2015/09/09 - 2015/09/14
5007位(同エリア17021件中)
HALさん
2015年9月、遅い夏休みをもらってフランスはパリにお出かけしました。美術館美術館そして美術館。観光ナニソレ?感な6日間でしたが、初めてのひとり旅で結構一杯一杯ながらもがんばったぞと。
9/10 2日目、ルーブル美術館→オランジュリー美術館→オルセー美術館、そしてモロ−美術館(のうち、ルーブル美術館出てから)
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ルーブル美術館を背中にして、カルーゼル凱旋門。柱がうっすらとピンク。
チュイルリー公園はコンコルド広場までの広くまっすぐな公園です。通路は舗装されていないのでスニーカーが砂かぶりまくりっす。 -
凱旋門くぐってすぐにあったPAULの屋台。
PAULは駅の売店でもあちこちにあった。ここで買い食い。さっき昼食べたじゃんというツッコミは無しで。少し物足りないしと思ってたからちょうど良しとしようよ。 -
アプリコットとカスタードのデニッシュ。2.70ユーロ。
通路わきの石段に腰掛けて食べる、ちょっとアプリコットが酸っぱいがさくさくとしていてうまうま。
ところで、公園内をジョギングしてる人が多数いたけど、今、平日の13時過ぎ。いい大人たちが本気トレーニングウェアで公園内を走り回っているって、どういうこと? -
10分ほど歩いて、オランジュリー美術館到着。もとオレンジ栽培温室だったらしいが、エライ重厚な温室もあったモンだなと。
行列一切無く入場。X線検査に加えて、目視のチェックもあり。 -
ルノワール作「ピアノに寄る少女たち」
ピンクやオレンジを多用した明るい作風。HALの中では、ルノワールは人物の人、という印象(印象派だけに?)。オルセー美術館にも同タイトルの作品があったはず。肉筆一点物なのに一点物ではないふしぎ。 -
マリー・ローランサン作「スペインの踊り子たち」
久しぶりにローランサンを見た。パステル調の幻想的かつなまめかしい画風は、他の誰とも違うものであって、見ているとものすごく退廃的というか、享楽的な気持ちになる。百合百合しぃとも言う。
狭いギャラリーなので、それほど時間かからずに見終わる、さてでわ、いよいよというところで、衝撃の事実に直面するのである。 -
モネの睡蓮の間は、8月31日から9月12日までCLOSEDだって…はあΣ(゚Д゚)ナ、ナンダッテー
正直言おう、マジで腰抜けるかと思った。いろいろあった出鼻くじかれでも、ここが最大級のものである。てゆーか、この美術館で睡蓮抜いたら何が残るんだ?何も残らんだろーが?!というほどの、アイデンティティ?レゾンデートル?それがないってあんた、そりゃないよぅ。・゚・(ノД`)・゚・。(ノД`)シクシク
インフォメーションのお兄ちゃんが、次の日曜オープンだよ、おいでよと言われたが、こちとら旅行者じゃい、日曜朝に帰るんじゃい。
そしてここで、当初申し込む予定だったJTBのツアーが消滅していた理由に思い至るのであった、ナンテコッタイ_| ̄|○ -
未練がましく、ミュージアムショップで図録やマグネットを購入する。インフォメーションモニターに映る画像をカメラに収めつつ、こんなんだったんだなーと。
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モネは睡蓮を対象とした作品群を200タイトル以上制作しており、気の利いた美術館なら1枚は持っているという「睡蓮」。
HALもあちこちで睡蓮は見てるしなあとか思っていたバチが当たりにやってきたのか?あああ、と、心の中が声で埋め尽くされる。 -
ぎゃふんな気持ちのまま、セーヌ川を渡る。川の対岸にはオルセー美術館があるのだよ。橋にはびっしりと錠前がかかっている。恋人たちが自分の名前を書いてかける、世界中から恋人たちがやってくるとこうなるわけだ。旅行少し前に、日本のニュースで、セーヌ川の橋の自重がえらいことになってしまい撤去したというのを見た記憶あるけど、セーヌ川の橋ってみんなこんなんなの?
