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仕事でヨーロッパに行く。<br />仕事での拘束時間は長くて、週末でもなければ観光地めぐりもできない。<br />その地の観光地を網羅するのは無理としても、<br />せっかくきたのだから、「ここだけはっ」という場所くらいは訪問したい。<br /><br />私の場合、それは美術館だ。<br /><br />パリには何度か行っている。<br />一回の訪問では時間が取れなくても、少しずつ見ていく。<br />そういうわけで、訪問一回で一か所ずつかそれ以下なので<br />ミュージアムパスは使ったことがない。<br />一度を除いて、入場時に並んだこともない。<br /><br />ルーブルは見終わるまでに3回かかった。<br />再訪カ所を入れると5回。<br /><br /><br />そんな風にして、行ったことのある美術館がそれなりに増えた。<br />比較的ラッキーなパリの美術館めぐりをまとめてみた。<br /><br /><br />

美術館・美術館・パリといえば美術館

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2013/09/10 - 2013/09/19

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27

Zebra

Zebraさん

仕事でヨーロッパに行く。
仕事での拘束時間は長くて、週末でもなければ観光地めぐりもできない。
その地の観光地を網羅するのは無理としても、
せっかくきたのだから、「ここだけはっ」という場所くらいは訪問したい。

私の場合、それは美術館だ。

パリには何度か行っている。
一回の訪問では時間が取れなくても、少しずつ見ていく。
そういうわけで、訪問一回で一か所ずつかそれ以下なので
ミュージアムパスは使ったことがない。
一度を除いて、入場時に並んだこともない。

ルーブルは見終わるまでに3回かかった。
再訪カ所を入れると5回。


そんな風にして、行ったことのある美術館がそれなりに増えた。
比較的ラッキーなパリの美術館めぐりをまとめてみた。


旅行の満足度
5.0

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  • やはりパリの美術館といったらルーブルか。<br />初訪問は2000年ごろだったと思う。<br /><br />ガラスのピラミッドの中に降り、エントランスに向かうのが常とうらしいが、<br />地下鉄でアクセスしてそのまま入ることも可能だ。<br />特に、途中のミュージアムショップでチケットを購入できる時があるので、<br />そうすれば並ばなくてすむのでラッキーだ。<br /><br />地下鉄は1番線あるいは7番線にで、<br />パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Palais-Royal/Musée du Louvre)。<br />ただ、ダフ屋みたいなのやスリも多いので、要注意。<br /><br />ガラスのピラミッドは悪評だったらしいが、<br />ダヴィンチコードのラストで、トムハンクスがここに跪くシーンは、<br />それはそれは美しかった。

    やはりパリの美術館といったらルーブルか。
    初訪問は2000年ごろだったと思う。

    ガラスのピラミッドの中に降り、エントランスに向かうのが常とうらしいが、
    地下鉄でアクセスしてそのまま入ることも可能だ。
    特に、途中のミュージアムショップでチケットを購入できる時があるので、
    そうすれば並ばなくてすむのでラッキーだ。

    地下鉄は1番線あるいは7番線にで、
    パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Palais-Royal/Musée du Louvre)。
    ただ、ダフ屋みたいなのやスリも多いので、要注意。

    ガラスのピラミッドは悪評だったらしいが、
    ダヴィンチコードのラストで、トムハンクスがここに跪くシーンは、
    それはそれは美しかった。

    ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

    好きな絵を探して by Zebraさん
  • 初めてルーブルを訪問したときに一目ぼれした絵。<br />雰囲気だけを見て、長い間、ハムレットのオフィーリアの絵だと思っていた。<br /><br />正しくは ポール=ドラローシュ『若き殉教者の娘』。<br />この写真は暗く撮影されてしまったが、<br />絵の奥に馬に乗った騎士の姿が描かれている。<br />また、同一のモチーフの絵が何枚かあり、他の美術館にもあるようだ。

