2013/09/16 - 2013/09/16
998位(同エリア4269件中)
susuさん
ここ数年はアジアばかり旅行していたので今度はヨーロッパに行きたくなりました。これまでヨーロッパにはツアーでしか行ったことがなく、個人旅行は初めてです。
いろいろ検討した結果、ブダペストINウィーンOUTの航空券を購入して周辺の数カ国を周遊することにしました。訪問する国・都市を増やしたり減らしたりしつつ各都市の滞在日数に頭を悩ませたり、各都市間の移動手段についても試行錯誤を繰り返しながら、以下のような日程ができあがりました。
9/12(木)成田→ドーハへ
9/13(金)ドーハ→ブダペスト
9/14(土)ブダペスト
9/15(日)ブダペスト→プラハへ
9/16(月)プラハ
9/17(火)プラハ→ブラチスラバ→ウィーン
9/18(水)ウィーン
9/19(木)ウィーン
9/20(金)ウィーン→ドーハ
9/21(土)ドーハ→成田
成田→ブダペスト、ウィーン→成田の航空券…123,700円
ブダペスト→プラハの寝台列車(クシェット6人部屋)…29EUR(3,880円)
MAV(ハンガリー国鉄)http://elvira.mav-start.hu/elvira.dll/xslvzs/index?language=2&ed=51E7EA5A
プラハ→ブラチスラバのバス…12EUR(1,582円)
czech transport.com(チェコのバス・鉄道)http://czech-transport.com/transport-service
ブラチスラバ→ウィーンのバス…7.87EUR(1,057円)
SLOVAK LINES(スロバキアのバス)http://online.slovaklines.sk/
ユーロラインズの存在、クシェットという用語、国際列車の切符のインターネットでの購入方法などなど、何もかもが初めて知ることばかりでした。あとオープンジョーの航空券を利用するのも初めて。
7泊分のホテルも全て予約して(ブダペスト②、列車泊①、プラハ①、ウィーン③)出かけました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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定刻にプラハ本駅に到着。8時間くらいぐっすり寝たので元気一杯です。寝台は結局朝まで暑かったですが、外に出るとさすがにひんやりしています。しかし暑さの余韻が残っていて暫くは上着なしで過ごしました。
ふと車両を振り返ったら、最後尾だったはずのクシェットが最後尾じゃなくなっていました。いつの間にか後ろに車両が接続されています。 -
プラハ本駅の中に地下鉄の駅があるので外に出る必要はありませんでしたが、一応外に出て写真を撮ってみました。プラハ本駅には3Fにアールヌーボー風のカフェがあると聞いていましたが、外から見た感じそもそも3Fがあるようには見えないな。古い方の駅舎とこの新しいターミナルがどこかでくっ付いているようです。
駅中のベンチに座り、ブダペストのスーパーで購入したチョコ入りのクロワッサンと水で簡単な朝食を済ませました。
寝台列車はグレードによっては朝食が付くようですが、最安の寝台であるクシェット6人部屋には一切何も付きません。偶然に驚きましたが、寝台で出る朝食はこの時私が食べたものと全く同じチョコクロワッサンのようです。 -
両替所でチェココルナ(Kc)を手に入れ、券売機で交通機関1日乗り放題券を購入しました。110Kc(約550円)。券売機はコインしか使えません。切符は使う前に打刻機に差し込んで日付けを打ち込みます。
ブダペストの地下鉄では検札が毎回必ずありましたが、プラハでは1回だけでした。しかも乗る時ではなく降りた時、ホームから上がるエスカレーターの手前で。制服らしきものを着た男性が何やらバッジのようなものを差し出してくるので一瞬これを受け取れと言いたいのかと思いましたがそうではなく、検札員の証を見せているのでした。他の乗客(地元民?)には目もくれず、どう見ても外国人の私が真っ先にチェックされました。 -
プラハの地下鉄車両のデザインは全路線共通のようでした。
乗る時も降りる時も、ドアのスイッチに触れないとドアは開きません。 -
