セルヴィ通りのつきあたり　201304春のアドリア海29

2013/04/25 - 2013/05/08

ドゥオモの北側のセルヴィ通り。

つきあたりはサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場。

なんだかお子ちゃまがいっぱい。

サンティッシマ アンヌンツィアータ広場 広場・公園

何かのイベント？

先生の合図で、みんな走り出したわ。

運動会？

子どもたちがはしゃいでるこのロッジャ、実は捨て子養育院の前。

青い陶板の産着はだけた赤ちゃんたちは、アンドレア・ロッビアの力作。

えっ、走ってるのは捨て子ちゃんたちじゃないわよね？

孤児養育院美術館 博物館・美術館・ギャラリー

捨て子養育院のポルティコ、

フレスコも鮮やか。

ここにもメディチの息がかかってるのね。　

丸薬マークがついてるわ。

おんなじデザインでも、向かいはホテルのロッジャート・デイ・セルヴィーティ。

ロジアートデイサーヴィティ ホテル

ドゥオモも至近で、お薦め。

捨て子養育院とホテルとおそろいで、ポルティコのついたサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会。

サンティッシマ アンヌンツィアータ教会 寺院・教会

ポルティコがある教会は珍しくないけど、回廊に聖水盤は珍しいかも。

周りのフレスコは、マリア様の生涯と、フィレンツェ生まれの聖人フィリッポ・ベニツィの物語。

豪華なお部屋で生まれたマリア様。

すくすく育ってジュゼッペさんとご結婚。

おっきいお腹かかえて、いとこのエリザベッタさんのおうちに行ったのは、エリザベッタさんにももうすぐ子どもが生まれるから。

妊婦つれて旅行するなら、ホテルぐらい予約しておけよって思わない？

厩で生まれたジェズ様に、最初にお祝持ってきたのは羊飼い。

12月にしては、やけに緑が多いけど。

遅れてやってきたのは東方の三博士。

そして、いきなりマリア様の被昇天。

編集の仕方が大胆ね。

そして、受胎告知の教会なのに、そのシーンがないのはどうして？

ここからは聖フィリッポ・ベニツィの物語。

修道会の衣服を受け取る聖フィリッポ。

修道会で修行始めるときって、制服が支給されるんだって。

修行中は、清貧・貞潔・従順とか守るって約束するらしいわよ。

じゃ修行が終わったら、守らなくってもいいってことかしら(笑)

