2011/03/14 - 2011/03/16
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ふらっとさん
この旅行記のスケジュール
2011/03/16
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その1徳島編 http://4travel.jp/travelogue/10659064/
その2鳴門渦潮編http://4travel.jp/travelogue/10660501/
その3大塚国際美術館ルネサンス~バロック編http://4travel.jp/travelogue/10661689
その4渦の道編http://4travel.jp/travelogue/10910158
その5大塚国際美術館近代~現代編http://4travel.jp/travelogue/10913463
その6高松栗林公園編http://4travel.jp/travelogue/10913536
長らく続いたこの旅行記も7作目にてようやく完結です。
もう少しだけお付き合いくださいませ。
朝一番のフェリーこそ乗り遅れたものの、午前中の内に無事直島に到着。
港の赤かぼちゃも気になりますが、まず海の駅なおしまのコインロッカーに荷物を預け、すぐに町営バスに乗り込みます。
100円で終点まで行った後、ベネッセアートサイト直島の場内シャトルバス(無料!)で地中美術館に直行。
その後は屋外アート巡りの予定でしたが、3月だというのに小雪が舞い、海沿いなせいか風も強く、屋外に立ち止まって撮影する余裕はほとんどありませんでした。
道沿いにあるものは撮れましたが、できればもう少し近くまで行きたかったものもたくさんありました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
PR
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この頃4000枚限定で販売されていた「直島パスポート」を購入しました。
島内のアート施設を全部回るには少〜しだけお得。
ベネッセハウスの宿泊割引券付きです。ベネッセアートサイト直島 美術館・博物館
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まず見学するのは地中美術館。
ここは展示されている作品はもちろんのこと、建物自体も撮影禁止です。
という訳でこれはパンフレットの写真。
こちらにはモネの「睡蓮」のほか、現代アートの作家の作品があります。
私は、空間や光を利用したジェームズ・タレルの作品に魅せられました。
ガイドブックなどに写真は載っていますが、体験型なのでそれではなかなか良さが伝わらないかもしれません。地中美術館 美術館・博物館
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イチオシ
地中美術館を出て歩いていると、道案内をしている方に「この先に、シャトルバスだと素通りされてなかなか見てもらえない作品があるので、是非見てほしい。」と言われ、細い小道を行くこと数分。
人通りがなくちょっと不安に駆られたころにカラフルな作品が出現しました。 -
ただのゴミ箱ではありません。
この大きさ!
地元のおじいさんがいらして、「よく見えん…」と言いながらご親切に写真を撮ってくださいました。
私は旅先で自分自身の写真はめったに撮らないのですが、この写真はなかなかインパクトがあるのでプロフィールに重宝しています。 -
こちらは、三島喜美代「もうひとつの再生 2005-N」というれっきとしたアート作品です。
よく見ると、ゴミの中身はチラシなど紙ばかりで、文字が反転していたり内容が有り得なかったりとなかなか凝っています。 -
引き返して李禹煥(リ ウファン)美術館を見学。
知名度は今一つで、島の方にも謎の人扱いされていました。
線や点で構成された作品が多く、映像を使ったものもありました。
外観も面白かったけれど写真を取ってないところをみると…寒さに負けたようです。
遠くに見えるのは、ジェニファー・バートレット「黄色と黒のボート」
ベネッセハウスミュージアムの中の作品とつながっているらしいです。李禹煥美術館 美術館・博物館
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蔡國強「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」
宿泊者限定ですが、実際に入浴もできるそうです。
よーく見ると人がいるのがわかるかな?
先程ゴミ箱アートの写真を撮ってくださった方が座って海を眺めていました。 -
続いてベネッセハウスミュージアムを見学。
こちらは地中美術館から見たところ。
結構高低差があるので徒歩や自転車ではいい運動になります。
いろんなタイプの作品があって、一言では言い表せない感じです。
大きな石の作品に「上に寝そべってみてください」と書いてあるものがありましたが、寒さや恥ずかしさでチャレンジできず。ベネッセハウス(ミュージアム) 美術館・博物館
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再び屋外作品、ジョージ・リッキー「三枚の正方形」
風によって三枚の角度がそれぞれ変わるようです。 -
大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船尾と穴」
かなり気になる作品ですが、遠目に見つつ先へ進みます。 -
こちらも、大竹伸朗「シップヤード・ワークス 切断された船首」
知らなかったら打ち上げられた廃船かと思って通り過ぎるかもしれませんね。 -
ベネッセハウスのショップや宿泊等の辺りには、ニキ・ド・サン・ファールの作品群があります。
こちらのタイトルは「腰掛」
隣、空いてます。 -
「象」
ド派手な公園アニマルとして登録されるかもしれません。 -
「猫」
どっちを向いているんでしょう?