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印象派の殿堂、オルセー美術館来ました。予想外に時間消化の効率が良すぎて(泣)結構早いよ、この時点で2時前だもの。もうここで、くじく出鼻はないと思いたい。
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旧駅舎を改装して造られた美術館につき、ルーブルほどの迷宮感はありません。入って正面が外光取り入れた吹き抜けどーんとなった状態で、その周辺ぐるりと展示室が取り巻いている構造になっています。
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大時計。駅舎の名残、なのかなあ?まあ時間が把握できるのはよいことです。
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駅の構造も、鉄骨が含まれています、柱にある、あふれんばかりのリベットが辛抱たまらん。全体にモダンな内装、外光を取り入れた明るさがさわやか。
もちろん日光降り注ぐ位置には絵画は無く、吹き抜けスペースには彫刻が並んでいる。この彫刻にしても、古代ギリシアから発掘された・・・のではなく、印象派たちと同世代の作家による比較的新しい作品たち。大理石の白が、光をはじいて輝いていました。 -
モネ作「庭の女たち」
初期の作品。モネは晩年視力が悪くなってきたとか、作風変わったとかで、段々と輪郭線というか境界線というかをなくしていくけれど、これはまだきちんと、ある状態。日向と日陰のくっきりと出た戸外の情景。 -
マネ作「笛を吹く少年」
東京のオルセー展以来ですな。あのときの看板息子もここではその他大勢に埋没しています。まあ、ルーブルよりは絞って架かっているのでそこまでのザコ感はありません。
大体作者ごとの小部屋でいくつかの作品と、これは!みたいなのが展示されているという演出。 -
同じくマネの「オランピア」
娼婦を真っ向から描いて、アカデミアからぼろくそ(メスゴリラとか)ゆわれた作品。
日本の浮世絵だと遊女なんかがバンバンと描かれていて、むしろ神話の女神ナニソレ?扱いだったと思うとエライ違うなあと。掛け軸なんかの割にかしこまったものにだって平気で遊女描いてた文化って、美しいもの、が、完全に手元で愛でる、消費するものであったと言うことなのかなあ。 -
モーリス・ドニ作「ブナの森の風景」
ポスト印象派、てゆーかもうこのあたりは印象派でわないような?ぺっとりとした樹木、奥行きと陰影が平坦化され抽象化されている。この人の作品は初見のような気がするけど、HAL的には大変好み。 -
アルベルト・バルトロメ作「ジャンジャックルソーのモニュメント」
結構なサイズの彫刻。作者は墓標造ったりとかで有名な人、らしい。どのあたりがルソーなんかよく分からないけど、ぱっと見た感じが、サウナでおねえさんたちが世間話に興じていて、真ん中の人が真顔で、まあまあとおさえにかかっているようにしか見えない。 -
スーラ作「サーカス」
ポスト印象派の分割派(つまりは点描てんてん・・・)。点描画は、色彩理論はともかくとして、動きを描くのには向いていないよねえと思う。疾走する馬の曲芸という、大層アクロバティックな瞬間なのに何故か静止して見える不思議。 -
もう、くじく出鼻はないと思いたいと思うと、やってくるのがフラグというヤツかしら?オルセーで、いちばん見たかったのが、ゴッホの「ローヌ川の星月夜」だったのだけど、なかった、のだ。
係員にたずねたら、「いないよ」と返される。オスロに貸し出し中らしい。ああ、海外美術館あるあるってやつね、見に行ったのにないというヤツ。うん、まあそういうこともあるよね、想定の範囲内さ (ノД`。)ホロリ(←やせがまん) -
地上階、1階とあらかた見尽くして、最上階へ上がる。外に面した時計の裏側にあるカフェ、薄暗くてすごく写真撮りづらい、けどすごくかっこいい。
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最上階は絵画の展示スペースにも外光が入ってきています。真上からなので、ギリギリセーフ?そして印象派の作品が惜しげもなく並ぶこの贅沢(≧▽≦)
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モネの「睡蓮」。
オランジュリーは盛大な空振りだったけど、いいんだ、ここで見られたから。明後日にはジベルニーだって行くんだ、悔しくないもん(負け惜しみ) -
同じくモネ。太鼓橋。日本風、らしいけど、どのへんに日本なのかがワケワカラン。太鼓橋という形状は日本独特のものなのかしら?
