紺碧の海。クロアチア、スロベニア、ボスニアヘルツェゴビナ９日間⑤（ドブロブニク②）

2015/06/18 - 2015/06/26

①は旧市街の外の内容が多かったのですが、②は旧市街の街歩き、クルーズ、城壁巡りです。紅の豚や魔女の宅急便で見た街の風景が出て来るかもしれません。
素晴らしい天気になりました。空はどこまでも透き通るように青く、６月ながらここドブロブニクは真夏のような気候でした。
一方、旧市街は内戦時ユーゴスラビア連邦軍から砲撃を受け、多くの市民が犠牲になり多くの建物や歴史的遺物が損害を受けました。
その後多くの市民や修復の専門家、ワルシャワ復興に携わったポーランドの専門家の手によって見事に再建され復興しました。
その跡も訪ねてみたいと思います。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 読売旅行

ドミニコ会修道院の前を通り港に来ました。
左の３つのアーチはアルセナルという造船所です。
後ろに修道院の尖塔が見えます。

旧港 旧市街・古い町並み

ルジャ広場に建っている聖母被昇天大聖堂です。
1192年に英国のリチャード１世の援助で後期ロマネスク様式で建てられましたが1667年の大地震で崩壊しました。現在の教会は1713年にバロック様式で再建されました。

聖母被昇天大聖堂 寺院・教会

主祭壇です。主祭壇の左には宝物館がありますがここは入場料が必要です。

聖母被昇天大聖堂 寺院・教会

主祭壇にはヴェネチア派の巨匠ティツィアーノの「聖母被昇天」があります。

ルジャ広場の総督邸です。
ここは総督の執務室、住居の外に裁判所、大蔵局、牢獄など共和国の行政を司どる機関が集まっていました。
総督は貴族から選ばれましたが、その任期はわずか１カ月で、任期中は公務以外外出は許されず、家族とも離れて住み込みで執務しなければなりませんでした。名誉職であるため無給で連続再選も禁じられていました。
総督とは名ばかりで過酷な職務だったんですね。

総督邸 史跡・遺跡

総督邸のアーチです。アーチを支える７本の列柱の頭には一つ一つ異なったレリーフが施されているそうです。（これ、後で知ったのです。見逃してしまいました。）

総督邸 史跡・遺跡

ここは総督邸の入り口です。

総督邸 史跡・遺跡

左総督邸。真ん中、聖母被昇天大聖堂。右聖ブラホ教会。そしてリジャ広場です。

ルジャ広場 広場・公園

市庁舎です。ここは共和国議会（旧評議会）が置かれた旧評議場です。評議会は大評議会、小評議会、元老院の３機関が設置され運営されていました。
現在は１階にカフェがあり、市庁舎として使用されています。

ドゥブロヴニク市庁舎 城・宮殿

スポンザ宮殿です。
税関や造幣局として建造されました。16667年の大地震にも耐えた建物です。その後文化人のサロンとなり、現在は古文書館として利用されています。
３階には町の守護聖人聖ヴラホの像が取り付けられている。

スポンザ宮殿 城・宮殿

スポンザ宮殿とベル・タワーです。
ベル・タワーの下のアーチ門を潜ると旧港へ出ます。

Bell Tower 文化・芸術・歴史

ルジャ広場に立つローラント像です。
騎士ローラントはカール大帝の甥でイスラム教徒サラセン人のイベリア半島侵略に対抗し、戦った騎士と言われており、後世色々な伝説が生まれ、中世ヨーロッパでは人気が高く都市の自由と独立の象徴とみなされています。
この像の右腕の肘から手までの長さは51.2?。「ドブロブニクの肘」と呼ばれて当時の商取引の長さの単位の基準になっていました。

オーランドの像 モニュメント・記念碑

聖ヴラホ教会です。
聖ヴラホはドブロブニクの守護聖人です。現在の教会は１８世紀に建て直されたバロック時代の物です。
主祭壇には銀製の聖ヴラホの像があり、その手にはドブロブニク旧市街の模型をのせているそうです。