車両はブダペストよりかなり近代的ですが、ほぼ全ての窓ガラスに落書きがあるので治安が悪そうに見えます。これが割れ窓理論という奴か。
ブダペストの地下鉄くらいボロいと落書きがあってもあまり気にならないんですけどね。実際あったかどうか覚えていませんし。
スリが多いと噂のプラハ地下鉄ですが、私は遭遇しませんでした。 -
ホテルの最寄り、地下鉄B線クジジーコヴァ(krizikova)駅。
ホテルは駅を出て右に廻り込んだ所、写真でいうと左正面の道の奥。赤い縦長の垂れ幕が見えています。ホテルチャールズセントラル。 -
エントランスに近付いたら自動で両開きのドアが外側に開きました。走って入ろうとしたらドアに激突するかも。
チェックインは14時からですが、追加料金を払ってアーリーチェックイン出来ないか聞いてみたら満室なので無理との返事。天気が良くて暑かった昨日と暑苦しかった寝台列車を経て全身ベタベタになっていたのでがっくり。
荷物を預かって貰って早朝から観光に出かけました。 -
地下鉄に乗ってムーステク(Mustek)駅でA線に乗り換え、プラハ城の最寄り駅のマロストランスカー(Malostranska)駅で下車。
プラハ中央駅で少額しか両替しなかったので手持ちのチェココルナが殆どなく、両替しないとプラハ城にも入場出来ない状態でした。マロストランスカー駅には両替所がありましたがまだ閉まってる。シャッターに書かれている営業時間によるとあと10分くらいで開店するようでしたが、まあ他にもあるかなと思い待たずにプラハ城に向かうことに。このせいで後々苦労することになります。
というかプラハ城はどっちにあるんだろう。太陽の位置から方角を推測してなんとなく歩き出すと、プラハ城の一部らしき尖塔が少し見えました。写真の中央。 -
そっちに行けそうな道を選んでずんずん進みます。この分岐は右。
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素敵な路地ですね。
でもこういう道は当て所なく散策している時に通る道であって、超メジャーな観光地に最寄駅から向かっている途中に通るような道ではないような気がする。道合ってるのかな。
駅の時点でなんとなく気付いていましたが、マロストランスカー駅は最寄りとはいえプラハ城とあんまり近くありません。公共の交通機関で行くならトラムがお勧めです。トラムの停留所からなら近いし坂もありません。 -
イチオシ
前方の階段を発見した時からずっと、「あの長い階段だけは上りたくないなあ」と思いながらこの道を歩いていましたが、近付けば近付く程どうも回避できなさそう。プラハ城は高い所にあるんだもんな…。
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はー疲れた。階段の途中から撮影。随分高い所まで来ました。
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上りきった所は広場のようになっており、右手には衛兵が守っている何かが。何だろうこれは。大統領官邸か何か?
衛兵に止められるかもしれないと思いながら恐る恐る門をくぐりましたが、ふとこれは撮影しておくべき建物なのかもしれないと思ってまた広場まで戻り、フレームに収まるよう充分に距離をとってから写真を撮影してまた門をくぐりました。衛兵はもちろん微動だにしませんが、なんだこいつと思われてそう。
建物の向こうにちらっと見えている尖塔は聖ヴィート大聖堂…?
周囲に人っ子一人いないので全くノーマークで通り過ぎる所でしたが、やはりここがプラハ城で間違いないようだ。唯一近くにいる人物である衛兵さんに尋ねて確認したいくらいですが、こういう所の衛兵ってやっぱり、私がここで大暴れでもしない限り無視なのかな。 -
中庭の隅にチケットオフィスらしきドアがありましたが、周囲を見渡してもチケットをチェックするゲートなどは見当たりませんでした。
別の門から出てトラムの乗り場辺りまで歩いてみるも、両替所などありそうもない。
とりあえずチケットをチェックするゲートがあるならその手前まで行ってみようと思い、お城に引き返しました。 -
と、入ってすぐに聖ヴィート大聖堂。プラハ城のメインとも言うべき建物だと思いますが、これがゲートの手前で見られてしまうのか…?
