2015/12/01 - 2015/12/13
63位(同エリア193件中)
さいたまさん
タイの鉄道の歴史は、バンコクからコラート(現在のナコンラチャシーマ)への鉄道開設から始まります。
チャクリー王朝の5代目国王チュラロンコーン大王は、東北地方に起きた中国系ホー族の反乱に対し、鎮圧ための軍隊を派遣しました。
軍隊の食糧等を、水運と陸送で輸送しようとしましたが、送った食料のうち、現地の軍まで届けられたのは、わずか全体の7%でした。
陸上輸送の脆弱性に悩んだ大王は、鉄道を整備することに決し、最初の鉄道路線を、バンコクから東北部の中心都市コラートの間に、建設しました。
その区間には、ドンパヤーイェン山脈が存在し、最大の工事難関区間区間でした。
今回、東北の国境ノンカイへの旅において、鉄道工事の難所アユタヤとコラートの間を鉄道で移動することとしました。
その着眼点は、機関車を2両増結して越えていたとされる、ロイヤルクリフ(国王の崖)を実際の場所で、確認したかったのです。
現在は、路盤の改良で良くなったと言われますが、ロイヤルクリフを迂回する路線が別途敷設されていることから、難所であることには変わりがないようです。
表紙の写真は、ロイヤルクリフの近くに造られた鉄道公園に置かれている鉄道模型です。
走行中の列車の中から撮影したため、鮮明さに欠けていますが、奇跡的に撮影できました。
後部の車両の文字が読めないのが、返す返すも残念です。
なんとか再度、ロイヤルクリフに行きたいと思いますが、これだけの件のみで再訪できるか否か、自信がありません。
また、このタイの東北本線は、中国が建設経費を全額出して高速鉄道を建設するということで、両国間で協定が締結された路線です。
中国が全額出資する建設資金は、約2~3%の利息の付いた借款資金です。
タイは、30年~40年かけて支払う借金です。
タダではありません。
昔、中国系のホー族の反乱で苦労した路線です。
今度は、逆方向で高速鉄道が建設されようとしている路線です。
協定が締結されましたが、中国が支払い条件の変更を言い出して、工事は進んでいません。
タイは、建設経費を全額出資することを迫られています。
その問題の路線を見に行きました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
写真は、中国が全額負担して建設を進めると言っていた頃の計画路線です。
ARL線マッカサン駅に展示していた中国のPRパネルです。
(半年間ほど、展示してありましたが、突然、撤去されていました。)
中国からラオスを経て、バンコクに向かい、その後、マレーシアからシンガポールに到達する高速鉄道の建設を目指した計画です。
壮大な計画です。
中国とシンガポールを結ぶインドシナ縦断高速鉄道です。
中国の人と資金が流れ込む計画です。 -
タイが当面、目指している中国資本による高速鉄道建設区間です。
-
中国の提案路線です。
ほぼ現在の東北本線沿いに高速鉄道を敷くことになります。
今回の旅の目的の険しい山間部について、ドンパヤーイェン山脈が描かれています。
ゲンコイからパタヤ・マプタプットへのバイパスも記載されています。 -
東北本線に加えて、北部本線もチェンマイへ計画されています。
中国が全額出資する建設資金は、約2~3%の利息の付いた借款資金です。
タイは、30年~40年かけて支払う借金です。
只ではありません。 -
中国の提案には、中国の高速鉄道技術の進展をグラフで説明してあります。
中国の高速鉄道技術は、世界一だと言っています。 -
今回のアユタヤ→コラートの間の鉄道の旅の出発点であるアユタヤ駅です。
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近づいてみると、アユタヤ駅の名称が読めます。
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Ayuttaya Station と書かれています。
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アユタヤ駅の構内の待合室です。
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乗車券の売り場です。
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バンコクからアユタヤに来た時の乗車券です。
バンコク→アユタヤ:15バーツ 約45円
政策的に安く抑えています。(国鉄の大赤字の原因) -
アユタヤ→コラート(ナコンラチャシーマ):299バーツ 約900円
エアコン車の指定席にしましたので、やや高いですが、日本やベトナムに比べると
格段に安いです。
本当に安いです。 -
待合室で出発を待つ乗客等です。
中央に座っている金髪のご婦人は、ドイツ人で、後刻、車中でいろいろ会話が弾みました。
この時点では、全くそんなことになるとは思わず、待合室内での単なる写真撮影でした。 -
乗車券を購入する乗客です。
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アユタヤ駅の構内の線路です。
方面ごとにホームがあります。
線路は、東北方向と北部方向そしてバンコク方向へ敷かれています。
2番線には、チェンマイとノンカイ方面への列車が入ります。 -
アユタヤ駅の駅舎です。
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アユタヤ駅のインフォメーションです。
親切な駅員がいました。 -
アユタヤ駅のホームです。
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アユタヤ駅の標識です。
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3番ホームには、バンコク行きの列車が入ります。
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鉄道線路の状況を北側方向に見ています。
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恒常的に遅延が発生していますので、運行状況を手書きで標示しています。
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列車が入ってきました。どこ行でしょうか?
