2015/09/04 - 2015/09/04
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オーヤシクタンさん
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第20部-99冊目
皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
北海道から海を渡って八戸に着きました。
旅の後半は、北東北を巡ります。
かつて青森と函館を結んだ青函連絡船を見ようと、再び青森へ向かいました。
表紙写真‥メモリアルシップとして係留されている青函連絡船.八甲田丸。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
旅行期日‥2015年(H27)9月1日(火) ~7日(月) 6泊7日
9月4日(金) 第4日目.雨のち晴
※南部バス
八戸港8:10→本八戸駅8:25
↓
①普通436D.八戸行
本八戸8:40→八戸8:50
↓
②青い森鉄道:快速501M.青森行
八戸8:58→青森10:24
移動距離‥132.6km
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
南部バス‥300円
八戸駅自販機‥100円
青森駅コインロッカー‥300円
八甲田丸記念館‥500円
味の札幌.浅利‥800円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8:22
旅は後半に入り、舞台は北海道から北東北に移ります。
八戸港からバスに乗って約20分。
本八戸駅にやって来ました。 -
8:40
第22走者。
普通436D.八戸行
本八戸8:40→八戸8:50
(5.5キロ/0:10)
八戸の街の中心地は八戸駅ではなく、本八戸駅が最寄り駅となっています。
JR八戸線で八戸駅へ移動しましょう。 -
8:50
本八戸からJR八戸線に乗って約10分。
八戸に着きました。八戸駅 駅
-
八戸8:58→青森10:24
第23走者。
青い森鉄道:快速501M.青森行
八戸8:58→青森10:24
(96キロ/1:26)
八戸で青い森鉄道に乗り換えです。
快速列車に乗って再度、青森に向かいます。 -
湘南新宿ラインのような雰囲気の車内です。
まだ新しいですね。 -
10:24
今日は雨が降ったりやんだり…
二度目の青森駅に到着です。青森駅 駅
-
荷物が重いのでコインロッカーに預けました。
青森駅にあるコインロッカーはSuicaが使えて暗証番号を登録するタイプでした。
コインロッカー‥300円 -
連絡船と陸をつないだ可動橋が残されています。
2011年(平成23年)、機械遺産に認定されました。 -
こう言う建物を見ると、なんか染々としてきますね。
-
青函連絡船.八甲田丸の後部です。
この船尾扉は洞爺丸転覆事故を教訓につけられました。 -
青函連絡船に就航していた八甲田丸。
青森に来たお目当てはコレなのです。
青函連絡船は1988年(昭和63年)3月13日に青函トンネルが開通開業した事から、惜しまれつつも82年間の歴史に幕を閉じました。
今は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」として青森港に係留されています。
では、入ってみましょう。
青函連絡船.八甲田丸(5382t)
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸‥500円。 -
10:43
八甲田丸船内に昭和の世界が…
青函ワールドへようこそ!
中に入ると、昭和30年代の駅前市場の様子が目に入ります。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
-
1等船室(座敷席)があった場所に、昭和30年代の活気あふれる昔の青森駅周辺の様子がジオラマで再現されています。
これらの展示物はかつて、東京の「船の科学館」に係留された羊蹄丸に展示してあったものだったのですが、羊蹄丸が解体されることになり、これらのジオラマを廃棄する予定でしたが、存続の声が高まり平成24年、八甲田丸に移設されました。 -
私が子供の頃、岩手県の父の実家から毎年送られてくるリンゴは写真のような木箱で、中にリンゴがキズつかないように入れられた籾殻の中に手を突っ込んだ思い出があります。
後にリンゴはダンボールで送られてくるようになりました。
今となっては懐かしい思い出です。 -
「おい!酒だ。酒持って来い。てやんでぃ。ンナロー、バッキャロー」
船内食堂の様子が展示されていました。
うん、その気持ち、なんかわかるような…
人生色々ありますよね。
テーブルの上のカレーライスがリアルで哀愁感が漂っています。 -
羊蹄丸の船舶図面です。
外面から内部まで細部にわたって記載されています。 -
八甲田丸ではなく、羊蹄丸の船内配置図です。
船室は普通船室とグリーン船室がありましたが、以前は1等と2等で区別していたようです。
この図は日本交通公社(現JTB)監修の大型時刻表にも掲載されていて、子供の頃よく眺めたものです。
それでは、恒例の船内視察を始めます。 -
グリーン船室(自由席)の座席です。
ビジネスクラスのような広々とした赤い座席は、当時の普通乗船運賃2000円にグリーン料金(自由席)1100円加算で利用できました。 -
グリーン船室の指定席が就航当時のまま残されていました。
グリーン自由席より広々とした一人掛けのゆったりした座席で船旅が楽しめたんですね。
グリーン料金は1600円しました。 -
寝台室です。
2段ベッドが2台並んでいる定員4名の部屋が5室あったようです。
客室内にリビングと洗面台が設置されています。
寝台料金はベッド単位で上下段共に2400円だったそうです。 -
船長室です。
操舵室下の角の位置にあります。
応接間に仮眠用ベッドも置かれていて立派です。
やはり、大きな船を統括する船長は偉かったんですね。 -
事務長室です。
船舶の事務長は旅客担当の統括責任者の役職です。
船長の部屋より質素ですね。 -
サロン会議室です。
一般旅客用ではなかったらしいです。 -
操舵室です。
連絡船を操る頭脳部であり、ここで船長が指揮をとり安全な航海を行いました。 -
操舵室から見た景色です。
時化で荒れた津軽海峡を航行する時は、この窓まで波しぶきをかぶったのではないでしょうか。 -