現在時刻は8時20分。遠くまで見渡しても片手で数えられる程度の観光客しかいません。プラハ城は空いている早朝に行くのがお勧めとは聞いていましたが、人がいなすぎるとどうも立入禁止の場所にいるようで落ち着かない…と感じるのは私がチケットを買っていないからか。 -
聖ヴィート大聖堂の斜向かいの辺りに郵便局を発見。プラハ城内の郵便局やポストから手紙を出すと、特製の消印を押してくれるんですよね。
切手(21Kc≒105円)とポストカードを購入して写真左のベンチに座って書き、また窓口に持って行きました。上着を着ていないので、じっとベンチに座っていたらかなり寒くなってきました。後でホテルに取りに行かねば…。
旅行した全ての国からハガキを出している私ですが、チェコの切手はこれまで見たことのない特徴的な物でした。なんと切手に額面が書いてありません。額面の代わりに書いてあるのは「Z」。それ以外はまあ普通なのかな…あとは他の国の切手と同じように現地語で国名が書いてあります。法則がよく分かりませんがまあ「Z」が「21Kc」という額面を表しているんでしょうね。 -
大きな教会ですね~。正面の2本の塔は82m、真ん中の鐘楼は99m、奥行きは124mだそうです。この角度からだと鐘楼の方が17mも大きいようにはとても見えないな。
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聖ヴィート大聖堂の背後は広場になっており、正面奥に見えるのは聖イジー教会。プラハ城内にある最古の建物だそう。
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その脇を抜けて坂を下ります。
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おもちゃ博物館の入口を通り過ぎ、奥の門をくぐると…
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プラハの街が見渡せる高台に出ました。
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素晴らしい景色が眼前に広がります。
プラハの殆どの建物は屋根が同じ色なので、景色の統一感が凄いですね。 -
右の山の上にペトシーン公園の展望タワーが見えます。プラハに来たら絶対行こうと思っていた場所です。
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カレル橋も見えた。
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さっき出てきた裏門(?)にも衛兵がいます。
また同じ道を引き返しました。往路では見つけられなかった黄金小路の路地を発見しましたが、入口にゲートがあったので退散。
どうやらプラハ城内には無料で入れるようですが、要所要所を見学しようと思うとその都度料金が必要になるシステムのようです。ガイドブックで紹介されているショートチケット250Kc(約1,300円)、ロングチケット350Kc(約1,800円)というのはそれぞれ何箇所かの見どころをお得に廻れるチケットなんですね。 -
聖ヴィート大聖堂の前まで戻ると、ツアーらしき観光客の団体がちらほら。だんだん人が増えてくる時間帯のようです。
チケット無しで聖ヴィート大聖堂の中にも入れました。教会内にゲートがあって、そこから奥に行く場合は有料のようです。
天井が高い。外から見た通り、大きな教会ですね~。 -
大聖堂の中はステンドグラスがとにかく凄い。質・量ともに半端ないです。
これは聖ヴィート大聖堂の名物、ミュシャのステンドグラス。有料エリアに入らなくても4分の3くらいは見えます。この写真に写っている分+もう1列くらいは。
全体図も見たかったので後でポストカードを買いました。 -
プラハ城は無料エリアのみの見学とはいえなかなか満足できたので帰ります。
トラムの乗り場に近い門に向かって歩いていくと、正面から観光客が続々と入って来るところでした。この時出口に向かっていたのは間違いなく私だけでしたが、人込みを縫うようにしてなんとか外に出ました。
現在の時刻は9時20分。混雑に一切巻き込まれずにプラハ城を廻りたいなら9時までに観光を終わらせるといいかもしれません。それぞれの建物の中にはまだ入れないかもしれませんが。 -
プラハ城前の停留所から、なんとなく市内に行きそうだと思ったトラムに乗ったら思った方向と逆に曲がられてしまい、市内どころか住宅すらない山道に迷い込んでしまいました。山を登り切り、この先は下りになりそうだったのでその前に下車。プラハの地理はさっぱり分かりませんが山を一つ越えたら市内から出てしまう恐れがありそう…。
地球の歩き方の地図を見て、どこでもいいから地下鉄駅周辺を通る番号のトラムを探す。あ、あのトラムだ!降りだした雨の中を走りました。 -
レトロな雰囲気のトラムの車内。席の配置は1人客向けで好みのタイプですが、椅子が駅のベンチのようなプラスチックなのでトラムが曲がったり停まったりするたびにツルツル滑ってずり落ちそうになるんだよな。こういう摩擦の弱い椅子は乗り物に向いてない。
