2006/07/15 - 2006/07/16
6位(同エリア40件中)
ショコラさん
旅行からあまりにも時間が経ちすぎていて今さらですが、写真整理のために旅行記にまとめました。記憶はもうあやふやになっていますが、この旅行中、夫が旅日記を書いていたので、それを頼りに作成しています。
この年の夏休みは、夫の希望もあってスイスアルプス・ハイキングの旅と決まりました。学生時代、夫もわたしも体育会系でしたが(夫はサッカー、わたしはバドミントン)、社会人になってからは、ときどきテニスをするくらいで、完全に運動不足の日々。ハイキングに行ったこともほとんどなし。ただ、美しい風景を見るのは好きなので、夏にスイスに行くなら、やっぱりハイキングをしなくては!ということになったのでした。
調べてみると、スイスには初心者向けのハイキングコースがたくさんあるらしい。山の上までロープウェイで上って、歩いて下るという楽ちんコースもいろいろあって、ハイキング初心者のわたしたちでも楽しめそう。
ガイドブックと首っ引きで(当時は4トラという便利なサイトも知らなかった)ハイキングする場所を決め、パノラマ列車にも乗る旅程を組みました。山初心者のあまり、雨のときの代替案など考えていませんでしたが、12日間の旅行中、夕立ちや夜中に雨が降ることはあったものの、日中はずっとお天気がよく、天候に恵まれました(ビギナーズラック?)。
このスイス・ハイキングがとても楽しかったので、これ以降、ハイキングにはまり、今にいたっています。
※旅行中は〈スイス・セーバー・パス1等15日間〉を使って列車で移動しました(ティラノ→ルガーノと、ルガーノ→空港のみ、それぞれバスとタクシーを利用)。
[旅程 12日間]
■7月15日 フランクフルト→チューリッヒ→ルツェルン (夕方)ルツェルン散策(ルツェルン泊)
■7月16日 ルツェルン→〔ゴールデンパス〕→インターラーケン→グリンデルワルト (午後)フィルスト展望台(グリンデルワルト泊)
□7月17日 〈ハイキング〉メンリッヒェン~クライネ・シャイデック(グリンデルワルト泊)
□7月18日 ユングフララウヨッホ(グリンデルワルト泊)
□7月19日 グリンデルワルト→ツェルマット (午後)スネガ展望台(ツェルマット泊)
□7月20日 (午前)〈ハイキング〉ゴルナーグラート~ローテンボーデン~リッフェルベルク (午後)クライン・マッターホルン展望台(ツェルマット泊)
□7月21日 ツェルマット→〔氷河急行〕→サン・モリッツ(サン・モリッツ泊)
□7月22日 展望台めぐり(コルヴァッチ展望台、ピッツ・ネイル展望台)、湖畔散策(サン・モリッツ泊)
□7月23日 〈ハイキング〉ムオタス・ムライユ~アルプ・ラングアルト(サン・モリッツ泊)
□7月24日 サン・モリッツ→〔ベルニナ急行〕→ティラノ→ルガーノ(ルガーノ泊)
□7月25日 ルガーノ湖遊覧→ガンドリア村散策(ルガーノ泊)
□7月26日 ルガーノ→チューリッヒ→フランクフルト
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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チューリッヒ空港到着後、売店でお昼用のパンを買い、電車でルツェルンへ。列車内でパンを食べ、1時間ほどでルツェルンに着きました。
それにしてもパンが高くてびっくり。スイスの物価、高すぎ。。。
写真はルツェルン駅。ルツェルン駅 駅
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1泊目のホテルは駅前にある〈ヴァルトシュテッターホフ〉にしました。荷物があるし、翌朝ゴールデンパスに乗るので、アクセス重視でここに。
列車移動にはとても便利なロケーションでしたが、この日の夜は暑くて、エアコンがないのがつらかった。窓を開けると車の音が聞こえ、あまりよく眠れず。スイスは夏でも涼しいと思っていたので、ホテルのエアコンの有無は気にしていなかったけど、甘かった……。
ホテルにチェックインして一息ついたときにはもう夕方になっていましたが、湖畔の散策にでかけました。
写真はフィアヴァルトシュテッター湖の湖尻に架けられたゼー橋。
★ホテル《ヴァルトシュテッターホフ(Hotel Waldstatterhof)》
http://www.hotel-waldstaetterhof.ch/englisch/hotel.htmlヴァルドスタッターホフ スイス クオリティ ホテル ホテル
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このゼー橋がルツェルンのおヘソにあたるらしい。
写真左のロイス川が、橋の右手にある湖に注ぎ込んでいます。
橋を渡った向こう側が旧市街で、今いるところは新市街側。 -
