モンテベルデ自然保護区周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2014年の夏に家族でコスタリカを旅し、ジャングルの自然を楽しみました。<br /><br />旅の後半で訪れたモンテベルデの熱帯雲霧森。<br />そこは、海抜2000mに位置する植物と昆虫の楽園。<br /><br />水分をタップリと含んだ大気の中で成長した木々は若草色の苔を纏い、濡れた地面では小指の先にも満たないような小さな宝石たちが暮らす、森。<br />風が吹き、木の葉が揺れると、暗く湿っていた地面に光があたり、瑠璃色や黒曜石色に輝く小さな虫たちの背中を照らしだす。<br /><br />空を見上げれば、花の蜜を探す色鮮やかなハチドリたちが飛び回り、4枚の大きな羽をもつ蜻蛉がその羽をバタバタと動かし不器用に舞う。<br /><br />木の枝から音もなくふわりと浮かぶ蝶が、目の前を横切る。<br />蝶の翅を透かして見えるのは、森の緑と空の青。<br />蝶の翅に色は無く、透明の翅を揺らすその姿は妖精の如く儚げで幻の様。<br /><br />モンテベルデの森は、原始の森;王蟲が暮らす森でした。<br /><br />☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅程☆★☆★☆★☆★☆★<br />・8/7  NRT−YYZ Air Canada Toronto泊<br />・8/8  YYZ−SJO(コスタリカ)Air Canada Rouge コルコバードへ Sierpe泊<br />・8/9  コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊<br />・8/10 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊<br />・8/11 カーニョ島で鯨と遊ぶ マヌエル・アントニオへ Manuel Antonio泊<br />・8/12 マヌエル・アントニオ散策 モンテベルデへ Monte Verde泊<br />・8/13 モンテベルデ 雲が生まれる森でターザン遊び Monte Verde泊<br />☆8/14 モンテベルデ 王蟲の森を歩く サンホセへ San Jose泊<br />・8/15 SJO−YYZと行く筈が、途中で不時着!! Toronto泊<br />・8/16 YYZ−NRT(8/17)<br /><br />☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★☆★<br />・ ワニの泳ぐ川でまさかの漂流! http://4travel.jp/travelogue/10919598<br />・ 夢を喰らう獏を探して… http://4travel.jp/travelogue/10921246<br />・ 白蟻亭で密林ランチ♪ http://4travel.jp/travelogue/10922775<br />・ 親子クジラとランデ・ヴー http://4travel.jp/travelogue/10924562<br />・ 君の名はチューバッカ… http://4travel.jp/travelogue/10927317<br />・ 熱帯雲霧林でターザンになる http://4travel.jp/travelogue/10933794<br />・ 地上60m♪空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143<br />☆ 王蟲の森を歩く http://4travel.jp/travelogue/10938551 <br />・ 予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805

王蟲の森へ☆消える蝶を追い、腐海の森を探検!/大王ヤンマが舞う密林 はナウシカの世界 【2014夏 コスタリカ冒険譚 8/モンテベルデ編】

103いいね!

2014/08/07 - 2014/08/17

2位(同エリア43件中)

旅行記グループ ゆらぎ

13

52

ウェンディ

ウェンディさん

2014年の夏に家族でコスタリカを旅し、ジャングルの自然を楽しみました。

旅の後半で訪れたモンテベルデの熱帯雲霧森。
そこは、海抜2000mに位置する植物と昆虫の楽園。

水分をタップリと含んだ大気の中で成長した木々は若草色の苔を纏い、濡れた地面では小指の先にも満たないような小さな宝石たちが暮らす、森。
風が吹き、木の葉が揺れると、暗く湿っていた地面に光があたり、瑠璃色や黒曜石色に輝く小さな虫たちの背中を照らしだす。

空を見上げれば、花の蜜を探す色鮮やかなハチドリたちが飛び回り、4枚の大きな羽をもつ蜻蛉がその羽をバタバタと動かし不器用に舞う。

木の枝から音もなくふわりと浮かぶ蝶が、目の前を横切る。
蝶の翅を透かして見えるのは、森の緑と空の青。
蝶の翅に色は無く、透明の翅を揺らすその姿は妖精の如く儚げで幻の様。

モンテベルデの森は、原始の森;王蟲が暮らす森でした。

☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅程☆★☆★☆★☆★☆★
・8/7  NRT−YYZ Air Canada Toronto泊
・8/8  YYZ−SJO(コスタリカ)Air Canada Rouge コルコバードへ Sierpe泊
・8/9  コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
・8/10 コルコバード 密林トレック Sirena Ranger Station泊
・8/11 カーニョ島で鯨と遊ぶ マヌエル・アントニオへ Manuel Antonio泊
・8/12 マヌエル・アントニオ散策 モンテベルデへ Monte Verde泊
・8/13 モンテベルデ 雲が生まれる森でターザン遊び Monte Verde泊
☆8/14 モンテベルデ 王蟲の森を歩く サンホセへ San Jose泊
・8/15 SJO−YYZと行く筈が、途中で不時着!! Toronto泊
・8/16 YYZ−NRT(8/17)

☆★☆★☆★☆★☆★2014 コスタリカの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★☆★
・ ワニの泳ぐ川でまさかの漂流! http://4travel.jp/travelogue/10919598
・ 夢を喰らう獏を探して… http://4travel.jp/travelogue/10921246
・ 白蟻亭で密林ランチ♪ http://4travel.jp/travelogue/10922775
・ 親子クジラとランデ・ヴー http://4travel.jp/travelogue/10924562
・ 君の名はチューバッカ… http://4travel.jp/travelogue/10927317
・ 熱帯雲霧林でターザンになる http://4travel.jp/travelogue/10933794
・ 地上60m♪空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143
☆ 王蟲の森を歩く http://4travel.jp/travelogue/10938551 
・ 予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
同行者
家族旅行
旅行の手配内容
個別手配
  • コスタリカ滞在7日目の朝も、5時に起床と早起き。<br />今朝の動物観察のターゲットは、Parasol Ant。<br />木の葉を鋭い歯で切り取り、森の中に緑の川を作るハキリアリは、葉を運ぶ様子が傘をさしているようにも見えることから、パラソル・アントとも呼ばれている。<br /><br />ホテルの散策路を足元に注意を向けて歩く。<br /><br />見つけた!<br />ハキリアリの行列だ。<br /><br />本日のハキリアリは、葉ではなく蕾を運んでいる奴もいる。