安全運航「余裕ある操船」八甲田丸
‥と、操舵室に掲げられています。
うん、いい言葉だ。 -
操舵室と隣接して無線通信室があります。
-
1975年(昭和50年)から1980年(昭和55年)頃の青森港の光景が、イラストで解説されています。
-
車両甲板に降りてみました。
船に鉄道車両をそのまま搭載できたのは鉄道連絡船ならではですね。
写真の青い車両は、スユニ50と言う郵便車両です。 -
キハ82系と言う、特急列車用気動車両です。
1961年(昭和36年)にデビューし、日本各地で活躍しましたが、青函連絡船が接続する函館駅でもキハ82系が並ぶ風景が見られました。 -
荒れた津軽海峡を航行しなくてはならない時は車両を船体に固定して安全を確保していました。
-
DD16と言うディーゼル機関車です。
1971年(昭和46年)から日本各地で活躍しました。
私と同世代です。 -
機関室(エンジン室)です。
うわぁ!デカイエンジンですね。
八甲田丸には、1台1600馬力のディーゼル機関を8台備え、総出力は12800馬力だったそうです。 -
統括制御室です。
機関や航行に必要な補助機械の遠隔操作をはじめ機器の監視を行う、操舵室に次ぐもう1つの頭脳と言える部屋です。
船底にあるので、環境がわるそうですが、八甲田丸のこの部屋は防音と冷暖房が整い、快適な環境づくりが行われていたようです。 -
そして、こちらは発電機室です。
船舶の電気エネルギーはここで作られていました。 -
11:33
「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の見学を終えました。
青森ベイブリッジと交差するのは、ラブリッジです。
一人で寂しいですが、ラブリッジを渡ってみることにします。 -
先ほど見学した八甲田丸の勇姿が見えます。
もう航海することはありませんが、人々に愛された青函連絡船の歴史を後世に語り継いでいくことでしょう。 -
11:40
お腹すきましたね。
青森のB級グルメ‥「味噌カレー牛乳ラーメン」を食べてみることにしましょう。
「味の札幌.浅利」に入ります。味の札幌 浅利 グルメ・レストラン
-
味噌カレー牛乳ラーメンです。
なんでもかんでもぶちこめばいいってもんじゃない…
いやいや、牛乳のマイルドな味わいに味噌とカレーがマッチして旨いんです。
何かひとつが多くてもダメ、少なくてもダメ、この味を作り出すのに苦労しただろうな‥ と感じる一品でした。
ごちそうさまでした。
味噌カレー牛乳ラーメン‥750円
半ライス‥50円 -
12:00
今日は突然雨が降ったりと思ったら晴れ間がでたり‥
変な天気です。
青森駅に戻って来ました。青森駅 駅
-
E751系特急型電車がとまっていますね。
2000年(平成12年)にデビュー。
アルミ合金で作られており、特急つがる号(青森-秋田)で運用されているらしいです。 -
青森駅のプラットホームに、「連絡船」の案内表示が残っていました。
-
かつての連絡船乗換通路は、ホームからの階段が閉鎖されて、青森駅東西間の連絡通路となっていました。
-
長いプラットホーム。
たくさんの人が列車と連絡船を行き来しました。 -
函館発の特急スーパー白鳥号が入線して来ました。
789系と言うJR北海道の車両です。
この勇姿が見られるのも来年3月までとなり、北海道新幹線開業と引き換えに廃止されます。 -
12:33
第24走者。
普通656M.弘前行
青森.12:40→川部.13:17
(31.1キロ/0:37)
青森から奥羽本線に乗って日本海側に移動します。 -
走るプレハブ‥701系なので車内はロングシートです。
-
津軽平野を走ります。
奥の山は、岩木山です。 -
13:17
川部に到着しました。
ここで五能線に乗り換えです。
続きは又、次回…
つづく。川部駅 駅
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第20部.鈍行列車の北日本旅。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- まむーとさん 2015/10/06 17:44:05
- カッコいい八甲田丸
- オーヤシクタンさん、こんにちは!
いつも楽しみにして読んでいます。
もう青森まで来たので終盤戦かと思うと寂しくなってきましたが、たぶんまた次の旅に行かれる頃でしょうかね。
「窓枠にワンカップを」のところが面白く、いつもどこかで笑いました。
今の子どもらはほんと可愛いです♪
ところで、八甲田丸は今でも使えそうな感じでカッコいいです。
中の展示は愛情があり、当時の様子が分かりやすいですね。皆にとって大切なものだったのが分かります。
名前は知っているけれど知らない事がたくさん詰まっているオーヤシクタンさんの旅行記は、10年後20年後からは、大切な日本の記録になると思いました。
まむーと
- オーヤシクタンさん からの返信 2015/10/11 08:58:12
- こんにちは。
- まむーと様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
いつも、心暖まるコメント‥本当にありがとうございます。
旅が終わって1ヶ月以上たつのに、まだ、完結できません。
時間の合間にブログを書いているのですが、後から色々と調べなくてはならない事があったりして、再び旅に出ている気分になります。
八甲田丸は就航中、乗った事がないのですが、船旅好きの私としては乗って見たかった船のひとつです。
旅はこのあと、東北地方を巡っていきます。
今後とも宜しくお願いいたします。
オーヤシクタン。
- オーヤシクタンさん からの返信 2015/10/11 08:58:57
- こんにちは。
- まむーと様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。
いつも、心暖まるコメント‥本当にありがとうございます。
旅が終わって1ヶ月以上たつのに、まだ、完結できません。
時間の合間にブログを書いているのですが、後から色々と調べなくてはならない事があったりして、再び旅に出ている気分になります。
八甲田丸は就航中、乗った事がないのですが、船旅好きの私としては乗って見たかった船のひとつです。
旅はこのあと、東北地方を巡っていきます。
今後とも宜しくお願いいたします。
オーヤシクタン。
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