2015/05/24 - 2015/05/26
243位(同エリア931件中)
くわさん
霧島旅行、星見のため完徹で迎えた二日目、今日はあの坂本龍馬が新婚旅行で登った高千穂峰を目指します。
同行している「ゆう」は歩行不自由な身体障害者(3級)ですが、無事に登れるのでしょうか?
一日目は↓
http://4travel.jp/travelogue/11025314
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝5時30分、完徹で迎えた夜明け、南には桜島の雄姿が見えていました。
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写真左には鹿児島空港。雲海もうっすらとかかっています。
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5時57分、高千穂峰からの日の出です。
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さて、再び霧島温泉街に戻り、コンビニ(ローソン)で朝食のパンとコーヒー、そしてお昼のおにぎりを買いましょう。
ローソン前は日陰で暗かったので近くの霧島温泉市場に移動。まだ朝が早いのでお店は開いていませんが、駐車場に車を停めパンにかじりつきます。
↓霧島温泉市場
http://kirishima-marche.com/ -
パンを食べたのち、高千穂峰の登山口である高千穂河原へ向かいましょう。
途中、道路の脇から雲仙のように水蒸気が噴き出しているところを脇目に見ながら自動車を登らせます。 -
朝日の木漏れ日の中を進み・・・
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新緑のトンネルをくぐり・・・
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やってきました高千穂河原。
時刻は7時42分。
↓高千穂河原ビジターセンター
http://www4.synapse.ne.jp/visitor/
↓昨年末の高千穂河原
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=37696731 -
登山前にトイレ。入山届もこのトイレに備えてある提出箱に投函しましょう。
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07:47、霧島神社故宮址。
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神社址の脇にはミヤマキリシマが咲いています。これがミヤマキリシマかぁ。初めて見ましたがツツジとあまり変わりません。
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初めは石畳の道を歩きます。ここは平坦で楽勝楽勝。
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朝日が葉に当たりキラキラしています。
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これは何の花? アジサイの仲間でしょうか?
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だんだん登りになってきました。
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登りですが足場がしっかりしているのでまだ楽勝。
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木の隙間から高千穂峰が見え隠れしてきました。
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石畳の階段はこのあたりで終わり、砂地に変わってきました。
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朝日を透過するミヤマキリシマ。
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登り始めて30分経過。
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すると視界が急に開け山頂?が…見えてきたと喜んでいたら、実はまだまだ。
しかし、ここからがすごいのです。
何がすごいって?
足元が砂で、登れども登れども蟻地獄のようにズリズリ下に落ち、なかなか上に登れません。 -
それでも喘ぎながら更に登り、遠くを目を凝らして眺めると…
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山の斜面がピンク色に染まっているではありませんか。これがミヤマキリシマの大群落なのですね。
一つ一つの花はその辺のツツジと大して変わらないんですが、山の斜面に他の植物は生えてないのに、ミヤマキリシマだけなせこれほどの大群落を。神秘的です。高千穂峰 自然・景勝地
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左手には中岳。
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そしてこっちは桜島。
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しかし、まわりの景色に見とれている場合ではありません。
ここは砂礫の斜面で、おまけに結構急。まるで蟻地獄のように、一歩登っては一歩ずり落ちる、いつまで経っても上に行けないような斜面です。 -
下を見下ろすと、皆さん蟻地獄斜面に苦労されています。
すご〜〜くたくさん登ったはずなのに、まだこれくらいしか登れていません。
ちょっと不安が頭をよぎります。 -
この辺では花を見る余裕はありませんでしたが、休憩の合間にパチリ。
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さて、そろそろ登りましょうか。
「ゆう」は杖を突きながら、と言うより斜面がきついので杖はあまり使わず四つん這い状態です。高千穂峰 自然・景勝地
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ひたすら下を向いて登っていると、ミヤマキリシマが応援してくれます。
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おっ、中岳の麓にもミヤマキリシマのお花畑が。
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四つん這いで登るのだ。
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時々介助もしながら…写真も撮りながら。
あまり上を見ない方がいい。斜面の強さ、先の遠さにがっかり。登れども登れども。なかなか頂上に近づかない。
はるか彼方から桜島が噴煙を上げて喝を入れてくれます。 -
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山にかじりつく。
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登り出して一時間経過。ここでまたまた休憩。
先ほどの蟻地獄斜面がだいぶ小さくなってきました。
写真上がビジターセンターと駐車場です。 -
このあたりまで来ると中岳の向こうに今は立入禁止の新燃岳が見えてきます。
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そしてはるか彼方には桜島。見える範囲にこれだけ噴煙をあげる火山が見えると言うことは、やはり日本は火山列島であることを実感します。
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こちらはピンクの斜面がだいぶ迫ってきました。
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なぜキミ達は他の植物を排除して、キミ達だけで生活しているの?