    コスタリカ滞在7日目の朝も、5時に起床と早起き。
    今朝の動物観察のターゲットは、Parasol Ant。
    木の葉を鋭い歯で切り取り、森の中に緑の川を作るハキリアリは、葉を運ぶ様子が傘をさしているようにも見えることから、パラソル・アントとも呼ばれている。

    ホテルの散策路を足元に注意を向けて歩く。

    見つけた!
    ハキリアリの行列だ。

    本日のハキリアリは、葉ではなく蕾を運んでいる奴もいる。

    Hotel de Montaña Monteverde ホテル

  • ハキリアリの行列を注意深く辿っていく。<br /><br />蜘蛛の巣に注意しながら、ホテルの庭の木々の下をくぐり、塀を廻って…。<br />10分ほど追跡をして、辿り着いたのは葉切りの現場。<br /><br />ちょうど1枚の落ち葉を丸く切り取り終わり、第二弾の切り出しにとりかかっているアリがいた。<br /><br />顎を鋸のように垂直に落ち葉にあて、お尻を軸に半円を描く様に落ち葉を切断していく。<br />一辺を切り取るのにかかった時間は約5分。<br /><br />地面に腰を下ろし、その様子をじっと眺めていたら、あっという間に朝食の時間の7時だ。

    ハキリアリの行列を注意深く辿っていく。

    蜘蛛の巣に注意しながら、ホテルの庭の木々の下をくぐり、塀を廻って…。
    10分ほど追跡をして、辿り着いたのは葉切りの現場。

    ちょうど1枚の落ち葉を丸く切り取り終わり、第二弾の切り出しにとりかかっているアリがいた。

    顎を鋸のように垂直に落ち葉にあて、お尻を軸に半円を描く様に落ち葉を切断していく。
    一辺を切り取るのにかかった時間は約5分。

    地面に腰を下ろし、その様子をじっと眺めていたら、あっという間に朝食の時間の7時だ。

  • 空には青空が広がり、この日もいいお天気。 <br /><br />雨季だから、雨ばかり…だなんて云うのは余計な心配だった。<br />

    空には青空が広がり、この日もいいお天気。 

    雨季だから、雨ばかり…だなんて云うのは余計な心配だった。

  • 7:30にホテルをチェックアウトし、荷物はフロントに預けて、モンテベルデでの最後お楽しみに出発!<br /><br />この日、向かうのはReserva Biologica Bosque Nuboso Monteverde(モンテベルデ自然保護区)。<br />ホテルから自然保護区へは歩いても行けるが、所要時間1時間以上で、さらに上り坂。<br />だから、交通手段はバスを利用する。<br /><br />サンタエレーナの村からモンテベルデ自然保護区へのバスは1日5本だけ。<br />バス停はあるが、バスが通過する時間にホテルの前で待っていて手を挙げれば、バスに乗ることが出来る。(ホテル モンターニャ モンテベルデの前の通過時刻は、サンタエレーナ村の出発時間+10分)<br /><br />と云っても、モンテベルデ自然保護区行きのバスは観光客用のバスではなく、れっきとした路線バスだ。<br />この日は平日だったので、学校へ通学する先生と生徒たちで座席は満員。<br />座席に空きは無く、立ち乗りとなった。<br /><br />運賃は片道600コロン。<br />米ドルやクレジットカードは使えないので、自然保護区へバスで行く場合は往復分の小銭の準備が必須。

    7:30にホテルをチェックアウトし、荷物はフロントに預けて、モンテベルデでの最後お楽しみに出発!

    この日、向かうのはReserva Biologica Bosque Nuboso Monteverde(モンテベルデ自然保護区)。
    ホテルから自然保護区へは歩いても行けるが、所要時間1時間以上で、さらに上り坂。
    だから、交通手段はバスを利用する。

    サンタエレーナの村からモンテベルデ自然保護区へのバスは1日5本だけ。
    バス停はあるが、バスが通過する時間にホテルの前で待っていて手を挙げれば、バスに乗ることが出来る。(ホテル モンターニャ モンテベルデの前の通過時刻は、サンタエレーナ村の出発時間+10分)

    と云っても、モンテベルデ自然保護区行きのバスは観光客用のバスではなく、れっきとした路線バスだ。
    この日は平日だったので、学校へ通学する先生と生徒たちで座席は満員。
    座席に空きは無く、立ち乗りとなった。

    運賃は片道600コロン。
    米ドルやクレジットカードは使えないので、自然保護区へバスで行く場合は往復分の小銭の準備が必須。

  • 自然保護区への途中に学校があり、子供たちは其処で降りる。<br />年齢層は、小学生から高校生ぐらい。(大人びて見えるから中学生かも)<br /><br />バスの乗客の2/3は生徒や先生だったようだ。<br />

    自然保護区への途中に学校があり、子供たちは其処で降りる。
    年齢層は、小学生から高校生ぐらい。(大人びて見えるから中学生かも)

    バスの乗客の2/3は生徒や先生だったようだ。

  • ホテルからモンテベルデ自然保護区までは約20分。<br />早速、入場券(大人18、学生9米ドル)を購入し、熱帯雲霧林へと足を踏み込む。<br />(モンテベルデ自然保護区のH.P.→http://www.reservamonteverde.com)<br /><br />エントランスを入ると、最初に現れるのは三叉路。<br />