ハンセン病患者を癒す聖フィリッポ。

どうして仲間のことは助けられないのかしら。

雷が落ちて木が裂けて、逃げてるのは不信心者。

信じる者は救われるっていうのは、こういうことなの？

悪魔を祓う聖フィリッポ。

体だけじゃなくって、心も癒してたってことね。

死んじゃった聖フィリッポ。

聖フィリッポのお棺に、死んじゃった子どもをくっつけたら、生き返ったんだって。

そのお棺は、今どこにあるの？

いろんな奇跡をおこしたから、フィレンツェっ子の信仰を集めてるらしいわよ。

亡くした子どもが戻ってくるなら、誰だっていくらだって拝むわね。

堂内は、もっのすごく装飾過多。

マリア差様に言いよってる７人のお坊さん。

聖母マリア下僕会、Servi di Maria を創設した7人のフィレンツェ人。

そのうちの一人は、聖フィリッポ・ベニツィ。

通りの名前とか、ホテルの名前とかのServiは、この会の名前らしいわよ。

それからこっちのおじいさんも聖母マリア下僕会のサン・ペッレグリーノ。

ペッレグリーノって旅人って意味よ♪ってマリア様が行ったんだって。

それで、いろんなところに行って困った人を助けて歩いたってこと。

60歳のとき、静脈瘤で右足壊疽しちゃったペッレグリーノさん。

右足の切断手術の前の日、十字架のほうに這って行ったらあら不思議。

すっかり治っちゃったから、慢性疾患と癌から守ってくれる聖人。

80歳のときに高熱で死んじゃったんだって。

慢性には強くっても、急な発熱には弱いってこと？

どうせ治してくれるなら、最初っから病気にならないようにしてくれたら、もっと親切じゃない？

サンティッシマ・アンヌンツィアータの主祭壇。

サン・ピエトロとサン・パオロが、銀製の聖体容器を守ってる。

クーポラは聖母被昇天。

空が黄色いのは、マリア様の後光？

主祭壇の後ろ側。

まあるくたくさん礼拝堂が並んでるのよ。

愛想笑い浮かべて登場してきた往年のアイドル、ジェズ様。

みんなが逃げ出そうとしてるのは、死んで３日もたってて匂いが強烈だからかも。

こっちのきれいなお姉さんはサンタ・カテリーナ。

どうして聖女になるのに結婚しちゃいけないのかしら。

信者を増やすためには、子だくさんなほうがいいんじゃないの？

これからジェズ様が十字架から下ろされるところ。　外される？

下で待ってるのは、マリア様とジョヴァンニ君。

聖母被昇天の礼拝堂だから、

祭壇画はやっぱり聖母被昇天。

ペルジーノらしく、見上げるお兄ちゃんがなよっとしたイケメン。

両側には、超浮かれてるお兄ちゃんたち。

投げた石が、ちょうどよくゴリアテにあたったダヴィデ。

失われたアーク見つけて大喜びなのは誰？

磔の礼拝堂だから、やっぱりセンターはジェズ様。

センター横の２人がずいぶんアクティブ。

甦るラザロ。　みんなの腰が引けてるのは、やっぱり匂いが強いから？

この絵、どこかで見たことある気がするんだけど。。。

ミケランジェロの最後の審判から、寄せ集めたらしいわよ。

オマージュって言えば聞こえはいいわね。

サン・ジローラモの礼拝堂のガッリガリのサン・ジローラモ。

赤い枢機卿の帽子と、ライオンはお約束。

荒野で修業してたところに現れた悲しそうなライオン

足にトゲが刺さってたんだって。

恩を感じたライオン、ずっとジローラモにくっついて歩いてたらしいわよ。

真ん中のオレンジは、12歳のジェズ様。

ユダヤ教の神殿で、学者たちとお話中。

ジェズ様をお祭に連れてったマリア様とジュゼッペさん。

おうちに帰る途中で、ジェズ様いないのに気がついた２人。

ジェズ様を神殿で発見したのが３日目だって。

ジュゼッペさんもそそっかしいけど、マリア様もなかなか。

こっちは33歳のジェズ様。

何がそんなにジェズ様の逆鱗に触れたかっていうと、神殿で商売してる人がいたから。

お供え買ったりしたいし、お参りした後に甘い物食べたりしたいじゃないの。

おしいいもの断れないのは、イヴの時代から続いた原罪なのよ。

受胎告知の礼拝堂、天使が描いた絵じっくり見て、

アンヌンツィアータ教会にお別れ。

教会前の広場を飾ってるのはピエトロ・タッカの噴水。

ピエトロ・タッカってなんだか楽しそう♪

だけど、いのしし君作った彫刻家の名前。

カニとか貝とか付いてるし。

フィレンツェに海ないから、彫刻で我慢ってわけじゃなくって、フィレンツェ近郊の海辺の街リヴォルノに飾るために作ったからだって。

サンティッシマ アンヌンツィアータ広場 広場・公園

馬に乗ってるおじさんは、フェルナンド１世。

パパのコジモ１世似のイケメン。

フェルディナンド1世が見てるのは、ブディーニ・ガッティ邸。

２階の窓が開いてるのわかる？

ここに愛人が住んでたんだって。

広場まで来たら、ここに寄らない手はないわ。

ロビリオ (セルヴィ通り店) スイーツ

セルヴィ通りのロビリオ。

おいしそうなパンとかお菓子とかずら〜〜〜〜って並んだショーケース。

どれにしようか迷ったけど、りんごたっぷりのデニッシュ選択。

ジモティに交じってカウンターでコーヒー・ブレイク。

お兄さん、素敵だったのに下向かれちゃったわ。。。

ロビリオで売ってたレオーネのキャンディー。

ルパン仕様の缶入り。

ルパンはレモン味で、次元がシナモン、五右衛門はアニス、銭形警部はミント。

それから不二子ちゃんはスミレ味。

イメージも会ってる。

それから電気屋さんでも発見したこの３人。

流行ってるっていうより、オーナーの趣味かも(笑)

そうそう、アンヌンツィアータ薬局は、1561年創業。

リップとかカラフルな石鹸とか、お土産にもお勧めよ。

アンヌンツィアータ薬局 専門店