介助者が滑って転んで共倒れ

2015/05/24 - 2015/05/26

無事に高千穂峰に登頂の成功を果たしたくわ夫妻、さてさてこれからが問題の下山です。
妻は歩行不自由な身障者。普段の生活でも階段の登りは平気ですが、下りが苦手。そんな状態で1,500mの山から無事下山できるのでしょうか?

前の旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11026458

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

11:20
さてそろそろ下山しましょう。

山頂を振り返り見納めです。

これから下る登山道。
登りは蟻地獄のように一歩登っては半歩下るような道だったので、下りは一歩下って1.5進む事になり、「こりゃ楽勝や」と思っていましたが・・・

調子こいて歩いていると「すってんころりん」と見事に転倒してしまいました。
幸い砂地だったので何事もありませんでしたが、岩に頭を打ち付けていたらヘリコで救助、ということにもなりかねません。

その後慎重に慎重に下ります。0.2歩づつくらいか、これなら登りの方が早いやん。

先はまだまだ遠い。

後から来た人に道を譲りながらゆっくりゆっくり。

遠くに桜島を眺めながら。

それでも少しでも油断をすると「すってんてん」とこけてしまいます。
時に「ゆう」に助けられる時があります。これではどっちが介助してるのか分かりません。

あまりにこけるので、近くにいた人から「かかとから着地すればこけない」とアドバイスをもらいますが、やはりこけます。

これでは介助にならないのでロープがかかっているところはロープの助けを借りながら降りてきました。

尻もちついて痛いですが、そんなお尻をミヤマキリシマが慰めてくれます。

馬の瀬下には侵食された跡が見えます。あと何十年かしたら、尾根もだんだん崩れてくるのでしょうか?　その前に噴火する?

慎重に慎重に。

上を見上げると頂上付近でお昼を食べている人が。

桜島と鹿児島湾。

これから登ってくる人達。まるで蟻地獄から這い上がるアリの行列のようです。

だいぶ降りてきました。

やっぱり綺麗なミヤマキリシマ。

馬の背がだんだん近づいてきました。

12:00
下り初めて40分。神社のところまで降りてきました。結構時間がかかっています。
ここで少し休憩。

12:05
馬の背のてっぺんに到着。
ここからしばらくはなだらかな下りが続きます。

雨で侵食されたのでしょうか。おもしろい地形です。

このあたりまで来ると、御鉢の中が覗き込めます。
何となく硫黄の匂いも漂ってきます。

山頂にズームイン。たくさんの人です。天の逆鉾も見えます。

馬の背は順調です。

一人でさっさと行ってしまう「ゆう」

登りとはまた違った表情のミヤマキリシマ。

御鉢の上部。良く見るとこのあたりにもミヤマキリシマは咲いています。

近くにいた人によると、五月中頃には御鉢の底にもミヤマキリシマがたくさん咲いていたそうです。

おっ、下の方に団体さん。

山"元"ガール。

馬の背もこの辺は少し急になっています。

しかし「馬の背」とはよく言ったものです。確かに馬の背中みたいです。

こちらは下山側。時刻は12:18、まだ登ってくる人がたくさんいます。

さっき下にいた団体さんとすれ違います。結構、高齢の団体さんでした。元気ええわ。

12:25
下り初めて一時間とちょっと、馬の背の一番下に到着。
ここでしばらく休憩して、これからの難所に備えます。

12:30
下山再開です。
山頂からの下りはロープが張ってあって、かなり助けられましたが、ここはこの様な悪い足場、プラス、砂地です。

さっきの山"元"ガールも苦労してます。

こういうところでは、ゆうは杖は使わず後ろ向きになって四つん這いで降りるのが賢明です。

しかし、ちょっと油断して景色に見とれていると、「ズリッ」と言う音とともに転倒してしまいます。それにここは岩場なのでこけるとかなり痛い。

下の方には霧島神社故宮址。
神さんを上から見下ろしてはイケナイと昔教わったような。

ほんと、この下りにはかなり苦しめられました。
靴の中で足の爪はだんだん痛くなってくるし、こけたときに突いた手は痛いし。

12:47
蟻地獄エリアを無事?通過し森の中の遊歩道へ。
ここまで来ると今までに比べると楽勝ですが、それでもちょっときついです。

13:52
霧島神宮故宮址にやっと戻ってきました。

高千穂河原駐車場から見る馬の背。
下から見上げるとなだらかなのですが、お龍さんの顔の左側を登ったことになります。

14:00
高千穂河原に到着です。オシッコ、オシッコとトイレにまず駆け込みました。あ〜、スッとした。

今日は霧島観光ホテルに宿泊予定ですが、チェックインは15時からとのことで、ここでちょっと時間をつぶします。

14:40
チェックインまでもう少し時間があるので、昨年末行った丸尾滝に再び寄ってみました。

15時になりました。霧島観光ホテルに到着です。

霧島唯一の展望温泉の宿 霧島観光ホテル 宿・ホテル

霧島は高校の修学旅行で来たことがあるのですが、どこに泊まったのか覚えていません。

高い高い天井の広々としたフロントロビー。チェックインを済まします。

霧島観光ホテル、最上階の6階の部屋でした。

眺めはサイコー。南方向が開けています。

おっ、美女が温泉から帰ってきた。

18時過ぎ、夕食です。
ここはは部屋食ではなくレストランでした。
天井が高い開放的な空間です。

初めはこれからスタート。食事が進むにしたがって、次から次へといろんなものが運ばれてきます。

かにに、陶板焼きに、刺身に・・・記念撮影もしてもらえます。

焼酎コーナー併設で、もちろん頼みました。
こういうところのアルコールはお値段が高めですが、ここは比較的リーズナブルです。

天ぷらに伊勢海老に、最後はデザート。

さて、満腹になったので館内をうろついてみましょう。
入り口ロビー。この左後ろがカウンターです。

このようにして、2015年5月25日の夜は過ぎて行ったのでした。明日は5月26日かぁ〜。

翌日に続く・・・
http://4travel.jp/travelogue/11030597