    ホテルからモンテベルデ自然保護区までは約20分。
    早速、入場券(大人18、学生9米ドル)を購入し、熱帯雲霧林へと足を踏み込む。
    (モンテベルデ自然保護区のH.P.→http://www.reservamonteverde.com

    エントランスを入ると、最初に現れるのは三叉路。

  • まずは、地図で現在地の確認。<br /><br />モンテベルデ自然保護区には多くのトレイルがあり、これを全部歩こうと思ったら結構大変。<br />

    まずは、地図で現在地の確認。

    モンテベルデ自然保護区には多くのトレイルがあり、これを全部歩こうと思ったら結構大変。

  • 実は、このモンテベルデ自然保護区にも、昨日に遊んだようなHanging Bridge(吊り橋)が1本ある。<br /><br />しかし、ここの吊り橋は、歩ける人数が一度に10人迄と決められているので、出来るだけ朝の混んでいない内に歩いておきたい。<br />

    実は、このモンテベルデ自然保護区にも、昨日に遊んだようなHanging Bridge(吊り橋)が1本ある。

    しかし、ここの吊り橋は、歩ける人数が一度に10人迄と決められているので、出来るだけ朝の混んでいない内に歩いておきたい。

  • 吊り橋の高さは目視で10〜20m位かな。<br /><br />橋のすぐ脇には、モシャモシャに苔が生えた木々。<br />標高が高い分、明らかに昨日訪れたSelvatura Parkよりも、森の密度が高い。<br />

    吊り橋の高さは目視で10〜20m位かな。

    橋のすぐ脇には、モシャモシャに苔が生えた木々。
    標高が高い分、明らかに昨日訪れたSelvatura Parkよりも、森の密度が高い。

  • 吊り橋から森を見ると、その深さが更に良くわかる。<br /><br />下を覗き込んでも、木々の密度が高く、どこに地面があるのか分からない。<br />

    吊り橋から森を見ると、その深さが更に良くわかる。

    下を覗き込んでも、木々の密度が高く、どこに地面があるのか分からない。

    モンテベルデ自然保護区 森林・ジャングル

    8月のCloud Factory;モンテベルデ自然保護区は、ナウシカの世界 by ウェンディさん
  • 朝の光に照らされる森の緑の色合いは、柔らかい緑色。<br /><br />モンテベルデの森は散策路もある程度整備されているが、湿度が高く、地面は絶えず湿っていて、石の上は滑りやすい。<br />長靴は必要ないが、スニーカーの場合には、靴底のグリップがしっかりした滑らない靴がお勧めだ。

    朝の光に照らされる森の緑の色合いは、柔らかい緑色。

    モンテベルデの森は散策路もある程度整備されているが、湿度が高く、地面は絶えず湿っていて、石の上は滑りやすい。
    長靴は必要ないが、スニーカーの場合には、靴底のグリップがしっかりした滑らない靴がお勧めだ。

  • トレッキングの道が整備されているとは云え、路肩部分は急な崖になっているところもあり、そんな場所には注意喚起のPeligro / Dangerの看板が設置されている。

    トレッキングの道が整備されているとは云え、路肩部分は急な崖になっているところもあり、そんな場所には注意喚起のPeligro / Dangerの看板が設置されている。

  • モンテベルデ自然保護区は標高が高い場所にある森のため、森の高層域・中層域・低層域では、その標高差により植生が大きく異なる。<br /><br />中層域の森では頭上に大きな傘を広げるシダの樹が多く生えていた。<br /><br />

    モンテベルデ自然保護区は標高が高い場所にある森のため、森の高層域・中層域・低層域では、その標高差により植生が大きく異なる。

    中層域の森では頭上に大きな傘を広げるシダの樹が多く生えていた。

  • しかし少し高度が上がると、途端にその植生が変わり、樹皮の全てが苔に覆われた木々が立ち並ぶエリアへと突有する。<br /><br />深い緑色の苔に覆われた木々が立ち並ぶ森は、見る者を圧倒する。<br /><br />映画監督のスピルバーグが、このモンテベルデの森でジェラシックパークの構想を思いついた…と云うのも納得の風景だ。<br />

    しかし少し高度が上がると、途端にその植生が変わり、樹皮の全てが苔に覆われた木々が立ち並ぶエリアへと突有する。

    深い緑色の苔に覆われた木々が立ち並ぶ森は、見る者を圧倒する。

    映画監督のスピルバーグが、このモンテベルデの森でジェラシックパークの構想を思いついた…と云うのも納得の風景だ。

  • 苔が生い茂る森の奥へもっと進もう…としていたら、黄色いテープのバリケード。<br /><br />どうやら、道が荒れていて、これより奥には進めないらしい。<br />インフォメーションの案内板には、トレイル・クローズの情報は一切なかったので、いきなり行く手を阻まれて、多くの旅人が困惑していた。<br /><br />みんな、どうやって数多くのトレイルを制覇するかを考えて歩いているのに、辿り着いた分岐点がクローズとは…。<br />何のためのインフォメーション・ボードなのだろう。<br /><br />実は、トレイルがクローズしていたのは、ここSendero Pantanoだけではなく、Sendero Chomogo、Sendero El Rioも入ることが出来なかった。<br /><br />雨季は、道が荒れているので全てのトレックを歩けるとは限らない。

    苔が生い茂る森の奥へもっと進もう…としていたら、黄色いテープのバリケード。

    どうやら、道が荒れていて、これより奥には進めないらしい。
    インフォメーションの案内板には、トレイル・クローズの情報は一切なかったので、いきなり行く手を阻まれて、多くの旅人が困惑していた。