    初めてルーブルを訪問したときに一目ぼれした絵。
    雰囲気だけを見て、長い間、ハムレットのオフィーリアの絵だと思っていた。

    正しくは ポール=ドラローシュ『若き殉教者の娘』。
    この写真は暗く撮影されてしまったが、
    絵の奥に馬に乗った騎士の姿が描かれている。
    また、同一のモチーフの絵が何枚かあり、他の美術館にもあるようだ。

  • あんたほんとに使徒か? その色っぽさは何なんだよ。<br /><br />友人一押しの絵、レオナルド=ダ=ヴィンチの『ヨハネ』。<br />周りに置かれているのが聖母の絵なので、ひときわ色気が目立つ。

    あんたほんとに使徒か? その色っぽさは何なんだよ。

    友人一押しの絵、レオナルド=ダ=ヴィンチの『ヨハネ』。
    周りに置かれているのが聖母の絵なので、ひときわ色気が目立つ。

  • かの有名な『サモトラケのニケ』。<br /><br />ミロのヴィーナスよりモナリザより、私はニケが見たくてルーブルに来た。<br />小学生の頃に読んだギリシャ神話の表紙が、イラスト風のこの像だった。<br />実在の像だと知って、いつか見たいと思っていた。<br />比較的身近な、パリのルーブルにあると聞いてからはなおさらだ。<br /><br />ルーブルに行くと毎度真っ先に挨拶をして、それから他の美術品を見る。<br /><br /><br />2013年に訪問したときは修理中で見ることができなかった。<br />昨年はパリは素通りだった。次はいついけるのか……<br /><br />

    かの有名な『サモトラケのニケ』。

    ミロのヴィーナスよりモナリザより、私はニケが見たくてルーブルに来た。
    小学生の頃に読んだギリシャ神話の表紙が、イラスト風のこの像だった。
    実在の像だと知って、いつか見たいと思っていた。
    比較的身近な、パリのルーブルにあると聞いてからはなおさらだ。

    ルーブルに行くと毎度真っ先に挨拶をして、それから他の美術品を見る。


    2013年に訪問したときは修理中で見ることができなかった。
    昨年はパリは素通りだった。次はいついけるのか……

  • エジプト展示エリアにいた、『何とかライオン』<br />残念ながら名前をきちんと覚えていないのだが、<br />とぼけた表情が2013年の一押し。<br /><br />なお、ルーブルはフラッシュさえ炊かなければ、美術品の撮影はOKだ。<br />私がこの子を「It&#39;s cute♪」と言って撮影していたら、<br />他の人たちもそうだそうだと写しはじめたのがおかしかった。

    エジプト展示エリアにいた、『何とかライオン』
    残念ながら名前をきちんと覚えていないのだが、
    とぼけた表情が2013年の一押し。

    なお、ルーブルはフラッシュさえ炊かなければ、美術品の撮影はOKだ。
    私がこの子を「It's cute♪」と言って撮影していたら、
    他の人たちもそうだそうだと写しはじめたのがおかしかった。

  • ルーブルで美しいのは、絵画ばかりではない。<br />建物から天井から、すべてが美術品の中にいるような感じだ。<br /><br />それはパリの街全体を見てもそうなのだが、<br />ルーブルに行くなら、丸一日費やすか、何日か通うか、<br />そのすべてを味わって欲しいと思うのだ。

    ルーブルで美しいのは、絵画ばかりではない。
    建物から天井から、すべてが美術品の中にいるような感じだ。

    それはパリの街全体を見てもそうなのだが、
    ルーブルに行くなら、丸一日費やすか、何日か通うか、
    そのすべてを味わって欲しいと思うのだ。

  • 次はマルモッタン美術館。<br />近くにメトロの駅がないから、観光客は行きにくいといわれている美術館だ。<br />位置関係はこんな風だ。<br /><br />メトロ9番線ラ・ミュエット(La Muette)駅からエッフェル塔を背にしてすすむ。<br />方向がわからなくなったら、エッフェル塔を探せばよい。

