聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラの夜は更けゆく

2014/08/07 - 2014/08/07

いよいよレオンを発ち、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ついに憧れのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かいます。張り切ってレオン駅に行ったのに電車は全然来ませんでした･･･。しばらーくして、もちろん発車時刻から大分立ってから、やっとやってきた。ホントは午前中に電車でアストルガに行こうとしてたんだけど、こんなんじゃやめといてよかったかも。レオン〜アストルガだけならバスがいいかも、ですね。
でも、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでは遠いので、電車が良いです。この区間だけ、ゴージャスに一等Preferenteに乗りました。RENFEのHPで前売りを買おうとしたら二等Turistaとほぼ同額だったので。すっごい快適。窓の大きさ、席の広さ、冷房の効きが違い、2等は混んでて落ち着かないけど、一等は空いていて静か。車掌がしっかり車内を見てくれてて安心。一等にして良かった。車窓の景色を撮影する余裕もあります。

景色きれいでした。と、いきなり途中のオウレンセで全員下ろされる。なんで？チケットには乗り換えなしって書いてあるのに。何でなのかは誰にも分からないようで、下ろされた客達は、いろんな言葉で「どうなってるんだ」と言ってる。しばし後、乗り換え用電車がやってきた。「乗れ！」と言われ、ドアに群がる客達。さっきまで指定席だったのに、もうそんなものはない。面白すぎる。歩かずに電車で来ても大変(>_<)　

そんなんで、夕方に着くはずだったサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたのは夜でした。ホテルにチェックインして、夕食を食べに出かけようとするとすでに暗くなっている。つまり9時を過ぎたってこと。駅に近いホテルだったので逆に旧市街は遠い。今夜はやめとくか、挫けそうでしたがホテルのおじさんによると店も旧市街が断然あるとのことで、道を教わって行くことにしました。ホテルはメヒコPR、安くて良いホテルでした。オーナーのご夫婦？がとっても優しいの。

新市街は人気も少なくびびったけど、旧市街に入ると店と観光客でいっぱい。何か安心。ケルトらしい銀細工のアクセサリーが飾られています。

何食べようかな。ガリシア地方はシーフードが有名、よし、この旅初のパエリアいってみます。スペイン＝パエリアと思ってるかもしれませんが、バスクはバスク料理、カスティーリャは肉、だったので、ここまで食べる機会なかった。あれ、今までの街は全部、席が屋外だったのに、この街は室内。スペインなのにちょっと寒いし、雨が多いからかも。パエリアはこれで一人前。2人前いくらと書いてあったけど、一人前でも作ってもらえます。

食べ終わって夜も更けています。11時は過ぎてます。でも部屋に帰る前に一目カテドラルが見たい。歩いていたら、ハープの音が聞こえてきた。このガリシア地方はケルト人の地、とガイドブックにあったけど、ハープでそれを実感します。

ハープの人を通り過ぎて、ついにオブラドイロ広場に出ました。これが、カテドラル。ボルドーから940?、やっと･･･。
辿り着けて良かった。嬉しい。感動でちょっとうるっと来ました。着いただけでこんな気持ちになった場所は初めてです。これがエルサレムに並ぶという聖地の力？　私はクリスチャンじゃないし、歩いてもいませんが、それでも感動。（実は今、この写真を見てもやはり泣けます）これ、歩いてきたらすっごい感動できるんだろうなあ。いいな。

別の角度のオブラドイロ広場。これ夜の12時ごろだけど、結構人います。夜のライトアップも素敵でしょ。

ガリシアの伝統音楽の楽団もいます。曲はとってもケルティック。人が多すぎてうまく写真撮れない。

バグパイプの演奏もあり、キルトを着たお客が踊る。「スコットランド人ですか？」「僕、イタリア人だよ」なんで、この服。

教会にライトアップしてのイベントもやってた。サンティアゴ・デ・コンポステーラの夜、寝てる場合じゃないね。

暗い路地も良い感じ。

なんだかドキドキする街並み。

旧市街は歩いてる人も多くて治安良くて安心です。ぜひサンティアゴ・デ・コンポステーラに来たら夜の散策を楽しんでください。