    みんな、どうやって数多くのトレイルを制覇するかを考えて歩いているのに、辿り着いた分岐点がクローズとは…。
    何のためのインフォメーション・ボードなのだろう。

    実は、トレイルがクローズしていたのは、ここSendero Pantanoだけではなく、Sendero Chomogo、Sendero El Rioも入ることが出来なかった。

    雨季は、道が荒れているので全てのトレックを歩けるとは限らない。

  • 森の中には、花も咲いている。<br /><br />これは花なのかどうかは微妙に疑問詞がつくが、空中の水分が花の表面の細かい毛に付着して、太陽の光で輝いていた。<br />

    森の中には、花も咲いている。

    これは花なのかどうかは微妙に疑問詞がつくが、空中の水分が花の表面の細かい毛に付着して、太陽の光で輝いていた。

  • 森の高層域にある展望台に向かう。

    森の高層域にある展望台に向かう。

  • 展望台から見える方向は2方向。<br />まずは、熱帯雲霧林の奥の奥まで見える方へ。<br /><br />ここモンテベルデの森は、雲の製造工場;雲が生まれる森との別名を持つ場所。<br /><br />カリブ海から吹き上げる温かく水分をたっぷりと含んだ風は、山壁にぶつかり、山を駆け上がり、冷やされ、霧となる。<br />霧は次第に寄り集まり、大きな塊となり、山を白く覆い尽す。<br />木々は霧の恩恵を受け、更に成長していく。<br />やがて霧は雲となり、森を、大地を、潤す。<br /><br />そんな雲の製造工場(Cloud Factory)を、ここから見ることが出来る。

    展望台から見える方向は2方向。
    まずは、熱帯雲霧林の奥の奥まで見える方へ。

    ここモンテベルデの森は、雲の製造工場;雲が生まれる森との別名を持つ場所。

    カリブ海から吹き上げる温かく水分をたっぷりと含んだ風は、山壁にぶつかり、山を駆け上がり、冷やされ、霧となる。
    霧は次第に寄り集まり、大きな塊となり、山を白く覆い尽す。
    木々は霧の恩恵を受け、更に成長していく。
    やがて霧は雲となり、森を、大地を、潤す。

    そんな雲の製造工場(Cloud Factory)を、ここから見ることが出来る。

  • 反対側はというと、青空の広がる景色。<br />前写真とは角度的には120度程度しか方向は異ならないのだが、見える空の景色があまりにも違い過ぎる。<br /><br />こちら側は、太平洋側。<br /><br />この日は快晴ではなかったので太平洋は霞の向こうだったが、天気の良い日には太平洋が見えるそうだ。

    反対側はというと、青空の広がる景色。
    前写真とは角度的には120度程度しか方向は異ならないのだが、見える空の景色があまりにも違い過ぎる。

    こちら側は、太平洋側。

    この日は快晴ではなかったので太平洋は霞の向こうだったが、天気の良い日には太平洋が見えるそうだ。

  • 自然保護区のインフォには、熱帯雲霧森についての説明(西語の下に英語説明あり)もある。

    自然保護区のインフォには、熱帯雲霧森についての説明(西語の下に英語説明あり)もある。

  • 水分をたっぷり含んだ森の空気の中を歩くのは、とっても気持ちがいい。

    水分をたっぷり含んだ森の空気の中を歩くのは、とっても気持ちがいい。

  • 空中の水分は、木々の幹に生える苔にも潤いを与える。<br />その苔の姿が…美しい。<br />まるで、海の中の世界を覗き込んでいる様だ。<br /><br />苔の前に座り込み、苔の様子を観察しだすと、あっという間に時間が過ぎる。<br />

    イチオシ

    空中の水分は、木々の幹に生える苔にも潤いを与える。
    その苔の姿が…美しい。
    まるで、海の中の世界を覗き込んでいる様だ。

    苔の前に座り込み、苔の様子を観察しだすと、あっという間に時間が過ぎる。

  • 苔が生えたゴツゴツとした木々の姿もとてもダイナミック。<br /><br />幻想的であり、猛々しい。<br /><br /><br />苔むした木々の雰囲気は鹿児島の屋久島〜もののけの森;白谷雲水峡〜に似ているかもしれない。<br />

    イチオシ

    苔が生えたゴツゴツとした木々の姿もとてもダイナミック。

    幻想的であり、猛々しい。


    苔むした木々の雰囲気は鹿児島の屋久島〜もののけの森;白谷雲水峡〜に似ているかもしれない。

  • 苔むす木々は、熱帯雲霧森が含有する小宇宙だ。

    苔むす木々は、熱帯雲霧森が含有する小宇宙だ。

  • これだけ湿度があるので、生えてくる菌類は苔だけではない。<br /><br />シイタケみたいなキノコだってニョキニョキ…。<br />

    これだけ湿度があるので、生えてくる菌類は苔だけではない。

    シイタケみたいなキノコだってニョキニョキ…。

  • 高度が下がってくると、森の雰囲気も変わってくる。

    高度が下がってくると、森の雰囲気も変わってくる。

  • 中層域まで下がってくると、今までの森で見慣れた花や木の実が姿を現す。<br /><br />蘭の花も咲いていた。<br />実は、この蘭も着生直物。<br /><br />樹の洞を利用して根付いていた。<br />

    中層域まで下がってくると、今までの森で見慣れた花や木の実が姿を現す。

    蘭の花も咲いていた。
    実は、この蘭も着生直物。

    樹の洞を利用して根付いていた。

  • 蘭の花には甘い蜜があるのか、蜜壺には小さな虫たちが集まっていた。

    蘭の花には甘い蜜があるのか、蜜壺には小さな虫たちが集まっていた。

  • 森の中の切株にSmile発見!

    森の中の切株にSmile発見!