    次はマルモッタン美術館。
    近くにメトロの駅がないから、観光客は行きにくいといわれている美術館だ。
    位置関係はこんな風だ。

    メトロ9番線ラ・ミュエット(La Muette)駅からエッフェル塔を背にしてすすむ。
    方向がわからなくなったら、エッフェル塔を探せばよい。

  • こんな感じの、実にのどかで感じのいい道だ。<br />この馬は、飼い主とお散歩中みたいだった。<br /><br />高級住宅街の間を抜けていく感じなので、天気の良いときならば、散策も悪くはない。<br />

    こんな感じの、実にのどかで感じのいい道だ。
    この馬は、飼い主とお散歩中みたいだった。

    高級住宅街の間を抜けていく感じなので、天気の良いときならば、散策も悪くはない。

  • マルモッタン美術館の建物。<br /><br />パリの美術館にしては珍しく、内部は撮影禁止だった。<br />(いや、タイミングによって撮影がダメだったり良かったりするので、<br />このときにダメだっただけかもしれないが)<br /><br />置いてある絵画は、モネが多い。<br />モネの睡蓮というとオランジェリー美術館が有名だが、<br />マルモッタン美術館にもモネやルノアールの描いた人物画がたくさんある。<br />上のフロアは古い宗教画がたくさんあって、クラナッハもなかなか美しいのが一枚。<br />

    マルモッタン美術館の建物。

    パリの美術館にしては珍しく、内部は撮影禁止だった。
    (いや、タイミングによって撮影がダメだったり良かったりするので、
    このときにダメだっただけかもしれないが)

    置いてある絵画は、モネが多い。
    モネの睡蓮というとオランジェリー美術館が有名だが、
    マルモッタン美術館にもモネやルノアールの描いた人物画がたくさんある。
    上のフロアは古い宗教画がたくさんあって、クラナッハもなかなか美しいのが一枚。

    マルモッタン モネ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

    ブローニュの森とセットで by Zebraさん
  • マルモッタン美術館のすぐ奥には、ブローニュの森が広がっている。<br />これはシュペリユール湖。<br /><br />湖の周りを遊歩道みたいな道で回れるようになっていて、<br />このときも、湖の周りをジョギングする人に大勢すれ違った。<br />ハイウェイが近くに走っていて、それほど空気が良いとも思えないのだが、<br />皇居のお堀の周りを走るような感じなのかな。

    マルモッタン美術館のすぐ奥には、ブローニュの森が広がっている。
    これはシュペリユール湖。

    湖の周りを遊歩道みたいな道で回れるようになっていて、
    このときも、湖の周りをジョギングする人に大勢すれ違った。
    ハイウェイが近くに走っていて、それほど空気が良いとも思えないのだが、
    皇居のお堀の周りを走るような感じなのかな。

    ブーローニュの森 広場・公園

  • こちらはアンフェリユール湖。<br />おとぎの国の庭みたいで、実にきれいだ。<br /><br />が、聞くところによると、ブローニュの森の周りには、<br />その種の人々が集まる場所があるそうな。<br />その手の人に好かれやすい男性は気をつけたほうが良いのかも。<br />

    こちらはアンフェリユール湖。
    おとぎの国の庭みたいで、実にきれいだ。

    が、聞くところによると、ブローニュの森の周りには、
    その種の人々が集まる場所があるそうな。
    その手の人に好かれやすい男性は気をつけたほうが良いのかも。

  • 次はオランジュリー美術館。<br />パリ在住歴のある友人に連れて行ってもらったのだが、<br />ここが唯一並んだ美術館だ。<br /><br />「1時間くらいなら早いほうだよ」とのことだったが、<br />コンコルド広場の横の、チェイルリー公園内にあり、<br />確かに、待ち時間もそれほど苦痛ではない。

