2015/05/04 - 2015/05/09
62位(同エリア567件中)
紅い翼さん
2015年のゴールデンウイーク、5泊6日のぶら~り周遊の旅へ。
ほぼ3日間をかけた鳥取県横断もこれがついに最終盤。
そこで訪れたのが、山陰を代表する霊峰・大山です!!!
ここ大山の中腹に位置する「大山寺」は、奈良時代の昔より修験道の聖地として開かれ、その後天台宗の大本山として最盛期には百を越える宿坊があり、3,000人の僧兵を擁する一大修行道場として栄えたそうです。
大山の厳しくも豊かな自然の中に、現在でも往時の繁栄ぶりを示す社寺が残っているので、これらをメインに旅の行程を組み立ててみました♪
これで智頭→鳥取市→三朝→倉吉→大山と巡り、1番西の米子まで鳥取県を横断してきました。
今回初めて鳥取県を訪れたのですが、その豊かな自然と歴史が調和しているところばかりでどこも印象深く、“初”鳥取の旅は大成功だったんじゃないかな~と☆
【 旅の行程 】
・香取草谷展望駐車場 ~ 大山(大山情報館 ~ 大山寺 ~ 石畳の参道 ~ 大神山神社奥宮 ~ 賽の河原/金門 ~ 阿弥陀堂 ~ 大山 火の神岳温泉 豪円湯院) ~ 桝水高原 ~ 大神山神社本社 ~ ホテルハーベストイン米子(泊)
【 2015・GWぶら~り周遊記・鳥取横断編 】
・旅行記その1 ~時が止まった宿場町 因幡街道・智頭宿を歩く~
(鳥取県智頭町): http://4travel.jp/travelogue/11036326
・旅行記その2 ~日本一の“スナバ”鳥取砂丘 & 瀟洒な白亜の洋館・仁風閣へ~
(鳥取県鳥取市): http://4travel.jp/travelogue/11037617
・旅行記その3 ~因幡国の歴史の断片を追って・・・鳥取城跡登城記 & 古の万葉の故郷へ~
(鳥取県鳥取市): http://4travel.jp/travelogue/11041734
・旅行記その4 ~(ちょっと慌ただしく)三徳山三佛寺拝観 → 開湯850年の三朝温泉そぞろ歩き → 重伝建地区・倉吉白壁土蔵群巡り~
(鳥取県三朝町・倉吉市): http://4travel.jp/travelogue/11058283
・旅行記その5 ~霊峰・大山の内懐へと入り込み、修験道の聖地に残る社寺を巡る~
(鳥取県大山町): ≪この旅行記≫
【 2015・GWぶら~り周遊記・姫路編 】
・旅行記その1 ~新緑薫る“西の比叡山” 書写山圓教寺をゆく~
(兵庫県姫路市): http://4travel.jp/travelogue/11015611
・旅行記その2 ~威風堂々と聳える白鷺の天守閣・姫路城登城記~
(兵庫県姫路市): http://4travel.jp/travelogue/11033814
【 2015・GWぶら~り周遊記・岡山縦断編 】
・旅行記その1 ~ベンガラが語りかける繁栄の記憶 吹屋・重要伝統的建造物群保存地区を
歩く①~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11073666
・旅行記その2 ~ベンガラが語りかける繁栄の記憶 吹屋・重要伝統的建造物群保存地区を
歩く②~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11084690
・旅行記その3 ~今も天守が残る日本一高い山城・備中松山城登城記~
(岡山県高梁市): http://4travel.jp/travelogue/11088259
・旅行記その4 ~旅のフィナーレに、夕闇に包み込まれた幻想的な倉敷美観地区を歩く~
(岡山県倉敷市): http://4travel.jp/travelogue/11089459
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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≪(ひとつ前の旅行記で)三朝温泉から倉吉に出て、石州瓦の赤と土蔵群の白のコントラストが印象的な、打吹玉川・重要伝統的建造物群保存地区をぷらぷら散歩してきました♪≫
この旅行記はコチラ:http://4travel.jp/travelogue/11058283白壁土蔵群 名所・史跡
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〔 香取草谷展望駐車場 〕
倉吉からさら〜〜〜に西に向かい、中国地方最高峰の「大山(伯耆富士)」が望めるあたりまでやってきました!!!