  • 森の下層域は、背の高い木々が多く、その樹皮も苔では覆われていない。

    森の下層域は、背の高い木々が多く、その樹皮も苔では覆われていない。

  • 下層域に来ると、頭上飛び交う鳥の鳴き声も一気に多くなる。<br /><br />その中の一羽が地面に降りてきた。<br /><br />メガネクロウタドリかな。<br />

    下層域に来ると、頭上飛び交う鳥の鳴き声も一気に多くなる。

    その中の一羽が地面に降りてきた。

    メガネクロウタドリかな。

  • もの凄く大きい木を発見!<br /><br />オトナが6人がかりで手を繋いでも、その幹の周りを一周できるかどうか…と云う大きさだ。<br />

    もの凄く大きい木を発見!

    オトナが6人がかりで手を繋いでも、その幹の周りを一周できるかどうか…と云う大きさだ。

  • 樹の周りは、着生植物の根で覆われている。<br /><br />そして旅人は皆、その樹にぺたりと張り付き中を覗き込んでいる。<br />

    樹の周りは、着生植物の根で覆われている。

    そして旅人は皆、その樹にぺたりと張り付き中を覗き込んでいる。

  • 私も真似をして、中を覗き込む…と、その中には予想もしていなかった世界が広がっていた。<br /><br />樹の内側は空洞で、本体の樹は朽ち果て、着生植物たちの根が元の大木があったであろう場所の周りを取り囲むように覆っている。<br /><br />樹が作った宮殿だ。<br /><br />(写真:着生植物の隙間からカメラを突っ込み、上を向けて撮影)

    私も真似をして、中を覗き込む…と、その中には予想もしていなかった世界が広がっていた。

    樹の内側は空洞で、本体の樹は朽ち果て、着生植物たちの根が元の大木があったであろう場所の周りを取り囲むように覆っている。

    樹が作った宮殿だ。

    (写真:着生植物の隙間からカメラを突っ込み、上を向けて撮影)

  • この森には滝もある。<br /><br />滝を眺めながら、軽食でお昼休憩とする。<br />

    この森には滝もある。

    滝を眺めながら、軽食でお昼休憩とする。

  • 低層域の森の空気には水分はそれほど多く含まれていないので、木の樹皮にびっしりと苔が生えることはない。<br /><br />しかし滝に面した側は、絶えず滝からの飛沫が飛んでくるので、水分たっぷり。<br />だから、枝の片側だけに苔が生えている樹が多くある。<br />

    低層域の森の空気には水分はそれほど多く含まれていないので、木の樹皮にびっしりと苔が生えることはない。

    しかし滝に面した側は、絶えず滝からの飛沫が飛んでくるので、水分たっぷり。
    だから、枝の片側だけに苔が生えている樹が多くある。

  • 木の葉に擬態したトカゲを見つけた。<br /><br />このトカゲ、見つかったのが分かったのか、微動だにしない。<br />私も意地になり、トカゲとにらめっこ。<br /><br />トカゲに危害を加えるつもりはないのだが、結局、彼は10分間この姿勢を維持し続けた。<br />

    木の葉に擬態したトカゲを見つけた。

    このトカゲ、見つかったのが分かったのか、微動だにしない。
    私も意地になり、トカゲとにらめっこ。

    トカゲに危害を加えるつもりはないのだが、結局、彼は10分間この姿勢を維持し続けた。

  • 地面をよく見ると、きらりと光る青い何か。<br /><br />しゃがみ込んで観察する。<br />ソレは体長が1cmにも満たない小さな甲虫。<br /><br />深いロイヤルブルーの体に二つの斑点。<br />宝石のような色合いだ。

    イチオシ

    地面をよく見ると、きらりと光る青い何か。

    しゃがみ込んで観察する。
    ソレは体長が1cmにも満たない小さな甲虫。

    深いロイヤルブルーの体に二つの斑点。
    宝石のような色合いだ。

  • ゾウムシの仲間を見つけた。<br /><br />ゾウムシは漢字で書くと象虫。<br />長い鼻のような長い口を持つ姿からゾウムシと呼ばれている。<br /><br />口の付け根から触覚が伸び、なんだか不思議な姿だ。

    イチオシ

    ゾウムシの仲間を見つけた。

    ゾウムシは漢字で書くと象虫。
    長い鼻のような長い口を持つ姿からゾウムシと呼ばれている。

    口の付け根から触覚が伸び、なんだか不思議な姿だ。

  • 実は私には、このモンテベルデの森で会いたかった彼女がいた。<br /><br />その彼女とは、飛びたつとその姿が消えてしまう、透き通る翅を持つ蝶。<br />森と同化できる翅が透明なこの蝶は、ヒトの目ではその姿を捉えるのが難しい。<br />唯一の手がかりは、体の模様。<br />白と黒のストライプ模様を手掛かりにその姿を追う。<br /><br />彼女の翅を透かして、背後の森の色が見える。<br />この蝶が舞う姿は、イギリスのFairy Taleの挿絵の妖精の様。<br />こんな風に出会うことができ、心の底から嬉しい。<br /><br />そして、もうひとり、会いたかった彼もいた。<br />その彼とは、蜻蛉。<br />トンボと云っても日本で見かけるトンボとは異なり、4枚の大きな翅をバタバタと別々に動かす飛び方をする不思議な蜻蛉。<br />4枚の翅の動きがばらばらなので、その飛び方は不安定で、空中を大きく上下に動きながら不器用に飛ぶ。<br />その動きは、映画ナウシカに登場する腐海を飛び回る大王ヤンマの様だった。<br /><br />この森の奥から、輝く蒼い目を持つ王蟲が出てきたとしても、私は驚かないだろう。

    イチオシ

    実は私には、このモンテベルデの森で会いたかった彼女がいた。

    その彼女とは、飛びたつとその姿が消えてしまう、透き通る翅を持つ蝶。
    森と同化できる翅が透明なこの蝶は、ヒトの目ではその姿を捉えるのが難しい。
    唯一の手がかりは、体の模様。
    白と黒のストライプ模様を手掛かりにその姿を追う。