この後なんとかどこかの地下鉄駅に辿り着き、一旦ホテルに戻って上着とストールを完全装備し、向かいの銀行で両替してから再度観光に出かけました。チェックインできる14時まではまだまだあるぜ。 -
地下鉄に乗って、ヴルタヴァ川(モルダウ川)の近くのA線スタロムニェスツカー(Staromestska)駅で下車。
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ヴルタヴァ川を目指して雨の中を歩きます。
駅から一番近いのはマーネスーフ橋。カレル橋の一本北にある橋です。 -
その向こうにプラハ城が見えました。
おお、遠くから見ると聖ヴィート大聖堂の2本の塔と鐘楼の高さの差は歴然ですね。 -
橋を渡った後は左に折れてカレル橋の方向へ。
途中にはレストランがちらほら。朝食が小さなパン1つだったのでお腹が空きました。空腹を満たすだけならいくらでもお店はありますが、現地の名物料理が食べたい上に滞在時間が短いため食事できる回数が限られている私は慎重にお店を見極めなければいけません。チェコで食べたい料理はもう決まっています。
店先のメニューと料理写真をじっくり見て、こちらのVOJANUV DVURというレストランに入りました。 -
ガーデンレストランですがひどい雨なので、外の席はびしょびしょで誰もいません。私が入店したのは早めの昼時といった時間帯でしたが、後から来る客はみんな店内に入っていきました。私は全く混んでいないけど客がゼロという訳ではないという感じのテラス席を選んで座りました。よく考えたら喫煙席なんですが、周囲に客がいないので全く快適でした。
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イチオシ
私が注文したのはこちら。ローストポーク、クネドリーキ、ザワークラウトのセット。チェコ語でヴェプショ・クネドロ・ゼロですが、こちらのお店ではクラシカルチェコプレートとかそういう料理名だったと思います。それとスプライト。
これ1皿で300Kc(約1,500円)近くするだけあって、ガイドブックの写真などから想像していた物よりもてんこ盛りで豪華な内容でした。お皿も電子レンジのターンテーブルかという大きさ。ローストポークは歯応えのあるハムのようなものと、とろとろに煮込まれている柔らかいものの2種類。さらにソーセージまで乗っています。
クネドリーキも3種類。左のねっちりした食感のものは好みではありませんでしたが、小さく切ったパンを纏めたような真ん中と蒸しパンのようにふんわりした右は美味しかったです。
炒めた玉ねぎは牛丼の玉ねぎに似た味で、紫キャベツのザワークラウトは柴漬けに似た味でした。いや本当に。日本人の口に合うと思います。全体的に美味しかった! -
贅沢ついでに締めのホットカフェラテまで頂きました。あー美味しい…満足です。
全部で396Kc(約2,000円)でした。 -
イチオシ
カレル橋に向かって川沿いを歩いていると、なんと川岸に白鳥の群れが。こんな所に白鳥が!というのと、9月に白鳥が飛来してくるのか!というので二重の衝撃でした。
しかしチェコの寒さは想像していた程ではありませんでした。雨が降っているのもあってまあ寒いけど程良い寒さ、東京の11月くらいかな。ハンガリー1日目のゲッレールトの丘と比べれば全然です。
それにしても寒いのに日が長い(19時過ぎまで明るい)というのが凄く違和感でした。サマータイム中の欧州に来るのは初めてですし。 -
触れられそうなくらい近くに行っても全く動じません。自分も白鳥の一羽かというくらい群れに混ぜてくれます。
同じく混じっている鳩も全く逃げません。
海外に行くと現地の動物の人懐っこさ・警戒心のなさに驚くことがあります。人通りの多い階段や道端で寝ていたネパールの野良犬、レストランのレジの上で寝ていて撫で放題だったラオスの猫。人は自分に危害を加えたりしない、踏まずに避けてくれると信じて疑っていないように見えました。
そう考えると、日本人が一体何をしたというのか。 -
再びカレル橋に向かって歩いていたら人だかりを発見。カフカミュージアムだそうです。
庭の真ん中に小便小僧の成人男性版、しかも可動式という謎のオブジェがあり、観光客が周囲に集まって写真を撮りまくっていました。なんだこりゃ。
「変身」しか読んでいないので暗い印象でしたが、カフカって博物館にこんな銅像を置かれてしまうようなキャラクターなんでしょうか。でもカフカは「変身」を笑い話のつもりで書いたようなのでやっぱり結構変人だったのかもなあ。 -
上の写真を撮った位置に立って、銅像の前から観光客がはけるのを待っていたら何やら「カシュッカシュッ」という音が。見上げると、おじさんが左官道具を持って手際良く煙突を直していました。おお、凄い!見たところ業者ではなく住人っぽいし。
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カレル橋へ向かう道の途中にはギフトショップが並んでいます。チェコらしいマリオネットのお店や、チェコ名産のガーネットを扱っているお店もありました。
