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マレにはたくさんの古いお屋敷がありますが、この中でパリ市歴史図書館として使用されているのがラモワニョン館。<br />専門的な公共図書館で、パリとイル・ド・フランスの歴史に関する書物を所蔵しています。<br /><br />ここは昔、ある貴族の館でした。<br />住所:24 rue Pavee 75004 Paris<br />最寄りメトロ:サン・ポール(Saint-Paul) <br /><br /><br />

ルイ16世の弁護人を引き受けた正義漢ゆかりのラモワニョン館とマルゼルブ通り

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2013/12/29 - 2014/01/05

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2

15

konomi

konomiさん

マレにはたくさんの古いお屋敷がありますが、この中でパリ市歴史図書館として使用されているのがラモワニョン館。
専門的な公共図書館で、パリとイル・ド・フランスの歴史に関する書物を所蔵しています。

ここは昔、ある貴族の館でした。
住所:24 rue Pavee 75004 Paris
最寄りメトロ:サン・ポール(Saint-Paul)


旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ショッピング
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • パリのマレ地区、フランブルジョワ通りにあるカルナヴァレ博物館 <br /><br />ここはマリ・アントワネットの遺品を所蔵することでも有名ですが、この向かいにあるのがラモワニョン館です。

    パリのマレ地区、フランブルジョワ通りにあるカルナヴァレ博物館 

    ここはマリ・アントワネットの遺品を所蔵することでも有名ですが、この向かいにあるのがラモワニョン館です。

  • ラモワニョン館<br />現在はパリ市歴史図書館 (Bibliotheque historique de la Ville de Paris)として使用されています。<br />専門的な公共図書館で、パリとイル・ド・フランスの歴史に関する書物を所蔵しています。

    ラモワニョン館
    現在はパリ市歴史図書館 (Bibliotheque historique de la Ville de Paris)として使用されています。
    専門的な公共図書館で、パリとイル・ド・フランスの歴史に関する書物を所蔵しています。

  • この館はルイ16世の弁護人を引き受けた クレチアン-ギヨーム・ラモワニョン・ド・マルゼルブが生まれた館です。<br /><br />http://en.wikipedia.org/wiki/Guillaume-Chr%C3%A9tien_de_Lamoignon_de_Malesherbes<br /><br />革命政府によってルイ16世が裁判にかけられると知ったマルゼルブは、すでに引退した身にもよらず、王の弁護を申し出ます。<br /><br />これは自殺にも近い危険な行為でした。

    この館はルイ16世の弁護人を引き受けた クレチアン-ギヨーム・ラモワニョン・ド・マルゼルブが生まれた館です。

    http://en.wikipedia.org/wiki/Guillaume-Chr%C3%A9tien_de_Lamoignon_de_Malesherbes

    革命政府によってルイ16世が裁判にかけられると知ったマルゼルブは、すでに引退した身にもよらず、王の弁護を申し出ます。

    これは自殺にも近い危険な行為でした。

  • 革命当時、多くの貴族が現在のコンコルド広場でギロチンで処刑されました。<br /><br />

    革命当時、多くの貴族が現在のコンコルド広場でギロチンで処刑されました。

  • オルレアン公など、王の親戚であるにも関わらず、身を守るために王の処刑に投票するような人が出る中で、ルイ16世の弁護をすることがいかに困難で危険だったかがわかります。

    オルレアン公など、王の親戚であるにも関わらず、身を守るために王の処刑に投票するような人が出る中で、ルイ16世の弁護をすることがいかに困難で危険だったかがわかります。

  • どちらかというと、マルゼルブは市民に対する思いやりを持つ貴族・・・というイメージです。<br />

    どちらかというと、マルゼルブは市民に対する思いやりを持つ貴族・・・というイメージです。

  • 租税局長時代には、市民の困窮を見かねて王宮の贅沢をいさめ、ルイ15世に疎まれたというエピソードもあります。<br /><br />多分、ルイ16世の弁護人を引き受けなかったら、無事に革命を生き延びることができたのではないかと思います。

    租税局長時代には、市民の困窮を見かねて王宮の贅沢をいさめ、ルイ15世に疎まれたというエピソードもあります。

    多分、ルイ16世の弁護人を引き受けなかったら、無事に革命を生き延びることができたのではないかと思います。

  • 逃げることもできたのに、マルゼルブは進んで王の弁護を申し出ました。<br /><br />王をよく知る自分こそが弁護をするべきだとの強い思いがあったようです。

    逃げることもできたのに、マルゼルブは進んで王の弁護を申し出ました。

    王をよく知る自分こそが弁護をするべきだとの強い思いがあったようです。

  • 結局 ルイ16世はわずか1票の差で死刑が決定。<br /><br />マルゼルブもまた娘、彼の義理の息子M.Rosanboと彼の孫とともにと逮捕され、Port-Libre刑務所に幽閉されます

    結局 ルイ16世はわずか1票の差で死刑が決定。

    マルゼルブもまた娘、彼の義理の息子M.Rosanboと彼の孫とともにと逮捕され、Port-Libre刑務所に幽閉されます

  • 革命後の混乱と恐怖政治は革命の主役たる市民にとっても重圧でした。<br /><br />王の弁護を引き受けた正義感マルゼルブに市民が思いを寄せ、同調することは革命政府にとって致命的になりかねませんでした。

    革命後の混乱と恐怖政治は革命の主役たる市民にとっても重圧でした。

    王の弁護を引き受けた正義感マルゼルブに市民が思いを寄せ、同調することは革命政府にとって致命的になりかねませんでした。

  • 歴史図書館入口<br /><br />それにしても娘とその婿、罪のない孫まで逮捕されたというのは、おかしな話です。<br /><br /><br />

    歴史図書館入口

    それにしても娘とその婿、罪のない孫まで逮捕されたというのは、おかしな話です。


  • 1794年4月23日に、マルゼルブは目の前で娘夫婦と最愛の孫の処刑を見届けた後、自身もギロチンの露と消えました。<br /><br />

    1794年4月23日に、マルゼルブは目の前で娘夫婦と最愛の孫の処刑を見届けた後、自身もギロチンの露と消えました。

  • マルゼルブの高潔な人柄と、市民に対する思いやりを忘れない人は多く、死後、かなりたって彼の名前を冠した通りができました。

    マルゼルブの高潔な人柄と、市民に対する思いやりを忘れない人は多く、死後、かなりたって彼の名前を冠した通りができました。

  • マルゼルブ通り<br /><br />マルゼルブの名を冠した大通りです。<br />処刑当日、ここを通ったのでしょうか。<br /><br />この通りを南東に進み、当時はなかったマドレーヌ寺院あたりで右折すると・・・

    マルゼルブ通り

    マルゼルブの名を冠した大通りです。
    処刑当日、ここを通ったのでしょうか。

    この通りを南東に進み、当時はなかったマドレーヌ寺院あたりで右折すると・・・

  • マルゼルブや多くの貴族が処刑されたコンコルド広場が見えます。<br /><br />多くの人が、マルゼルブを護送する車の後を、彼を悼んでついて行ったそうです。

    マルゼルブや多くの貴族が処刑されたコンコルド広場が見えます。

    多くの人が、マルゼルブを護送する車の後を、彼を悼んでついて行ったそうです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • duc teruさん 2015/09/30 09:56:51
    ご訪問ご投票ありがとうございました
    konomiさん

    お久しぶりです、しばらく4トラと離れておりました。

    アラブ世界研究所と、この弁護人のお話し、厳粛な歴史の断片をのぞかせていただきに胸を撃たれました。現場で歴史を振り返る、大事なことですね、学ばせていただきました。またお邪魔します。

    duc teru


    konomi

    konomiさん からの返信 2015/09/30 19:44:54
    RE: ご訪問ご投票ありがとうございました
    > konomiさん
    >
    > お久しぶりです、しばらく4トラと離れておりました。
    >
    > アラブ世界研究所と、この弁護人のお話し、厳粛な歴史の断片をのぞかせていただきに胸を撃たれました。現場で歴史を振り返る、大事なことですね、学ばせていただきました。またお邪魔します。
    >
    > duc teru
    >
    >
    duc teruさん こんばんわ
    西地中海のクルーズ ゆったりと素敵ですね。
    おいしい食事と豪華な船、それにローマ世界を回れるぜいたくさ。

    まさに大人の旅ですね。

    最近アラブ世界は何かと物騒な話題ばかりなのですけど、落ち着いたらまた行ってみたいと思っています。
    さて、いつになることやら・・・・。

    行った先々で、知った歴史の断片は、その旅をより思い出深くしてくれますよね。

    duc teruさんも、またローマ世界を楽しんでください。

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