    彼女の翅を透かして、背後の森の色が見える。
    この蝶が舞う姿は、イギリスのFairy Taleの挿絵の妖精の様。
    こんな風に出会うことができ、心の底から嬉しい。

    そして、もうひとり、会いたかった彼もいた。
    その彼とは、蜻蛉。
    トンボと云っても日本で見かけるトンボとは異なり、4枚の大きな翅をバタバタと別々に動かす飛び方をする不思議な蜻蛉。
    4枚の翅の動きがばらばらなので、その飛び方は不安定で、空中を大きく上下に動きながら不器用に飛ぶ。
    その動きは、映画ナウシカに登場する腐海を飛び回る大王ヤンマの様だった。

    この森の奥から、輝く蒼い目を持つ王蟲が出てきたとしても、私は驚かないだろう。

  • 朝8時からモンテベルデの森を愉しんでいた私達は、結局クローズしている3本以外のトレイルを全て歩いてしまった。<br /><br />帰りのバスの時間;14時まで1時間ほどあったので、もう一度吊り橋へ。<br />

    朝8時からモンテベルデの森を愉しんでいた私達は、結局クローズしている3本以外のトレイルを全て歩いてしまった。

    帰りのバスの時間;14時まで1時間ほどあったので、もう一度吊り橋へ。

  • 太陽の光が天頂付近からあたり、緑の色が鮮やか。

    太陽の光が天頂付近からあたり、緑の色が鮮やか。

  • 木々の上には花が咲いている。<br /><br />地上10mの樹の上に咲く花…って凄い根性だ!<br />

    木々の上には花が咲いている。

    地上10mの樹の上に咲く花…って凄い根性だ!

  • 吊り橋の格子の間から下を覗き込む。<br /><br />実は、この恰好は、吊り橋の揺れを直接体で感じるのでかなり怖い。<br />でも、その景色は…面白い。<br /><br />森の景色を網膜に焼き付ける。

    イチオシ

    吊り橋の格子の間から下を覗き込む。

    実は、この恰好は、吊り橋の揺れを直接体で感じるのでかなり怖い。
    でも、その景色は…面白い。

    森の景色を網膜に焼き付ける。

  • モンテベルデの森には、スケベ鳥…もとい…ハチドリも多い。

    モンテベルデの森には、スケベ鳥…もとい…ハチドリも多い。

  • ハチドリはその体の色が美しいのだが、よく見てしまうと、その羽根の色は蛇の鱗のようにも見えてくる。

    ハチドリはその体の色が美しいのだが、よく見てしまうと、その羽根の色は蛇の鱗のようにも見えてくる。

  • 鮮やかなハチドリを見ていると、たまに見かけるスズメの素朴な色合いが可愛らしく思える。

    鮮やかなハチドリを見ていると、たまに見かけるスズメの素朴な色合いが可愛らしく思える。

  • 自然保護区の入口には分別式のごみ箱。<br /><br />でも、分別が確実になされているかと云うと…。<br /><br />もう少し啓蒙活動が必要かな…と云う状況。

    自然保護区の入口には分別式のごみ箱。

    でも、分別が確実になされているかと云うと…。

    もう少し啓蒙活動が必要かな…と云う状況。

  • バスを待っていると、空から大粒の雫が降ってきた。<br /><br />森の大気がガス状の水分を保持しきれなくなったらしい。<br />

    バスを待っていると、空から大粒の雫が降ってきた。

    森の大気がガス状の水分を保持しきれなくなったらしい。

  • 小走りに走り、バスへと乗り込む。

    小走りに走り、バスへと乗り込む。

  • バスは、サンタエレーナ村へ向け走る。<br />私達はホテルで下車したかったので、運転手さんにその旨を告げる。<br /><br />バスの一番前の特等席に座わり、雨に霞む森の様子を最後の最後まで眺め続けた。<br /><br />前の旅行記:地上60m♪空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143<br />次の旅行記:予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805<br />

    バスは、サンタエレーナ村へ向け走る。
    私達はホテルで下車したかったので、運転手さんにその旨を告げる。

    バスの一番前の特等席に座わり、雨に霞む森の様子を最後の最後まで眺め続けた。

    前の旅行記:地上60m♪空中回廊を歩く http://4travel.jp/travelogue/10936143
    次の旅行記:予測不能の緊急着陸! http://4travel.jp/travelogue/10949805

  • 【モンテベルデ関連の情報】<br />天気・服装:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/tips/11331873/<br />セルバトゥーラ パーク:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/kankospot/10486715/tips/11355743/<br />ホテル:http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11353705.html<br />モンテベルデ自然保護区:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/kankospot/10429058/tips/11383008/<br />サンタエレーナ村−モンテベルデ自然保護区の路線バス:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/tips/11383019/

    【モンテベルデ関連の情報】
    天気・服装:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/tips/11331873/
    セルバトゥーラ パーク:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/kankospot/10486715/tips/11355743/
    ホテル:http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11353705.html
    モンテベルデ自然保護区:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/kankospot/10429058/tips/11383008/
    サンタエレーナ村−モンテベルデ自然保護区の路線バス:http://4travel.jp/overseas/area/latin_america/costa_rica/monteverde_nature_reserve/tips/11383019/

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この旅行記へのコメント (13)

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  • 旅の初心者さん 2018/06/17 22:55:49
    コスタリカ、わくわく
    ウェンディーさん、こんにちは!

