2015/05/04 - 2015/05/09
49位(同エリア299件中)
紅い翼さん
2015年のゴールデンウイーク、5泊6日のぶら~り周遊の旅へ。
ここまで巡ってきた鳥取市街を抜けだし、旅の舞台はちょっと慌ただしく鳥取県中部へと転回していきます。
“日本一危険な国宝”としても有名?な「投入堂」がある天台宗の古刹・「三徳山三仏寺」へ詣で、この日の宿である開湯850年を迎えるという三朝温泉街にひっそりと佇む老舗旅館へ。
世界有数のラジウム温泉で癒された翌日は、江戸時代からこの地方の中心として栄えてきた商都・倉吉の白壁土蔵群へと足を運んでみました。
行程もけっこう詰まっていて、かなり駆け足になってしまいましたが、どのスポットもそれぞれに長い歴史と伝統があり、どこかこう郷愁を覚えさせる光景が残されていました♪
【 旅の行程 】
・佐谷峠展望所 ~ 三徳山三佛寺 ~ 古き良き湯の宿 木屋旅館(泊) ~ 三朝温泉街(三朝橋・河原風呂/足湯 河原の湯 ~ 薬師の湯 ~ 三朝神社 ~ 恋谷橋) ~ 倉吉・白壁土蔵群
【 2015・GWぶら~り周遊記・鳥取横断編 】
・旅行記その1 ~時が止まった宿場町 因幡街道・智頭宿を歩く~
(鳥取県智頭町): http://4travel.jp/travelogue/11036326
・旅行記その2 ~日本一の“スナバ”鳥取砂丘 & 瀟洒な白亜の洋館・仁風閣へ~
(鳥取県鳥取市): http://4travel.jp/travelogue/11037617
・旅行記その3 ~因幡国の歴史の断片を追って・・・鳥取城跡登城記 & 古の万葉の故郷へ~
(鳥取県鳥取市): http://4travel.jp/travelogue/11041734
・旅行記その4 ~(ちょっと慌ただしく)三徳山三佛寺拝観 → 開湯850年の三朝温泉そぞろ歩き → 重伝建地区・倉吉白壁土蔵群巡り
(鳥取県三朝町・倉吉市): ≪この旅行記≫
・旅行記その5 ~霊峰・大山の内懐へと入り込み、修験道の聖地に残る社寺を巡る~
(鳥取県大山町): http://4travel.jp/travelogue/11070751
【 2015・GWぶら~り周遊記・姫路編 】
・旅行記その1 ~新緑薫る“西の比叡山” 書写山圓教寺をゆく~
(兵庫県姫路市): http://4travel.jp/travelogue/11015611
・旅行記その2 ~威風堂々と聳える白鷺の天守閣・姫路城登城記~
(兵庫県姫路市): http://4travel.jp/travelogue/11033814
【 2015・GWぶら~り周遊記・岡山縦断編 】
・旅行記その1 ~ベンガラが語りかける繁栄の記憶 吹屋・重要伝統的建造物群保存地区を
歩く①~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11073666
・旅行記その2 ~ベンガラが語りかける繁栄の記憶 吹屋・重要伝統的建造物群保存地区を
歩く②~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11084690
・旅行記その3 ~今も天守が残る日本一高い山城・備中松山城登城記~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11088259
・旅行記その4 ~旅のフィナーレに、夕闇に包み込まれた幻想的な倉敷美観地区を歩く~
(岡山県倉敷市): http://4travel.jp/travelogue/11089459
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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≪(ひとつ前の旅行記で)日本100名城にも指定されている「鳥取城跡」で、某トラベラーさん曰く“モスラのたまごみたい……”という世にも珍しい石垣を眺め。。。≫
鳥取城跡 久松公園 名所・史跡
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≪さらに鳥取市街から離れ、奈良時代に国府が置かれていた町で、因幡一之宮をはじめとする往時の歴史の断片を巡っていきました♪≫
この旅行記はコチラ:http://4travel.jp/travelogue/11041734宇倍神社 寺・神社・教会
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〔 佐谷峠展望所 〕
鳥取県の東側に位置する鳥取市から、ま〜〜〜〜すぐ西に向かって車で移動し、山深い峠にあった駐車場兼展望所でひと休み。
山側を通るかはたまた海側を抜けるかちと迷ったんですが、今後の行程も考え結局内陸のルートにしてみました。 -
