バスクとパリの夏休み 7（パリで石版印刷の工房見学）

2015/06/19 - 2015/07/01

水曜日の夜に到着したパリ。土曜日から帰国日の火曜日夜までの予定は
　パリ在住の友人一家とおいしいベトナミーズを食べに行く
　石版画工房の見学
の2つだけです。あとは買い物をしたり飲んだくれたり…
パリの写真は全てiPhoneで。最近はデジカメで撮影しなくなりました
　

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

土曜日、夕方まで予定がありません。
マレで何のあてもなく目についたギャラリーを巡ります。知らないアーティストの素敵な作品をたくさん観ました。
ギャラリストのみなさんもとても感じがよいです。気に入ったアーティストの図録を購入。
休憩で入ったカフェの目の前で警備している美しい警官

北マレにある大好きなサロンドテで昼食。野菜のどんぶり。ハーブが効いてます

野菜のカレー。ボリュームも満点。ここではめずらしくアルコールではなく冷たいミントティーを。
隣に小さな女の子とその祖母らしき（すごく素敵な）女性が。女の子はお箸に悪戦苦闘。微笑ましく見ていたら「お隣のマダム（私）に使い方教わったら？」と祖母。女の子は何の躊躇もなく、使い方を聞いてきました。でも結局使えず、フォークを出してもらっていました。とても感じの良い二人でした。ほのぼの

夫がマレのギャラリー巡りで見つけた本。レア本だそうで。ここはテーブルと椅子があり、ゆっくり本を見ることができました。それとギャラリー巡りで見つけた作家の図録本。

北マレはいつも行くアート本屋があって（ヒゲのおっちゃんの本屋と呼んでいる）、でもここは時間通りに開いていた試しがない。でもよい本屋なのです

セールをみたりカフェでだらっとアルコール。
そして明日、日曜日の夕飯を買いにアパート最寄り駅へ。
前に見つけた「パリ一のシャルキュティエ」へ。夕方なので混雑してます

包装紙がかわいい。
木曜日に行ったデノワイエにも肉を買いに行きたかったけれど、夕方の早い時間に夕食の約束があり、時間切れ。また来年

デノワイエには再訪問できなかったけれど、アパートの近くで見つけたケーキ屋。
買ってみました

モダンな見た目のケーキ。左は胡麻、右はマンゴー。どちらもとてもおいしかったです！甘さ控えめ。お店はモダンナチュラルで入りやすいと思います。

ずっと前に食べて美味しかったHugo et Victorも行きたかったけれど、アパートから近いけれど、やっぱりなんだかんだと面倒で…。でも新しい店の味を試せてよかったです

小学生の子ども二人がいるので19時にレストランで待ち合わせ。
フランス人の旦那のせいで20分遅れる、と電話が。ビールを飲みながら待ってるから大丈夫よー。
彼らの家からは地下鉄で一本なのに、休日出勤していた夫の会社に呼び出され（マドレーヌ）、そこから家族で車で来たから遅くなったらしい。友人と子ども達は来たけれど、旦那いないよ…？近くで買い物をしているらしい。「遅刻して来てなお買い物！」と友人はお怒り、イライラ。しかし夫は全く悪びれない。なぜならパリジャン時間だから

ネム

ローストしたチキンを載せたご飯

牛肉のフォー

大好物、ボブン

遅刻したから、っておごってもらっちゃった。
子ども達はお兄ちゃんの方が日本語が的確。多分、弟が生まれるまで、日本人の母と二人の時間が長かったから。一方、弟は家でお兄ちゃんとフランス語だし、いろいろ面白い形容詞を使っていた

ベトナミーズは料理がすぐ出てくるし。というわけで22時前にはアパートまで戻ってきました。
近くのカフェでロゼを飲みながらダラダラ
こういうダラダラしながら街行く人を眺めているのがとても楽しい

