宮古島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
あみんちゅ暴走南国の旅その弐-先島諸島~伊良部島・下地島・宮古島・???島・波照間島・石垣島編~<br /><br />あいも変わらずドタバタ旅行For ISHIGAKIも、気がつけば6回目になります。帰りの石垣OUTは定番のPEACHのバーゲンで手配したものの、INがめぼしいものがありませんでした。そこにたまたま見つけたJETSTARの破格の値段を見つけて手配し、今回の行程が確定しました。SKYMARKが離島線から撤退し、その区間が高くなるのは諦めていましたがJTAとANAの早割を使い、まあ納得のいく値段で手配できたことから今回の旅立ちにつながっています。<br /><br />今回の旅のコンセプトは、前半を昨年秋に取りやめた宮古島へ、そして後半は八重山全島宿泊達成の折にお世話になった「思い出の島」「思い出の宿」を訪ねる「お礼参り」の意味を込めています。また~予定は未定・ハイライト&ライブ編~にて、概略を記しています。そのためここでは&quot;写真の紹介&quot;を主にしています。<br /><br />それでは「あみんちゅ暴走南国の旅その弐之⑤先島諸島~宮古島編【3日目】~」が始まります。<br /><br /><br />【2015年4月11日土曜日-3日目】<br />ペンション華  10:37<br />平良西里郵便局:70311<br />下地郵便局:70302<br />長間郵便局:70308<br />上野郵便局:70306<br />城辺郵便局:70303<br />宮古海宝館  13:17<br />            13:23<br />東平安名崎  13:45<br />            14:50<br />新城海岸  15:08<br />          15:13<br />比嘉ロードパーク  15:23<br />                  15:35<br />池間郵便局 16:12(70307)<br />      16:18<br />池間灯台  16:23<br />          16:25<br />西の浜  16:53<br />        16:55<br />島尻マングローブ林  17:00<br />                    17:10<br />砂山ビーチ  17:25<br />            17:40<br />竜宮城展望台  18:15<br />              18:30<br />ペンション華  19:20<br /><br />≪add-270.8km、trip-157.7km≫<br /><br />確か5:00頃だったと思いますが一度目が覚めました。日が落ちる時間が遅い沖縄の地なので、その時間は真っ暗です。なので二度寝を決め込みます。夢の中か現実の境目かわかりませんが、ドアのノックの音で目が覚めます。「あっ」と思った時は既に遅く、時刻は8:38…。寝坊しました。朝食をわざわざ「ルームサービス」して貰って頂きます。ふ~っ…ご迷惑おかけしました。そして地図とタブレットナビに入れている今日のコースを確認し外出します。2連泊なのは伝えてあるので、部屋は変わらないためほぼ手つかずで放置したまま10:30頃部屋を出ます。<br /><br />人間の「クセ」というのは面白いものがあって、なぜか一周するとなると「時計回り」をしようとします。昨日伊良部島では「最寄りの観光地」から回り始めたので途中までは「反時計回り」で回り始めたもののやはり最後はほぼ「時計回り」で伊良部島を後にしました。今日はモロ「時計回り」で回りますが、点在する「郵便局」も回りたかったので、一部ジグザグになっています。なぜそうなるかですが、今日2015年4月11日は土曜日、つまり窓口は開いていません。そのため「ATM」の利用になりますが、田舎に多い郵便局では、土曜日の取扱時間が12:30までというのがあります。離島の一局であれば最近「観光客」の増加に伴い、日祝日の稼働局も増えてはきましたが、やはり宮古島ではそこまではされていません。今回回った「長間郵便局」というのがまさしくそうで、それに時間を合わせているため、同じ道を往復するような走り方をしています。まあ「観光地」を回るだけだと凄く「単調」なコースになってしまうので、ある意味面白いコースにはなったように思います。<br /><br />5局の郵便局を回り、国道390号線の島一周道路を走って行くと「宮古島海宝館」というのがありました。宮古島本島の有名なビーチである「保良川(保良泉:ぼらがー)ビーチ」のたもとにあるようですが…、う~ん…どうなんでしょう…。「宮古島海宝館」自体は「貝」の博物館といった感じのものだと思います。その手前にある「お土産物屋」が幅をきかせており、駐車場入口付近には「トイレのみ利用お断り」との表示がしてあります。「お土産物屋」の向かいにある細い道を下りて行くと「保良川ビーチ」の駐車場があるようですが、想像するにそれ程大きいわけではなく、シーズンになるとこの「海宝館」の駐車場も海水浴客でいっぱいになると思います。そうするに「水着のまま」館内施設を利用するため汚れも酷くなり、その挙句に「何も買わない」ことからそうしているではないかと推測します。確かに「マナー」の問題から出た対応かも知れませんが、その「すべて一緒」の扱いは聊か疑問が残ります。「貝がらの博物館」は言い方は悪いですがどこにでもあり、単独で入場料500円だと、個人で入る観光客はいないように思います。「ビーチのたもと」というロケーションにありながら、モロ団体客に依存している姿を目にすると「いつまで持つのか…」と思ってしまいました。「お土産屋」もさっと見ては来ましたが、ヒトコトでいうと「ここで買わなくても…」としか感じませんでした。まして団体客の応対をした後の店員氏を見ていると余計に…。ということで次の目的地へと走り出します。<br /><br />東平安名崎(ひがしへんなざき:東平安名岬ともいう)は、座標:北緯24度43分7秒・東経125度28分9秒の宮古島最東端、紺碧の海に2kmにわたって突き出し、幅最大160m、高さ約20mの隆起珊瑚礁の石灰岩せ構成されている美しい岬です。日本の都市公園百選や国の史跡名勝天然記念物にも指定された代表的な観光地で右に太平洋、左に東シナ海を望み、先端にある平安名崎灯台からはほぼ360度水平線の雄大な風景を見ることができます。春にはテッポウユリが一面に咲き乱れます。