2014/10/25 - 2014/10/25
121位(同エリア162件中)
滝山氏照さん
JR宇都宮線古河駅から徒歩で約10分、龍見山・徳星寺(とくしょうじ、茨城県古河市横山町)は第5代鎌倉公方である足利成氏(あしかが・しげうじ、1434~1497)が関東管領上杉氏と争い、これに敗れた成氏は鎌倉府を放棄し当地に移座した頃から歴代公方の祈願所とされます。
当該寺院のホームページには下記の通り紹介されています。
「徳星寺の正式名称は、龍見山(りゅうけんざん)、舎那院(しゃないん)、極楽坊(ごくらくぼう)、徳星寺(とくしょうじ)と申しまして、宗派は真言宗豊山派です。
創建は建治元年(1275)古河城内の龍崎と言うところに、源三位頼政の家臣猪早太の曾孫にあたると徳星丸が16才の時願主となって、醍醐山良賢上人が下向して勅命により建治3年建立成就いたしました。徳星丸の祖母が高倉宮に奉仕して龍見殿と言われていたのでそれをとり龍見山と称しました。徳星丸は、後に剃髪して満海上人となって、徳星寺第6世の住職に就任されました。
宝徳元年(1449)古河公方足利成氏が在城となってからは、城主の祈願所となりました。古河公方義氏の子、氏姫が天正18年(1590)に古河市内の鴻巣に移った時に徳星寺も一緒に移転しました。
寛文2年(1662)土井利重(3代)古河城主の時に現在の地に移りました。鴻巣には今でも徳星寺山と呼ぶ地番があります。境内には、利重公建立の千手観音様があり毎月17日が縁日で御開帳しております。
昔は鐘楼堂や弁才天の社や池がありましたが、明和の頃、鍛冶町の大火の際にその灰で埋めたとされています。
徳星寺は格式が高く田舎本寺として24ケ所の末寺を持ちその中の長老が代々の住職に就任していたそうです。末寺の中で現在でも存続している寺院は、神宮寺、金蔵寺、長谷寺、桜源寺があります。その他は明治維新の廃仏毀釈の令により本寺合併となり廃寺となってしまいました。」
- 旅行の満足度
- 3.0
- 交通手段
- JRローカル
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徳星寺・寺門
左右の人家に挟まれた細長い参道となっています。 -
徳星寺・寺標
入口には「龍見山 徳星寺」と彫られた石標が立っています。 -
徳星寺・山門
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徳星寺・参道
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イチオシ
徳星寺・本堂(全景)
本尊は大日如来その他諸仏となっています。 -
徳星寺本堂・扁額
寺号である「徳星寺」と筆耕の扁額が見られます。 -
弘法大師・立像
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四国八十八箇所一覧
四国にある弘法大師(空海)ゆかりの88ケ所の寺院の総称を具体的に地図にて表現しています。 -
徳星寺・中庭
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四国八十八札所巡り説明板
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八角大師堂
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徳星寺・墓地
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徳星寺・境内
本堂から山門方向を一望します。 -
宝篋印塔
誰の供養塔か不明ですが重厚な印象があります。 -
千手観音堂
万治4年(1661)古河藩主土井利重による建立で毎月17日が縁日で御開帳しているそうです。
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