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バンコクからシーサケットに向かう列車です。
シーサケットは、コラートから東北方面に分岐して行く列車の目的地です。
コラートに向かう列車なので、私は、これに乗ります。
45分~50分遅れの運行です。 -
出発してすぐの線路です。
まあまあの速度で走っていきます。
途中までは、3線の線路です。引き込み線もありますので。 -
この付近は、平地です。
東北地方は、土壌が悪いので、良質なコメは、生育が困難です。 -
右側に線路が見えてきました。
サラブリという中都市の近くには、ゲンコイという場所からは、マプタプットやパタヤ方面に、迂回路バイパスが引かれていますので、その線路かもしれません。 -
線路が並行して走っています。
遠くに工場が見えます。
この辺にセメント工場があるはずです。
その工場かもしれません。 -
線路が並行して走っています。
比較的、新しい敷石、レールです。 -
単線の線路が、分岐して、こちらの線路に合流するところです。
-
白い石と黒い石が積まれています。
白いのが石灰石、黒い石が石炭であれば、セメントの材料と燃料となります。
セメントはタイの経済力の源泉ですので大切な輸送対象です。
なんとなく仮説が正しいと思う感じがします。 -
並行する線路が複線になっています。
機関車が、貨物をけん引しています。
タイの鉄道は、首都の一部を除き、電化されていません。
電線はありません。
蒸気機関車かジーゼル機関車でけん引します。
写真では、ジーゼル機関車です。 -
線路が4線になりました。駅が近いかも。
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駅が近くなりました。
操車場地区かもしれません。
貨物車両が見えます。 -
駅を過ぎると、再び線路数が少なくなりました。
山が見えてきました。 -
小さな駅が見えます。
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山がだんだん迫ってきました。
難所が近いのかもしれません。 -
山が近くなるとともに、重なってきました。
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周りの標高が高くなり始めました。
線路部分が低くなっています。
線路はいつの間にか、単線となっています。 -
山が多くなってきました。
ドンパヤーイェン山脈かもしれません。
ガイドがいるわけではありませんので、予習事項からの推測です。 -
山が二重になってきました。
遠くの山も近くなってきました。 -
山が近くなり、標高差も大きくなってきました。
難所が近いのかもしれません。 -
線路部分が低く、周りが高いので、周囲の地形が見えません。
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アッと気が付いたら、ロイヤルクリフの近くでした。
鉄道公園らしき場所があり、鉄道模型がありました。
急いで写真を撮りました。
ドイツ人の金髪夫人と話が弾んでいて、気付くのが遅れてしまいました。 -
険しい山が迫っています。
難所のようです。 -
土手が見えます。
傍を道路が走っています。 -
迫ってくる山の頂上には、仏塔が立てられています。
金色の仏像です。 -
高い山の頂上の仏像です。
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工場と砕石の山とその前の道路の様子です。
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険しい山を切り開いて、鉄道線路が敷かれています。
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険しい山が迫っています。
やはり、建設工事が難航した理由がわかります。
中国の高速鉄道計画は、どうなるのでしょうか。 -
平地部分が見えてきました。
コラート周辺の平地部かもしれません。
先は、まだ見通せません。 -
山脈の中にも、平地部が多くなってきました。
険しい山脈を超えたのでしょうか。 -
平地部が多くなり、山が遠くなる区間も出てきました。
険しい山脈を超えたのかもしれませんが、即断はできません。 -
平地部が増えてきました。
山が遠くなってきました。 -
また山が近くなってきました。
残念。 -
高い山も見えます。
どうなりますやら。
3相の電線が見えてきました。 -
高い山も見えますが、
3相の電線も見えてきました。
3相の電源は、都市の証かもしれません。 -
エアコン装備の指定席列車です。
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単線の折り返し運転をしますので、中央部を挟んで、向かい合わせの座席配置です。
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指定席でない普通車への連結部分です。
少し、怖いです。 -
エアコンなしの自由席車です。
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乗り降りの際のドアーです。
日本でも見られるボタン式開閉ドアーです。
日本製かも。 -
車両のトイレです。
穴が開いたままですので、下が見えます。 -
連結部の運転席です。
運転装置があった車両というだけで、運転はされていません。 -
最後尾車両の開放された後部です。
おおらかです。 -
エアコンなしの自由席車両です。
トイレの清掃中です。 -
エアコン装備の指定席車のリクライニング式の座席です。
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コラート(ナコンラチャシーマ)からは、ノンカイまでバスで行くか、列車で行くか
列車の遅れの程度に基づいて決定することにしてあります。
列車の2~3時間の遅れは、普通だと言われていますので、ノンカイ行の列車の発車時間は、4時間後です。
現在の列車の遅れ時間は、30分程度です。
アユタヤ出発時点の40分~50分の遅れを挽回したようです。 -
ノンカイまでは、バスで行くことにしました。
バスの料金は、409バーツです。約1200円です。
タイの中では、高いですね。
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