手前の緑色の建物に入っているお店でポストカードを2枚購入。一枚5Kc(約25円)、入口に書いてある通り確かにGOOD PRICEでした。お店の方も感じが良かったです。 -
カレル橋の袂に到着。
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ブルタヴァ川とは別に細い水路があり、その柵には南京錠がびっしり付けられていました。カップルが付けていくものらしく、それぞれ名前らしきものが書いてあります。色とりどりの南京錠ですが青いのはカレル橋の上で売っているのを見たな。
量が物凄いし南京錠一つ一つがずっしり重いので、いつか柵が倒壊しそうな気が。 -
階段を上って左手がカレル橋です。
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今通ってきた道を見下ろす。
トルドローの巨大な看板が印象的なレストランがありました。 -
カレル橋の西端。
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橋の上からプラハ城が綺麗に見えました。
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橋の上には色々な露店やパフォーマーが出ています。これは似顔絵描き。
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何か触ると幸せになる系のレリーフ。他にも何箇所かありました。
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日本人には馴染み深いフランシスコ・ザビエルの像。造形を知っていたので探すまでもなく見つけられました。
ザビエルを担ぐ人達の中に東洋人らしき人物がいるということで有名です。 -
あー本当だ!確かに中国人とか日本人とかモンゴル人辺りを足して割ったような容姿。
担いでいるメンバーをよく見ると、東洋人の他に中東系?や東南アジアか南アジアかどこかその辺りのような姿の人物も。
東洋人を発見した時はテンションが上がりましたが、この像を見ていたら作者はアンチキリスト教なんじゃないかと思えてきました。この像が表しているのはキリスト教の傲慢なのでは?ザビエルは有頂天でポーズをとっていますが、下で支えている人達(布教された側)はしんどそうだし全く笑ってないんですけど。裸の王様的な印象でした。 -
天気が良くないにもかかわらず、カレル橋の上は凄い人出です。
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東端のアーチをくぐって旧市街側へ。
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橋を渡り切ったら右へ。
プラハ城とカレル橋。
周辺にはこの景色を眺めながら食事が出来そうなレストランやカフェが並んでいました。 -
カレル橋の南にある橋の袂にあるのが国民劇場。チェコがオーストリア帝国の一部だった19世紀当時、ドイツ語の劇場しかなかったプラハにチェコ人の独立心とアイデンティティを籠めて造った「チェコ語によるチェコ人のための劇場」です。完成直後に火事で焼失してしまいますが、再び民衆から資金を集めてその2年後に再建したそうです。
こういうエピソードを知ったせいかこの建物が好きで、高い所に上るたびに探してしまいました。カレル橋からも勿論見えます。
この国民劇場の近くの停留所からトラムに乗り、目の前の橋を渡ります。 -
橋を渡った後にトラムが北(プラハ城方向)に曲がったら1つ目の停留所で下車。この橋を渡る3種類のトラムのうち2本は南に曲がってしまうので注意。北に行くのは何番のトラムだったかな…地球の歩き方の地図で確認して下さい。
その停留所の近くに、ペトシーン公園のケーブルカー乗り場があります。 -
上の写真の看板の示す方向に階段を上ると、そこは既に緑豊かな公園でゆるやかな上り坂が続いていました。途中でケーブルカーの線路を発見し、乗り場を探して暫く坂を上りましたが「坂を上るケーブルカー乗り場に行くためにこんなに坂を上るのはおかしい」と気が付いて周囲を捜索、坂のだいぶ下の方に乗り場を発見しました。階段を上ってすぐの分岐を右に曲がれば良かったようです。
このケーブルカーの何が魅力って、プラハ交通社が運営しているために交通機関乗り放題チケットで乗れる所です。乗り放題チケット無しで乗る場合は地下鉄やトラムの1回券と同じく24Kc(約120円)。乗り場に自販機もあります。 -
椅子は下が見える側にしか付いていません。行きは後ろ向きにぐんぐん上っていきます。
頂上だけでなく途中にも駅があり、帰りにうっかり降りてしまって慌ててまた乗り込みました。行きはそこで停まらなかったと思うけど。 -
頂上側の駅。運行は9:00~23:30だそうです。
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広い公園を抜けて展望タワーへ。