聖ヴラホ教会 寺院・教会

メインストリートのプラツァ通りです。
通りの両側には銀行、旅行案内所、カフェ、ショップ、土産物店が軒を連ねている人通りが最も多い通りです。

プラッツァ通り 旧市街・古い町並み

プラツァ通りから横に伸びる路地です。階段の坂道が上に向かって続いています。
これらの路地のどれかに有名なジェラート屋さんがあるとか。
自由行動の時間に食べてみたいですね。

再びプラツァ通りに戻ります。ここは目抜き通りですから何度も写真を撮ってしまいますね。

プラッツァ通り 旧市街・古い町並み

ピレ門に近づきました。フランシスコ会修道院の尖塔も近くに見えてきました。

プラッツァ通り 旧市街・古い町並み

オノフリオの大噴水です。

オノフリオの大噴水 広場・公園

噴水のレリーフの口から天然の湧水が流れ落ちています。レリーフは全部で１６あるそうです。

オノフリオの大噴水 広場・公園

ここはピレ門に近いフランシスコ修道院です。
中庭は１４世紀のロマネスク様式の回廊で囲まれています。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

回廊は２本づつの柱が組になってアーチを描いています。この回廊の反対側の壁には聖フランシスコの生涯が描かれていました。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

四方を回廊で囲まれた中庭は差し込む光で一段と美しく輝き、素敵な空間を醸し出していました。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

中庭の真ん中には１５世紀の井戸があります。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

明暗のはっきりした素敵な写真が撮れました。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

修道院にある博物館は写真撮影ができません。この絵は内部の薬局の様子です。
ここの薬局はクロアチア国内では最古、ヨーロッパでは３番目に古い薬局です。
今もこの修道院には国内最古の薬局が営業していますが、観光した日は休みでした。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

救世主教会とフランシスコ修道院です。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

これはオノフリオの大噴水のプレート。

オノフリオの大噴水 広場・公園

ピレ門近くの救世主教会です。教会の隣の城壁にある階段は城壁めぐりの降り口です。

旧市街を抜けてピレ門に向かいます。
ここの城壁に内戦時代、旧市街が砲撃された個所が示された地図が掲げてあります。一時ここは危機遺産に指定されていました。
その後修復の専門家、技師、ワルシャワの復興に携わったポーランドの専門家や多くの市民の手によって今の姿に復興したのです。
今のドブロブニクには似つかわしくないのですが、多くの犠牲者を出した市民にとっては忘れられない事実なのです。
そして、忘れないようにこうして地図にして残しているのです。
心が痛む場所ですので写真には残しませんでした。

ピレ門 史跡・遺跡

ピレ門です。ここを通って一旦外に出ましょう。

ピレ門 史跡・遺跡

ピレ門から外に出ました。

ピレ門 史跡・遺跡

ピレ門前の通路から見たボカール要塞方向です。

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

再度ピレ門です。人通りが途絶えません。城壁にはクロアチアの国旗が翻っています。

ピレ門 史跡・遺跡

こちらはピレ門前から見たミンチェタ要塞です。

ミンチェタ要塞 史跡・遺跡

城壁に続くボカール要塞です。海辺はどこまでも透き通っていました。

どこまでも美しいアドレア海。
ピレ門前の広場でバスに乗り、半島にあるレストランで昼食です。

宿泊先のホテルのまだ先、半島の先にレストラン「エデン」がありました。
２階の見晴らしの良い窓際が私達の席です。
さわやかな風が吹いてきます。本当に心地良い風でした。クロアチアの風は柔らかで清々しい。

レストランの全景です。１〜２階がレストランです。小さな店に見えましたが席数はかなりありました。

昼食のメインは東欧風肉料理「グヤーシュ」でした。
味はもちろん美味しかったです。レストランの雰囲気、ツアーの皆さんとの和やかな歓談、吹き来る爽やかな風。それらの物が融合して極上の味を作りだしていたんだと思います。

