2014/05/13 - 2014/05/14
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世界無形文化遺産に登録されているコルドバのパティオ祭りへ行ってきました。
1泊2日で、参加65パティオを全部見てきました。既に旅行記 -1- で全パティオの簡単な紹介はしましたが、6地区それぞれのパティオを、もう少し詳しくご紹介します。
ユダヤ人街(JUDERIA)は、メスキータ周辺の観光客が一番多い地域です。狭い石畳の路地に白壁の建物が並び、バルコニーに鉢植えが並んだ、コルドバらしい雰囲気を歩いているだけで味わえます。観光客向けの土産物店やレストランが多く並び、賑わうのもこの地域です。
今年のパティオ祭ではユダヤ人街には、コンクール不参加5ヶ所を含む、計8パティオが公開されました。パティオの他に見学した、サン バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂、シナゴガ、カサ アンダルシ、花の小道も合わせてご紹介します。
目次
-1- 全パティオ紹介 http://4travel.jp/travelogue/10887676
-2- 実用情報 http://4travel.jp/travelogue/10889837
-3- SANTA MARINA / SAN AGUSTIN 地区 http://4travel.jp/travelogue/10890194
-4- SAN LORENZO 地区 http://4travel.jp/travelogue/10893966
-5- REGINA MAGDALENA 地区 http://4travel.jp/travelogue/10898665
-6- メスキータ(カテドラル) http://4travel.jp/travelogue/10901409
-7- JUDERIA 地区(ユダヤ人街) http://4travel.jp/travelogue/10905880
-8- ALCAZAR VIEJO (SAN BASILIO) 地区 http://4travel.jp/travelogue/11001138
2009年の旅行記 【コルドバ花便り】シリーズはこちら ↓
パティオ巡り 1 http://4travel.jp/travelogue/10330053
パティオ巡り 2 http://4travel.jp/travelogue/10330407
パティオ覗き http://4travel.jp/travelogue/10330689
格子窓とバルコニー http://4travel.jp/travelogue/10330915
街歩き http://4travel.jp/travelogue/10331799
風見紀行 http://4travel.jp/travelogue/10332444
- 旅行の満足度
- 5.0
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Montilla Moriles はコルドバ地方で生産されるデザートワインの原産地呼称です。コルドバのバールやレストランには、必ずと言っていいほど、この原産地呼称の看板が出ています。
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2日目の朝一でメスキータを無料見学した後、ユダヤ人街へ入り込みました。パティオ公開の11時までに、行きたい所がこの地域に数カ所あります。
コルドバ大学哲学文学部の前を通りました。 -
建物の上を見ると・・・アハハハ ひょうきんな顔!
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右の建物は闘牛博物館。昔入ったことありますが、なかなか見応えのある博物館です。1940年代に活躍したコルドバ出身の名闘牛士マノレーテの遺品などが見られます。
http://www.museotaurinodecordoba.es闘牛博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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朝食をとるカフェテリアを探すために、城壁の外に出ました。薬局の外壁には、とても素敵なイスラム風のタイル絵。
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Café Bar Natalí で朝食をとりました。パティオ巡りのマップに後援レストランとして載っていたので、行ってみました。tostada con tomate と頼むと、こういうものが出てきます。トーストにオリーブオイルをかけてトマトピューレを塗って食べます。
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この城壁の向こう側がユダヤ人街です。像は イブン ルシュド Abu l-Walid Muhammad ibn Ahmad ibn Muhammad ibn Rushd(ラテン名アベロエス Averroes)、12世紀の哲学者・医者。
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城壁を潜った向こう側、クネクネとした細道にあった紋章。
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コルドバやグラナダでは、土産物もイスラム風のものが多い。
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こちらは、ユダヤ人 Maimonides マイモニデス(1135-1204)の像。
コルドバ生まれのラビ、哲学者。医学・天文学・神学にも精通していた。ユダヤ人街 散歩・街歩き
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Red de Juderías de España スペイン ユダヤ人街網 のロゴ。スペイン中の街のユダヤ人街には、このシンボルが埋め込まれています。そう言えば、セゴビアでも見たことがあります。
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ユダヤ人街のパティオ祭参加パティオのマップです。コンクール不参加5ヶ所を含む、計8パティオがあります。6地区の内で一番少なく、市の建物がほとんど。個人宅は3軒のみ。
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4番パティオ - Zoco Municipal -
地元工芸家の土産物店が並ぶショッピングエリア、毎日10時から20時までオープン。パティオ祭でない時でも観光客が手軽に見られるパティオです。ソコ 専門店
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井戸の用をなしていない井戸と、白壁の青い鉢が可愛いけど、華やかさが足りません。
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魚の彫刻のある噴水コーナー。
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サン バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂へやって来ました。コルドバ観光局のHPでここの写真を見て、是非行ってみたいと思った場所。10時半に開館なのに、係のお兄さんが5分遅れてやって来た。並んで待っていた10人くらいの観光客を、チケット購入を要求せずに、すぐに礼拝堂の中に入れてくれた。後で払うのかなと思って、出る時に言うと、「待たせてしまったお詫びです。今日は無料でいいです」と。 あはは、コルドバの人好き♪
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メスキータのレアル礼拝堂に次ぐ、コルドバでのムデハル建築の代表作とされる。14世紀後半にユダヤ人街からユダヤ人が追い出された後、この辺りはキリスト教徒にサン バルトロメ地区と呼ばれるようになり、小さな教会が建てられた。その教会に付属する形で15世紀に建設されたのが、この礼拝堂です。
サン バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂 寺院・教会
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ムデハルとは、キリスト教社会に残留したイスラム教徒のこと。その建築や装飾を模した、キリスト教建築の様式をムデハル様式と呼びます。一見アラブ風だけれども、最初からカトリックの教会や礼拝堂として建てられたものなのです。
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祭壇には、何やらモダンアートが飾ってあって、ちょっと幻滅・・・
小さな礼拝堂ですが、見る価値あります。 -
次に向かったのはシナゴガ。ツアー客と修学旅行の高校生が混じって、かなり混雑していました。入るのにちょっと待ちました。
アンダルシア地方で唯一現存するシナゴーグです。1315年に建設。この時代のシナゴーグで残っているのは、スペインに3つのみ。後のふたつは共にトレドにあります。シナゴガ 寺院・教会
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ユダヤ人が追放されてからは、病院として利用され、16世紀後半には教会となり、19世紀には幼稚園としても利用されていたそうな!