駐車場から灯台のまわりにかけて遊歩道があり、雄大な景色を楽しみながら散策ができる場所となっています。別称として沖縄言葉で「あがりへんなざき」、宮古言葉で「あがりぴゃうなざき」とも呼ばれている宮古島本島南部を代表する「観光地」にやって来ました。公称の駐車場キャパは約50台とされていますが、それ位しかないのかな…とは思いました。とあれシーズンになると間違いなく混みあう場所であることには間違いなく、最寄りの駐車場の手前によく意味のわからない「トイレ」がある駐車場があったのでそれすらも使うのか…と思うと結構「脚力」がいるようにも思います。今回は最寄りの駐車場に車を停め、「車止め」がある遊歩道へと歩き出します。ここからだと散策感覚で歩くことができます。<br /><br />もっとも手前にある「巨岩」ですが、「マムヤの墓」としていにしえの「絶世の美人の悲劇」として沖縄民話に語り継がれている場所になります。平家の落人として京の都から平安名崎近くの保良(ぼら)村にやって来た絶世の美女マムヤは、当時豪族達が収めていたこの宮古島でも有名になり、彼女を一目見ようと人垣ができる程でした。その中で保良村を含む周辺地区「城辺」を収める野城の按司「崎山の坊」が彼女を見初め、断るマムヤに勝負を挑み「勝ったら妻になる」という条件を呑ませます。そして宮古島最西端の西平安名崎のある狩俣村(かりまたむら) まで海の珊瑚の石を石垣に積むことを按司が、芭蕉(ばしょう)の糸をつないで行くことをマムヤがすることになりますが、領地の家来、百姓すべてを集め「数」で行った按司に、ひとりで挑んだマムヤは寸分の差で負けてしまいます。しかし結果は結果ということでマムヤは按司の妻となります。しかしそれですべては終わりませんでした。按司には妻も子供もおり、それを隠していたことが発覚します。本妻から朝夕の嫌がらせを受けたマムヤは按司に尋ねます、「私」と「奥様」のどちらをとるのか…と。按司は以前に自身の叔父に「マムヤ」の自慢をしたことがありました。「私の妻は小便のにおいがするが、どうですか?マムヤのにおいは香草のにおいだ」と。そうすると叔父は按司を諭すように言いました、「今はマムヤの方が良いのかもしれないが、年がたつに連れて、子供の母親である君の妻の方が良いということにお前も気づくことでありましょう。」と…。そのことを知ったマムヤはいてもたってもいられなくなり、按司の家を飛び出します。そして傷心のまま人との交わりを避けるべく、この平安名崎の地にある洞窟でひとり機を織って暮らします。その後マムヤのことが忘れられない按司は、マムヤの姿を求めて彷徨い歩き続けていました。そして平安名崎に立ち寄った際に機織りの音を聞き、マムヤに違いないと思い岸壁に立ちます。音は下から聞こえてくるので海岸へ降りてみると、今度は上から聞こえてきます。そうこう探し回るうちに崖の中腹で機を織るマムヤの姿を発見します。按司からすると「やっと見つけた」のかも知れませんが、マムヤからすると「もう会うこともない」と思っていた按司に見つかってしまったことに「もはやこれまで」と失意のうちに海へと身を投げました。その際マムヤが身につけていた衣が枝に引っかかって残っており、北風で南へ、南風では北へと靡き、人々の哀愁を誘ったとされています。目の前でマムヤを失った按司の失意は大きく、その後泣き暮らして政治を怠り、野城に栄えた城も滅びてしまったと伝えられています。<br /><br />このマムヤですが、海に身を投げる際に「自分が美しさの故に味わった不幸せ」を、せめて村の娘達だけには味あわせたくないと思い、この保良村には美しい娘が生まれないようにと神に祈ったそうです。そのため保良村(ぼらむら)には美しい娘は生まれないと言い伝えが残っているようですが、「呪縛」に呪われているのかというとそうでもなく、一説には宮古イチ美しい娘さんが多い集落とも言われています。それではマムヤの決死の願いは叶わなかったというとそうではなく、何事にも裏表があるようにこの「呪い」をかけた際に、ただひとつだけ「呪いを解く」術を伝えたとされています。それが東平安名崎の芝生の窪みにたまった水が、満月を浮かべて光り輝いている時、妊婦さんがその水を手ですくって飲むと、マムヤの呪いはすべて消え去ると言うことだそうです。後世の保良村のお母さん達はきっと、満月の夜、我が子が美しくあれしかと祈って、この東平安名崎で月を浮かべた美しい自然の水を飲んでおられることでしょうね。<br />以上長文になりましたが、マムヤ伝説のお話しを一部言葉や解釈を加えて紹介致しました。<br /><br />美人じゃなくって良かった…(?)と思いながらもマムヤ伝説にのめりこんだ後は、隣の東屋に立ち寄ります。この場所はもしかすると「平安名崎灯台」より絶景とされている場所かも知れません。ちょうどわずかに出っ張った場所に位置しており、正面には太平洋、左手には東シナ海が広がっています。平安名崎灯台が東の絶景なら、ほぼ同一の場所で海に落ちていく「夕陽」が見られるかも知れません。またなぜかここには、一週間後に執り行われる「宮古島トライアスロン」の表示がされていました。<br /><br />東屋を後にして平安名崎灯台へとやってきます。ここは登ることができる「参観灯台」として最南端のものでもあります。昭和42(1967)年3月27日に初点灯し、当時琉球政府管轄で東平安名崎灯台と呼ばれていました。昭和47(1972)年5月15日本土復帰にあたり海上保安庁の管轄となり平安名崎灯台と改称された後、平成8(1996)年11月1日より参観灯台として一般に開放され今日に至ります。入場に際し中学生以上300円を寄付金の扱いで支払い、灯室部分までの97段のらせん階段を登り、踊り場に出ると東平安名岬や東シナ海、太平洋を見渡すことができます。また「日本の灯台50選」に選ばれており、その周辺の緑地を含め平成元(1989)年7月28日に「日本の都市公園100選」にも選定されています。一部に「日本百景」にも選ばれたと記載されているものもありますが、どうやらそれは間違いのようです。<br /><br />言われてみると「南の島」巡りを始めてから「灯台」に上ったのは初めてです。展望台は数え切れない程上りましたが…。でも最初97段の急な階段を見たときは、正直上れるかな…と思ってしまいました。まあ実際に上ってみるとそれ程キツイものではなく、「後○○段」の表示に少し笑みも浮かべながら登り切りました。上ってみればホント眼下に絶景が広がります。残念ながらたまに雨がパラつく天気なので日差しがなく、どうしても海の色はそれなりにしか見えません。これだけはどうしようもないことなので次回に期待し、今日見ることができた景色をカメラに収めた後下りて行きます。