ダイヤモンド・プリンセス号に乗って日本周遊とチェジュ島の旅ーねぶた祭りの青森編（８月５日）

2015/08/03 - 2015/08/12

８月５日、日の出前に目が覚める。船は陸奥湾の入口に差し掛かっていた。海面は湖のように静謐で、左舷船尾方向の水平線から、間もなく太陽が昇ってきた。パイロット・ボートがいつの間にか寄り添い、青森港へと案内し始め、一時間ほどで青森港の沖館埠頭に接岸した。今日も暑い。本日の主目的は「ねぶた祭り」、夕方までは船内でゆっくりすごすこととした。オプションナル・ツアーで大勢の人が朝早くから下船していく。船内は静けさを取り戻し、ゆっくりできた。いつものようにラジオ体操をデッキ１４，１５のネプチューン・プールの周りで第一、第二、妖怪体操で体をほぐし、朝食はデッキ１４で済ませ、船内１マイルウオーキングに参加。夕方までは、船内のアートギャラリで展示絵画を鑑賞したり、カジノ見学（日本の港に寄港中は法律上営業できない）したり、例の船尾プールでまったりして過ごした。
夕方、１６時ころに、下船し、シャトルバスで青森中心部に近い「新中央ふ頭」で降りる。湖の埠頭には客船「日本丸」が停泊していた。中央埠頭から徒歩で「聖徳公園」を通って青森観光物産館アスパムを眺めながら、「ねぶた団地ラッセランド」の展示ネブタを見ながら、「ねぶたの家ワ・ラッセ」でしばし過ごした。そろそろ、ねぶた祭りの始まる時間となったので、会場となる通りに向かい、会場はロの字になっているので、コーナになる場所に見物場所を定めました。ここは大きなネブタがコーナーを回るためダイナミックに回すところが見えて最高の場所でした。見物の人々は整然と座り一番前は座り中間の人は椅子に、そして外側は立つという風で全員がよく見えるように行動していました。「ラッセー、ラッセー、ラッセラ」の掛け声と幸せを呼ぶという鈴の音が鳴り響くなか、勇壮で夕闇に鮮やかな武者絵のネブタに興奮。実物を肉眼で観るのは、やはりテレビとは段違いでした。この日は興奮して、ディナーの写真はとりわすれてしまいました。

表紙は最初に私たちの前に現れたネブタです。ネブタの製作には約２０００万円必要だとのはなしです。

船の当直オフィサーによる８月５日の航海日誌抜粋
青森　２０１５年８月５日（水）
青森の水先案内人乗船場所へ到着する一時間ほど前に、ダイヤモンド・プリンセスは、青森湾へと続く１０マイル程の長さの平館海峡に入りました。水先案内人が御前５時４９分に乗船後、停泊地へ接岸の態勢に入りました。午前６時４９分、９本の係船索が本船の前方と後方の両端へ安全に留められました。
　天候　1/8曇り
　風力　南西風力５
　気温　３０。０℃
　気圧１００７．７ｍｂ
夜、お客様と乗務員全員が乗船後、午後１１時２９分にすべての係船索を取り外しました。本船は来た航路をたどり、青森湾を出て津軽海峡に入りました。その後、次の寄港地秋田に向けて進みました。

to be continued　　　　

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

御前４時４０分ころ船尾方向に曙のひかり

静かな内海の向こうに

ちいさな釣り船が左舷のはるか彼方に

太陽が全体を水平線の向こうの山々の上に現れました。

https://youtu.be/-COZb1YGPB0 に動画

デッキ７の窓に反射する日の出の風景

救命浮き輪と日の出

あまりに美しかったので、たくさん載せます

救命浮き輪の上に

朝がやってきたぞー

６時頃、パイロット・ボートが左舷側前方で水先案内しています。
青森港が見えてきました。

６時２０分過ぎ
この岸壁に接岸するようです。
岸壁の向こうに、定期フェリーの停泊地があるようです。
何もない無機質な岸壁です。

７時少し前、朝のラヒオ体操を終えて、
いつものとおり、野菜メインの朝食にしました。
朝食の後は、１マイルのデッキ７のプロムナード・ウオーキング。

昼食のあと、船尾の一番高いところから船尾方向を眺めたり

船中央上部を船首の方から船尾に向かってみた風景。
ネプチューン・プールと野外映画ダイスクリーンが一望できます。

昼食の後、デッキ５のアート・ギャラリーで絵画の鑑賞。
たくさんの作品が展示されており、希望購入価格が提示されていた。
２００ドルから数万ドルまであった。
なぜこれだけプライスが違うのか、素人の小生にはわからない。

