2015/09/30 - 2015/09/30
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ドクターキムルさん
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大磯町には詩人、小説家の島崎藤村(明治5年(1872年)〜昭和18年(1943年))の旧宅がある。この旧宅は関東大震災後に貸し別荘として建てられた長屋で、建坪は24坪で、8帖、6帖、4帖半の3間と玄関、台所、浴室、便所が付いている。
昭和16年(1941年)1月、藤村は湯河原に休養に訪れ、途中、友人に誘われ大磯の左義長見物に立ち寄り、これを機に大磯で生活することに決めた。2月にこの長屋を毎月27円の家賃で借り受け、翌年8月に30年分の家賃に相当する1万円で買取り、終の棲家とした。
昭和24年(1949年)から昭和27年(1954年)までは高田保がこの長屋で暮らしたが、その後は島崎藤村の妻・静子夫人(明治29年(1896年)〜昭和48年(1973年))が再び一人住まいした。70歳に手が届こうとしていた藤村は死後の未亡人の住まいを考慮して購入したのだろう。戦後はインフレや新円への切り替えがあったために貨幣価値は大きく変わるが、30年分の家賃で30年程の間、夫婦や未亡人が暮らしたことになる。
戦前までは大磯は大富豪や大物政治家の別荘地としてつとに知られているが、こうした貸し別荘もあり、特別な富裕層など以外でも、自宅を離れて小さな貸し別荘でくつろげたことが伺える。旧島崎藤村邸はそうした貸し別荘の造作を知る意味でも価値が高いのでは?
(表紙写真は旧島崎藤村邸の門入口)
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