霧島に沈む北斗昇るサソリ座　

2015/05/24 - 2015/05/26

昨年末訪れた鹿児島県の霧島高原。夏の星空と高千穂峰のミヤマキリシマが見たくて、5月末、再び出かけました。

↓昨年末の霧島旅行
http://4travel.jp/travelogue/10988615

初日の5月24日(日)は「ゆう」の仕事が終わる午後、北九州を出発し、九州自動車道で約5時間、霧島高原に到着です。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月24日(日)、18時過ぎ霧島高原に到着。
前回来た時は冬だったのでこの時刻は真っ暗でしたが、まだ明るく、懐かしい山々が迎えてくれました。

街のあちこちから湯けむりが噴き出します。

丸尾の滝付近には新しく橋がかかりバイパスができていました。

で、今日は霧島温泉に泊らず天気がよさそうなので、前回も来た道の駅「神話の里公園」で星空撮影のため、車中泊?です。

やってきました、神話の里公園。ナニコレ珍百景の看板健在です。

神話の里公園から見る、明日登る予定の高千穂峰。夕陽に照らし出されていました。

南に目をやると桜島が噴煙を上げています。
視程ばっちり、今夜の星空が期待できます。

この日は半月で月の入りは日が変わってすぐの0時過ぎ。
それまで仮眠を取ろうとしましたが狭い車内、なかなか寝付けませんでした。
ここはワゴン車やキャンピングカーで車中泊をしている車が何台か停まっていました。

23時過ぎ、空の様子を見ると、ちょっと雲が流れていますがぼちぼちの空模様です。

南のさそり座付近を見たかったのですが、あいにく南側は雲がかかり、北側の北斗七星を狙います。

北斗七星、正確にはおおくま座β星(明るい星)と写真中央上にM108、その左上に青い光を放つふくろう星雲が見えます。

ふくろう星雲に近づいてみましょう。目が二つあって、確かにふくろうに見えなくもありません。

こちらは北斗七星のひしゃくの柄の近くのM101。大宇宙の中で回転しています。

で、南側はまだ晴れんのか?　この写真の右側が南側ですが、さそり座は半分雲にかかっています。
このとき時刻は午前1時30分。
南側の星空が見たくて霧島までやってきたのに・・・今日は無理か、とあきらめかけたころ・・・

2時40分、ようやく南側の雲が取れてきました。

一瞬の機会にようやくアンタレス付近がクリアになってきました。
黄色いのがサソリ座アンタレス。神秘的なカラフルな星雲が広がっています。

アンタレスの右に光っているのは土星。

4時、夏の大三角形が天頂にかかるころ、東の空が明るくなってきました。
これで宇宙旅行は終了。地球に戻りましょう。

この4travelに宇宙カテゴリがあればいいのに。

この旅行記へのコメント （2）

• ごろごろ56さん 2015/06/26 06:29:58

  自分も挑戦したいです

  　くわさん、おはようございます。
  　素敵な写真、公開してくださりありがとうございます。
  
  　最近、フルサイズデジ一眼を購入したので、「星景写真」にも是非挑戦したい、と思っているところです。
  　
  　もっとも近頃は雨降りばかりで、カメラを持ち出すこと自体が少なくなってしまっておりますが。

  くわさん からの返信 2015/06/26 20:49:51

  RE: 自分も挑戦したいです

  ごろごろ56さん、書き込み有難うございました。
  
  星景写真、ぜひ撮ってみてください。
  最初は星がたくさん写るだけで感動しますよ。
  
  ホタルの写真見ました。
  確かにコンポジットをたくさんするとホタルが「わぁー」と飛んでいるように見えますが、私もそれは不自然に感じます。
  ホタルの撮影も星とは違った難しさがありますね。
  
  http://kuwa72.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-e9b7.html
  私はこの中では一番最後の写真が一番自然に感じます。