一万ドル以上のもののいくつかをカメラに記録した。

カジノは営業中は写真撮影禁止なので、休業日の今日、設備の一部を撮った。

中央埠頭に、姿の美しい大型の客船が見えます。
日本丸でした。

フェリー埠頭には大型のフェリーが停泊中でした

夕方４時を過ぎて、太陽の光線も弱まってきたので、下船してネブタの会場のほうへ出かけます。

シャトル・バスの乗り場から、振り返ってみました。

祭りから戻ってきた時のシャトル・バス降り場からの姿を比較の意味で載せてみます。

シャトルバスで中央埠頭で下車し、青森県観光物産館アスパムの近くの、「ねぶた団地ラッセランド」に過去の祭りで優秀とされたいくつかのネブタが展示されており、見物した。

これらのネブタもどうも、今宵の祭りに参加するようだ。
関係者が調整作業や確認作業を行っていた。

ねぶたの家ワラッセ前の広場では露店市がたっていた。
この写真の後ろの塔は青森ベイブリッジの主脚で、みぎにレンガ色の建物がちょっとみえますが、これがワラッセ館です。

ここのテントでは津軽三味線の名人クラスが即興で演奏してくれました。おひねりを要求していました。

津軽三味線の演奏に合わせて、ハーフの可愛い姉妹が踊っていました。

ワラッセの無料エリアでは４Ｋテレビによる、ねぶたに関する映像が流されており、ひととおりの歴史や製作過程の紹介、去年の祭りのダイジェストなどを見ることができます。

ねぶたの武者の顔の部分が飾られていました。

ワラッセを後にし、祭りの会場にそろそろ向かいましょう。

一番近い「新町通り」の県庁への路との交差点に場所を決めました。
続々と、観客や祭りに参加する「はねこ」たちが詰めかけています。

このコーナーもびっしり観客が詰めかけています。
車いすの方や、目が不自由な方も口頭で説明してくれる補助者と一緒にねぶたの開始を今か今かと待っています。

始まりました。
時計回りにネブタが動きます。
この写真の奥に進行し、右側（県庁方向）からやってきます。

https://youtu.be/I8Vk1g7NXxM に動画

スポンサーの看板

https://youtu.be/vqEGGacWBts に動画

広告の列が通りすぎると、このコーナーに最初のネブタの「はねこ」や「お囃子」たちが、やってきました。

https://youtu.be/cSHaggbqOWg に動画

広告、はねこ、ねぶたという順でくるようです。

https://youtu.be/g3n_csYNBLM

コーナーでは大きくネブタを揺らしながら回転させます。
目の前なので迫力満点です。

次はＪＲのようです。


https://youtu.be/4rTgNWh1I_A

ＪＲの「お囃子」たちです。


https://youtu.be/g3n_csYNBLM

ＪＲは弁慶のようです。


https://youtu.be/YJ04LdI87r4

揺らしながら回転させて全部が見えるように動かしてくれます。

以下、本体ねぶたのみ一枚づつ紹介します。

https://youtu.be/YJ04LdI87r4

https://youtu.be/xHSwULPwjZ0

https://youtu.be/GA4-vgzI4GY

https://youtu.be/9BelKedhVIM

https://youtu.be/_bKFP23a9-4

この少年は、我々の掛け声を要求して回っていました

まだまだ続いていますが、もう十分堪能したので、船に戻ることとします。
後ろ髪を引かれながら帰途につきます。

http://youtu.be/Kp61DwG2Y1g

ベイブリッジ橋脚がきれいなｸﾞﾘｰﾝにライトアップされていました。

青森観光物産館アスパムは紫色に光っています。

まさに青森は光の饗宴でした。

中央埠頭の日本丸も美しく着飾っています。

青森の夜、美しいですね。
右奥の白く輝いているのがダイヤモンド・プリンセスです。
シャトル・バスに乗って帰りましょう。

目いっぱい望遠してみました。