そう、この日ここからの目的は、あの山の中腹に今も残る社寺に詣でること。 -
大山は標高1,729メートルの山で、このあたりの旧国名から「伯耆富士」とも呼ばれています。
けれども、この場所からだと山の北壁側しか眺められないので、“富士”って感じはしないですね。。。 -
(沖縄にいるとあまり長い距離運転しないので)久々にけっこうな時間の運転でちと疲れましたが、目的地まではあともう少しのはず。
ここで一服したところで、そろそろこのお山へと続く道を進んでいきましょう☆ -
〔 大山情報館 〕
しばらく道なりに進むと、大山観光の玄関口にあたる「大山情報館」に到着。
ここの駐車場に車を置き、まずは館内にある観光案内所でパンフを入手するなどして準備を整えておきます。大山情報館 美術館・博物館
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大山寺を中心とした地図はこちら。
山腹にある社寺に向かって真っ直ぐ一本の道が延び、その周辺に門前町が広がっているよう。
また、その周辺にはキャンプ場やスキー場などもあるので、その関係の宿泊施設なんかもけっこうあり、一大レジャースポットにもなっているようですね。
ま、そちら方面はあまり関心ないんですけども。 -
ではではさっそく、大山の社寺を目指してこの“御幸参道本通り”へと入っていきましょう♪
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むむむ………これは長い坂道だな。。。
山の中腹らしいといえばそうですが、これだけまっすぐなのも珍しい。 -
〔 大山寺 〕
坂道をひた〜〜〜すら進んでゆくと、新緑の木々の向こうに何やら立派な門構えが見えてきました。
あ〜〜〜やっと入口までたどり着いたか(苦笑) -
この「大山寺」は、奈良時代の718年に金蓮上人により開かれたと伝わり、その後天台宗の大本山として最盛期には百を越える宿坊があり、3000人の僧兵を擁する一大修行道場として栄えたそうです。
しかしながら、明治の廃仏毀釈のため急速に衰退してしまい、現在ではわずかな伽藍を残すのみとなっているそうです。
それでは、こちらの“山門”からさらに奥へと進んでみましょう。 -
不動明王をお祀りする“護摩堂”とその後ろの大山。
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(大山寺の風景①)
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そして「大山寺」のご本堂へ。
こちらにはご本尊の地蔵菩薩が祀られています。大山寺 寺・神社・教会
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(大山寺の風景②)
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〔 石畳の参道 〕
大山寺の本堂の裏手から、さらに奥へと続く道を進むと、緑に包まれた石畳の道へと出ます。
ここから「大神山神社奥社」へと続くこの参道を、さらに奥へと進んでいきます。石畳の参道 名所・史跡
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イチオシ
(大神山神社の風景①)
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参道に降り注ぐ木漏れ陽と銅製の鳥居。
新緑と相まって、なかなかステキな雰囲気ですね〜〜〜。
こういう感じだと、坂道を歩く疲れも吹き飛びます。 -
(大神山神社の風景②)
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石畳の参道をしばらく歩いていくと、威風堂々たる“神門”の前に。
終着点までもうあとちょっとかな。 -
(大神山神社の風景③)
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最後の階段を上り切ると、そこには荘厳な「大神山神社奥宮」の社殿が!!!
