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いつものように、ノープランの週末旅★<br /><br />朝、海が見たくなって行き先を基隆に決定。<br />せっかくなので列車を途中下車してみようと思い、<br />鉄道の路線図を見て、汐止に寄ってから基隆に<br />行くことにしました。<br /><br />汐止というと、大雨で浸水が多い場所という<br />イメージがとても強いです。<br />ほかにはっきりとしたイメージがわきませんでしたが、<br />ローカルな市場と老街をぶらぶらしたり、<br />地元のオジサンと交流してみたり…<br />意外にも楽しめました ^^<br /><br />○ 汐止について ○ <br />汐止は清の時代には「水返脚」「水転街」と呼ばれていました。この名は、基隆河が満潮になると、ここまで水が逆流してくることからつけられたそうです。日本統治時代になると、その意味を残しつつ、日本風の名前「汐止」に改名されました。<br /><br />清の咸豊10年(1860年)台湾開港後、多くの外国人が台湾に洋行を設立し、貿易に従事しました。その影響で、淡水と大稲テイ(現在の台北市迪化街のあたり)の間には、機動船が頻繁に往来していたそうです。この時商人たちは淡水河をさかのぼりつつ、川沿いで茶葉を購入していたそうです。特に、汐止とその周辺の山地(平渓、石碇、瑞芳など)は茶葉の栽培に適していたため、これらの地で採れた茶葉を水返脚街の茶館に運び、茶館で茶葉を精製してから、基隆河を通って大稲テイに送っていました。また、汐止は基隆河の中流に位置し、ここからいくつかの支流に流れ込み、付近の山地に届くため、付近の山地の農産物の輸出や、物資の輸入のための集散地として発展しました。<br /><br />日本統治時代になっても、列車の運賃が高額であったため、商人たちはこれまで通り船で運搬をしていました。大稲テイは台湾本島の貨物の重要な集散地であり、中国大陸や日本から輸入された貨物が淡水港から輸入され、淡水河を通って大稲テイに運ばれ、さらに基隆河を通って水返脚に運ばれました。当時の文献によれば、汐止関連の船着き場は12個。上流にいけば基隆、下流にいけば台北市に達することができたため、汐止は交通の便が高じて非常に繁栄したそうです。<br /><br />(以上、中国語Wikipediaを参考にしました。行く前はこういう知識が無かったので、今読んでみて、そうだったのかーと思うことが多いです。)<br /><br /><br />★★ 讃!臺灣の旅 旅行記 9/26?9/28 ★★<br />01★台北★台北へ!<br />http://4travel.jp/travelogue/10936313<br />02★台北★朝のお散歩!公園に鳥居?<br />http://4travel.jp/travelogue/10936869<br />03★新北★汐止老街を歩く<br />http://4travel.jp/travelogue/10938387<br />04★基隆★海と奇岩を見に和平島へ!<br />http://4travel.jp/travelogue/10941864<br />05★基隆★おまけの和平島さんぽ<br />http://4travel.jp/travelogue/10943004<br />06★基隆★夕暮れの漁港<br />http://4travel.jp/travelogue/10943972<br />07★基隆★夜市めぐり?!八斗夜市と廟口夜市<br />http://4travel.jp/travelogue/11014247<br />08★台北★にわか鉄子の臺灣鐵道文化節 @ 臺灣鐵路管理局臺北機廠(旧 台北鉄道工場)<br />http://4travel.jp/travelogue/11015255<br />09★台北★水逐跡 水と環境教育特別展 @ 松山文創園区(旧 松山煙草工場)<br />http://4travel.jp/travelogue/11015376<br />10★新北★小碧潭駅まで行ってみたが<br />http://4travel.jp/travelogue/11015659

讃!臺灣03★新北★汐止老街を歩く

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2014/09/27 - 2014/09/28

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熱帯魚

熱帯魚さん

いつものように、ノープランの週末旅★

朝、海が見たくなって行き先を基隆に決定。
せっかくなので列車を途中下車してみようと思い、
鉄道の路線図を見て、汐止に寄ってから基隆に
行くことにしました。

汐止というと、大雨で浸水が多い場所という
イメージがとても強いです。
ほかにはっきりとしたイメージがわきませんでしたが、
ローカルな市場と老街をぶらぶらしたり、
地元のオジサンと交流してみたり…
意外にも楽しめました ^^