途中の芝生の上では、30人程の少年少女が思い思いの運動着を着て準備体操?をしていました。引率っぽい大人もいるしもしや体育の授業? -
タワー1Fの窓口でチケットを購入。展望台の入場料は105Kc(約530円)、エレベーターで上る場合は別途55Kc(約280円)でした。
展望台は窓が所々開いているという感じなので、周囲360度の景色を見ようと思ったら大半はガラス越しになります。しかも雨が降った後なのでガラスに水滴が…。階段にはガラスがないので、下りる時に階段を利用したら360度景色が眺められました。
窓の下の木の部分は子供のための踏み台のようです。 -
うわあー素晴らしい眺め!凄い遠くまで見えます。
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イチオシ
プラハ城も全体がよく見渡せます。
灰色の長い建物の手前に、今朝私が上った階段が見える!その後通った衛兵が守る門も…って、この写真を拡大したら中庭に整列している人達が見えました。ちょうど衛兵の交代式だったのかな?
写真右端には裏門から出た所にある高台も見えます。 -
左から延びているのが飢えの壁かな。カレル4世が公共事業として作らせ民衆の飢えを防いだ壁だそうです。カレル4世の時代ということは14世紀に作られた物のはずですが、ここから見る限りかなり小奇麗な壁だなあ…と思ったら、どうやらわりと最近に再整備したらしい。
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窓から見下ろすとこの高さ。低い位置にも展望台があるようです。
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これはテレビ塔ですね。真っ黒い赤ちゃんが壁を這っていることで有名です。なるほど、怖い…。
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赤い屋根の建物が並ぶ中、カレル橋の左の袂に一軒だけ青い屋根の建物があります。カレル橋の上からプラハ城を撮影すると写りこんでくる建物なので気になっていましたが、あれは一体何なんだろう?ますます景観を害する大きな看板も付いているし。
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国民劇場と、トラムで渡ってきた橋。
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カレル橋と…その向こうに見えるのは旧市街広場のティーン教会ですね。
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帰りは階段で下りました。
上ってくる人のために、所々に休憩用のベンチが設置されています。 -
ケーブルカーで山を下りた後、トラムに乗ってカレル橋辺りまで戻りました。
そこから歩いて旧市街広場を目指していたら、軽快に蹄を鳴らして馬車が通り過ぎて行きました。プラハの街には馬車が似合いますね。
としみじみしていたら、近くの歩道の車止めに自転車のタイヤが1つ、ワイヤーロックで留められていました。
……。
自転車のパーツがタイヤ以外全部盗まれてる!! -
旧市街広場に到着。正面にティーン教会がそびえ立っています。その左にはゴルツ・キンスキー宮殿。
手前にあるのはヤン・フス像。宗教改革の先駆者で、チェコ人が愛する郷土の英雄だそうです。 -
こちらは聖ミクラーシュ教会。
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手前の塔は旧市庁舎。天文時計で有名です。
この塔にも上りたかったんですが、混んでそうだし時間がないので諦めました。 -
正時になると動き出す天文時計。
時計の両脇にある人形がマリオネットの要領で操られて繊細な動きをします。凄い…!そしてこの写真では見切れていますが上の窓からは12使徒が次々に顔を出します。
動いている間は写真を撮らず、見ることに集中しました。とても良かった。 -
正時のちょっと前に撮影。物凄い人数が天文時計を見上げています。すぐに私もこの中に加わりました。
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あ、これは地球の歩き方に載っている要注意両替所だ。ここで何があったかは書かれていないのでどう良くないのか分かりませんが、先入観を持って見るとデカデカと書かれた手数料0%の文字が怪しく見えるなあ。
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旧市街広場にはオープンテラスのレストランやカフェが沢山あります。
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うお、何だこれは。旧市街の落ち着いた街並みから凄まじく浮いた着ぐるみが。
可愛いように見えて(?)、口の中に歯がびっしり生えている上に食い千切られたやたらリアルな腕が入っています。
夜に通りかかったらこの位置には別のパフォーマーがいました。後ろのタイマッサージ店?の宣伝なのかな?