灯台内も含めその近辺に30分はいたとは思いますが、それ程灯台に上られた方は見受けられませんでした。時間に追われる団体さんは仕方がないにしても、意外に取り巻きしているだけの人が多いようです。300円を言っていた方もいらっしゃったようですが、やはりこの天気だと…と思われてスルーされている方が多かったように思います。私自身も次回に期待し、園地を適当に歩いた後車に戻ります。駐車場付近にはトイレ・自動販売機の他、季節営業と思われる移動販売もありました。なんか食べようかとも思いましたが、天気が崩れる前に行けるだけ行こうと思うので先へと進みます。<br /><br />東平安名崎から西進(池間方向)に進むとこれまた有名な「吉野海岸」があります。ただ確かここって「有料市営駐車場」があると聞いたことがあります。もういつ雨が降り出してもおかしくない天気の中、「泳ぐ気のない」観光客まで請求されるのかどうかはわかりませんが、料金所には人のいる気配がしたので、立ち寄りもせず入口手前でUターンして出てきます。そして隣の「新城(あらぐすく)海岸」、こちらも知名度は高いものの「吉野海岸」程ではなく、駐車場も無料のようです。ビーチまで下りて行き「海」の様子を写真に撮ってみましたが…う~ん…、キレイには撮れません。どうやら限界のようです。なので先へと急ごうとしたものの、ちょっとお店を遠目で拝見します。どうやら「マリンスポーツ」のお店ばかりのようです。シュノーケリングの講習をやっていました。この時間から海に入るのかはわかりませんが、この駐車場の有料無料は「設備」の問題なのかも知れません。「吉野海岸」はシャワーもありますが、「新城海岸」にはどちらも「ポータブルタイプ」のもののようです。ということは出店しているお店が出していることを考えると納得がいきます。全部を回っている訳でないので確証はありませんが、そんな感じがしました。結局それが「保良川ビーチ」のように、キャパを越えると「宮古海宝館」に流入するから自衛策といったところでしょうか…。まあ損得問題が絡むと観光客には発言する権利がないので、いま以上に波風を立てない状況で維持して貰いたいとは思いますが…。という訳けで車に戻り、次の目的地を目指します。<br /><br />東平安名崎を出てから「自転車」をよく見かけるようになりました。勿論チャリンコではなく、本格的なものです。最初はポタリングかとも思いましたが、荷物もなくそうでもない…。よくよく考えると来週の「トライアスロン」目的だとわかります。こちらは車なので、距離を走ってもガソリンを消費するだけでスピードは出せます。事実東平安名崎→吉野海岸→新城海岸→比嘉ロードパークと「寄り道」をしながら走っています。そこに自転車を見つけるようになるのですが、その中で1台を3回抜いた自転車がありました。比嘉ロードパークで追いつかれ、休憩されておられるのを見ましたが、まさかの女性でした(驚)!トライアスロンに性別は関係ありませんが、やはりトレーニングしてるから出られるんだな…と改めて思います。とはいえ昨日「サバウツガー」の階段123段×往復=246段を登っただけで足が棒のようになっている「ヘタレ」にはマネをする気力ですらありませ~ん、チャンチャン。ちなみにこの時期の宮古島で注意が必要なこと、レンタカーの「軽バン」には気をつけましょう。元々他のエリアではレンタカーとして走っていることがまれな車種なので気付く方もおられるとは思いますが、コースを見ておられるのか、えらいゆっくり走っているかと思ったら、急に減速し路肩に停まったりします。「ゆっくり走ろう宮古島」をキープしていたらいいのですが、レンタカー乗車中は気をつけましょう。<br /><br />そして元に戻って「比嘉ロードパーク」ですが、この場所宮古島で最も標高が高い「休憩所」だそうです。天気が良ければ、右手に東平安名崎、正面付近に「池間島」と神の島「大神島」が見えるそうです、が~っしか~し…、全く雲に覆われており何も見えません(泣)。こうなると次に期待をかけるというより、今回「車から見られる場所」がいくつあるのか?になってきます。そのため「ガイドブック」的なものを写真に収めるととりあえず先を急ぐことにします。県道83号線島一周道路を走ってきましたが、比嘉ロードパークを出発してから間もない16:00頃ついに雨が降ってきました。それも南国独特の「スコール」のような大粒の雨。先程の自転車は濡れていないかな~などと車の余裕でワイパーを動かせて走って行きます。そして離島橋のひとつ「池間大橋」を渡りますが、とても風景を楽しめる状況ではありません。それでもここまで来たんだということで「池間郵便局」に立ち寄り旅行貯金を済ませます。ここが最終地点になるだろうと雨にあたらないところから写真だけ撮って、どこまで行けるか…と池間島一周を試みます。海に面している場所だけあって雨はともかく結構風が強いです。ナビもそれ程期待できないため「現在地表示」を目安にしてゆっくり走って行くと、そのうち「白い建物」が見えてきます。「池間灯台」ですが、とてもじゃないですが下りられる状況ではありません。なぜかこの時間に対向するレンタカー2台をやり過ごし、前から「池間灯台」手前に車を進めます。たった一枚の写真を撮っただけで退散するしかありません。場所感覚は全くありませんが、ナビの地図では池間島を一周したようなので戻ることにします。池間大橋手前に「道の駅」みたいなものがありましたがとても下りて散策できる状態ではないため、池間灯台同様車をくっつけて「池間大橋」の写真を撮ってみます。こうなると技術の問題ではなく、「記録写真」になりますが、これも後々のためです。とにかく写真に収めた後、再び橋を渡ります。渡り切ったところにも「パーキング」がありましたが、こちらでは写真すらも撮れませんでした(泣)。<br /><br />このあたりの立ち寄りや観光スポットを見てみますが、「雪塩ミュージアム」くらいでしょうか。とにかく行ってはみましたが、行く場所のない観光客が来ておりそこそこ混雑しているようです。ちょうどその隣にある「西の浜ビーチ」、ここも有名ではあるもののこの雨の中観光客もいないのが幸いし、なんとか雨の中の「池間大橋」の写真を撮ることに成功。となると、もう少し行けば「西平安名崎」に行けるかな…と思って進みましたが、う~ん…無理っぽい、というよりなにがなんだかわからない状態になってきました。仕方なく逆方向へと進み、「島尻マングローブ林」へと向かいます。<br /><br />大神島に行く拠点の島尻漁港を回り込む形で進んで行くと、大きな「島尻マングローブ林こちら→」の標識を見つけ、それに沿って進んで行きます。