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イチオシ
そしてモネの「サンラザール駅」。鉄道駅という、近代から現代への象徴的な、鉄と石炭の無骨さを柔らかい光の中に閉じ込めた傑作だと思う。
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これは同日撮影。今日現在のサンラザール駅。未だ現役の三角屋根。一緒のようで一緒ではない風景。モネの描いたほどの明るさがないのは、時間のせいか、階上のショッピングモールが塞いでいるせいか、それとも撮影者の腕が悪いのか?
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ルノワール作「ムーラン・ド・ギャレット」
印象派は光を表現する作風であるけれど、神話や寓話ではない、市井の人々を描く風俗画でもあるよな。 -
本来は1日かけての予定が、諸々予定繰り上がってしまったので時間が余ってしまった、あう。明日、ルーブル再チャレンジするので、明日の予定を繰り上げて、モロー美術館へ行くことにした。
パリの地下鉄は、5分程度感覚で次々とやってくるし、駅のホームには次発の到着時間が電光掲示板に表示されているという親切っぷり。
でも自動ドアが閉まるときは自動なのに、開けるときは手動なのはなぜなんだぜ?
路線によっては開閉とも自動であったり、ホームドアがあったりなので全部そうというわけではないけれど。 -
地下鉄駅の位置はグーグルマップさんでだいたいわかってたけど、地上出口の位置がさっぱりわからなかった。スマホのGPSはグラグラ動いて全く使えなかった。通りの街並みは美しく整いすぎてどこも同じに見える。はい、立ち位置全く見失いまして、瞬間ものすごく途方に暮れました。
路上で煙草吸ってたおねいさんとおにいさんに、ダイスキンに貼り付けた地図を見せて、ここどこ?ここいきたいですと訴えて、なんとかモロー美術館へたどり着きました。 -
ギュスターヴ・モローの旧個人邸宅をそのまま美術館にしていて、三階建ての建物の各部屋にぎっしりとモロー作品が架かっています。ミュージアムパス使用OK。
地上階は、デッサンや習作を中心に展示されています。 -
往時の内装をそのままにして、壁面がアレな絵画をみっしり並べるというちぐはぐした感じが、かえって不気味さを増しているなあ。室内ちょっと砂っぽいというか埃っぽいというか、古い部屋の匂いが、モロー作品とマッチして(^^ゞ
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階上は広いスペースが取られていて、モロー作品全開で架かっています。右見ても左見ても、モロー。濃いわ(? ゚д゚ ?)
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そしてさらに階上へ。これはもう昇るしかないような螺旋階段。上がった先もさらに展示スペース。個人美術館というと、重要作品は実は他所の大手の美術館にとられていて、残るはデッサンとか習作とか、自筆原稿とかだったりするけれど、ここは結構な代表作を所有しています。
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「出現」
サロメとヨハネの生首図。ルーブルでも同タイトル所有。モロー作品は象徴主義で幻想耽美でエログロで、ぶっちゃけ濃すぎます。
宗教的題材が多いけど、キリスト教的なるものは、こういうのとは違うと思う。 -
訪問当日のHAL的最大インパクトはこちらでした。「ユピテルとセメレ」。モロー最晩年の作品、らしい。
見て最初の感想は、狂気の曼荼羅図、でした。ギリシア神話最高神ユピテルの顕現により雷に打たれ絶命する美女セメレ、の図らしいが、インド的?東洋的?ごちゃごちゃグログロ。
モローは、他の作品の中のひとつで見ると、おおなんかすげー!となるだけど、びっしりみっしり見せられると、お腹いっぱい胸いっぱいになります。インパクト大な美術館でした。 -
今日の晩ごはん。サンラザール駅のショッピングモールにあるモノップというコンビニで購入。トマトとチーズのショートパスタ、オリーブとモッツァレラチーズのサラダ、カットフルーツ、オランジーナ。トータル11.03ユーロ。レストランよりは安いが、日本のコンビニよりはちょい高い。そしてチーズがかぶってる。
ホテルでもぐもぐしまして、二日目終了。終日歩きまくりました。明日はルーブル再チャレンジ、そして郊外へお出かけする予定です。ということで、(4)へ続きます。
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