上海英租界の九江路・歴史建築

2014/12/19 - 2014/12/19

外灘を代表する英租界の九江路は二馬路と呼ばれ、外灘（中山東一路）から西蔵中路まで南京東路と並行して東西を結んでいます。特に初期の英租界の中山東一路から河南中路までの間に上海優秀歴史建築が多く残り、保存され、ビジネスに活用されています。南京東路の南側の裏通りと言った感の路です。

1842年、清がアヘン戦争に敗れたのをきっかけに、イギリスが中国から上海に土地を租借し、1845年から英租界が始まる。最初は外灘を中心に北は北京東路、南は延安東路、東は外灘、西は河南中路の区域です。今尚、当時の建築物が外灘を含め数多く残っている区域です。その後1848年第一次拡張を北は蘇州河、西は西蔵中路、南は仏租界との境界線の延安東路まで拡大しました。1863年美租界と合併し共同租界として1893年虹口地区拡張、1899年再拡張、国際共同租界になりました。日本租界の名称はありません。虹口の日本人街は武力による占領となっています。初回の英租界に残る建築物を中心に英租界を歩いて見ました。
上海優秀歴史建築は７軒です。
第２回 三菱銀行/中華郵政儲金氾業局 中国郵政儲蓄銀行 黄浦区九江路36号
第２回 三井銀行/上海公庫 中国建設銀行上海第五支行 黄浦区九江路50号
第２回 物資供応駅 化工公司 黄浦区九江路80号
第２回 江川大楼、華銀行 上海医薬工業集団有限公司 黄浦区九江路89号
第２回 大陸大楼 上海国際集団 黄浦区九江路111号
第１回 聖三一基督教堂 聖三一基督教堂 1869年 黄浦区九江路219号
第４回 百楽飯店/同仁医院/教会学校 曾為黄浦区人民政府大楼 黄浦区九江路219号

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

九江路の外灘からテレビ塔を眺める。

上海優秀歴史建築
第２回 三菱銀行/中華郵政儲金氾業局 中国郵政儲蓄銀行
黄浦区九江路36号。1934年建造。

中国郵政儲蓄銀行の建物。円柱の柱四本が印象的です。

中国郵政儲蓄銀行と書かれた入口。

上海優秀歴史建築
第２回 三井銀行/上海公庫 中国建設銀行上海第五支行
黄浦区九江路50号。1934年建造。

中国建設銀行上海第五支行 。

中国建設銀行の重厚な入口。

上海優秀歴史建築
第２回 江川大楼、?華銀行 上海医薬工業集団有限公司
黄浦区九江路89号、1916年竣工。

上海医薬工業集団有限公司の建物。

上海医薬工業集団有限公司の入口。

上海優秀歴史建築
第２回 物資供応駅 化工公司　　　　　黄浦区九江路80号。

化工公司の建物。

化工公司の入口。

上海優秀歴史建築
第２回 大陸大楼　上海国際集団　　黄浦区九江路111号。
只今改装中。１５年９月竣工予定。

上海国際集団の建物。

上海国際集団の入口。重厚な扉。

同上の建物、九江路１１８号、同じ建物に幾つもの住所が付いています。

英租界時代の建物が残る。

英租界時代の建物が残る。

上海優秀歴史建築
第１回 聖三一基督教堂 聖三一基督教堂 1869年
黄浦区九江路219号。

聖三一基督教堂。

聖三一基督教堂。

日本人に人気の蟹王府も黄浦区九江路216号（江西中路近く）。

上海優秀歴史建築
第１回 聖三一基督教堂 聖三一基督教堂 1869年
黄浦区九江路219号。

中国基督教協会の入口。上海優秀歴史建築は河南中路まで。

九江路は河南中路を越えて行きます。

日本食の店、長浜食堂。

日替わり特価、２０元から２５元。円安なので助かります。

三宝とは、定食、丼、麺です。

長浜食堂の厨房。

２階客室。

カキフライ定食。２６元。

南京東路の吉野家の九江路の裏口。

南京東路百貨店の九江路側。

南京東路百貨店の永安百貨の九江路側。

九江路は更に続く。

南京東路の南側の路です。

九江路のクリスマス。

2016年1月17日
上海優秀歴史建築に第５回目の追加認定がありました。細かい内容は不明です。まだ表示プレートは着いていません。住所も違っているものもあります。
上海優秀歴史建築
第5回 中菲大楼 九江路230号 4階

九江路230号の入口

九江路230号の建物全景。

屋上のデザイン。

隣は上海蟹で有名な成隆行です。