    次はオランジュリー美術館。
    パリ在住歴のある友人に連れて行ってもらったのだが、
    ここが唯一並んだ美術館だ。

    「1時間くらいなら早いほうだよ」とのことだったが、
    コンコルド広場の横の、チェイルリー公園内にあり、
    確かに、待ち時間もそれほど苦痛ではない。

  • チェイルリー公園。<br />眺めが良くてきれいだ。

    チェイルリー公園。
    眺めが良くてきれいだ。

  • とてもモダンな内部。<br />がらーんとしたフロアに、美術館はどこにあるんだ? と不安になる。 <br /><br />チケットを購入して誘導され、地下に降りていく。

    とてもモダンな内部。
    がらーんとしたフロアに、美術館はどこにあるんだ? と不安になる。 

    チケットを購入して誘導され、地下に降りていく。

    オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • オランジュリー美術館といえば、モネの睡蓮の絵が有名だ。<br />

    オランジュリー美術館といえば、モネの睡蓮の絵が有名だ。

  • やわらかい光を上手に取り込んだ、睡蓮の間は、<br />ぐるりとモネの睡蓮の絵に囲まれている。<br /><br />睡蓮はこうやって見るために描かれたんだなあ、とすら思える。<br />森の中にいるように、何時間でも眺めていられる。<br /><br />確かに、これは混雑の中で見る絵ではない。<br />中が混み合わないように、入場制限をしている、ということが良くわかる。

    やわらかい光を上手に取り込んだ、睡蓮の間は、
    ぐるりとモネの睡蓮の絵に囲まれている。

    睡蓮はこうやって見るために描かれたんだなあ、とすら思える。
    森の中にいるように、何時間でも眺めていられる。

    確かに、これは混雑の中で見る絵ではない。
    中が混み合わないように、入場制限をしている、ということが良くわかる。

  • ローランサンやルノアール、セザンヌ、ユトリロなどの絵もそれなりに置かれている。<br />でも、やっぱりここはモネのための美術館だな、という気がする。<br /><br />最後に、もう一度「睡蓮の間」に戻ってから、美術館を後にした。<br />美術品数はそれほど多くはないが、<br />ぜひ、ゆったりと時間が取れるときに訪れて欲しい美術館だ。

    ローランサンやルノアール、セザンヌ、ユトリロなどの絵もそれなりに置かれている。
    でも、やっぱりここはモネのための美術館だな、という気がする。

    最後に、もう一度「睡蓮の間」に戻ってから、美術館を後にした。
    美術品数はそれほど多くはないが、
    ぜひ、ゆったりと時間が取れるときに訪れて欲しい美術館だ。

  • さて、最後は最も愛するギュスターヴ=モロー美術館だ。<br />ルーブルよりも先に訪問し、ルーブルよりも何度も訪問している。<br /><br />メトロ12号線トリニテ駅(Trinite)から、坂を上って約5分。

    さて、最後は最も愛するギュスターヴ=モロー美術館だ。
    ルーブルよりも先に訪問し、ルーブルよりも何度も訪問している。

    メトロ12号線トリニテ駅(Trinite)から、坂を上って約5分。

    ギュスターヴ モロー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

    画家に近付けたような感じ by Zebraさん
  • ちなみにこれがサン・トリニテ教会。<br />駅が低いところにあるので、教会を見上げる状態になる。

    ちなみにこれがサン・トリニテ教会。
    駅が低いところにあるので、教会を見上げる状態になる。

    サントトリニテ教会 寺院・教会

  • モロー美術館は、モローの住居を改造して作ったもので、<br />だから普通の住宅の一角にある。<br />三階建てだが、横に並ぶ家となんら変わるところはない。<br /><br />たぶん10回以上訪問したと思うが、混んでいたことはない。<br />3連日で行ったときは、ゲートの女性が覚えてくれていた。<br />空いているのは美術館などの美術品密度に比べれば、<br />絵の枚数が少ないからかもしれない。<br />それでも「お、こんなところに」という形でモローの作品がちりばめられている。<br /><br />ここにモローが住んでいたのかと思うと、わくわくする。