こちらの神社は、古代、中世に修験霊場として栄えた大山寺の大智明権現社でしたが、明治の神仏分離により現在の「大神山神社奥宮」となったそうです。
さっそく中に入ってみると、極彩色に彩られた幣殿まで内拝(有料)でき、殿内の絢爛豪華な装飾まで拝見できました☆大神山神社奥宮 寺・神社・教会
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大山中腹の限られた空間に建てられた社殿。
なぜかこっち向きの空だけ晴れていたので、この角度から1枚パチリ。
ちなみにGW明けの平日のためかあまり人も見かけなくて、たまに大山登山のためフルに装備した人達とたまにすれ違う程度でした。
ま、アクセス面からしたらずっと石畳の参道で車は通れないので、さすがにここまで来るだけでも一苦労ですから。 -
(大神山神社の風景④)
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イチオシ
この奥宮は1805年に再建された全国最大級の権現造りの社殿(国指定重要文化財)で、本殿・幣殿・拝殿とともに、拝殿の両側に長い翼廊を設けているのが特徴的です。
下の駐車場からだいたい30分かけて、ひたすら上り道を歩いてここまでたどり着きましたけど、ホントに霊峰・大山の内懐に入り込んだ感じで、その一番奥で荘厳な社殿を目の当たりにでき、ここまで来た甲斐がありました♪ -
ではそろそろ“下界”へと戻っていきますか(笑)
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(大神山神社の風景⑤)
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この“神門”はよくよく見てみると、扉の閂が内側ではなく外側についている“後向き門”になっています………何でですかね???
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イチオシ
〔 賽の河原/金門 〕
再び石畳の参道を下りつつ、途中でちょっと横道に入り“元谷”の方へ。
ここからだと、これまであまり出くわさなかった大山の北壁が眺められます。賽の河原 自然・景勝地
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(賽の河原/金門の風景①)
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せっかくなので、「賽の河原」にも出てみました。
ただ、流木や大きな石などもあって足場がよくないので、注意が必要ですね。 -
河原からだと、まだまだ細い流れでしかない佐陀川の両側にそそり立つ「金門」の岩壁がよ〜〜く見れます。
(さすがに誰も来ないし)こういう雰囲気のところに長居するのもあれなので、そろそろ戻りますかっ。金門 名所・史跡
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再度石畳の参道へ。
ちなみに大神山神社奥宮まで約700メートル続く自然石を敷き詰めた道は、日本一の長さなんだとか。
往時はこの両側に多くの僧坊が建っていたそうですが、今ではもうその痕跡もほとんど分かりません。。。 -
そして、最初に上ってきた“御幸参道本通り”との接点にある鳥居の前へ。
すぐ近くに「大山寺」の山門もありますので、これでひと回りしてきたことになります。 -
でもでも、これで終わりじゃありません!
最後にもう1か所だけ寄ってみたい場所があるので、佐陀川の“中渡り”を通って川向うへ。 -
〔 阿弥陀堂 〕
おおお、このくたびれかけた石垣に沿って続く新緑に包まれた道が、何とも言えない雰囲気を醸し出していて、ワタクシ的に好物の絵♪ -
イチオシ
その先に、長く伸びた木々の合間にひっそりと佇むお堂が。。。
室町時代末期の1552年に建てられ、この大山寺に残る最も古い建造物である「阿弥陀堂」です。
比叡山延暦寺の「瑠璃堂」もそうでしたけど、古い建物って寺院のちょっと中心から離れたところに意外と残っているものですよね。
・新緑薫る比叡山延暦寺をゆく【3】〜深緑に包まれる横川の諸堂から荘厳な雰囲気漂う西塔へ〜
http://4travel.jp/travelogue/10679029 -
(阿弥陀堂の風景①)
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お堂の全景はこんな感じ。
名称のとおりご本尊は阿弥陀如来で、堂内拝観は予約制とのことで中には入れませんでしたけど。 -
(阿弥陀堂の風景②)
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このあたりもずっと昔は大山寺の支院が建ち並んでいたんでしょうね………。
まあ、栄枯盛衰というかなんというか。 -
(阿弥陀堂の風景③)
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このあたりは大山寺本堂などのメインどころからは少し離れていて、多少歩く必要がありますが、その分昔ながらの寺院の雰囲気が味わえる場所なので、一緒に訪れてみる価値アリかと。