ついでにガラスの向こうにはドクターフィッシュの水槽に足を突っ込んだ西洋人がいるんですが、夜も同じような人がいました。まさか人形じゃないよな。 -
旧市街広場から火薬塔に向かいます。
途中には土産物のお店がずらり。ガーネットのお店も何軒も。
ボヘミアングラスの爪やすりを探していましたが、気に入るデザインのものを見つけることが出来ませんでした。
ショーケース右側のぬいぐるみは「もぐらのクルテク」というチェコの人気アニメのキャラクターだそうです。
そういえばなぜかマトリョーシカ専門店のようなお店を何軒か見かけました。チェコってロシア人観光客が多いのかな…いやでもロシア人観光客は旅先でマトリョーシカを買わないだろう。謎です。 -
火薬塔。カレル橋の東端にある塔と似ていますね。
アーチをくぐって新市街へ。 -
火薬塔の隣には煌びやかな建物が。入口に開演時間のようなものが書かれたボードが置いてあったのでコンサートホールかなと思っていましたが、市民会館だそうです。
帰国してから知りましたが、なんとこの中には音楽に疎い私ですら名前を知っているスメタナホールがあるとのこと。チェコにあるってことすら知らんかった。
よし、そろそろシャワーを浴びないのも限界だ…。目の前にある地下鉄B線ナームニェスティーレプブリキ(Namesti Republiky)駅から地下鉄に乗ってホテルに向かいました。 -
待ちに待ったチェックインです。
私の部屋は4Fのツイン。朝食付きで一泊6,105円。税・手数料込みですがそれとは別に市税を徴収されます。ブダペストもそうでしたが。ウィーンはなかったな。
鍵が2本渡されたので何かと思ったら、廊下には2部屋分のルームナンバーが書かれたドアが並んでいて、鍵を開けて入るとその中にさらに2つのドアがありました。初めて見る構造です。防犯なのかな。
部屋は広めですが結構老朽化していて、左の窓を開けようとしたら窓枠ごと外れそうになりました。ドライヤーは備え付けられていませんがレセプションで頼めば貸してくれます。今回ホテルを決めるにあたって、ドライヤーの有無にこだわりました。荷物を減らしたかったので。 -
速攻シャワーを浴びて服を洗濯しました。あ〜〜さっぱりした。ホテルに着いたのと同じタイミングで強めに雨が降りだしたのもあって、洗濯物をドライヤーで乾かしながら歩き方を読んでのんびり過ごしました。
窓からは最寄りのクジジーコヴァ駅が見下ろせました。左の黄色い看板が今朝両替しに行った銀行です。 -
夜景を見るべく、暗くなり始めた頃に再び出掛けました。雨は止んだようです。地下鉄で火薬塔まで行って旧市街広場へ。
さっきは存在にすら気付きませんでしたが、旧市庁舎の前の石畳には白山の戦いの末に処刑された27人の反乱軍指揮者を追悼する十字架が並んでいます。
十字架は処刑された27人の首が置かれていた場所だとも言われているそうですが…普通に通行人が上を歩いていきます。私もさっき歩いてしまったかもしれん。 -
イチオシ
プラハ城のライトアップを見るためにブルタヴァ川沿いへ。
この写真は実際よりかなり明るく写っています。
思ったよりプラハ城のライトアップは光量少なめでした。でもそう感じるのはブダペストのライトアップと比較して見ているからなんだろうな。 -
実際の見え方はこのくらいです。
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ペトシーン公園の展望タワーもライトアップされていました。
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また旧市街広場に戻りました。すっかり日が暮れてライトアップが綺麗に見えます。