そこそこ大きな駐車場に入ると、左手にマングローブの群生林を見ることができます。この「マングローブ」とは「植物の名前」ではなく、ヒルギ類をはじめとした湿地帯に生育する気根を持つ植物の総称です。ただ葉の形など見た目が似ているものが多く、マングローブ林といえば一目でわかります。しかしこの雨の中、とてもヘタレは遊歩道を歩く気力はありません。とにかく来た証拠に車で駐車場を走り、「石碑」と「概要」を写真に収め、トイレ前で一服…。ちなみにこの車「禁煙」ではないようですが、車の中でタバコを吸う習慣がないので慣れないことはイタシマセン!(ドクターX風に)。しばらくぼんやりしているとこの雨の中、私に劣らない「ツワモノ観光客」のレンタカーがやってました。私が到着したのが17:00だったのでそれより遅い到着のはずですが、とにかく「行けるところ」を回っているならすぐに降りて見て帰ると思っていました。その勢いにあやかって私も行こうかな…と思っていましたが、しばらくたっても何も行動せず車から下りてくる気配はありません。まさか「漁港」を探している訳でもないだろうし、かと言って他に間違える場所でもない…。そのうち時間がもったいないと思った私が先に行動し、駐車場を後にします。<br /><br />ここからは「日暮れ」との戦いになります。この「島尻マングローブ林」から「ペンション華」に向かうには「街中」を通る方が近道です。結局それが宮古島一周することになりますが、それは付加的な結果であり最からは期待はしていませんでした。この話は最後まで宮古島島内の位置関係が良くわからないまま過ごしてしまったことにほかなりませんが、平良方面に進むと出てくる「砂山ビーチ」の標識。これはもう街チカ「ビーチ」として有名なところですが、「街チカ」ゆえ島尻から走ってすぐ着くのか?よくわかりませんでした。でも行きついた先には「砂山ビーチ」の石碑がちゃんとあります。所要僅か15分で到着します。そしてガイドブックに載っている「平良港」から15分…、そんなもの?と思い直します。勿論こちらでも「強い雨」に阻まれて、ヘタレは下りることができず車から写真を撮っただけで走り去ります。そして間もなく平良市街に入り、「イオン宮古南」の横を通過して、曲がり方の良くわからない交差点を案の定間違え、ぐるっと回ってコンビニに入り場所確認します。どうやらこの時間だと「来間大橋」を渡って「竜宮城展望台」まで行けるかも?と思い、急遽目的地を追加します。それ程走ってはいませんが、昼間に寄った下地郵便局を通過し、県道の交差点を間違えて大回りしてしまいます。そして「来間大橋」を通過しますが、ナビに設定できたのはこの「来間大橋」まででした。つまりこれ以降のコースは、「竜宮城展望台」がナビの地点登録になく、とにかく行ってみようとの読みが珍しく当たった「ダケ」のことです。「来間大橋」から右手方向に、ふつ~ぅに見えてくる絵本「浦島太郎」の挿絵そのものの「竜宮城もどき」の建物が見えてきます。ナビに現在地を表示させると、どうやら学校の裏側あたりにありそうな…。慣れないと路地を走るので恐いかも知れませんが、その近辺でお店があるのはそこしかありません。予想的中で着いた「竜宮城展望台」、雨の中ではあったもののここまで来るのに苦労したこともあり、下りて展望台を上ってきました。天気が良ければ「来間大橋」「宮古島東急リゾート」等を含め「海」が本当にキレイに見える場所だと思います。しかし時間は既に18:30少し前、さすがに夜の帳がおり始めている時間なので、今日確かに来た記録の意味で写真に収め、本日2015年4月11日土曜日のアクティビティーを終え、ペンション華へと戻ることにします。<br /><br />途中「イオン」へ飲み物を買うために立ち寄り、すんなりと戻れると読んでいた場所でまた迷子になりました。どうもこの宮古空港滑走路の位置が良くわかっていないみたいです。おまけにスマホナビの特徴、進行方向が上とは限らないマジックに邪魔されながらも、19:20に無事到着しました。<br /><br />2泊続けてで申し訳ないと思いながら、夕食はバタバタになってしまいます。それでも美味しく頂いて部屋に戻り、宮古島の思い出に耽ろうか…と思っていました。それがひとつだけ気になることがあります。明日の行程についてなのですが、午後の石垣行全日空便で宮古を発つところまでは決まっています。しかしその後が決まっていません…。石垣空港到着は16:00頃になるのですが、飛行機が遅れたりすると、離島に向かうこと自体ができなくなります。宮古島は初体験の場所ですが、石垣をはじめとした八重山は「全島宿泊達成」の「お礼回り」の意味も込めており、「不確実」な要素を入れたくはない気持ちがありました。勿論「飛行機」や「船」の遅れに起因するものにまでキャンセルチャージを請求されるところはありませんが、それを「避けたい」気持ちが私自身の中で強く、結果「空白の一日」になったまま出発しました。宮古石垣間に全日空を選んだ理由は「航空運賃」です。そのために行先の選択肢が少なくなることは予想外のことでした。しかし残念ながら150km離れた宮古島は雨、明日も降り続くとのことでした。そのことを踏まえると石垣で天気が良いと期待することもできません。石垣到着時の判断ではあるものの、事前に調べた限り17:30以降に高速艇があるのは、「竹富島」と「小浜島」だった記憶があります。しかしこの2島でお世話になったところは食事時間が18:00だったこともあり、その日の宿泊をお願いするには厳しいかも…と思っていたこともありました。まして天候が悪ければ…、場合によっては離島ターミナル近くで泊めて頂いたところを当たろうかとも考えていました。とはいえ今さら言っても仕方がありません。先のことを考えてブルーになるより、これまでの楽しい思い出を振り返った方が何倍も楽しいに決まっています。そう思うと気が楽になってきました♪<br /><br />そうこうしてお風呂に入って記録の整理をしていたら、いつものごとく眠気が襲ってきます。雨音はショパンの調べではないですが、それも考え次第だと思いつつ、いつものように寝てしまいました。そうしていよいよ宮古島を出発する火を迎えますzzz。<br /><br />《本日の支払い:300円》<br /><br /><br />これで「あみんちゅ暴走南国の旅その弐の⑤先島諸島~宮古島編【3日目】~」を終わります。<br /><br /><br />【次項】<br />あみんちゅ暴走南国の旅その弐之⑥先島諸島~宮古島・石垣島・???島編【4日目】~<br />http://4travel.jp/travelogue/11001038