○ 汐止について ○ 
汐止は清の時代には「水返脚」「水転街」と呼ばれていました。この名は、基隆河が満潮になると、ここまで水が逆流してくることからつけられたそうです。日本統治時代になると、その意味を残しつつ、日本風の名前「汐止」に改名されました。

清の咸豊10年(1860年)台湾開港後、多くの外国人が台湾に洋行を設立し、貿易に従事しました。その影響で、淡水と大稲テイ(現在の台北市迪化街のあたり)の間には、機動船が頻繁に往来していたそうです。この時商人たちは淡水河をさかのぼりつつ、川沿いで茶葉を購入していたそうです。特に、汐止とその周辺の山地(平渓、石碇、瑞芳など)は茶葉の栽培に適していたため、これらの地で採れた茶葉を水返脚街の茶館に運び、茶館で茶葉を精製してから、基隆河を通って大稲テイに送っていました。また、汐止は基隆河の中流に位置し、ここからいくつかの支流に流れ込み、付近の山地に届くため、付近の山地の農産物の輸出や、物資の輸入のための集散地として発展しました。

日本統治時代になっても、列車の運賃が高額であったため、商人たちはこれまで通り船で運搬をしていました。大稲テイは台湾本島の貨物の重要な集散地であり、中国大陸や日本から輸入された貨物が淡水港から輸入され、淡水河を通って大稲テイに運ばれ、さらに基隆河を通って水返脚に運ばれました。当時の文献によれば、汐止関連の船着き場は12個。上流にいけば基隆、下流にいけば台北市に達することができたため、汐止は交通の便が高じて非常に繁栄したそうです。

(以上、中国語Wikipediaを参考にしました。行く前はこういう知識が無かったので、今読んでみて、そうだったのかーと思うことが多いです。)


★★ 讃!臺灣の旅 旅行記 9/26?9/28 ★★
01★台北★台北へ!
http://4travel.jp/travelogue/10936313
02★台北★朝のお散歩!公園に鳥居?
http://4travel.jp/travelogue/10936869
03★新北★汐止老街を歩く
http://4travel.jp/travelogue/10938387
04★基隆★海と奇岩を見に和平島へ!
http://4travel.jp/travelogue/10941864
05★基隆★おまけの和平島さんぽ
http://4travel.jp/travelogue/10943004
06★基隆★夕暮れの漁港
http://4travel.jp/travelogue/10943972
07★基隆★夜市めぐり?!八斗夜市と廟口夜市
http://4travel.jp/travelogue/11014247
08★台北★にわか鉄子の臺灣鐵道文化節 @ 臺灣鐵路管理局臺北機廠(旧 台北鉄道工場)
http://4travel.jp/travelogue/11015255
09★台北★水逐跡 水と環境教育特別展 @ 松山文創園区(旧 松山煙草工場)
http://4travel.jp/travelogue/11015376
10★新北★小碧潭駅まで行ってみたが
http://4travel.jp/travelogue/11015659

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
トランスアジア航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 台北駅に到着〜<br /><br />行き先は、「汐止」です。自動販売機で区間車の切符を買いました。22元

    台北駅に到着〜

    行き先は、「汐止」です。自動販売機で区間車の切符を買いました。22元

  • ホームへ<br /><br />11時15分発の基隆行きの区間車に乗りました。

    ホームへ

    11時15分発の基隆行きの区間車に乗りました。

  • 汐止に到着。<br /><br />駅周辺を地図でチェック。<br /><br />老街に行こう!!

    汐止に到着。

    駅周辺を地図でチェック。

    老街に行こう!!