旧市庁舎と聖ミクラーシュ教会の間の辺りには食べ物の屋台が出ていました。 -
パフォーマーの姿がちらほら。
こちらのお兄さんは鷲(鷹?)を従えていて、観光客の腕に留まらせてくれるようです。 -
こちらは両端に棒の付いた紐の輪で大きなシャボン玉を作っています。
と、このあと急に旧市街広場に大勢の人が流れ込んできました。各パフォーマーの周辺にも人だかりが。
どうやら天文時計を見ていた人達が正時を過ぎて解散したようです。凄い…さっきまで人通りも疎らだったのに。これが本来の姿なんですね。 -
夕食をどうしようかな…と旧市街沿いのレストランの店先のメニューを見ながら歩いていると、レストランの客引きの女性に声をかけられました。日本語の挨拶をマスターしている女性でしたが、「ありがとう」を「おりがとう」と言っていました。
「日本のニュースを今日見たわ」と言うのでびっくり。日本の台風被害のニュースがチェコでも報道されるとは。
旧市街広場に面した建物の2Fにあるレストランでした。1Fも別のレストランです。昼食を奮発したので夕食は質素に済ませるつもりでしたが、声をかけてくれたのが有難かったのでここで食べることにしました。レストランを探すのも大変だし中に入るのも度胸が要るので客引きは有難い。自分が食べたい料理…郷土料理を出す店限定ですが。 -
メニューをじっくり読んで、伝統的チェコ料理の欄から何か分からないけどチキンの料理を注文しました。ポテトサラダが添えられているとのこと。それとファンタも注文。
ロシア人の客が多いのか、英語の他にロシア語のメニューもありました。
運ばれてきたのはなんと…ウィンナーシュニッツェル?これもグヤーシュやパラチンタと同じ、周辺一帯の国で共通の郷土料理だったんですね。
揚げたて熱々サクサクで肉は柔らかく、とても美味しかったです。添えられているポテトサラダも美味しい。日本の一般的なポテトサラダと違って、1cm弱の角切りにされたポテトサラダです。卵サラダのような食感。これを書くために調べていて初めて分かりましたが、これはロシア風サラダと呼ばれる料理のようです。チェコとロシアの関係って一体?
お会計は205Kc(約1,030円)。満腹です。 -
外に出るとまた雨が降っていました。
私が入ったレストランはこの2Fの部分。右に写っているのが客引きの女性です。内装がちゃんとした感じのレストランでしたが、店員さんのユニフォームがジーンズなので気楽に楽しめました。
帰り際に客引きの女性と少し会話をし、最後に「おりがとう」を訂正して別れました。
この時思いました。カタコトの「おりがとう」って「オブリガード(ポルトガル語)」に発音がそっくりだと。 -
また夕方と同じ駅からホテルに帰ります。
その前にここ共和国広場にあるスーパーBILLA(スロバキアとオーストリアにもありました)に寄って、残ったチェココルナを消費しました。
明日の朝には1日(24時間)乗車券が切れてしまうので、隣の駅の近くにあるバスターミナルまでは歩いていくつもりでしたが、丁度良くコルナが残ったので地下鉄で行くことにしました。 -
スーパーで買ったお菓子など。全部で124Kc(約620円)。
価格が手頃なので購入が楽しく、行った4カ国全てでスーパーに行ってお菓子を買いまくってしまいました。
明日は朝9時発のバスでブラチスラバに向かいます。この旅でほぼ唯一の、早起きが強いられる朝です。
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