アパートの中庭に毎晩出てくる黒猫。他に三毛も見た。
必ずこちらをじっと見つめている

今日は日曜日。
前日に買ったポワラーヌのカンパーニュ。二切れだけ購入です

毎日快晴です

やることないけど天気もよいのでヴァンヴの蚤の市へ。
シャンパンゴールドのロングパールネックレスを購入。夫は友人へのお土産で、チェーンソーを手にしたジェイソンの小さめの映画のポスターを。
そうしたら店主にホラー映画のチラシやポスターをいろいろオススメされてしまった…。ホラーマニアではありません

それからまたミラマ。具なしオイスターソースの焼きそば。
やっぱりこれも食べないと日本に帰れない。
今日は海老ワンタン麺は一つを分けたい、とオーダーしたら「分けられるようにお椀用意するよ」と言っていたのに、やっぱり忘れていた。お願いしたら伊武雅刀に声がそっくりのおじさんが持って来てくれた

ポンピドーに行ってみた。コルビジェの個展の見学。これはまあまあ。しかしパーマネントコレクションに新しいコーナーが！

Barnett Newman

これもポンピドーの展示。あまり好きではない

本当はパリ市立近代美術館のヘンリーダーガー展が見たかったけれど「前に原美術館で観たでしょ」ということで、行けず。どうも微妙に好みが違う

なぜか卓球。私はやりたかったんだけれど、夫がやりたくないというので

10数回来ているパリですが、プランタンに初めて入りました！
150周年ということで、それを記念した商品があるということで。
インフォメーションで聞いてみたら「各ショップにあるかも…？」と。どこか１か所で見られないか聞いてみたけど、そういう展開ではないらしい。各ショップでもそんなにフューチャーされてないので、どんな商品があるかよくわからず。
150周年の商品が掲載されている冊子をもらって終了

そしてラファイエットも初めて入りました！

どちらも中国人パワーがすごいです。買い物している人の8割、ブランド入店に行列している9割が中国人とお見受けしました。各ショップにも中国人店員らしき人が必ずいます。

しかし、トイレの使い方がひどい…。流さない文化だからね。近いうち、東京のデパートのように但し書きがされるでしょう

夕飯の前にもカフェのハシゴでアペロ。
アパートの戻り夕飯です

お供のワインはツリーハウスのパニエに入っていた地元の赤ワインです。このワインがとってもおいしいのです

ジロール茸ソテーしてみた

大好物のフロマージュドテットです！

パンはポワラーヌのカンパーニュ

こういう肉のいろいろな部位を寄せたものって、やはり現地で食べるのがおいしい

グリーンペッパー入りの鴨のパテ。

白ブーダンが食べたかったけれど売り切れで無念…。他にも色々食べてみたいものがあったので次回以降に。

デザートは金曜日と同じく、別メーカーで食べ比べ。
やはりボルディエの方が好みだなぁ

お約束の黒猫

月曜日の午前中は少々私が仕事です。
目当ての店に数年ぶりで訪れたところ、ケーキ屋になっていました！
もちろん、ネット検索してもどうなったかはわかりません。
諦めて別の店に行き、そこで聞いたところちょっと遠くに移転していました。
来年、行こうと思います。

店を出て、お昼は夫のリクエスト「フレンチらしいレストランでの食事」ということで、歩いて行ける新しいスタイルの店へ。電話で予約してから行くのが大切です

日替わり定食は14ユーロくらいだったか？
前菜と日替わりの2皿で19ユーロだったかな？前菜は選べます。
メインは日替わりと同じ皿で選べません。

リーズナブルでとってもおいしくよい店です。地元の人で満員、予約なしの人は断られていました。
13時半の入店です

パリ9区、グルメエリアのCaillebotte。日本の雑誌でもたくさん紹介されています

だいたい朝は10時すぎ〜11時頃にアパートを出て、13時半くらいに2時間くらいゆっくり昼食をとり、間にカフェで1時間くらいお酒を飲みながらダラダラして、そして夕方にカフェかアパートでアペロ、21時頃から夕食という感じです。
それでも結構、疲れます。なのでカフェでぼーっとし街を眺めているのが癒されます