  • 出口まで歩いていると、7-11がありました。なぜかくまモンがいました。

    出口まで歩いていると、7-11がありました。なぜかくまモンがいました。

  • お!大きく「汐止老街」と書かれています。

    お!大きく「汐止老街」と書かれています。

  • 矢印の方向に行く前に…<br /><br />不思議な人形が…

    矢印の方向に行く前に…

    不思議な人形が…

  • そして年配者が列をなしていました。<br /><br />お弁当を無料で配っているみたいでした。

    そして年配者が列をなしていました。

    お弁当を無料で配っているみたいでした。

  • 汐止老街は駅のすぐ近くにある中正路を指すようです。この時は歴史なんて全く知らずのぶらり旅でしたが、中正路は以前は水返脚街と呼ばれ、茶葉などを売る店が並ぶ町一番の繁華街だったそうです。<br /><br />○ 汐止老街 (中正路)

    汐止老街は駅のすぐ近くにある中正路を指すようです。この時は歴史なんて全く知らずのぶらり旅でしたが、中正路は以前は水返脚街と呼ばれ、茶葉などを売る店が並ぶ町一番の繁華街だったそうです。

    ○ 汐止老街 (中正路)

  • いきなり市場です。バイクがいきかって、忙しい通りです。観光客ゼロで、カメラ持っている私が目立つのなんのって…笑

    いきなり市場です。バイクがいきかって、忙しい通りです。観光客ゼロで、カメラ持っている私が目立つのなんのって…笑

  • 単なる市場かと思っていましたが、建物をよく見ると、古い騎楼であることがわかりました。<br />

    単なる市場かと思っていましたが、建物をよく見ると、古い騎楼であることがわかりました。

  • 写真を撮っていたら、何撮っているの〜?って肉屋のお兄ちゃんに聞かれました。

    写真を撮っていたら、何撮っているの〜?って肉屋のお兄ちゃんに聞かれました。

  • 騎楼側から市場(中正路)を見ると、こんな感じです。ちょっと薄暗いです。

    騎楼側から市場(中正路)を見ると、こんな感じです。ちょっと薄暗いです。

  • ○ 徳濟宮<br /><br />おまいり。<br /><br />地元の方も次々と訪れて、お参りしていきます。

    ○ 徳濟宮

    おまいり。

    地元の方も次々と訪れて、お参りしていきます。

  • さっきはお店(屋台)がずらっと並んでいたのでわかりにくかったですが、こうやって見てみると、騎楼であることがわかります。

    さっきはお店(屋台)がずらっと並んでいたのでわかりにくかったですが、こうやって見てみると、騎楼であることがわかります。

  • 古そうな住宅。まだ実際に人が住んでいるみたい。<br /><br />ここで近くにいたおじさんに「大学何年生?」って聞かれて、喜ぶ私…笑 「いやー卒業して結構経ってるんですよー」なんて話しながら、写真パチパチ。

    古そうな住宅。まだ実際に人が住んでいるみたい。

    ここで近くにいたおじさんに「大学何年生?」って聞かれて、喜ぶ私…笑 「いやー卒業して結構経ってるんですよー」なんて話しながら、写真パチパチ。

  • ここまで来ると、もう端の方…

    ここまで来ると、もう端の方…

  • もう使われていない?橋がありました。

    もう使われていない?橋がありました。

  • 端まで来たので、さっきのオジサンがいた場所へ。

    端まで来たので、さっきのオジサンがいた場所へ。

  • オジサンが段ボールを運び終えて、家の前がすっきりしていました。「ここ、オジサンの家?」って聞いたら、「違うよ、友達の家」だって。<br /><br />

    オジサンが段ボールを運び終えて、家の前がすっきりしていました。「ここ、オジサンの家?」って聞いたら、「違うよ、友達の家」だって。

  • オヤジ「写真勉強してるの?」<br />ワタシ「勉強してない。単なる趣味」<br /><br />オヤジ「この通り、汐止で一番古い通りなんだ。100年くらい歴史があるんだよ」<br />ワタシ「へー。この家特に古いでしょ?」<br />オヤジ「そうだね、100年くらいの歴史があるかも」<br />ワタシ「日本統治時代くらい?」<br />オヤジ「そう」

    オヤジ「写真勉強してるの?」
    ワタシ「勉強してない。単なる趣味」

    オヤジ「この通り、汐止で一番古い通りなんだ。100年くらい歴史があるんだよ」
    ワタシ「へー。この家特に古いでしょ?」
    オヤジ「そうだね、100年くらいの歴史があるかも」
    ワタシ「日本統治時代くらい?」
    オヤジ「そう」