ルツェルンで一番の観光名所〈カぺル橋〉。
夫はスイスは初めてでしたが、わたしは独身のときに友だちとスイス・オーストリアのツアーでルツェルンを訪れたことがありました。で、このカペル橋は覚えているけれど、町については忘却の彼方……。 -
カペル橋のたもとまで来ました。
カペル橋はヨーロッパ最古の木造の橋だそう。1993年の火災で一部が焼けてしまったものの、見事に修復されています。カペル橋 現代・近代建築
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イチオシ
いい眺め〜♪
橋のまん中に建っている八角形の塔は、かつての見張り台だそう。拷問部屋や貯水塔としても使われていたとのこと。 -
橋の欄干には花が咲き誇っています。スイスって感じがするなぁ。
まずはこの橋を渡って、それから旧市街へ行ってみます。 -
橋の梁には三角形の板絵がはめ込まれています。聖人の生涯と町の歴史を描いたもので、110枚掲げられているそうです。
板絵や木の色がすすけているものはオリジナル部分で、新しいところは火災後に修復されたものらしい。てことは、ここあたりはオリジナルかな。その向こうは木が新しそうです。 -
旧市街をちょっと歩いてみましたが、すでに夕方5時を過ぎていたので、お店はほとんど閉まっていました。
旧市街でひときわ目を引くこの建物は《デ・バランス Des Balances》というホテル。壁のフレスコ画が見事。 -
カペル橋の西側の3本目にある木造の橋〈シュプロイヤー橋〉。
シュプロイヤー(もみ殻)の名にあるように、かつてこの橋の隣に水車小屋があり、水力によって小麦を脱穀し、もみ殻をこの橋から川へ捨てていたらしい。
カペル橋に比べるとずいぶん地味ですが、なんだか風情があります。この橋の梁にも板絵が掲げられていましたが、写真を撮り忘れました。板絵の絵はもう覚えていませんが、ガイドブックによると、ペストの大流行が描かれていたみたいです。シュプロイヤー橋 建造物
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カペル橋の西側1本目の橋から見た眺め(たぶん)。
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湖畔のベンチでアイスを食べながらひと休み。
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向こうにうっすらと見える山はリギ山かな。ルツェルンにもう1泊できたら、あそこへも行ってみたかったなぁ。
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夕食は、旧市街にあるシュタットケラー(Stadtkeller)にて。ヨーデルやアルペンホルンなどのショーが楽しめるレストランです。予約はたしかお店の公式サイトからしたと思います。
ショーは2時間近くあり、進行役のおばさまが上手で、盛り上がりました。お客も参加して、アルペンホルンを吹いたり、ヨーデルを歌ったり。面白かった〜。お料理はどうだったか覚えていないけど。
★シュタットケラー・スイス・フォルクローレ・レストラン《Stadtkeller Swiss Folklore Restaurant》
http://www.swissfolkloreshow.com/home/index.php -
〈翌朝〉ルツェルン駅
いよいよゴールデンパスに乗車です。乗り鉄ではないけれど、スイス屈指のシーニックルートとなれば、そりゃぜひとも乗ってみたい。ルツェルン駅 駅
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こちらがそのゴールデンパス。これがパノラマ車両でしょうか。ワクワクしてきた♪
ゴールデンパス・ラインは〈ルツェルン〜インターラーケン〜ツヴァイジンメン〜モントルー〉の3つの路線を組み合わせたルートで、今回はその1区間「ルツェルン〜インターラーケン」に乗車します。
各路線それぞれ素晴らしい景色が見られるそうですが、ガイドブックによると以下のような特徴があるようです。
☆SBB ルツェルン〜インターラーケン(約2時間):湖水ルート。湖岸ぎりぎりを列車が走る。
☆BLS インターラーケン〜ツヴァイジンメン(約1時間):典型的なスイスの田園風景のなかを走る。
☆MOB ツヴァイジンメン〜モントルー(約1時間45分):レマン湖とブドウ畑の美しい風景が続く。
できれば全線走破したいところだけれど、日程的にそうもいかず……。 -
ここでちょっとハプニングが――。
今回、1等の〈スイス・セーバー・パス〉を買って、ゴールデンパスも1等車両の座席を予約していました。で、乗ってみたら、それはパノラマ車両じゃなかった〜。「1等=パノラマ車両」と思っていたら、1等には普通車両もあったのでした(が〜ん)。