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再度川を渡って門前町の方へ戻ります。
目の前に見えるはずの大山は、どうも雲に覆われてしまっている様子。。。 -
〔 大山 火の神岳温泉 豪円湯院 〕
いや〜〜〜ここまでかなり歩いてきましたね。
まだ初夏で気候も比較的涼しめなんですけど、それでも汗もかいてしまいました。
というわけで、“御幸参道本通り”の並びにある、大山の地下1,200メートルから湧き出した天然温泉に入れる日帰り温泉「大山 火の神岳温泉 豪円湯院」に寄っていきましょう。
ちなみに食事処もあるので、ランチもできますね。
温泉の詳細はコチラで:http://www.goenyuin.com/大山 火の神岳温泉 豪円湯院 温泉
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ふ〜〜〜、温泉でさっぱりしたので、そろそろ大山を出発しましょう。
お、さっきよりもさらに黒い雲が出てきましたね………これはひと雨きますかね。
山の天気は変わりやすいと言いますけども。 -
〔 桝水高原 〕
「大山寺」からさらに大山の西麓へと回り込み、「桝水高原」へと移動してきました。
ここからの大山は、これまでの荒々しい北壁と違って、円錐形の山らしい姿ですね〜。
ここから“天空リフト”に乗って、さらに高い場所へと行ってみますか。大山ますみず高原スキー場 スキー場
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(桝水高原の風景①)
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標高約900メートルからの景色はコチラ!
この日はちょっと曇り気味でかつこの時間は逆光気味だったので、あまりすっきりとしていませんが、米子市街から日本海まで一望できます☆ -
(桝水高原の風景②)
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かな〜り見づらいですが、弓ヶ浜のきれいな曲線が分かりますか???
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こちらはどこまでも連なる中国山地の山並み。
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イチオシ
(右下の)孝霊山と日本海を合わせた構図が、絵的には1番いい感じかな。
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と、ここでついに雨が降り出してきちゃいました。
傘を持ってきてなかったので、急いでリフトを降りていきます。
米子市街の方はぜんぜん晴れてそうなんですけどね。。。
ま、それでも景色は楽しめたので、なんとかギリギリセーフってとこでしょうか。 -
〔 大神山神社本社 〕
さらに米子市街の方へ移動すると、さっきまで雨が降っていたのが嘘のよう。
最後に訪れたのが「大神山神社本社」です。
ま、せっかく「奥宮」までお参りしてきたので、「本社」の方にも寄っておかないとっていう趣向です。 -
(大神山神社本社の風景①)
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イチオシ
こちらがご社殿で、国譲りの神とも呼ばれる“大国主神(おおくにぬし)”の別名である“大穴牟遅神(おおなむぢ)”がお祀りされています。
ちなみに、あの奥宮だと冬は積雪で祭儀に支障をきたすので、ここ大山の麓に冬宮を置いたんだとか。
ま、確かにそう言われると納得。。。 -
(大神山神社本社の風景②)
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これで大山の社寺を巡る旅も終わりに。
ここまでぐるっとひと通り廻ってきましたが、その中でも白眉はやっぱり「大神山神社奥宮」でしょうかね〜。
あの大山の内懐にあれだけ豪壮な社殿が残されているのを目の当たりにすると、単純にすごいな〜となりますし。
また「阿弥陀堂」周辺の斜陽化?してる雰囲気も、個人的には嫌いではありませんでしたが。 -
〔 ホテルハーベストイン米子 〕
そして、夕方に今日の宿がある米子駅前の「ホテルハーベストイン米子」に到着。
いや〜〜〜、ほぼ3日間かけて、智頭→鳥取市→三朝→倉吉→大山と巡り、1番西の米子まで鳥取県を横断してきました☆
今回、(ちと大げさですが)生まれて初めて鳥取県を訪れたのですが、その豊かな自然と歴史が調和しているところばかりでどこも印象深く、“初”鳥取の旅は大成功だったんじゃないかな〜と。
これで鳥取横断の旅はひと段落ですが、このGWの旅そのものはあとちょっとだけ続きますので、もうしばらくお付き合いいただけるとありがたいです。。。
って、旅行記アップするの遅すぎですが<(_ _)>ホテルハーベストイン米子 宿・ホテル
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