2015年5月ＧＷ(振替)若狭・丹後・但馬の旅(15)　伊根町　舟屋の町並み

2015/05/21 - 2015/05/21

2015年ＧＷは勤務のため中旬に振替での連休．
若狭･丹後･但馬の旅ということで東北からは行き難い福井京都兵庫の日本海側を周遊．
6日目(5/21)，天橋立のあとは伊根町に移動．伊根浦舟屋の町並み散策．

エリア 丹後半島(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

傘松公園から伊根湾めぐり遊覧船へ．
国道178号のバイパスの伊根町役場前から海側へ入っていきと乗船場につく．
9:00〜16:00(毎時0分,30分発)，周遊25分．乗船料\680．
10:30の便に乗船．

伊根湾めぐり遊覧船 乗り物

出港してすぐに青島が目に入ってくる．
無人島である．
神社があるので神事が行われたり，陸地に近いことから釣り客が渡っていくことが多いそうだ．

伊根の舟屋の町並み．
高梨地区，西平田地区方面．

ズームして舟屋の様子．
舟屋は1階が船の収蔵庫，物置，作業場になっていて，伊根湾側のに面が開口となっている．2階以上が居室となっている家が多い．基礎や柱は椎の木，梁には松の原木を用いている．どちらも耐塩性があるためである．
1階湾側は斜路がついていて船の揚げ降ろしを行う．昔は人力で行っていたが，近年は船の大型化(装備を含めて)もあり，ウインチで行っているそうだ．また船自体が大きく舟屋に入らない場合もあるそうだ．
建物の特徴としては切妻屋根で妻入となっていることも挙げられる．

遊覧船は伊根湾を反時計回りに周る．
写真は亀山地区〜耳鼻地区．赤い灯台が見える．

耳鼻地区〜立石地区．
カモメがついて来ている．

耳鼻地区の舟屋．
やはり大きな船は舟屋の外に繋がれている．

立石地区．
伊根湾内には養殖の筏も点在している．

西平田地区方面．
右側には岸壁が整備されている．釣り人がちらほら．
奥には国道178号の高架橋が見える．

西平田地区の舟屋．
奥には4階建ての建物も見える(食堂兼旅館のようだ)．

引き続き西平田地区．
建替えはしていないが，開口が塞がれていると思われる家もある．
元は漁師をしていたのだろうか．

舟屋のアップ．おくには山腹にも建物(蔵か？)が見える．

続舟屋の町並み．
山腹に鳥居や大きな屋根の建物が見える．
八坂神社(後で参拝する)と正法寺だ．

高梨地区に戻ってきた．
まもなく遊覧も終りだ．

最初にズームした連棟の舟屋．

25分の遊覧も終了．
快晴でよかった．

遊覧船乗り場から道の駅舟屋の里公園へ向かい，駐車後に陸上から舟屋の町並みを散策する．

東平田地区の護岸からの舟屋群．
奥の山，右側に道の駅がある．

舟屋の町並みは海沿いに町道が通っていて，海側に舟屋，陸側に普通の住宅がある．
陸側が山の斜面になっている箇所もあり，そんな山腹に建っていた土蔵．

遊覧船から見えた岸壁より．正面の西平田地区の舟屋群．

町道を西へ遊覧船乗り場側へ散策．
600mほど進むと江戸時代の舟屋の看板がある舟屋に．
有料の施設のようだが，人気が無かったので外からだけ見学．
ここから東へ戻る．

ある民家の軒下の鳥の巣．ツバメでいいのだろうか？

通りから舟屋の内部が見えた家があった．
この家では船を揚げずに倉庫として使っている．

遊覧船から見えた八坂神社へ．
八坂神社は1232年に創建されたこの地区の氏神．
主祭神は須佐之男命．
本殿は江戸中期の建造，一間社流造，檜皮葺，京都府登録文化財．

八坂神社境内社八幡神社本殿．
本社の一段低い位置参道奥に鎮座している．
1677年建造，一間社流造，銅板葺，京都府登録文化財．

八坂神社境内より伊根湾と立石地区の舟屋群．

八坂神社の参道から北に150mほど町道を戻ると向井酒造．
創業250年の造り酒屋で杜氏は女性だそうだ．

向井酒造 専門店

町道海側の向井酒造の蔵前の杉玉．
看板の「京の春」というが主力のようだ．

向井酒造 専門店

向井酒造の倉庫．
伊根湾に面しており，舟屋展望のテラスを用意しているようだ．
あまり長くいると飲みたくなるので次へ進む．

向井酒造 専門店

西平田地区の舟屋の町並み．
左端に向井酒造の蔵が見える．

伊根の舟屋の町並みは伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区として国の重伝建に選定されている．
建造物は400以上でうち舟屋は110ほどである．

伊根の舟屋 名所・史跡

西平田地区の湾の最奥部から舟屋群．
奥に岸壁と遊覧船から見えた防波堤がある．

昼食はこちらの食堂なぎさで．
活魚料理の看板だが，入ってみると昼は干しなまこ丼だけですと．
まぁしゃーない．って干しなまこ丼？

なぎさ グルメ・レストラン

なまこを2ヶ月以上天日にこだわり干し，料理時には1週間かけて戻すとのこと．戻したものをオイスターソース炒めしご飯のうえに盛る．これが干しなまこ丼．
比類なき食感，美味しかった．

なぎさ グルメ・レストラン

食後は東側を散策する．
大浦地区は水産会館など漁業関係施設があるが，水産会館近くの大きな建物．
集会所か倉庫か．

立石地区〜耳鼻地区〜亀山地区．
右には青島．

伊根湾の水は透明度が高い．

立石地区の舟屋群．

舟屋の町並み 名所・史跡

立石地区に来ると町道沿いには舟屋のほかに土蔵も見られる．

こちらも土蔵．
壁上部には「水」や「寶」の文字が見られる．
左官が鏝を使い漆喰で文字を書いているとのことだ．
水は防火の願い，寶は金運を願ってのものだろう．

耳鼻地区の舟屋群．
ここの入江で湾奥となっている．

こちらも耳鼻地区．
舟屋が切れている箇所が一つ前の写真を撮影した場所になる．
山の中腹には寺(慈眼寺)が見える．

舟屋の町並みの端部には遊覧船からも見えた赤灯台が建っていた．
カンジャガハナ灯台という灯台．

伊根の散策ここまで．
道の駅より宮津へ戻る．

遊覧船含め所要3時間半ほど．