って、(想定どおりですが)展望所からは山ばかり………。
景色だけなら日本海沿いの道の方がよかったろうな。。。 -
〔 三徳山三佛寺 〕
先ほどの展望所からさらに西に向かい、やってきたのが鳥取県中部の「三朝(みささ)町」。
三徳山という山深〜い場所に1300年も続くという修行の地「三徳山三佛寺」に寄っていきましょう☆三佛寺 寺・神社・教会
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(光の反射でちと見にくいですが)こちらが三徳山の全図。
一番奥にラスボス?として“日本一危険な国宝”としてとっても有名な「投入(なげいれ)堂」があります。 -
まずは山の中にある寺院で避けることのできない、長く急な上り階段………。
ま、テンプレですが、この日は朝からけっこう歩いてるのでかなりツライ(苦笑) -
しばらく石段を上ってゆくと、ここから先が有料エリアになっていました。
受付で料金(400円)を払うと、「もう15時を過ぎてるから投入堂までは行けないよ〜」とひと言。
とりあえず「あ〜、そりゃあ残念ですね〜」と返しておきましたが、正直そこまで歩く気力も無かったので、これで行かない合理的理由ができたかな。 -
(三徳山三佛寺の風景①)
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イチオシ
緑に包まれた参道の脇に、趣きのある宿坊の門構え。。。
宿坊といえば、ちょうど1年前に訪れた高野山を思い出すな~。
・2014 GW 南河内・紀北歴史探訪記【5】~弘法大師が開いた山上の聖地・高野山へ③ 国宝多宝塔&宿坊、そして観光列車・天空号乗車編~
http://4travel.jp/travelogue/10899791 -
イチオシ
さらに上に行くと、三仏寺のご本堂の前へ。
この「三徳山三佛寺」は706年に役行者が修験道の行場として開かれたと伝わっていて、その後天台宗の山岳寺院として今に至っている古刹です。
大きな木々に覆われた本堂周辺は、さすがに厳粛な雰囲気に。 -
(三徳山三佛寺の風景②)
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「三仏寺」という名のとおり、ご本尊は阿弥陀如来・大日如来・釈迦如来の三仏です。
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そのご本堂の裏手から「投入堂」への登山ルートが延びていますが、もう15時を過ぎていて入山受付が終わってますので、今日はここまで。
“観光気分・観光装備での入山は御遠慮願います”ってわざわざ示しているくらいで、ここから先はまさに入峰修行の道なんですね。。。 -
(三徳山三佛寺の風景③)
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いったん駐車場まで戻り、少し離れた県道沿いに「投入堂遥拝所」があるので寄ってみました。
せっかくここまで来たからには、少しでも投入堂を見たいですからっ! -
方角的にはこっちなんだけどな………。
あっ、あれかな? -
カメラの望遠端(300mm)で撮ってみるとこんな感じに。
本当に断崖の窪みにお堂があるんですね〜。
ってここからだとちっちゃくしか眺めることができませんけども(笑)
(一応)投入堂も見たところで、そろそろここから今日の宿へ移動します。 -
〔 古き良き湯の宿 木屋旅館 〕
「三徳山三仏寺」からさらに西へを向かい、三徳川のほとりにある開湯850年の歴史ある温泉街・三朝温泉へ。
そして、昔ながらの温泉街の一角に建つ、創業明治元年の老舗旅館である「木屋旅館」がこの日の宿になります。登録有形文化財の宿 木屋旅館 宿・ホテル
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通されたお部屋は落ち着いた雰囲気の和室♪
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広縁の窓から、三徳川の流れがすぐそこに眺められます〜。
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今日は朝の鳥取砂丘から始まり、けっこうな数のスポットを巡りここまでやってきたので、さすがにけっこう疲れましたね。。。
お、お着きのお菓子は二十世紀梨に因幡の白兎ですか。
白兎神社にも行きたかったんですけど、海側なんですよねぇ。 -
ひと息入れたところで、何はともあれまずは自慢の温泉へ。
ここ三朝温泉は世界でも有数のラジウム温泉(ラドンというラジウムが分解されて生じる弱い放射線)だそうで、この“楽泉の湯”と名付けられた足元が源泉のお風呂ももちろんそう!