あみんちゅ暴走南国の旅その弐之⑤先島諸島~宮古島編【3日目】~

28いいね!

2015/04/09 - 2015/04/15

1333位(同エリア4757件中)

0

77

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

あみんちゅ暴走南国の旅その弐-先島諸島~伊良部島・下地島・宮古島・???島・波照間島・石垣島編~

あいも変わらずドタバタ旅行For ISHIGAKIも、気がつけば6回目になります。帰りの石垣OUTは定番のPEACHのバーゲンで手配したものの、INがめぼしいものがありませんでした。そこにたまたま見つけたJETSTARの破格の値段を見つけて手配し、今回の行程が確定しました。SKYMARKが離島線から撤退し、その区間が高くなるのは諦めていましたがJTAとANAの早割を使い、まあ納得のいく値段で手配できたことから今回の旅立ちにつながっています。

今回の旅のコンセプトは、前半を昨年秋に取りやめた宮古島へ、そして後半は八重山全島宿泊達成の折にお世話になった「思い出の島」「思い出の宿」を訪ねる「お礼参り」の意味を込めています。また~予定は未定・ハイライト&ライブ編~にて、概略を記しています。そのためここでは"写真の紹介"を主にしています。

それでは「あみんちゅ暴走南国の旅その弐之⑤先島諸島~宮古島編【3日目】~」が始まります。


【2015年4月11日土曜日-3日目】
ペンション華 10:37
平良西里郵便局:70311
下地郵便局:70302
長間郵便局:70308
上野郵便局:70306
城辺郵便局:70303
宮古海宝館 13:17
13:23
東平安名崎 13:45
14:50
新城海岸 15:08
15:13
比嘉ロードパーク 15:23
15:35
池間郵便局 16:12(70307)
      16:18
池間灯台 16:23
16:25
西の浜 16:53
16:55
島尻マングローブ林 17:00
17:10
砂山ビーチ 17:25
17:40
竜宮城展望台 18:15
18:30
ペンション華 19:20

≪add-270.8km、trip-157.7km≫

確か5:00頃だったと思いますが一度目が覚めました。日が落ちる時間が遅い沖縄の地なので、その時間は真っ暗です。なので二度寝を決め込みます。夢の中か現実の境目かわかりませんが、ドアのノックの音で目が覚めます。「あっ」と思った時は既に遅く、時刻は8:38…。寝坊しました。朝食をわざわざ「ルームサービス」して貰って頂きます。ふ~っ…ご迷惑おかけしました。そして地図とタブレットナビに入れている今日のコースを確認し外出します。2連泊なのは伝えてあるので、部屋は変わらないためほぼ手つかずで放置したまま10:30頃部屋を出ます。

人間の「クセ」というのは面白いものがあって、なぜか一周するとなると「時計回り」をしようとします。昨日伊良部島では「最寄りの観光地」から回り始めたので途中までは「反時計回り」で回り始めたもののやはり最後はほぼ「時計回り」で伊良部島を後にしました。今日はモロ「時計回り」で回りますが、点在する「郵便局」も回りたかったので、一部ジグザグになっています。なぜそうなるかですが、今日2015年4月11日は土曜日、つまり窓口は開いていません。そのため「ATM」の利用になりますが、田舎に多い郵便局では、土曜日の取扱時間が12:30までというのがあります。離島の一局であれば最近「観光客」の増加に伴い、日祝日の稼働局も増えてはきましたが、やはり宮古島ではそこまではされていません。今回回った「長間郵便局」というのがまさしくそうで、それに時間を合わせているため、同じ道を往復するような走り方をしています。まあ「観光地」を回るだけだと凄く「単調」なコースになってしまうので、ある意味面白いコースにはなったように思います。

5局の郵便局を回り、国道390号線の島一周道路を走って行くと「宮古島海宝館」というのがありました。宮古島本島の有名なビーチである「保良川(保良泉:ぼらがー)ビーチ」のたもとにあるようですが…、う~ん…どうなんでしょう…。「宮古島海宝館」自体は「貝」の博物館といった感じのものだと思います。その手前にある「お土産物屋」が幅をきかせており、駐車場入口付近には「トイレのみ利用お断り」との表示がしてあります。「お土産物屋」の向かいにある細い道を下りて行くと「保良川ビーチ」の駐車場があるようですが、想像するにそれ程大きいわけではなく、シーズンになるとこの「海宝館」の駐車場も海水浴客でいっぱいになると思います。そうするに「水着のまま」館内施設を利用するため汚れも酷くなり、その挙句に「何も買わない」ことからそうしているではないかと推測します。確かに「マナー」の問題から出た対応かも知れませんが、その「すべて一緒」の扱いは聊か疑問が残ります。「貝がらの博物館」は言い方は悪いですがどこにでもあり、単独で入場料500円だと、個人で入る観光客はいないように思います。「ビーチのたもと」というロケーションにありながら、モロ団体客に依存している姿を目にすると「いつまで持つのか…」と思ってしまいました。「お土産屋」もさっと見ては来ましたが、ヒトコトでいうと「ここで買わなくても…」としか感じませんでした。まして団体客の応対をした後の店員氏を見ていると余計に…。ということで次の目的地へと走り出します。

東平安名崎(ひがしへんなざき:東平安名岬ともいう)は、座標:北緯24度43分7秒・東経125度28分9秒の宮古島最東端、紺碧の海に2kmにわたって突き出し、幅最大160m、高さ約20mの隆起珊瑚礁の石灰岩せ構成されている美しい岬です。日本の都市公園百選や国の史跡名勝天然記念物にも指定された代表的な観光地で右に太平洋、左に東シナ海を望み、先端にある平安名崎灯台からはほぼ360度水平線の雄大な風景を見ることができます。春にはテッポウユリが一面に咲き乱れます。駐車場から灯台のまわりにかけて遊歩道があり、雄大な景色を楽しみながら散策ができる場所となっています。別称として沖縄言葉で「あがりへんなざき」、宮古言葉で「あがりぴゃうなざき」とも呼ばれている宮古島本島南部を代表する「観光地」にやって来ました。公称の駐車場キャパは約50台とされていますが、それ位しかないのかな…とは思いました。とあれシーズンになると間違いなく混みあう場所であることには間違いなく、最寄りの駐車場の手前によく意味のわからない「トイレ」がある駐車場があったのでそれすらも使うのか…と思うと結構「脚力」がいるようにも思います。今回は最寄りの駐車場に車を停め、「車止め」がある遊歩道へと歩き出します。ここからだと散策感覚で歩くことができます。