    さすがウェンディさん。すでにコスタリカも踏破済みでしたね。それもツアーでなく自力で!
    その行動力にいつも感心しています。さらに、その写真の美しさにもいつも感動しています。
     そこで少しでも私も写真の仕上がりを向上させたく、お聞きしたいことが。
    ウェンディさんは いつもどんなカメラとレンズを使っておられるのでしょうか?
    この夏,私もコスタリカに行く予定ですが、私の一眼はAPSCで、いつも18ミリから200ミリのレンズ一個で対応しています。熱帯雨林の樹上にいる動物とか鳥とかを撮ろうとすると、もうちょっと望遠のレンズが欲しいなあと思うところなのです。
     ウェンディさんの樹上の鳥から、苔までの素敵な写真は何ミリくらいのレンズでとっておられるのでしょうか?
     写真技量の拙さを、カメラやレンズを買うことで何とかしようとするよくあるパターンですね。参考までに普段お使いのカメラ情報を教えていただけると幸いです。
    図々しいお願いですいません。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2018/06/18 02:07:38
    RE: コスタリカ、わくわく
    こんにちは

    コスタリカへの旅、楽しみですね。
    カメラですが、たしかcanonx6i で、レンズは、18-200mm 一本だけです。
    実は今、病院のベッドの上で手元にカメラがなく確かではないのですが...。

    私も300mm望遠が欲しいと思いましたが、手荷物を増やしたくなく、いつもレンズ1本です。

    コスタリカでの写真はピントさえしっかり合わせれば、トリミングで対応できると思います。

    もし、カメラ情報がが違っていたら、退院したら連絡しますね。

    ウェンディ

    旅の初心者さん からの返信 2018/06/19 09:15:53
    ありがとうございます
    入院中でいらっしゃるとはつゆ知らず、ご迷惑をかけてしまいすいません。

    カメラ情報ありがとうございました。
    やはり、写真の決め手は機材ではなく、使い手の技量なのですね。
    200ミリで、あんなにきれいな鳥さんの写真が撮れるとは。

    ありがとうございます。参考にさせていただきます。
    おだいじに。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2018/06/19 11:48:45
    RE: ありがとうございます
    こんにちは。

    日ごろ健康優良児な私がどうしたことか入院…しています。
    といっても、点滴治療なので時間はたっぷり。
    点滴スタンドをゴロゴロ転がして談話ルームでネット遊びしているくらいですので、返信を入力するのは全然苦にもならないので、気にしないでくださいね。

    コスタリカはどちらに行かれるのでしょうか。
    モンテネグロ、アレナル火山、カーニョネグロにケツャールの森かな。

    毎日がワクワクの森なので、沢山楽しんできてくださいね。

    旅の初心者さん からの返信 2018/06/19 21:59:05
    RE: RE: ありがとうございます
    「ウェンディさん、入院?!」との情報に4トラ仲間は騒然?
    のようですが、入院をものともせず笑い飛ばして人生勉強にされてしまう
    バイタリティーはいつものウェンディさんで安心しました。

    しっかり養生されて、また楽しくちょっぴり冒険な旅行記が読めることを
    楽しみにしています。返信など気にせず、すきっ腹を抱えて熟睡してください。
  • fukurandasodeさん 2015/01/12 18:02:22
    素敵な写真!
    ハチドリの写真!
    素敵ですね…(^ω^) かなりズームができるカメラをお持ちなんですね〜
    他の写真もピントぴったりで、感心しました。
    また訪問させて下さいね…(#^.^#)

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/01/12 20:21:52
    RE: 素敵な写真!
    ukurandasodeさん こんばんは。

    コスタリカの旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
    ハチドリって小さい鳥なのですが、結構接近して写真が撮れるんですよ〜。
    私のレンズの望遠はそんなにズームではないのですが十分、写真に撮ることが出来ました。

    fukurandasodeさんのイスラエルの旅行記、少しだけ拝見しました。
    イサクやアブラハムの井戸、ホル山の話など、旧約聖書の中に出てくる地名が沢山で、昨年ヨルダンを旅した私には、興味をそそられるものが沢山でした。

    また、読みに伺いますね。

    ウェンディ
  • 旅するうさぎさん 2014/11/03 19:02:30
    美しい昆虫
    ウェンディさん、こんにちは。

    透明な羽を持つ蝶、スカシマダラというのですか。
    神秘的で美しいですね。
    私は小さい頃から昆虫が大好きで
    蝶もよく採りましたが、
    もし、この蝶の羽を指でそっとつかんだら
    こわれてしまいそうなくらい繊細に見えました。
    それに蝶を手で採ると
    普通は指に鱗粉が付くものですが
    この蝶って、鱗粉があるのだろうか?
    と不思議に思い、ネットで調べたら、
    鱗粉はほとんどないそうですね〜。
    とっても不思議だと思いました。
    珍しい蝶を拝見できて良かったです。

    1つ前の旅行記のモルフォ蝶も美しいですね。
    「モルフォ」という名前の青くて可愛いお花があり
    (パンジーです)育てたことがあるのですが、
    その花の名前はモルフォ蝶をイメージして
    名付けられたと聞いたことがありました。
    モルフォ蝶って、こんな蝶なんですね。
    羽の内側が青くてとても美しいけれど、
    外側は一見、蛾みたいな。
    羽の外側は蛇の目の擬態なのですか〜。
    とても面白いと思いました。

    マヌエル アントニオ編に出てきた
    虎模様の小さなバッタも見たことがない模様で
    可愛くて、見ていて楽しかったです。


    旅するうさぎ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2014/11/04 19:59:03
    RE: 美しい昆虫
    旅するうさぎさん こんばんは。

    コスタリカには本当にたくさんの種類の昆虫がいました。
    毎日、外に出る度に新しい虫に出会い、私の虫嫌いなんてどこかに吹き飛んでしまう程の個性的で美しい虫たち。
    蜘蛛1匹にしても、その模様が美しく、目を引き付けられてしまいます。

