2014/10/15 - 2014/10/17
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真美ママさん
ガイドブックの「京都の紅葉を見る!」なんてページを見ると、多分一番初めに出てくるのが、この慧日山(えにちさん)東福寺なわけで・・。
じゃっこんな中途半端な時期じゃなくって、紅葉真っ盛りの時に行けよ!て感じなんだけど・・。
そうだ京都、行こう!なんて言ったわりには、やっぱついでの時にしか行けないのが悲しいかも。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
JR奈良線の東福寺駅を出ると、
-
正面に「あっち→」って。
普通の住宅街みたいなところを歩いて行くから、「ここでいいの?」ってちょっと心配になる。
でっ前を歩く外人さんが地図を確認しながら進むから、ついて行く。 -
東福寺には慧日山という山号(さんごう)がついてます。
以前からこの山号がとっても気になってたのよね。
5月に行った中尊寺には関山という山号、比叡山延暦寺とか成田山新勝寺とかいうでしょ?
山号ってなに??
調べてみると、昔は寺は多く山に建てられたため、その山の名でよばれたが、のちに平地の寺にも用いるようになった・・らしい。
東福寺の「東」は奈良・東大寺、「福」は奈良・興福寺からとられていて、摂政九条道家が九条家の菩提寺として、1236年から19年をかけて造営されました。
19年もの間お金と人手をかけられる権力を持っていたってすごいわぁ -
京都五山の一つで禅寺です。五山は「山」でなく寺格のこと。
敷地面積が京都でもっとも広いといわれる東福寺には、、「東福寺三名橋」と言われる、渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)にかけられた橋があります。
上流から偃月橋(えんげつきょう)・通天橋・臥雲橋(がうんきょう)。 -
「臥雲」ってありますね。
すべてが木造で出来ていて、こんな橋は今では珍しいんだとか。 -
臥雲橋を渡ると見えるこの景色。
向こうに見えるのは通天橋です。
今の時期でさえきれいなんだもん、紅葉だったり、新緑だったりする頃はすごいんだろうなぁ。 -
日下門を抜けると・・
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右手に大きな三門が・・。
約22mもの高さを誇る三門は、「五間三戸(ごけんさんこ)二階二重門」。
柱で五つに間仕切りされたなかに、三つの扉口があり、2階建てで屋根が二つあります。 -
東福寺の三門は、寺の入り口の山門ではなく、涅槃に達するために通らなければいけない三つの門を表しているとか、いろんな説明が書かれています。
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左右の山廊から上がると、釈迦像や羅漢像が安置されているのだけど、これが見られるのは、秋の「京都非公開文化財特別公開」のみみたいです。
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とにかく高いので、夏は五山の送り火のうち三つが見えるんだとか。
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門の上部にかかる扁額は、足利義持が「妙雲閣(みょううんかく)」と直筆したもの。
小口に塗られた腐食防止の胡粉の白がきれいです。
この「妙」という字は、女人禁制という禅の教えに基づき、「妙」の「女」偏を避け、「玄」が代用されているそうです。
そういえば本能寺も「ヒ・火」を避けるということで「去」という字を使ってますねぇ。 -
本堂です。
五色幕は仏教の寺院であることを表し、字の通り五色のことが多いんだけど、ここは三色です。
こういう時、何でも聞けるガイドさんがいるとありがたいかも。
観光タクシーのドライバーさんが、一生懸命お客さんに説明していましたから・・。 -
方丈と開山堂を結んでかかる、通天橋に行きます。
両側はたっぷりの緑。ほんの少しだけ色が変わり始めた葉っぱもあります。
木の下も緑の苔でおおわれていて、森林浴してる気分です。 -
向こうに見えるのが、さっき渡った臥雲橋。
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さらに進んでいくと、正面に常楽庵開山堂。
中央部分が2階建の楼閣になっているのは、伝衣閣(でんねかく)。
金閣(鹿苑寺)、銀閣(慈照寺)、飛雲閣(西本願寺)、呑湖閣(大徳寺塔頭芳春院)と並び「京の五閣」といわれています。 -
隣にあるのは普門院。
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普門院は昔普門寺と呼ばれ、開山「円爾弁円(えんにべんえん)」はここに住んで、東福寺の建立のようすを眺めていたそうです。
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普門院の前庭も兼ねた池泉鑑賞式庭園。
市松の砂紋の枯山水が美しいです。
この市松模様を作ることも、禅の大切な修業の一つなんでしょうね。 -
この枯山水の背景として池泉が作られたそうで、鶴島・亀島や枯滝等禅院式と武家書院式とを調和させた、江戸中期の代表的な名園とされています。
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少し戻って階段を下りていき、洗玉澗(せんぎょくかん)を歩きます。
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広い敷地の中には川が流れ、約2000本のカエデに囲まれて、ここがお寺の中だということを忘れてしまいそうです。
ただただ静かで、木々の呼吸が感じられるようで、神社やお寺はパワースポットだぁ!というのを実感。 -
手入れが行き届いていて、どこまで行っても苔のじゅうたんが続きます。
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でっ紅葉の時期には、この苔の上は真っ赤なカエデの葉っぱで埋め尽くされるのね。
わぁ〜、こりゃやっぱ、紅葉の時期に来てみたいわぁ。 -
通天橋が見えます。
けっこう上に見えるから、高低差もかなりあるみたい。 -
東福寺のカエデは、宋から伝わった「通天モミジ」と呼ばれる三葉楓(葉先が3つにわかれている)が多いのだけど、モミジとカエデって、どう違うわけ?