    モロー美術館は、モローの住居を改造して作ったもので、
    だから普通の住宅の一角にある。
    三階建てだが、横に並ぶ家となんら変わるところはない。

    たぶん10回以上訪問したと思うが、混んでいたことはない。
    3連日で行ったときは、ゲートの女性が覚えてくれていた。
    空いているのは美術館などの美術品密度に比べれば、
    絵の枚数が少ないからかもしれない。
    それでも「お、こんなところに」という形でモローの作品がちりばめられている。

    ここにモローが住んでいたのかと思うと、わくわくする。

    ギュスターヴ モロー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

    画家に近付けたような感じ by Zebraさん
  • 明るい屋外から入ると、屋敷の中はほの暗い。<br />一階でチケットを購入して、上の階へ上ると、彼が書斎に使っていた部屋に出る。<br />デコラティブで、凝っていて、山ほど並べられているけれど、それぞれが厳選されてる。

    明るい屋外から入ると、屋敷の中はほの暗い。
    一階でチケットを購入して、上の階へ上ると、彼が書斎に使っていた部屋に出る。
    デコラティブで、凝っていて、山ほど並べられているけれど、それぞれが厳選されてる。

  • モローが生きていたときと同じように、家具が配置され、服がかけてある。<br />チェスボードにはコマが並べられている。<br />

    モローが生きていたときと同じように、家具が配置され、服がかけてある。
    チェスボードにはコマが並べられている。

  • 椅子もドアも暖炉も、ここにモローがいたことがある、と思うと、<br />もう「うああああああ」となる。<br />すべてにスリスリしたくなる。 ←やめろ。

    椅子もドアも暖炉も、ここにモローがいたことがある、と思うと、
    もう「うああああああ」となる。
    すべてにスリスリしたくなる。 ←やめろ。

  • 家の中央に美しい螺旋階段があって、それを上って、居住フロア、<br />アトリエのフロア、と登っていける。<br />アトリエのフロアには、彼の作品が所狭しと展示されている。<br />

    家の中央に美しい螺旋階段があって、それを上って、居住フロア、
    アトリエのフロア、と登っていける。
    アトリエのフロアには、彼の作品が所狭しと展示されている。

  • ここにおいてある絵で一番有名なのって、なんだろう?<br />サロメの『出現』(ヨハネの首が空中に浮かんでいる絵)は<br />見たことのある人が多いんじゃないだろうか?<br /><br />私はオスカーワイルドの戯曲の『サロメ』が好きなのだが、<br />ビアズリーの描いた挿絵のサロメよりも、<br />モローのサロメのほうがワイルド作品に似合うような気がする。<br /><br />すばらしく美しいけれど、妖艶ではない少女のサロメ。<br />体の形は大人でも、無垢なサロメ―――<br />むしろヨハネのほうが、危うい美形で妖しく美しい。<br /><br />(まあ、ワイルドが同性愛者だから、戯曲もそうなっちゃっている、<br /> という説もあるのだけど)

    ここにおいてある絵で一番有名なのって、なんだろう?
    サロメの『出現』(ヨハネの首が空中に浮かんでいる絵)は
    見たことのある人が多いんじゃないだろうか?

    私はオスカーワイルドの戯曲の『サロメ』が好きなのだが、
    ビアズリーの描いた挿絵のサロメよりも、
    モローのサロメのほうがワイルド作品に似合うような気がする。

    すばらしく美しいけれど、妖艶ではない少女のサロメ。
    体の形は大人でも、無垢なサロメ―――
    むしろヨハネのほうが、危うい美形で妖しく美しい。

    (まあ、ワイルドが同性愛者だから、戯曲もそうなっちゃっている、
     という説もあるのだけど)