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こちらは中岳麓の群落。
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新燃岳が更に良く見えてきた。
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こちらは鹿児島空港。霧島から空港までは意外と近いのです。
たの方の旅行記を見ると、飛行機からの霧島を撮影されている方もおられました。 -
標高が高くなるにつれ、鹿児島湾が良く見えてきました。
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こちらは出発点のビジターセンターと駐車場。
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こんな不毛の砂礫の斜面に健気に咲くミヤマキリシマに活力をもらいます。
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斜面は更に急に、足場は砂礫に火山性の岩がゴロゴロで、更に歩きにくくなってきました。
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09:20
もうあかん、と思ったその頃、急に火口が見えてきました。この火口、「御鉢」と呼ばれているそうです。
これでちょっと力付けられます。 -
砂と礫に苦しめられます。何となく頂きらしきものが近づいてきました。
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またまた休憩。大パノラマです。
高千穂峰 自然・景勝地
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ミヤマキリシマの向こうに、山頂が見えてきたではありませんか。
し、しかし、遠い。 -
火口付近もよく見るとミヤマキリシマガ咲いています。
なんとなく硫黄のにおいがするのでも火口付近は有毒性のガスがあると思いますが、すごい生命力です。高千穂峰 自然・景勝地
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さっきまで見上げるだけだった尾根を見下ろせるところまで登ってきました。
遥か向こうには桜島。 -
09:25
登り始めで1時間45分、蟻地獄のような急斜面に苦しめられましたが、難関を通り越し、馬の背というポイントに到着。
ここからは斜度は緩くなります。
しかし、頂上はまだまだ先。
それに、下りはどうすんの? このときはそんな下りのことなんか考えもしませんでした。 -
稜線にはミヤマキリシマの花の帯。
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そしてその先には山頂。
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さっき休憩していたところ。
急坂を登りきったところなので、他の皆さんも休んでいます。 -
こんな断崖絶壁にも、へばりつくようにして、ミヤマキリシマは咲いています。
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さて登りを再開しましょう。
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このあたりは花を愛でながらハイキング気分。
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北側の小林市方面が開けてきました。
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火口もかなり下の方に見えます。
(それだけ上に登ってきた) -
似たような写真ばっかりになってきました。
それだけにミヤマキリシマの群落が続きます。 -
なだらかな登りが続きます。
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火山灰の割れ目。
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火口の左手は火山灰の堆積による縞模様がカラフルに見えています。
その向こうには噴煙をあげている桜島。 -
09:47
出発して二時間とちょっと、馬の背の一番てっぺんに出てきました。
この馬の背は鹿児島県と宮崎県の県境が走っています。 -
そこからほんの少しだけ下り。
山頂がどーんと近づいてきました。 -
し、しかし良く見ると、つづら折りの登山道が見えます。
これは先が思いやられます。 -
頂上下もミヤマキリシマの群落。
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そんなミヤマキリシマの群落の脇を登山道が伸びています。
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09:51
登り始めて2時間10分。高千穂峰まであと480mの地点まできました。
あと480mか、こりゃいけるんとちゃう? とお気楽モードになってきましたが・・・ -
遠くには新たに稜線が見えてきました。
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こちらは韓国岳。
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神社にお参りをし、最後の登りに突入です。
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登ってきた道を振り返ります。
このあたりも足場は砂礫で蟻地獄状態。登れども登れども下にズリズリ落ちていきます。
しかし、山頂が近いので気分は下よりも楽です。 -
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韓国岳
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だいぶ登ってきました。
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あと200m
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しかし、ここからがきつい。
再び蟻地獄に襲われます。 -
登れ登れ。
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あと130m。もう少し。
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このあたりもミヤマキリシマの群落です。
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かなり視界が開けてきました。
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おお、ついに山頂が見えてきました。
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あと少し。
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10:25
登り始めて2時間45分、山頂に到着です。
バンザ〜イ。 -
お約束の山頂記念撮影。
山登りは乗鞍以来でしょうか。
標高はこっちの方が半分位なのですが、キツさはこちらが倍くらいでした。
ああ、しんど〜。
山頂には鳥居があり、その向こうには、天の逆鉾が突き刺さっています。
↓乗鞍
http://4travel.jp/travelogue/10730249 -
山頂から北側の宮崎県小林市付近。
山頂まわりもミヤマキリシマが咲き誇っています。 -
天の逆鉾。
周囲には鎖で囲ってあり、天の逆鉾に触れることはできません。
坂本龍馬はこれを引き抜いたとか。まっこと、おかしい。 -
山頂からの韓国岳。やっぱり山頂からの眺めが一番いいですね。
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こちらは霧島高原と火口(御鉢)。登山道がはっきりと分かります。
よく登って来たもんだ。 -
山頂からのパノラマです。
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方位盤と韓国岳。
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こちらは宮崎県側。この山頂も宮崎県ですが。
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ミヤマキリシマの大群落が下の方まで広がっています。
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再びえびの高原方面。
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宮崎県側。こちらから登って来る方もおられました。
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山頂でおにぎりを食べ、花を愛で、最後にお約束のアホな記念撮影をパシャリ。
高千穂峰 自然・景勝地
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そして、今日の泊まりは都井岬まで行って、またまた星子さん撮影の予定だったのですが、あまりに疲れたのと、霧島温泉に二回も来て温泉に浸かってないのももったいないので、今日は霧島温泉のホテルに泊まることにしました。
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一応念のために事前に新聞で広告が載っていた霧島観光ホテルに予約の電話を山頂からかけます。
しかし、こんな山頂から電話をかけるやなんて、世の中便利になったものです。
霧島観光ホテルは空きがあるとのことで予約完了です。 -
天気もいいので、まだまだ山頂にいたいのですが、もうそろそろ下山しましょう。
続く・・・
http://4travel.jp/travelogue/11028777
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