ちょうど貸切状態だったので1枚パチリ。
源泉そのままで(あえて)温度調節もしてないんで、お湯が熱い熱いっ。
水を入れて湯船に入れば、すぐに体がポカポカに♪ -
お風呂上がりに、ちょっと旅館の中をぷらぷらと。。。
明治元年創業ですから、フリースペースに昔ながら建具なんかも置かれているし、ここ以外も含め、宿全体が民芸調な雰囲気になってました♪ -
イチオシ
(古き良き湯の宿 木屋旅館の風景①)
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部屋に戻り、ぼんやり外を眺めていると、だいぶ夜の帳が下りてきました。
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ということで、そろそろ夕食の時間!
部屋食で、先付けからデザートまで美味しくいただき、お腹いっぱいになりました(^^♪ -
(古き良き湯の宿 木屋旅館の風景②)
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夕食後、しばし休憩したのち、またお風呂を目指して出陣!
………写真が多少ブレてるのは少し酔ってるだけです、ハイ。 -
(古き良き湯の宿 木屋旅館の風景③)
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今度は“河瀬の湯”という大浴場の方へ。
タイミング良く貸切状態でしたので、もう1枚失礼してパチリ。
これで体も再度ポカポカになり、部屋に戻ると一気に熟睡モードに………。
温泉の詳細は↓でどうぞ〜。
http://www.misasa.co.jp/spa/?tab=tab01 -
翌朝、始まりの朝ごはんはヘルシーな感じの和食で☆
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本当はゆっくりと温泉を楽しみたいところなんですけど、この日もけっこう予定が入っているので、9時前に宿を出発します。
まさに昔ながらの趣きのある温泉旅館でした〜。 -
〔 三朝温泉街 〕
せっかく「三朝温泉」に来たので、ここからしばし温泉街をぷらっとそぞろ歩き♪
地図を見てみると、三朝川に沿ってこじんまりと温泉街が広がっているよう。 -
〔 三朝橋・河原風呂/足湯 河原の湯 〕
まずは温泉街の中心に架かる「三朝橋」のあたりから出発!
橋のたもとに、“ないてわかれりゃ 空までくもる くもりゃ 三朝が雨となる”という野口雨情作の「三朝小唄」の一節が。三朝橋 名所・史跡
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(三朝温泉街の風景①)
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あ、河原の片隅に何とも開放的というか大胆な露天風呂が。。。
これぞホントの「河原風呂」だな〜。
小心者なんで入浴する勇気はありませんが……。 -
「三朝橋」の真ん中くらいからの景色。
山の緑と川のせせらぎが心地いい〜〜〜。 -
(三朝温泉街の風景②)
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イチオシ
今度は車が1台通れるくらいの温泉街らしい細い路地へ。
そこには、昔懐かしい看板を掲げたお店が並んでいます。
こういうところは夜の方がもっと雰囲気出てたかな。 -
ちなみに泊まった「木屋旅館」もこの並びにあります。
登録有形文化財に登録されている3階建ての木造建築で、この通りでも一際存在感のある建物です。 -
〔 薬師の湯 〕
そのすぐそばに「薬師の湯」という足湯も。
最近の温泉街だと、足湯が無いところはほとんど無いですよね。薬師の湯 温泉
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(三朝温泉街の風景③)
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〔 三朝神社 〕
そして、三朝温泉を守護する「三朝神社」にも足を延ばしてみました。
神社の手水所は水ではなく温泉が流れていてちとビックリ。
そういえば、神奈川県の湯河原温泉にも温泉が流れる手水所があったような………温泉街ではけっこうデフォルト設定なんでしょうかね?
