気で入浴した後のスーパー銭湯風…
あれでやめておけば良かったと思いますよね〜
モヤモヤ引きずりながらも最後に綺麗な河津桜が見れて良かった。
でもなんで川側じゃないのかしら?
絵にならない場所には人は集まらないよ〜と思ったらあら、桜まつりも
やってるのですね。伊豆は桜の名所多いからここは地元の方の楽しむ
ところなのかな?ビニールハウスに負けないように成長するといいですね。
- 旅猫さん からの返信 2016/04/20 10:11:17
- RE: 温泉失敗
- momotaさん、こんにちは〜
修善寺の旅行記を読んでいただきありがとうございます!
駒の湯はいい雰囲気の温泉でした。
露天風呂はいまひとつですが。
でも、あの温湯は最高でした。
ずっと入っていられるので、寝てしまいそうでした(笑)
熱い湯は、長湯ができないのでもったいないですよね。
畑毛温泉も温湯なのですが、入った宿を間違いましたね。
有名なところにしておけば、モヤモヤしないで済んだのに。
あそこの桜祭りは、今はまだマイナーですけど、
桜が大きくなったら、もっと人が来るようになるでしょ。
でも、なぜ川側に植えなかったのかが不思議ですよね。
旅猫
-
- 潮来メジロさん 2016/04/16 23:40:30
- キセキレイですね。ヾ(^o^)
- 旅猫さん、こんばんは! (^◇^)ノ
毎度、訪問&投票ありがとうございました。
> 川の中の石の上には鳥さんが。
この鳥さんは、キセキレイ(黄鶺鴒)ですね。
水のきれいな河川の上流部などでは、よく見かけます。
ではまた・・・。(^_^)/~~~
(潮来メジロ)
- 旅猫さん からの返信 2016/04/17 07:15:07
- RE: キセキレイですね。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん、こんにちは。
こちらこそ、いつもありがとうございます!
やはり、キセキレイさんでしたか。
そうじゃないかなと思っていたのですが。
美しいお姿の鳥さんですよね。
修善寺温泉街の真ん中を流れる川なのですが、結構綺麗なのかな?
日頃、カラスやハト、スズメぐらいしか見かけないので、こんな綺麗な鳥さんを観ると嬉しくなります。
旅猫
-
- みかりさん 2016/04/16 00:21:07
- 風情がありますよね!
- 旅猫さん、こんばんは!
ふるさと割で修善寺に行かれたんですね。
まだまだ寒い時期の旅だったのに、修善寺は春を感じる風景を
たっぷりと楽しめたんですね。
修禅寺・・・あそこの手水舎は温泉でしたね。あのだるまさんも
良く覚えています。私が訪れた時は人も少ない時期の夕暮だったので・・・
風情があるお寺だなと思った記憶が・・・・。
何より足湯もガラガラに空いていたし、手水舎の温泉も温かくて
気持ちが良くてずっと手をつけていた気が。(寒い時期じゃ無かったのに)
とても雰囲気が良かったので、修善寺で川沿いのお宿かどこかで
のんびり泊まりたいな〜と思った記憶があります。でも掛け流しの
温泉は少ないんですね。あんな大きなタンクにお湯を貯めているとは・・・。
&伊豆が椎茸の名産地とは知りませんでした。(大分辺りかと・・・)
今度行った時は、椎茸も意識してお土産に買わないと。
桜の花も綺麗ですね。時期的に河津桜ですよね??
これから人気の名所になるかもしれませんネ!
お宿は微妙な所もあったようでしたが、のんびりと温泉と花を
楽しめた旅となったようですね。最近伊豆には行っていないので
訪れてみたくなりました。
みかり
- 旅猫さん からの返信 2016/04/17 06:52:31
- RE: 風情がありますよね!
- みかりさん、こんにちは〜
いつもありがとうございます!