もっとも手前にある「巨岩」ですが、「マムヤの墓」としていにしえの「絶世の美人の悲劇」として沖縄民話に語り継がれている場所になります。平家の落人として京の都から平安名崎近くの保良(ぼら)村にやって来た絶世の美女マムヤは、当時豪族達が収めていたこの宮古島でも有名になり、彼女を一目見ようと人垣ができる程でした。その中で保良村を含む周辺地区「城辺」を収める野城の按司「崎山の坊」が彼女を見初め、断るマムヤに勝負を挑み「勝ったら妻になる」という条件を呑ませます。そして宮古島最西端の西平安名崎のある狩俣村(かりまたむら) まで海の珊瑚の石を石垣に積むことを按司が、芭蕉(ばしょう)の糸をつないで行くことをマムヤがすることになりますが、領地の家来、百姓すべてを集め「数」で行った按司に、ひとりで挑んだマムヤは寸分の差で負けてしまいます。しかし結果は結果ということでマムヤは按司の妻となります。しかしそれですべては終わりませんでした。按司には妻も子供もおり、それを隠していたことが発覚します。本妻から朝夕の嫌がらせを受けたマムヤは按司に尋ねます、「私」と「奥様」のどちらをとるのか…と。按司は以前に自身の叔父に「マムヤ」の自慢をしたことがありました。「私の妻は小便のにおいがするが、どうですか?マムヤのにおいは香草のにおいだ」と。そうすると叔父は按司を諭すように言いました、「今はマムヤの方が良いのかもしれないが、年がたつに連れて、子供の母親である君の妻の方が良いということにお前も気づくことでありましょう。」と…。そのことを知ったマムヤはいてもたってもいられなくなり、按司の家を飛び出します。そして傷心のまま人との交わりを避けるべく、この平安名崎の地にある洞窟でひとり機を織って暮らします。その後マムヤのことが忘れられない按司は、マムヤの姿を求めて彷徨い歩き続けていました。そして平安名崎に立ち寄った際に機織りの音を聞き、マムヤに違いないと思い岸壁に立ちます。音は下から聞こえてくるので海岸へ降りてみると、今度は上から聞こえてきます。そうこう探し回るうちに崖の中腹で機を織るマムヤの姿を発見します。按司からすると「やっと見つけた」のかも知れませんが、マムヤからすると「もう会うこともない」と思っていた按司に見つかってしまったことに「もはやこれまで」と失意のうちに海へと身を投げました。その際マムヤが身につけていた衣が枝に引っかかって残っており、北風で南へ、南風では北へと靡き、人々の哀愁を誘ったとされています。目の前でマムヤを失った按司の失意は大きく、その後泣き暮らして政治を怠り、野城に栄えた城も滅びてしまったと伝えられています。

このマムヤですが、海に身を投げる際に「自分が美しさの故に味わった不幸せ」を、せめて村の娘達だけには味あわせたくないと思い、この保良村には美しい娘が生まれないようにと神に祈ったそうです。そのため保良村(ぼらむら)には美しい娘は生まれないと言い伝えが残っているようですが、「呪縛」に呪われているのかというとそうでもなく、一説には宮古イチ美しい娘さんが多い集落とも言われています。それではマムヤの決死の願いは叶わなかったというとそうではなく、何事にも裏表があるようにこの「呪い」をかけた際に、ただひとつだけ「呪いを解く」術を伝えたとされています。それが東平安名崎の芝生の窪みにたまった水が、満月を浮かべて光り輝いている時、妊婦さんがその水を手ですくって飲むと、マムヤの呪いはすべて消え去ると言うことだそうです。後世の保良村のお母さん達はきっと、満月の夜、我が子が美しくあれしかと祈って、この東平安名崎で月を浮かべた美しい自然の水を飲んでおられることでしょうね。
以上長文になりましたが、マムヤ伝説のお話しを一部言葉や解釈を加えて紹介致しました。

美人じゃなくって良かった…(?)と思いながらもマムヤ伝説にのめりこんだ後は、隣の東屋に立ち寄ります。この場所はもしかすると「平安名崎灯台」より絶景とされている場所かも知れません。ちょうどわずかに出っ張った場所に位置しており、正面には太平洋、左手には東シナ海が広がっています。平安名崎灯台が東の絶景なら、ほぼ同一の場所で海に落ちていく「夕陽」が見られるかも知れません。またなぜかここには、一週間後に執り行われる「宮古島トライアスロン」の表示がされていました。

東屋を後にして平安名崎灯台へとやってきます。ここは登ることができる「参観灯台」として最南端のものでもあります。昭和42(1967)年3月27日に初点灯し、当時琉球政府管轄で東平安名崎灯台と呼ばれていました。昭和47(1972)年5月15日本土復帰にあたり海上保安庁の管轄となり平安名崎灯台と改称された後、平成8(1996)年11月1日より参観灯台として一般に開放され今日に至ります。入場に際し中学生以上300円を寄付金の扱いで支払い、灯室部分までの97段のらせん階段を登り、踊り場に出ると東平安名岬や東シナ海、太平洋を見渡すことができます。また「日本の灯台50選」に選ばれており、その周辺の緑地を含め平成元(1989)年7月28日に「日本の都市公園100選」にも選定されています。一部に「日本百景」にも選ばれたと記載されているものもありますが、どうやらそれは間違いのようです。

言われてみると「南の島」巡りを始めてから「灯台」に上ったのは初めてです。展望台は数え切れない程上りましたが…。でも最初97段の急な階段を見たときは、正直上れるかな…と思ってしまいました。まあ実際に上ってみるとそれ程キツイものではなく、「後○○段」の表示に少し笑みも浮かべながら登り切りました。上ってみればホント眼下に絶景が広がります。残念ながらたまに雨がパラつく天気なので日差しがなく、どうしても海の色はそれなりにしか見えません。これだけはどうしようもないことなので次回に期待し、今日見ることができた景色をカメラに収めた後下りて行きます。灯台内も含めその近辺に30分はいたとは思いますが、それ程灯台に上られた方は見受けられませんでした。時間に追われる団体さんは仕方がないにしても、意外に取り巻きしているだけの人が多いようです。300円を言っていた方もいらっしゃったようですが、やはりこの天気だと…と思われてスルーされている方が多かったように思います。私自身も次回に期待し、園地を適当に歩いた後車に戻ります。駐車場付近にはトイレ・自動販売機の他、季節営業と思われる移動販売もありました。なんか食べようかとも思いましたが、天気が崩れる前に行けるだけ行こうと思うので先へと進みます。