食後はアドレア海ミニクルーズです。プロチェ門から旧港へ向かいます。
これはその途中にあるドモニコ会修道院です。

ドミニコ会修道院 寺院・教会

アドレア海のミニクルーズに出発しましょう。
船はグラスボートです。１０人〜１５人乗り程度の船ですね。
小さいので良く揺れます。前を行く赤い船は潜水艦のような形をしています。
旧港を出て、ロヴリエナッツ要塞の先まで行き、それから一旦バックしてロクルム島を回って帰るコースです。
ミニクルーズは旧港でいくつものグラスボートが乗客を募集していましたが、料金までは確認していませんでした。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

旧港から外洋にでます。新市街の海岸にはこのあたりからホテルが続きます、

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

船から城壁を見上げるとかなりの高さがある事が分かります。岩場の上では日光浴をしているんでしょうか？水着で寝そべったり、腹ばいになったりしています。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

岩場に近づいて行きます。やはり皆さん、日光浴をしているようです。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

こちらの岩場では泳いでいたようですね。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

旧市街を過ぎて新市街の所までやってきました。このあたりから折り返します。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

ロヴィリエナッツ要塞です。町を守るた突き出した岩場の上に要塞が造られています。

ロブリイェナツ要塞 史跡・遺跡

ロクルム島の波で浸食さてた洞窟です。ここが一番海が綺麗な所だそうです。
青の洞窟とはいきませんが綺麗な所でした。

ロクルム島 ビーチ

海がアクアマリンよような色をしています。この洞窟を過ぎて岩場を回った先がヌーディスト村です。
岩場でアダムさんがこちらへ手を振っていました。岩場にいるのはアダムさんばかりで、イブさんは出て来ませんでした。

ロクルム島 ビーチ

ロクルム島を回り新市街の海岸沿いホテル群の方へ舳先をむけました。
新市街方面に行く途中見えた城壁とドブロブニクの町です。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

海側の城壁が見渡せます。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

城壁と旧港が見えてきます。手前に見えているのが聖イヴァン要塞で、現在は海洋博物館になっています。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

沖に停泊していた客船です。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

新市街の海岸に近づきました。左上にスルジ山が見えています。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

新市街のある海岸を離れ、旧港に向けて帰ります。

グラスボートツアー アクティビティ・乗り物体験

旧港に近づいてきました。

旧港 旧市街・古い町並み

右舷には聖ルカ要塞とレヴェリン要塞がみえます。（右がレヴェリン要塞、中央からやや左にあるのが聖ルカ要塞です。

レヴェリン要塞 建造物

もうすぐ旧港に到着します。

旧港 旧市街・古い町並み

港に着きました。今から城壁巡りをします。
港に近い聖ルカ要塞にある城壁の入り口から入場しましょう。チケットはここで購入します。
ここから左回りで進みましょう。
まず、この風景が見えます。右手前にドミニコ会修道院、左奥に聖イヴァン要塞トロクルム島。

ドミニコ会修道院 寺院・教会

城壁巡りのチケットです。①～③は入場及び出口です。このチケットで④のロヴリエナッツ要塞も見学できます。

聖ドミニコ会修道院と旧市街。

ドミニコ会修道院 寺院・教会

旧市街の風景。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

旧市街の風景。赤瓦の屋根がこの町の特徴です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

旧港と城壁巡り入り口です。

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

大聖堂、市庁舎、時計塔、聖ヴラホ教会、ロクルム島が見えます。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

北側の城壁から見た風景です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

赤、青、緑の色彩が絶妙です。
ミンチェタ要塞からの景色です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

正面左の大きな建物は聖イグナチオ教会です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

ミンチェタ要塞からの風景です。

ミンチェタ要塞から見た風景です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

この家は屋根がありません。内戦時に破壊されたままで修復されないのでしょうか？

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

西側の城壁から見た風景です。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

ミンチェタ要塞です。

ミンチェタ要塞 史跡・遺跡