    透き通る羽をもつ蝶(多分、スカシマダラだと思いますが、確証はありません)は、私が出会った昆虫の中でもインパクトが強い蝶でした。

    蝶の翅を通して森の景色が見える…。
    初めてこの蝶を目にしたときは、私の会いたい…と云う念が凝り固まってできた幻かと思うほど儚げな蝶で、目の前の枝に止まってくれた時には、もうドキドキ。
    息を止め、葉を揺らさぬよう立ち止まり、じっと観察しました。
    蝶が止まっていた時間は1分もなかったはず。
    でも、其の時間が5分にも感じられるくらいでした。

    日本とは全く違う環境なので異なる虫がいるのは当たり前なのですが、それにしたって凄い環境の中に7日間身を置いたのだなあ…と今になって思います。

    ウェンディ
  • aoitomoさん 2014/10/08 14:52:30
    ドキドキ昆虫ワールド!
    ウェンディさん

    『モンテベルデ自然保護区』
    こちらも吊り橋があったり散策路もだいたい整備されているのがいいですね。そうでないとガイド必須となってしまいますし。

    途中、侵入できなくなっているところが、いくつもあるのであればインフォメ−ションなどで掲示してほしいところですが、国が違えばその辺もアバウトなんですね〜

    珍しい虫を発見するのは楽しそうですが、苦手な虫や蜘蛛が出てきたら私はテンションダウンしそうです。動物と野鳥は大丈夫ですが虫はあまり得意ではありません。クモはモンテベルデの森から発生する雲で十分です。(笑)

    透明な翅を持つこの蝶は見事ですね〜
    初めて見ました。
    これは名前は不明でしょうか?
    透ける様子を上手く撮影出来ましたね。

    4枚の大きな翅をバタバタと別々に動かすトンボ、このトンボも気になりますが、実に様々な日本で見れない昆虫がたくさんいますね。
    小さな甲虫の背中の斑点も目に見えます。
    ゾウムシも初めて見ました。攻撃しなさそうだけど怖いです。(笑)

    モンテベルデワールド楽しませていただきました〜

    aoitomo

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2014/10/08 22:44:41
    RE: ドキドキ昆虫ワールド!
    aoitomoさん こんばんは♪

    透明な翅を持つ蝶ですが、たぶん、和名がスカシマダラというモンテベルデに多く生息する蝶だと思うのですが、自信はありません。
    スカシマダラ蝶は、雑誌National Giographic(日本版)の連載記事で【飛ぶと消える!透き通った翅をもつチョウ】として紹介されていたことがあり、是非とも会いたかった蝶だったのですが、その記事によると5月頃に良く見られるという事で、私たちが訪れる8月はあまり期待はしていませんでした。
    しかしその期待は良い方に裏切られ、コルコバードの森、モンテベルデの森で、透明な翅をもつ蝶は、私たちの前に姿を見せてくれました。
    そして、モンテベルデでは、目の前の樹の枝に止まってくれる…という大サービス。
    虫嫌いな私を虜にしてしまうスカシマダラ蝶の魔力は、凄いですね。


    大王ヤンマを想像させる4枚の翅で飛ぶ蜻蛉は、飛び方が不安定で、飛ぶ方向が定まらず、カメラを構えた時には視界から消えていることが多く、残念ながら記録には残せませんでした。
    この、蜻蛉、手足が異様に長くて日本のトンボとはかなり違う姿かたちでした。
    その姿を紹介できなくって、チョッピリ残念です。
  • きなこさん 2014/10/08 08:56:52
    神聖なる・・・・
    おはようございます

    少しずつ出来上がる旅行記、楽しみがずーっと続いて嬉しいです

    「苔が生えたゴツゴツとした木々の姿」は森の精を見た感じで圧倒されました
    大きく手を広げて歓迎してくれているようであって、部外者?決して同じで無い?異次元?近付いてはいけない神聖な?・・・・ごめんなさい語彙が乏しくって上手く表現できませんが何故か拒絶感も感じました

    大木の中のガランドウ、そして後から生息した根っ子が力強い姿は、ケアンズで見た「締め殺しの木」を思い出しました
    レインフォレストにあるその木は後とから来た侵入者にスッカリ乗っ取られているんです。


    朝から とっても神聖な気持ちになりました



       きなこ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2014/10/08 22:04:43
    RE: 神聖なる・・・・
    きなこさん こんばんは♪

    今晩の皆既月食は赤銅色のお月様、綺麗でしたね。

    モンテベルデの森は、前日に行ったセルバトゥーラパークもアクティビティとしては楽しめましたが、やはり標高が高い場所に位置するモンテベルデ自然保護区は、別格でした。

    実は、このモンテベルデの森はコスタリカの国立公園ではなく、民間の団体が運営する自然保護区なのです。

    このモンテベルデ地域は、クエーカー教徒が作った村。
    米国から移民してきた戦争を嫌うクエーカー教徒が、誰も足を踏み入れなかった山奥の密林に村を作り、自然と共栄する自給自足の理想郷を建設し、自然と共に歩む生活を目指したのがモンテベルデの始まりです。
    後に、クエーカー教徒がコスタリカを去った後も、彼らの自然を大切にする理念は残った村の人達に引き継がれ、現在の熱帯科学研究所が管理するモンテベルデ自然保護区になったと云われています。

    だから、村の人達は観光から得られる収入も大事だけれど、森を守りたい気持ちも非常に強く、森をとても大切にしています。
    森の木々もその心を知ってか、苔の生えた威厳のある姿を湛え、村人や旅人を優しく見守ります。
    きなこさんが苔の生えた長老のような樹から感じとった畏怖心は、もしかしたら、そんな木々の気持ちが、きなこさんに伝わったのかもしれません。


    ケアンズのフィグツリー(絞殺しのイチジクの樹)、私も見てきました。
    寄生した木、着生した木をのっとってしまうエイリアンのような彼らですが、それが彼らの生きる道。
    逞しくなくっちゃ、生きていけないですものね。
    私たちも…

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