東平安名崎から西進(池間方向)に進むとこれまた有名な「吉野海岸」があります。ただ確かここって「有料市営駐車場」があると聞いたことがあります。もういつ雨が降り出してもおかしくない天気の中、「泳ぐ気のない」観光客まで請求されるのかどうかはわかりませんが、料金所には人のいる気配がしたので、立ち寄りもせず入口手前でUターンして出てきます。そして隣の「新城(あらぐすく)海岸」、こちらも知名度は高いものの「吉野海岸」程ではなく、駐車場も無料のようです。ビーチまで下りて行き「海」の様子を写真に撮ってみましたが…う~ん…、キレイには撮れません。どうやら限界のようです。なので先へと急ごうとしたものの、ちょっとお店を遠目で拝見します。どうやら「マリンスポーツ」のお店ばかりのようです。シュノーケリングの講習をやっていました。この時間から海に入るのかはわかりませんが、この駐車場の有料無料は「設備」の問題なのかも知れません。「吉野海岸」はシャワーもありますが、「新城海岸」にはどちらも「ポータブルタイプ」のもののようです。ということは出店しているお店が出していることを考えると納得がいきます。全部を回っている訳でないので確証はありませんが、そんな感じがしました。結局それが「保良川ビーチ」のように、キャパを越えると「宮古海宝館」に流入するから自衛策といったところでしょうか…。まあ損得問題が絡むと観光客には発言する権利がないので、いま以上に波風を立てない状況で維持して貰いたいとは思いますが…。という訳けで車に戻り、次の目的地を目指します。

東平安名崎を出てから「自転車」をよく見かけるようになりました。勿論チャリンコではなく、本格的なものです。最初はポタリングかとも思いましたが、荷物もなくそうでもない…。よくよく考えると来週の「トライアスロン」目的だとわかります。こちらは車なので、距離を走ってもガソリンを消費するだけでスピードは出せます。事実東平安名崎→吉野海岸→新城海岸→比嘉ロードパークと「寄り道」をしながら走っています。そこに自転車を見つけるようになるのですが、その中で1台を3回抜いた自転車がありました。比嘉ロードパークで追いつかれ、休憩されておられるのを見ましたが、まさかの女性でした(驚)!トライアスロンに性別は関係ありませんが、やはりトレーニングしてるから出られるんだな…と改めて思います。とはいえ昨日「サバウツガー」の階段123段×往復=246段を登っただけで足が棒のようになっている「ヘタレ」にはマネをする気力ですらありませ~ん、チャンチャン。ちなみにこの時期の宮古島で注意が必要なこと、レンタカーの「軽バン」には気をつけましょう。元々他のエリアではレンタカーとして走っていることがまれな車種なので気付く方もおられるとは思いますが、コースを見ておられるのか、えらいゆっくり走っているかと思ったら、急に減速し路肩に停まったりします。「ゆっくり走ろう宮古島」をキープしていたらいいのですが、レンタカー乗車中は気をつけましょう。

そして元に戻って「比嘉ロードパーク」ですが、この場所宮古島で最も標高が高い「休憩所」だそうです。天気が良ければ、右手に東平安名崎、正面付近に「池間島」と神の島「大神島」が見えるそうです、が~っしか~し…、全く雲に覆われており何も見えません(泣)。こうなると次に期待をかけるというより、今回「車から見られる場所」がいくつあるのか?になってきます。そのため「ガイドブック」的なものを写真に収めるととりあえず先を急ぐことにします。県道83号線島一周道路を走ってきましたが、比嘉ロードパークを出発してから間もない16:00頃ついに雨が降ってきました。それも南国独特の「スコール」のような大粒の雨。先程の自転車は濡れていないかな~などと車の余裕でワイパーを動かせて走って行きます。そして離島橋のひとつ「池間大橋」を渡りますが、とても風景を楽しめる状況ではありません。それでもここまで来たんだということで「池間郵便局」に立ち寄り旅行貯金を済ませます。ここが最終地点になるだろうと雨にあたらないところから写真だけ撮って、どこまで行けるか…と池間島一周を試みます。海に面している場所だけあって雨はともかく結構風が強いです。ナビもそれ程期待できないため「現在地表示」を目安にしてゆっくり走って行くと、そのうち「白い建物」が見えてきます。「池間灯台」ですが、とてもじゃないですが下りられる状況ではありません。なぜかこの時間に対向するレンタカー2台をやり過ごし、前から「池間灯台」手前に車を進めます。たった一枚の写真を撮っただけで退散するしかありません。場所感覚は全くありませんが、ナビの地図では池間島を一周したようなので戻ることにします。池間大橋手前に「道の駅」みたいなものがありましたがとても下りて散策できる状態ではないため、池間灯台同様車をくっつけて「池間大橋」の写真を撮ってみます。こうなると技術の問題ではなく、「記録写真」になりますが、これも後々のためです。とにかく写真に収めた後、再び橋を渡ります。渡り切ったところにも「パーキング」がありましたが、こちらでは写真すらも撮れませんでした(泣)。

このあたりの立ち寄りや観光スポットを見てみますが、「雪塩ミュージアム」くらいでしょうか。とにかく行ってはみましたが、行く場所のない観光客が来ておりそこそこ混雑しているようです。ちょうどその隣にある「西の浜ビーチ」、ここも有名ではあるもののこの雨の中観光客もいないのが幸いし、なんとか雨の中の「池間大橋」の写真を撮ることに成功。となると、もう少し行けば「西平安名崎」に行けるかな…と思って進みましたが、う~ん…無理っぽい、というよりなにがなんだかわからない状態になってきました。仕方なく逆方向へと進み、「島尻マングローブ林」へと向かいます。