その違いは窓の面積。パノラマ車両だと窓が天井近くまである一枚ガラスなので、眺めがすごくいいのです。
で、がっくり肩を落として普通車両に座っていたら、車掌さんがやって来て、パノラマ車両に2席空きがあるから、よかったら移らないかとのこと。えっ? えーっ、ほんと?! もちろん移りますとも!! このとき、わたしには車掌のおじさんが神さまに見えました。
パノラマ車両は日本のツアーの方々でほぼ埋まっていました。やっぱりパノラマの方が眺めよし〜。>車掌さん、ありがとう! -
発車のベルが鳴るでも、アナウンスがあるわけでもなく、列車は静かに動き出しました。
スイスの田園風景がどこまでも〜。 -
最初の湖が見えてきました。たぶんこれはザルネン湖。
パノラマ車両は固定窓なので、写真を撮るときに映り込むのが難点ですが、思ったより撮れていました。 -
本当に湖ぎりぎりを走っていきます。
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のどか〜。
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イチオシ
列車は標高を上げていき、山々のパノラマが広がります。
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ルンゲルン湖(たぶん)
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線路に沿って流れる川は、氷河で白濁しています。
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ブリエンツ湖が見えてきました。
水色のインクを溶かしたかのよう。。。 -
間もなくインターラーケン・オスト駅に到着です。
シーニックルートと言われるだけに、過ぎゆく美しい景色を見ながらの2時間はあっという間でした。全線走破はできませんでしたが、1区間乗れただけでも大満足。
ここで電車を乗り換えて、グリンデルワルトへ向かいます。インターラーケンオスト駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- Juniper Breezeさん 2016/03/18 12:23:25
- ますます期待が高まる、スイス旅行!
- ショコラさん、こんにちは。 12月に、レマン湖沿いの旅行記を拝見させていただき、コメントもさせていただきましたが、GWのスイス旅行がかなり近づいてきたのでここ数日は、ストーカーのように毎日お邪魔して(笑)、ショコラさんのスイス旅行記を読み漁っています^^; 本当に素敵な写真ばかりで、私が訪れるときもこんな良いお天気に恵まれれば良いな〜とか、色々なことを考えてしまいます。
ゴールデンパスラインは、ルツェルン〜インターラーケン間もこんな素敵な景色が望めるんですね! 他のトラベラーさんの旅行記や、ホームページを見ると、モントルー〜ツヴァイジンメン区間に関して書かれているものが多く、やっぱりそっちの方がキレイなのかな?って思っていたのですが、ショコラさんの旅行記を拝見して、ルツェルン〜もキレイなのね!って思いました。
レストランのクチコミもたくさん書かれているので色々と参考になります。 スイスの物価が高いのは承知の上ですが、一体どのくらい高いのか?心配になってきました。 朝食やランチは駅構内でパンでも買って安上がりに済ませよう〜なんて思っていましたけど、パンまで高いんですね…! キャー
多分、出発までまた頻繁にお邪魔して、情報を参考にさせていただく予定です。 これからもよろしくお願いします。
Juniper Breeze
- ショコラさん からの返信 2016/03/19 22:09:39
- RE: ますます期待が高まる、スイス旅行!
-
Juniper Breezeさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
スイス旅行、だんだん近まってきましたね〜。わくわく感も高まってきていることでしょう♪
わたしのスイス旅行記がいくらかでもお役に立てばうれしいです。
ゴールデンパスラインですが、わたしはルツェルン〜インターラーケン間しか乗車していないので、ほかの区間と比べることができませんが、わたしが乗った区間もとても景色がよかったです。この区間は湖沼地帯を走るという感じでした。湖それぞれ色がちがうのもおもしろかったです。
ご旅行中、お天気に恵まれるといいですね。素敵な旅になりますように。
旅行記でのご報告を楽しみにしています(^.^)/
ショコラ
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