  • ワタシ「中見学させてもらってもいいですか?」<br />オヤジ「いいよー」<br />ワタシ「ありがとうございまーす」

    ワタシ「中見学させてもらってもいいですか?」
    オヤジ「いいよー」
    ワタシ「ありがとうございまーす」

  • 建物の中は、住民の方が食事中だったので写真不可でした。

    建物の中は、住民の方が食事中だったので写真不可でした。

  • せっかくなので、中正街だけでなく、その周辺の通りを歩いてみることにしました。すると、灯篭を発見。<br /><br />汐止公学校同窓会と書かれています。公学校って、日本統治時代にあった学校の名前っぽいですが…

    せっかくなので、中正街だけでなく、その周辺の通りを歩いてみることにしました。すると、灯篭を発見。

    汐止公学校同窓会と書かれています。公学校って、日本統治時代にあった学校の名前っぽいですが…

  • ここにも灯篭。<br /><br />…ってことは日本統治時代にはきっとここに神社があったはず、と推測。

    ここにも灯篭。

    …ってことは日本統治時代にはきっとここに神社があったはず、と推測。

  • 現在は忠順廟と呼ばれています。

    現在は忠順廟と呼ばれています。

  • 灯篭はたっているものの、建物は神社っぽさゼロです。

    灯篭はたっているものの、建物は神社っぽさゼロです。

  • でも狛犬もいるし…

    でも狛犬もいるし…

  • 昭和12年10月と書かれているし…

    昭和12年10月と書かれているし…

  • さらにこのベンチが怪しい!!!<br /><br />鳥居っぽい。なんか鳥居っぽい。穴も開いているし、鳥居だったんじゃないかと勝手に推測。<br /><br />で、今調べてみたら…やはり以前ここには神社があったそうです。<br /><br />清の時代、蘇家の住宅でしたが、その後、日本の能久親王の遺跡所となり、右側に神社が建設されました。神社は第二次世界大戦後に取り壊され、蘇家邸は忠順廟に建て替えられました。(参考:http://zhongshun.tw/01_01.html)

    さらにこのベンチが怪しい!!!

    鳥居っぽい。なんか鳥居っぽい。穴も開いているし、鳥居だったんじゃないかと勝手に推測。

    で、今調べてみたら…やはり以前ここには神社があったそうです。

    清の時代、蘇家の住宅でしたが、その後、日本の能久親王の遺跡所となり、右側に神社が建設されました。神社は第二次世界大戦後に取り壊され、蘇家邸は忠順廟に建て替えられました。(参考:http://zhongshun.tw/01_01.html

  • 再び中正街へ。<br /><br />12時過ぎて、市場もだんだんと人が減ってきました。店じまいしているお店も多かったです。

    再び中正街へ。

    12時過ぎて、市場もだんだんと人が減ってきました。店じまいしているお店も多かったです。

  • お腹が空いたので、最初に目を付けていたこのお店へ。行きに通りかかった時はものすごく人が並んでいたのですが、お昼すぎると少し人が減っていました。それでも何名か並んでいました。<br /><br />○ 海龍王魷魚ゲン

    お腹が空いたので、最初に目を付けていたこのお店へ。行きに通りかかった時はものすごく人が並んでいたのですが、お昼すぎると少し人が減っていました。それでも何名か並んでいました。

    ○ 海龍王魷魚ゲン

  • メニューはいたってシンプル。名物は生魷魚ゲンらしい。

    メニューはいたってシンプル。名物は生魷魚ゲンらしい。

  • 生魷魚ゲン頼みました。<br /><br />イカが柔らかくて、おいしいです。

    生魷魚ゲン頼みました。

    イカが柔らかくて、おいしいです。

  • そして乾麺も。<br /><br />あわせて85元。

    そして乾麺も。

    あわせて85元。

  • お腹いっぱいになって、汐止駅まで戻ってきました。<br /><br />汐止散歩終了♪次は基隆に向かいまーす。

    お腹いっぱいになって、汐止駅まで戻ってきました。

    汐止散歩終了♪次は基隆に向かいまーす。

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