大神島に行く拠点の島尻漁港を回り込む形で進んで行くと、大きな「島尻マングローブ林こちら→」の標識を見つけ、それに沿って進んで行きます。そこそこ大きな駐車場に入ると、左手にマングローブの群生林を見ることができます。この「マングローブ」とは「植物の名前」ではなく、ヒルギ類をはじめとした湿地帯に生育する気根を持つ植物の総称です。ただ葉の形など見た目が似ているものが多く、マングローブ林といえば一目でわかります。しかしこの雨の中、とてもヘタレは遊歩道を歩く気力はありません。とにかく来た証拠に車で駐車場を走り、「石碑」と「概要」を写真に収め、トイレ前で一服…。ちなみにこの車「禁煙」ではないようですが、車の中でタバコを吸う習慣がないので慣れないことはイタシマセン!(ドクターX風に)。しばらくぼんやりしているとこの雨の中、私に劣らない「ツワモノ観光客」のレンタカーがやってました。私が到着したのが17:00だったのでそれより遅い到着のはずですが、とにかく「行けるところ」を回っているならすぐに降りて見て帰ると思っていました。その勢いにあやかって私も行こうかな…と思っていましたが、しばらくたっても何も行動せず車から下りてくる気配はありません。まさか「漁港」を探している訳でもないだろうし、かと言って他に間違える場所でもない…。そのうち時間がもったいないと思った私が先に行動し、駐車場を後にします。

ここからは「日暮れ」との戦いになります。この「島尻マングローブ林」から「ペンション華」に向かうには「街中」を通る方が近道です。結局それが宮古島一周することになりますが、それは付加的な結果であり最からは期待はしていませんでした。この話は最後まで宮古島島内の位置関係が良くわからないまま過ごしてしまったことにほかなりませんが、平良方面に進むと出てくる「砂山ビーチ」の標識。これはもう街チカ「ビーチ」として有名なところですが、「街チカ」ゆえ島尻から走ってすぐ着くのか?よくわかりませんでした。でも行きついた先には「砂山ビーチ」の石碑がちゃんとあります。所要僅か15分で到着します。そしてガイドブックに載っている「平良港」から15分…、そんなもの?と思い直します。勿論こちらでも「強い雨」に阻まれて、ヘタレは下りることができず車から写真を撮っただけで走り去ります。そして間もなく平良市街に入り、「イオン宮古南」の横を通過して、曲がり方の良くわからない交差点を案の定間違え、ぐるっと回ってコンビニに入り場所確認します。どうやらこの時間だと「来間大橋」を渡って「竜宮城展望台」まで行けるかも?と思い、急遽目的地を追加します。それ程走ってはいませんが、昼間に寄った下地郵便局を通過し、県道の交差点を間違えて大回りしてしまいます。そして「来間大橋」を通過しますが、ナビに設定できたのはこの「来間大橋」まででした。つまりこれ以降のコースは、「竜宮城展望台」がナビの地点登録になく、とにかく行ってみようとの読みが珍しく当たった「ダケ」のことです。「来間大橋」から右手方向に、ふつ~ぅに見えてくる絵本「浦島太郎」の挿絵そのものの「竜宮城もどき」の建物が見えてきます。ナビに現在地を表示させると、どうやら学校の裏側あたりにありそうな…。慣れないと路地を走るので恐いかも知れませんが、その近辺でお店があるのはそこしかありません。予想的中で着いた「竜宮城展望台」、雨の中ではあったもののここまで来るのに苦労したこともあり、下りて展望台を上ってきました。天気が良ければ「来間大橋」「宮古島東急リゾート」等を含め「海」が本当にキレイに見える場所だと思います。しかし時間は既に18:30少し前、さすがに夜の帳がおり始めている時間なので、今日確かに来た記録の意味で写真に収め、本日2015年4月11日土曜日のアクティビティーを終え、ペンション華へと戻ることにします。

途中「イオン」へ飲み物を買うために立ち寄り、すんなりと戻れると読んでいた場所でまた迷子になりました。どうもこの宮古空港滑走路の位置が良くわかっていないみたいです。おまけにスマホナビの特徴、進行方向が上とは限らないマジックに邪魔されながらも、19:20に無事到着しました。

2泊続けてで申し訳ないと思いながら、夕食はバタバタになってしまいます。それでも美味しく頂いて部屋に戻り、宮古島の思い出に耽ろうか…と思っていました。それがひとつだけ気になることがあります。明日の行程についてなのですが、午後の石垣行全日空便で宮古を発つところまでは決まっています。しかしその後が決まっていません…。石垣空港到着は16:00頃になるのですが、飛行機が遅れたりすると、離島に向かうこと自体ができなくなります。宮古島は初体験の場所ですが、石垣をはじめとした八重山は「全島宿泊達成」の「お礼回り」の意味も込めており、「不確実」な要素を入れたくはない気持ちがありました。勿論「飛行機」や「船」の遅れに起因するものにまでキャンセルチャージを請求されるところはありませんが、それを「避けたい」気持ちが私自身の中で強く、結果「空白の一日」になったまま出発しました。宮古石垣間に全日空を選んだ理由は「航空運賃」です。そのために行先の選択肢が少なくなることは予想外のことでした。しかし残念ながら150km離れた宮古島は雨、明日も降り続くとのことでした。そのことを踏まえると石垣で天気が良いと期待することもできません。石垣到着時の判断ではあるものの、事前に調べた限り17:30以降に高速艇があるのは、「竹富島」と「小浜島」だった記憶があります。しかしこの2島でお世話になったところは食事時間が18:00だったこともあり、その日の宿泊をお願いするには厳しいかも…と思っていたこともありました。まして天候が悪ければ…、場合によっては離島ターミナル近くで泊めて頂いたところを当たろうかとも考えていました。とはいえ今さら言っても仕方がありません。先のことを考えてブルーになるより、これまでの楽しい思い出を振り返った方が何倍も楽しいに決まっています。そう思うと気が楽になってきました♪

そうこうしてお風呂に入って記録の整理をしていたら、いつものごとく眠気が襲ってきます。雨音はショパンの調べではないですが、それも考え次第だと思いつつ、いつものように寝てしまいました。そうしていよいよ宮古島を出発する火を迎えますzzz。

《本日の支払い:300円》


これで「あみんちゅ暴走南国の旅その弐の⑤先島諸島~宮古島編【3日目】~」を終わります。


【次項】
あみんちゅ暴走南国の旅その弐之⑥先島諸島~宮古島・石垣島・???島編【4日目】~
http://4travel.jp/travelogue/11001038

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JALグループ ANAグループ JRローカル 徒歩 バイク Peach ジェットスター
旅行の手配内容
個別手配

この旅行記のタグ

28いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP