中欧クリスマス１１（プラハ６）

2012/12/10 - 2012/12/12

これは、２０１２年１２月に訪れたプラハの旅行記のおまけ編です。
本編は５回に亘って時事に沿って書いて来ましたが、プラハを離れるところまで書いて、
ふと訪れた場所が足りないことに気付きました。たまたまコンパクトデジカメしか
持って出なかった時に、足を伸ばして散策したので、本編と重複しない場所の写真が結構ありました。
よって、本編の補足として今回を掲載します。

その場所は、ナ・プシーコピィエ通りから市民会館を経て、パラディウムというショッピングセンターを歩いた途上です。
そして、おまけのおまけに、ヴァーツラフ広場から中央郵便局付近の朝の様子を付け足します。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

ナ・プシーコピィエ通りです。１４世紀にカレル４世によって、旧市街の外に新市街が建設されました。この通りが新旧の境になります。
新市街の建物が名前の割りに年代物だと思ったら、１４世紀の建物があるんですね。
大抵の都市がそうですが、大きな通りのこうした照明やクリスマスイルミネーションはそれぞれ通りごとに違いますから、覚えておくと迷子予防にいいですよ。

ナ プシーコペ通り 散歩・街歩き

ナ・プシーコピィエ通りです。古い建物の間に、現代的な建物も散見されます。
旧市街と違い、規制が緩いんですね。カジノがいっぱいあるし。
この通りには、モーゼルというガラス工房の店があります。世界的に有名なボヘミアングラスを作っていることで知られています。
また、ボヘミア・チケット・インターナショナルがあり、コンサートチケットの他、プラハ独特のブラックライトシアターのチケットも扱っています。
これは、蛍光塗料を塗った役者や、黒子が動かす道具にブラックライトを当て、浮かび上がる舞台だそうで、あちこちにある専用劇場で毎日上演されています。
他に、マリオネットの劇場もあるそうです。

ナ・プシーコピィエ通りの終わりが火薬塔で、その隣が市民会館です。
そのお向かいにあるのがヒベルニア劇場で、ミュージカルなどを上演しています。
現在時刻２１時３０分。さすがに繁華街、まだまだ人通りは結構あります。

市民会館です。残念ながら正面玄関の２階部分は修復中です。これは２０１２年の画像なので、現在は完了していると思います。

市民会館 建造物

正面玄関のガラス製のひさしを内側から写しました。
アールヌーボー調のステンドグラスが綺麗です。

市民会館の中に入ってみました。ドアを開けるとホールがあります。

ホールで振り返って、正面玄関の上部を見上げました。
どの造りも優美なアールヌーボーです。
足元のタイルもおもしろいモザイクタイルでした。

市民会館に併設されているカフェまたはレストランです。あまりに敷居が高いので、覗きもせずに退散しました。
後で調べてみると、やはり庶民は相手にしてくれない店のようです。店内にミュシャの絵があり、それを見たいがために客として入っても随分と冷遇されるとか。入らなくてよかった。

正面奥の階段。さすがにここから先は進めなくて、写真を撮って逃げ出しました。
ここは、「プラハの春国際音楽祭」のオープニングをやるスメタナホールのあるところ。入れるところではありません。
昼間内部の見学ツアーに参加できたなら、市長の間のミュシャの絵を見ることができるはずです。

今やっている演目のポスターでしょうか。壁の装飾がすてきです。

市民会館の隣にあるホテル・キングスコートです。なかなか大きくて立派なホテルです。
おそらく音楽祭の際にここを定宿にしている方たちがたくさんおられることでしょう。
外にクリスマスマーケットではないけれど、屋外レストランがありました。

ホテル キングス コート ホテル

ショッピングセンターのパラディウムです。
建物自体は由緒あるお役所でしたが、改装されて店舗１７０、レストラン３０のショッピングセンターになりました。
窓がアドベントカレンダーになっています。クリスマスまでの日にちが書いてあり、一日ずつ数字が減って行きます。
既に飾りが描かれている窓は、過ぎてしまった日付のあった窓です。

パラディウム ショッピングセンター

パラディウムの中です。周辺の雰囲気とはまったく違う現代のショッピングセンターです。
店は２２時まで地下２階のスーパーは２３時までとガイドブックにはあったけれど、どちらも２２時で閉店しそうでした。
この写真は２１：４３ですが、既に片付け始めていて、買い物もせずに帰りました。スーパーだけはやっていたのかな？

パラディウムの地下の通路には、なぜかチーズの販売コーナーが。買ってみればよかったなあ。

ナ・プシーコピィエ通りの「モーゼル」です。ガラス工芸の店です。見るだけでも目の保養になりますよ。
２２時を過ぎると、遅くまで開いていたこの辺のクリスマスマーケットも閉店していました。
この通りも暗くなって人通りも急に少なくなりました。夜の散歩は
２２時前までにしましょう。

さて、おまけのおまけです。
プラハを発つ日の朝、カレル橋の撮影が終わり、まだチェコから絵葉書を出していないことに気づいたので、絵葉書を売っていると聞いた本屋さんに行くことにしました。
ヴァーツラフ広場を横断するトラムです。なんとも楽しそうなラッピングです。
ショッピングセンターなんですね。どこにあるんだろう。

ヴァーツラフ広場 広場・公園

ヴァーツラフ広場の半分まで来ました。なんとマークス＆スペンサーがありました。緑の屋根の建物です。これ全部なのかしら？
手前の古い路面電車を使ったカフェの屋根の上に「ｉｌｌｙ」の赤い看板が見えます。これは、スーパーです。
ＥＵ圏のあちこちで見かけます。

黄色いホルンの旗がたくさん下がっているのが中央郵便局です。トラムの走る道沿いにあります。
本屋では切手が手に入らなかったので、とうとう郵便局に来ました。

中央郵便局 散歩・街歩き

ずっと、どんよりして昼間でも夕暮れみたいだったのに、最後になって青空が見えました。やはり晴れていると一段と綺麗ですね。
冬のヨーロッパはどんよりが定番ですが、何日かは晴れて欲しいものです。

その願いが聞き届けられたのか、この次に訪れるチェスキークルムロフが最高の天気でした。
世界でも有数の美しい町で知られるチェスキーが、一番良い天気だ
なんて。
当然、旅行記も何回分になるか。次回をお楽しみに。