ボルダーズビーチのペンギンの楽園　　よちよち歩きのペンギンたちとの癒しのひととき

2015/03/21 - 2015/03/29

南アフリカの旅が決まって、クルーガーのサファリとともに楽しみにしていたのが、ケープ半島のボルダーズビーチでのペンギンとのふれあい。
ここは絶滅危惧種に指定されているアフリカペンギンを世界で唯一間近で見ることができる場所です。
ロバの鳴き声に似ていることからジャッカスペンギンとも呼ばれているそうですが、小さい可憐な姿のわりに確かに鳴き声はロバのようでした。
ちょこちょこ、よたよた動き回るペンギンの姿や母が子を守る姿を見ていると、何時間でも飽きることなく眺め続けることができて、とても癒されます。

エリア ケープ半島周辺(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: 南アフリカ航空
• 旅行の手配内容: その他

ケープ半島のちょうど真ん中にあるサイモンズタウンにペンギンの楽園があります。

駐車場に車を置いて住宅街を歩くこと５分

「ようこそボルダーズヘ」というペンギンの看板がお出迎え

ペンギンを見るには６０ランド(約６００円）かかります。

絶滅危惧種に指定されているアフリカペンギンが、ここには約３０００羽生息しています。

もともとサイモンズタウンは、１８世紀の半ばのオランダ領だった頃に創設された港街で、その後１９世紀の初めにイギリス南アフリカ艦隊の拠点となった軍港。

５０年以上前に英海軍は基地を移したものの、その権利を保留したままで、町の中心にブリティシュネイビーの基地が残されたままになっています。

そんな町の小さな海岸に、1組のつがいのペンギンがダイヤー島からやってきたのが1983年のこと。

当時この湾は漁業が禁止されていたせいか餌が豊富だったようです。

餌が豊富で繁殖にも適した場所を見つけたペンギンたちは、ボルダーズビーチに定着し、住民たちも保護したこともありその数を増やし続けていったそうです。

しかし30年後に環境の変化や気候の変動の影響によって餌が減ってしまい雛の数が激減してしまったそうです。

今ではビーチの草むらの中に人口の巣箱を設置して安全な繁殖環境をつくって数をまた増やしているのだとか。

ボルダーズビーチのペンギンの始まりがつがいのペンギンがたどり着いたのがきっかけだったとは驚きですね。

今はビーチに木製のボードウォークがつくられ、柵で仕切られているため観光客とペンギンが直に触れ合うことができなくなっていますが、何年か前までその柵もなかったそうです。

入口でくれぐれもペンギンには触れないようにと注意されました。

あまりにかわいいのでつい手を出したりすると、くちばしでついばまれたりしてしまのでの危ないのだとか

ペンギン動き、いくら見ていても飽きないですね

泳いでいるのがいたり

よちよち歩いているのがいたり

このよちよち歩きがたまらなくかわいくて

こんな恰好をしていたり

いつまで見ててもほんとあきない

母親の隣で寄り添うようにいる三羽は雛ペンギン

白と黒の模様がはっきりしているのは大人のペンギン
毛がフワフワしているのが雛

このアフリカペンギンはケープペンギンとも呼ばれていて上野動物園にも仲間がたくさんいます。

日本にこのケープペンギンがやってきたのは今から８０年も前の戦前のことだとか

日本でもおなじみの種類なんですね。

初めて会った気がしなかったのは上野で見慣れていたせいですかね。

ペンギンを見ていてふと思ったのが「あれっ！　ペンギンて鳥類だったのか、それとも哺乳類だったのか？」

あれれ・・・

羽は生えているものの飛べないし、アシカやアザラシの仲間にも見えないこともないし・・・

でも、正解は卵で孵化するれっきとした鳥の仲間でした

ボルダーズビーチのペンギンたちの産卵は１月から10月頃まで続くそうです。

1回の産卵で卵を2つ産むそうで親鳥が交代で卵を４０日間あたためます。

そうして孵化したペンギンがこちら

うつむいて悩んでいるペンギン

ペアのペンギンが何やら語り合っていると思ったら・・・

あらら・・・

こんな感じで丸くなってしまうと全く別物にも見えますね。

動物園ではこんな姿はなかなか見かけることはできませんね。

これだけ見ると立派な鳥に見えますね

ペンギンの大きさは平均で６０センチ　体重で４キロほど
意外に小さいですね

ほんとお土産に持ち帰りたいくらいかわいいペンギン、思いきり癒されて大満足。
いつまで見ていてもきりがないのでこの辺でケープタウンに戻ります。

駐車場のすぐそばにあるアルケア・アロエ　　肌にやさしいアロエの化粧品が人気のお店です。

お土産にも最適。私もここでアロエローションをお土産に買ったのですが、帰りの飛行機でうっかり手荷物に入れてしまい、国際線へのトランジットの際に没収されてしまいました。
家に帰ると楽しみにしていた女房がガッカリしてました。