  • 素描やペン画も少々置かれている。<br />とにかくモローづくしだ。<br /><br />なんでも修理している絵もあって、時々展示物を変えるとのこと。<br />それなら、またこなくちゃ、と、思う。<br /><br />(2013年は改装中だった。日本でもその時期にモロー展をやっていたので、<br /> 改装する間、絵画は貸し出されていたのだろう)

    素描やペン画も少々置かれている。
    とにかくモローづくしだ。

    なんでも修理している絵もあって、時々展示物を変えるとのこと。
    それなら、またこなくちゃ、と、思う。

    (2013年は改装中だった。日本でもその時期にモロー展をやっていたので、
     改装する間、絵画は貸し出されていたのだろう)

  • 窓の外。<br />グリーンできれいだけれど、なんかイメージ違うなあ。<br /><br />え? お隣さんの家?<br />まあ、確かにね。パリの住宅は、ぎっしり詰まっているからね。<br /><br /><br />

    窓の外。
    グリーンできれいだけれど、なんかイメージ違うなあ。

    え? お隣さんの家?
    まあ、確かにね。パリの住宅は、ぎっしり詰まっているからね。


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この旅行記へのコメント (4)

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  • zooeyさん 2016/05/16 00:07:30
    モロー美術館♪
    久々に覗いたら素敵な旅行記がぁ!

    パリには美術館が多すぎて、大きな有名どころの美術館を中心に回ってしまい・・小さな美術館はいつも後回しにしてしまいます。
    Zebraさんの旅行記のおかげで、オスカーワイルド熱が再燃!
    次にパリを訪れたときは、必ずモロー美術館を訪ねます。

    Zebra

    Zebraさん からの返信 2016/05/16 11:11:21
    RE: モロー美術館♪
    zooeyさん 

    こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。

    そうなんですよね〜、
    パリは素敵な美術館がありすぎる。
    でもって、短期間滞在が多すぎる。 ←仕事だからだろ>>自分

    オスカーワイルドは、あの皮肉っぽいところと、
    こだわりの強いところと、でもって、
    たぶん根の深いところがとても明晰で善良な感じなのが、
    多くの人たちに愛される理由じゃないかと思うのです。

    美学と善良さだったら、美学を優先しちゃうかもしれないんだけど、
    なんというか、やっぱり今でも魅力を感じます。
    あまり幸せな死に方をしなかったところも。


    いつかZooeyさんと、ワイルド談義をしてみたいです。



  • あおぞらさん 2016/02/22 19:11:21
    ありがとうございます
    Zebraさん

    はじめまして あおぞらと申します。
    この度は私の旅行記へのご訪問&いいねを頂きお礼申し上げます。

    プラハの旅行記は終盤に入りました。
    帰国の日まで頑張りたいと思いますので
    よろしければまたご訪問下さいね。

    さて、私も旅で美術館を訪問するのが大好きです。
    そして私の夢はパリのギュスターヴモロー美術館に行くことです。
    Zebraさんの旅行記を何度も読み返し、その気持ちがまた強くなりました。

    モローづくし。素敵な響きですね〜
    もし願いが叶って、私も行けたなら、
    必ずなでなでスリスリするつもりです!

    また訪問させて頂きますね、そして今後ともよろしくお願いします。

    あおぞら

    Zebra

    Zebraさん からの返信 2016/05/16 11:05:22
    RE: ありがとうございます
    あおぞらさん、こんにちは。

    コメントをありがとうございます。
    また、コメントをいただいているのに気づかずに、
    寝ぼけたようなタイミングでのお返事をお許しください。

    中学くらいのころからモローのファンだったので、
    モロー美術館が、彼が住んでいた家であることも含めて、
    とても感激しました。
    もう、何度訪問してるんだか……
    上野の国立西洋美術館の常展示エリアにもモローがあるので、
    時々眺めに行っています。

    でも、やっぱり、パリのモロー美術館はいいですよ♪
    ご訪問のチャンスが、近くありますように。

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