昨日の残りのパテがあるので、最終日の夕飯もアパートです。
残っているバターをたっぷり使って野菜をソテーして、足りない分はボンマルシェでお惣菜を購入

また！覗かれている

火曜日の夜の便で帰国です。今日は午前中は予定があります！

アパート近くの風景。モンパルナスですがエッフェル塔がこんなによく見えます

10時に石版画工房へ。アパートから歩いてすぐです。ちょっと早めに到着したところ、社長が出迎えてくれましたが…「約束は10時だよね？広報の者がまだ出勤していないけれど待っててもらってもいいかな？」と。「典型的な日本人の時間行動なので気にせず」とお願いしました。でもすっごく時間気にしている！フランス人との約束は、やっぱりちょっと遅れて行くくらいがいいみたいです（知人の日本住まいのフランス人は時間に絶対遅れないですが）

ピカソもフジタも通った工房です。当時の彼らの石版もどこかにあるとか

1400平方メートルの工房です。かつてのアーティストはもちろん、今は現代アーティストたちがこぞってこの工房に制作しにくるそうです。
デビッドリンチは有名で、年に何度かはパリに滞在し、この工房で作品を作るそうです。夫はデビッドリンチの映画をモチーフにしたTシャツをわざわざ着用してこの工房を訪問、社長がそのTシャツにすごい反応してました！

機械が何台も並んでいます。
今の社長がこの工房を買い取り再生させたそうです

フランス最大の機械は南仏から、閉鎖される工房から運んで来たそうです。これがかなり大変で、時間もお金も人もすごいかかったそうです。これをこの工房に運ぶために、基金が立ち上がったとか。
この機械で印刷したデビットリンチの新作も見せていただきました。サイズはB倍くらい。
写真の機械はその最大のものではありません

実際に印刷しているところも見れます

石版はリサイクル。工房にこうやっておいてある中から自分で好きな石版を選んで制作します。

ポールマッカーシーのような現代アーティストはもちろん、mujiやエルメスとのコラボも制作しているとのことです

1時間の予定が隣のギャラリーも含めて2時間も案内していただきました。
貴重な作品を見ることができて大満足でした

またやることがないので、散歩がてらリュクサンブール公園へ行くことに。
素敵なタイル張りのマンション

さてのんびりしましょう

途中のパン屋でサンドイッチと日替わりのおかずを購入。ピクニックです

鳩にバゲットを投げたのですが、塊が大きかったようで、くちばしにはさんでブンブン振り回してちぎろうとしていました。
しかし、勢い余ってパンがポーンと飛んでいって…。落ちたのは別の鳩の目の前。もちろん、その鳩が食べちゃいました。漫画みたい。
夫が「オウンゴール」とつぶやきました（サッカーのルールは全然分からない人だけれど、使い方が間違っていなかった）。
そのパンを食べた鳩、パンを間違えて飛ばした鳩にストーキングを始めました！パンをもらって恋に落ちちゃったんでしょうか。

など、鳩を見てたりのんびりしてアパートに戻りました

ラファイエットのアランデュカスのショコラティエで自分用に買ったチョコレートを食べます

板チョコ。お土産に何枚か購入。東京ではたいていのものが手に入るし、円安だし、荷物になるものはお土産に買えないし…。これは手頃でかさばらないし、東京ではまだ買えないので、よいお土産になりました

16時半に予約した車が来ました。時間ぴったり。乗車したらターミナルを尋ねてきました。安心。途中、渋滞にはまったので寝てしまって気づいたら高速、見たことのない風景です（羊がいる！）。あれー？ちょっと前に目が覚めたらしい夫がGooglemapを見ている。空港通り過ぎてるじゃないですか…。ドライバーに空港へ行くんだけど、と確認したら「（私が）寝ていたから高速を降りなかった」とか意味不明な言い訳をもにょもにょしています。飛行機の時間を確認したら「まだたっぷりあるから大丈夫、15分で着くから」と、追い越し車線をぶっとばします…。チップはなしです！フランス、怖いわー（笑）

エールフランスのラウンジのカウンターで「クラランスのマッサージの予約お願いします！」と言ったら「今日はもう終了したのよ」と…。やっぱりか。「一度も受けられたことがないんです、一度もです！」。「あらー、それは残念！何度もごめんなさいね。そうしたらこのラウンジの案内はなくても大丈夫ね！ごゆっくり」と。入ってみたら初めてのラウンジ。日本人と数人の白人だけでとても静か、フード類も去年より豊富です。
が、食べない様にしました

なぜなら！Cクラスだからです！マイル様々、初めてのJAL SKY SUITEです！なかなか予約が取れなかったので、うれしいです。

しかしシートのモニターとコントローラーの調子がすこぶる悪く。映画を見ようとしたら無反応。CAさんが調節して「15分後に確認」しにくるもダメ、再挑戦したらCAさんに忘れられ。で、何とか見られるようになったんだけれど、映画を見ている間に、急にゲーム画面になったり（何度も）、食事が同じ物が続けてリクエストが入ってしまったり（CAさんがさすがに確認してきたけれど）

楽しみにしていた食事は洋食を

アミューズ。おいしいです！うれしい

前菜。あまり味がないし、微妙。まずくはないです、もちろん

メインに合わせて「パンはいらないので、白米をちょっと」とリクエストしたのですが、パンが。
面倒なので、そのままに

メイン。こちらは塩気が強く。しかし、炊きたての魚沼産のコシヒカリが届きません！ので、添えてある大根と一緒に食べました
CAさんは忙しそうだし、結構、お腹いっぱいなので、白米は諦めました

デザート。

しばらくたってからCAさんが「白米忘れてました！」と。お腹いっぱいだから大丈夫です

食事は期待が大き過ぎたのか、それほどでもなかったです。食事よりもシートの為に高い料金を支払えるか、かな…。あ、ワインはさすがにエコノミーとはだいぶ違い、おいしかったです。それでも2千円以下のものですが。

あれを食べよう、これを食べよう、と楽しみにしていましたが、まったくお腹がすかず。途中でチョコレートとハーブティーだけいただきました。
降機前に鯛茶漬け。これは美味しかったです。
写真は夫のカレー。

せっかくのCクラスでしたが、興奮したのか全然寝られず（前にCクラス乗った時もそうだった）、kingsmanを2回見たり。でもシートがフラットになるし敷き布団はあるしで、体が楽、寝なくても時差ボケにならず、翌日も元気でした。いいなぁ、Cクラス。でも自腹は無理だわ。

来年はベルリンとパリの予定です！

この旅行記へのコメント （6）

• bpmu46さん 2015/08/27 18:04:35

  こんにちは！

  romeoromeojpさん、こんにちは！
  ヒゲのおっちゃんの本屋は店名が不明なので、本屋の場所（通りの名前）を夫に確認し、後ほどお知らせします。
  ピカソ美術館のそばでした。

  romeoromeojpさん からの返信 2015/08/28 21:34:09

  Re: こんにちは！

  ピカソ美術館のそばなら、なんとなく分かりそうですねー。
  情報ありがとうございます！
  今度パリに行く時に探してみまーす

• romeoromeojpさん 2015/08/27 08:41:07

  はじめまして！

  楽しそうな旅ですね。僕もパリではギャラリーや本屋を回るのですが、よかったら、髭のおっちゃんの本屋さんどこか教えてもらえませんか？とても気になります。

  bpmu46さん からの返信 2016/09/22 20:44:39

  RE: はじめまして！

  こんにちは。6月の旅行から戻りました、だいぶ前ですが。
  おっちゃんの本屋はなくなって？ました…。
  本棚には全く本がなく、でもPCなんかはそのまま、隣のギャラリーもそのままでした。
  本だけがない、という状態で閉店引越しのような雑然とした様子もなく…。
  中に人がいたら聞いてみようと思ったのですが、ちょうど誰もいませんでした。

  romeoromeojpさん からの返信 2016/09/25 13:52:13

  RE: RE: はじめまして！

  こんにちは。
  ご連絡ありがとうございます！
  無くなっていたのは残念ですが。
  今回も旅行記楽しく拝見しています。

  bpmu46さん からの返信 2016/09/26 10:21:48

  RE: RE: RE: はじめまして！

  こんにちは。お返事ありがとうございます！
  本当に残念です。ネット通販は継続しているかも…？
  パリの旅行記もご覧頂きありがとうございます。次回でようやく終わります。