植物学的にはモミジもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科のカエデ属の植物で、モミジという科や属はないとのこと。
園芸上や盆栽の世界では、葉の切れこみ数、切れこみ具合によって区別されてるそうです。
イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものをモミジと呼び、それ以外のトウカエデ(切れ込みが3つのもの)などはカエデと呼ばれるそうです。 -
方丈に行って、八相の庭を見学します。
ついでに御朱印もお願いする。 -
方丈の東西南北に、それぞれ趣の異なる庭が作られていて、始めはここが第一目的だったのだけど・・。
洗玉澗を見たら、そのスケールの大きさと深遠さにすっかり惹かれちゃって・・。 -
八相とは「八相成道」つまり、釈迦の生涯の八つの重要な出来事に因んでいます。
パンフレットによると南庭は・・
『古来中国大陸の蓬莱神仙思想では、東の大海の彼方に仙人が住む「蓬莱」「方丈」「瀛州(えいじゅう)」「壺粱(こりょう)」と呼ばれる四仙島があり、島には仙薬財宝があると信じられた。枯山水庭園の南庭は、四仙島として巨石を渦巻く砂紋によって八海を表しています。』
巨石を配した四仙島。 -
向唐破風の表門。
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渦巻く八海と・・。
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五山になぞらえた築山。
大海に浮かぶ大きな格の高いお寺ということでしょうか? -
西庭は・・
『さつきの刈込と砂地を葛石(かずらいし)で方形に区切り、大きく市松模様に図案化。中国の田制に因み、「井田市松」と呼ばれる。』 -
白と緑の対比もシンプルで美しいけど、さつき満開の頃はいかばかりかと・・。
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北庭への途中にある通天台から。
通天橋が見えます。 -
北庭は・・
苔の緑との対比が色鮮やかな市松模様の敷石は、もと恩賜門に使われていたもの。
イサム・ノグチはこの庭を「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評した。 -
そして東庭は・・北斗の庭。
『北斗七星に見立てた円柱の石は、東司(旧便所)の柱石の再利用。
後方の生け垣は天の川を表し、夜空が足元に広がるような小宇宙を造りだしている。』 -
ってこの北斗七星が写真に撮りにくいんですよ。
脚立かなんかに乗らないと、けっこう無理みたい。 -
東福寺は明治14年の火災により仏殿、法堂、庫裏とともに焼失。
明治23年再建の際には、禅宗の教えにのっとって、残ったものを無駄にせず再利用したとのこと。
再利用に叡智を加えてこの斬新な庭が出来たことに、ただただ驚きです。
でっ、ありがたく御朱印をいただいて帰ってきたわけなんですけど・・。
あなたもう、お気づきですか?
そう、私まだ偃月橋(えんげつきょう)のことに、触れていません。
偃月橋は方丈から奥に入って、龍吟庵へ行く途中にあるんですけど、すっかり満足して、忘れたまま帰ってしまいました。
よく旅先でこんな失敗しちゃいます。
偃月橋は東福寺三名橋の一つだったのに・・。
まぁ、今度は混雑覚悟で、紅葉の頃に行ってみようかな?
青もみじ真っ盛りの頃もいいかもね。
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