熊本は大変ですね。
親戚や知り合いが住んでいるので心配です。
最後のふるさと割でした。
ちらっと見たら、まだ余っていたので。
でも、取った宿が悪かった(^^;
体育会系の合宿所状態で。。。
修禅寺は、訪れた時、かなりアジア系の観光客の方が来ていました。
お寺さんは、文化的に通じるところがありますからね。
でも、やっぱり賑やかな方が多くて(^^;
修善寺温泉は、26か所も源泉があるようなのですが、
湧出量が少ないのに、宿が多いようで、足りないみたいですね。
有名な新井旅館さんは掛け流しですし、川に面していて風情がありますよ。
伊豆は、山葵と椎茸、筍の産地ですよ。
椎茸専門店には驚きましたけど。
お土産を買い忘れて公開しています。
河津桜が結構咲いていました。
でも、綺麗だったのは修善寺寒桜でした。
新宿御苑にもあるのですが、結構好きな桜です。
旅猫
-
- hot chocolateさん 2016/04/12 01:42:32
- 早春の修善寺♪
- 旅猫さま
こんばんは〜
今日は寒いので、暖かそうな「早春の修善寺」の旅行記にお邪魔しています。
修善寺というと、昔から有名な温泉地なので、ちょっと俗化した温泉地というイメージがありましたが、何年か前に行った時に思いのほかいい雰囲気で気に入りました。
竹林の小径や赤い橋の辺りを、浴衣を着た若いカップルが歩いていて、なかなかいい感じでした。
そうそう、私が行った時も桜の季節で、修禅寺にあのだるまさん(?)がいましたね。
修禅寺の温泉街から少し外れたところに美味しいお蕎麦屋さんがありますよ。
もり蕎麦のワサビは、長い葉のついた本物の山葵でした。
中伊豆ワイナリーのオーナーは、「シダックス」のオーナーの志太氏ですよね。
このワイナリーが出来て間もない頃行ったことがあります。
hot choco
- 旅猫さん からの返信 2016/04/17 06:32:02
- RE: 早春の修善寺♪
- hot chocoさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
お返事が遅くなりすみませんでした。
私も、有名な観光地なので、これまで避けていたような感じです。
でも、訪れていたら、確かに観光客は大勢いましたが、
思いのほか風情も感じられ、散策は楽しかったです。
お蕎麦屋さんはいくつか見かけましたが、結構混んでいたのでやめました。
山葵は伊豆の名産ですからね。
自分ですりおろすのはいいですよね。
> 中伊豆ワイナリーのオーナーは、「シダックス」のオーナーの志太氏ですよね。
そうですね。
カラオケボックスで知られていますが、オーナーはワイン好きなのですね。
コレクションは圧巻でした。
旅猫
-
- ガブリエラさん 2016/04/09 22:32:02
- お湯のお手水\(◎o◎)/!
- 旅猫さん☆
こんばんは♪
お湯のお手水に、まずびっくりですヽ(^o^)丿
寒い時には、本当にありがたいですよね♪
冬場のお遍路バスツアーの時、1日に何度も冷たい水で手と口を清めて、手がかじかんだのを、思いだしました(*^_^*)
立派な大木って、絶対触ったほうがいいですよね♪
すごい生命力を持ってるから、私も必ず触るか、抱きつくか(笑)、させていただきます(^_^)v
持病も、吸い取ってくれないかな、なんて(こらこら!)。
来週、実は静岡に行くことになったんです♪
伊豆の方ではなくて、山中湖の方なんですけどね(^_-)-☆
とても楽しみです!
ガブ(^_^)v
- 旅猫さん からの返信 2016/04/11 21:33:30
- RE: お湯のお手水\(◎o◎)/!
- ガブさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
手水が温泉というのは、別所温泉の北向観音以来でした。
珍しいですよね。
大樹は、素晴らしいですよね。
力をもらえそうで、やっぱり触りたくなりますよね。
でも、吸い取ってはくれないような(^^;
> 来週、実は静岡に行くことになったんです♪
そうでしたか!
一昨日から、静岡へ行っていました。
三保と富士宮です。
桜と富士山が綺麗でしたよ。
山中湖、楽しんできてください!
旅猫
-
- 天星さん 2016/04/07 22:14:39
- ビニールのトンネルハウス
- ビニールのトンネルハウスを背景に桜......
見たことない風景、きれいな畑に光る
トンネルハウスも印象的ですね!
最近、オオイヌフグリの花を接写撮影に
ハマっているえちごでございます。
1cmもないあの小さな花、撮影すると
おもしろいもので........ついつい時が経つのを忘れ
お客さんとの打ち合わせ時間に遅刻(笑)
春眠暁を覚えずみたいな話でその場をごまかす......
気温がぐーんとあがって、本日は雨でも風強く嵐みたいな天気
梅雨を思わせるような気温でした!
あったかくなると旅したいな.....
牛さんみたいにのんびりとしたいけど
どこからか達磨大使さまのような鋭い眼光......笑
えちご
- 旅猫さん からの返信 2016/04/08 23:15:12
- RE: ビニールのトンネルハウス
- えちご殿
いつもありがとうございまする。
ビニールハウスと河津桜。
伊豆らしい風景だと思います。
光るハウス、綺麗でした。
オオイヌフグリは極少なので、接写は面白そうですね。
春ならではの花ですし。
在来種のインフグリに出会えたら、よろしくお伝えください(^^)
春真っ盛り。
これからは新緑ですね!
大好きな季節なので、旅に出たいところですが。。。
4月から新しい職場で、ドタバタしています。
旅猫
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