・(思いがけず)早春の相模路をぶらりゆく旅【2】〜万葉の里・湯河原温泉そぞろ歩き〜
http://4travel.jp/travelogue/10869179三朝神社 寺・神社・教会
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〔 恋谷橋 〕
もう一度川沿いに戻り、先ほどの「三朝橋」の上流側にある「恋谷橋」へ。恋谷橋 名所・史跡
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カエルだけど縁結びってホント???
………いやいや、そうコメントするのは夢がありませんよね(苦笑) -
このあたりで、平安時代から続く開湯850年の歴史を持つ「三朝温泉街」のそぞろ歩きも終わりに。。。
清らかな三朝川に沿って広がるどこか懐かしい感じの温泉街で、世界有数のラドン含有量を含む温泉につかれば、旅の疲れを癒すことができました♪ -
〔 倉吉・白壁土蔵群 〕
「三朝温泉」を出発してまたまた西へと向かい、次に立ち寄ったのがとなりの倉吉市。
ここには白壁土蔵群が今も残り、重要伝統的建造物群保存地区に指定されてますので、行程的には慌ただしくなってしまいますが寄らないわけにはいきませんので(笑)白壁土蔵群 名所・史跡
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「打吹山」の麓に広がる重伝建地区に隣接する駐車場に車を止め、すぐ向かいにある観光案内所でパンフを入手。
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ここ「打吹玉川重要伝統的建造物群保存地区」は、一国一城令により陣屋が置かれた江戸時代初期から大正時代まで商業都市として栄え、今でも石州瓦の町家群や土蔵群をはじめとする約100棟の伝統的な建物群が残されているそうです。
ではでは、ここからさっそく重伝建地区をぐるっと歩いていきますか〜。 -
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景①)
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昔ながらの町屋とともに、明治以降のモダンな雰囲気の建物が併存する通りを抜けていきます。
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イチオシ
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景②)
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朱色の石州瓦が葺かれた町屋と白壁の土蔵群。
(電線類が玉に瑕ですが)これが山陰の商家町の風景なんでしょう♪ -
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景③)
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ん、古いけどこれは昭和か(笑)
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しばらく歩いたのち1つ北側の通りへ出ると、町中を静かに流れる玉川沿いに白壁の建物群が続いています。。。
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(写真ではあまり分かりませんが)この左手にある「赤瓦五号館」とその奥の「赤瓦一号館」のあたりが、一番の賑わいって感じでしょうか。
川沿いに土蔵群もきれいに連なっていますしね〜。 -
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景④)
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イチオシ
う〜〜〜ん、白壁土蔵群がより見えるように、こっちからの方がいいかな……。
いつも思うんですけど、こういう町並みを上手に撮るのは(シロウトには)ムズカシイ。 -
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景⑤)
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赤い昔ながらのポストが残る小さな休憩所でひと息いれましょう。。。
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ちょうど重伝建地区の解説板もありました。
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(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景⑥)
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イチオシ
さらに進むと、打吹山を借景に玉川と建物群が望める場所に☆
ここからだと、白い漆喰壁に赤い石州瓦というこの地方独特の景観が眺められます。
曇り気味なのでちょっと締りが無いですけど、絵的にはここが1番ですかねぇ。
こういう町並みを見ていると、かなり前ですけど島根県の石見銀山に行った時のことを思い出すな〜。
・悠久の歴史を刻む出雲路をゆく【2】〜世界遺産石見銀山探訪〜
http://4travel.jp/travelogue/10568382 -
(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景⑦)
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(打吹玉川・伝統的建造物群保存地区の風景⑧)
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と、こんな感じでぐるっとひと回りしてきました。
結局どこにも寄らず、完全な町歩きになってしまいましたね。。。
ま、正直ちと事前準備が足りなかったかなと。
本当は昨日の夜に少し下調べをしようかと思ってたんですが、完全に酔っぱらってましたし(苦笑)
この日はここからさらに移動しなければならないので、ここらあたりで倉吉の町を出発しましょう!
この鳥取県の旅、次回の旅行記で最終回………となる予定です。
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