余裕の表情です。 -
「らくだ」
ふたこぶです。
今までの作品もですが、どうやら上部の穴に植木鉢が入れられるようです。
花や緑が加わるとまた雰囲気が変わりそうですね。 -
こちらは「会話」
今までの流れからいったら絶対「蛇」だと思ったけど、意表を突かれました。
ぺちゃくちゃと井戸端会議をしているようにも見えてきます。 -
これも同じ方の作品かと思っていましたが、カレル・アペル「かえると猫」
直島で初めて常設された現代アート作品だそうです。
上が猫ですよね。
じゃれているのか喧嘩しているのか? -
直島を象徴すると言っても過言ではない、草間彌生「南瓜」
ようやく会えました。
桟橋の先にポツンと佇んでいるようです。
実際は写真撮影にひっぱりだこで、なかなか順番の回ってこない人気者なのですが。 -
イチオシ
ようやく独り占めできました。
後ろに回ってみると、かなり波打ち際にあるのがわかります。
波しぶきの跡がかなりついていました。
実は黄色い南瓜は福岡市美術館にもあります。
そちらは周りの床や壁が茶色いタイルなので、南瓜は同じ(ちょっと違うかも?)でも随分と違う印象を受けました。 -
満足して引き揚げようとしたら、地元の方が「南瓜と一緒の写真がないんじゃない?」と撮ってくださいました。
「はい、手を出して」「こうですか?」「はい、チーズ!」でこの通り。
見事な腕前に感服いたしました。
微調整全くなしだったんですよ。 -
目の前には瀬戸内海の海。
だいぶ風が収まってきたようです。
行きはシャトルバスで行った道を、結局歩いて戻ってきました。
このあと町営バスで本村地区へ移動し、「家プロジェクト」を見学します。 -
こちらは家プロジェクトはいしゃ
作品名は大竹伸朗「舌上夢/ボッコン覗」
もとは歯医者さんだった家をリノベーションしたもの。
家の中に自由の女神が見えます。
家プロジェクトでは、地中美術館にも作品のあったジェームズ・タレルの「南寺」が気に入りました。
外観はお寺みたいな、周りに溶け込む建築というのも面白いです。家プロジェクト 美術館・博物館
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バスで宮浦地区に戻ってきました。
こちらは直島銭湯「Iラブ湯」(ラブはハート記号)
入浴するアート。
直島に宿泊する機会があったら是非入ってみたいです。直島銭湯 名所・史跡
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イチオシ
往きはよく見られなかった、草間弥生「赤かぼちゃ」をゆっくり鑑賞。
時間が遅いせいか、誰もいませんでした。赤かぼちゃ 名所・史跡
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こちらは何と中に入れます。
黒い水玉のいくつかは穴が開いています。
差し込む光がしっかり計算されているのがわかりますね。赤かぼちゃ 名所・史跡
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どれが開いている穴かわかりますか?
赤かぼちゃ 名所・史跡
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このあと少し時間があったので、007「赤い刺青の男」記念館にも行きました。
小説版ですが、直島が舞台になっている作品があるそうです。
荒唐無稽なお話には自然とアートが共存するこの島はもってこいですね。
このあと船で岡山県の宇野港に渡り、宇野駅から岡山駅までJR、その後新幹線で無事帰宅しました。
初めての一人旅、いろいろあったけど、すっかりはまってしまい、その後も定期的に行くようになりました。
長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。海の駅「なおしま」 道の駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- notchさん 2015/03/06 12:24:23
- 巨大なごみ箱アート!
- ふらっとさん,こんにちは。直島編,たのしみにしていました。
巨大なごみ箱アートは驚きました。こんなすごい作品があったのですね。また直島にじっくり行ってみたくなりました。
長編の旅行記作成おつかれさまでした!美術館もいろいろとまわられているとのこと,また旅行記のほうも楽しみにしています。
notch
- ふらっとさん からの返信 2015/03/09 00:17:54
- RE: 巨大なごみ箱アート!
- notchさん、こんばんは。
直島編、楽しみにしていただきありがとうございます。
> 巨大なごみ箱アートは驚きました。こんなすごい作品があったのですね。また直島にじっくり行ってみたくなりました。
巨大ゴミ箱は他のアートから離れたところにあって、しかも海辺の作品と違ってかなり近づかないと見えないので、見過ごされることが多いようです。
直島では、普段の生活を忘れてゆっくりのんびりと過ごすのが似合っているのでしょうが、私は見たいものが多すぎてかえってせかせかと活動してしまうので、次に行く時はぜひ宿泊してじっくりと滞在したいと思っています。
これからも少ーしずつですが、UPしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。
ふらっと
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