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ユダヤ教建築も漆喰彫刻が細かい。
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シナゴガを出て少し進むと、綺麗なパティオが戸から見えた。何かな〜と思って、一歩中に入ると、「ここは有料です!」と変なアクセントで威圧的に言う、アラブ風衣装を着た感じの悪い外国人のおばさんがいた。何なのよー 嫌な人!と思ったけど、やはり中を見たくて、2,50ユーロの入場料を払って入りました。
カサ アンダルシ 建造物
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12世紀の建物を修復してアラブ風に装飾し、1997年から見せています。別に歴史的価値のある場所ではありません。
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城壁の外に像があった、哲学者・医者のアベロエス。
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綺麗に飾られた噴水。
どうも、あの感じの悪い入り口のおばさんの色々なコレクションを並べているみたい。ゴチャゴチャしていて、アラブ文化の理解という目的は余り達していない風に感じました。払ってまで入る価値はないかな。 -
石畳の多いコルドバは、車椅子の人にはなかなか観光しにくい街に感じますが、観光スポットも公開パティオにも、車椅子アクセス可の場所がかなりあり、ちゃんとパンフレットに案内されていて親切です。
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3番パティオ 一般公開の - Judios 6 -
パティオ中央の可愛らしい噴水。 -
噴水のトップは人魚でした。
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イチオシ
繊細なアイアンの壁飾り。白壁によく合います。
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Parroquia de San Juan y Todos los Santos (18世紀)
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戸が開いていたので教会の中に入ってみました。金箔の祭壇が立派です。
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1番パティオ コンクール外の - Subdelegación de Defensa -
防衛庁管轄の建物。元は16世紀の貴族の館でした。 -
広いパティオに多くの植物が植わっています。
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アーチ状に手入れされているのはスタージャスミン。
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イチオシ
星形の可愛らしい花が良い香りを放っていました。
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白黒の石を敷き詰めた通路が良い雰囲気を作り上げています。
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2番パティオ コンクール外の - Archivo Municipal - 自治体文書館
こちらも歴史ある建物を利用しています。 -
入った所にあった、第一パティオには井戸がありました。
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メインのパティオには実がたくさん生ったオレンジの木が何本も植わっていました。
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回廊の窓のムデハル様式の装飾。
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レストラン El Churrasco のバルコニーも花が綺麗。
2日目、この後は旧アルカサル地区のパティオを見学しました。(次の旅行記) -
8番パティオ コンクール外の - Espacio Cultural - カルチャー スペース
16世紀の修道院だった建物です。
シエスタ時間でも開いている市のパティオで、昼食後にここで足休めしました。
中で水を買って、このアーチの下の小さな椅子に座って休憩しました。 -
目の前の壁一面には青い鉢が飾られています。
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休憩していたら、建物のどこかから現れたスペイン人観光客に、「上の階の椅子の方が楽よ〜」と言われたので上がってみた。確かにこっちの方が楽〜♪ ここで20分ほどゆっくりしました。
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シエスタ時間でも行ける場所、有名観光スポットの「花の小道」、奥の土産物店が並んでいる狭い広場は、いつも観光客でいっぱいです。前は、必ずと言っていいほど日本人団体客に鉢会ったものですが、今回は韓国人グループでした。
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「花の小道 Calleja de las Flores 」 小道の向こうにメスキータの塔が見えます。この風景に以前はもっと感激したけれど、パティオ巡りをして華やかなパティオをたくさん見た後だと、物足りない。観光客でいつもごった返しているし、もう来ることもないかな・・・
花の小径 建造物
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こういうのお土産にどうです?
何もコルドバだけでなく、トレドや他の観光地でも見つかるスペインタイル。 -
はいはい、こんにちは。 親日コルドバをここにも発見♪
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ユダヤ人街にはたくさんの土産物店が並んでいます。カラフルで楽しい!
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6番パティオ コンクール外の - Casa Árabae - アラブ ハウス
外務省管轄のカサ アラベ(アラブ ハウス)は、スペインとイスラム国との友好活動を促進する組織で、マドリードとコルドバに拠点を置いています。コルドバでは、ここ「Casa Mudejar ムデハル ハウス」に入っています。 -
イチオシ
ここのパティオもシエスタ時間に開いていました。この窓、華やか〜♪ 暑くてコルドバ全体でバルコニーの花々は枯れ始めていた中、この窓が一番きれいでボリューム感ありました。
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この建物は15-16世紀の集合住宅だった場所。ムデハル様式の天井が残っています。
http://www.casaarabe.es/sedes/show/casa-arabe-cordoba -
涼しげな噴水のあった奥のパティオで、一般パティオの開く時間まで待つことにしました。
この建物のパンフレットに古そうなフレスコ画が残っている部屋の写真が載っていたので、「これはどこ?」と守衛さんに聞いたら、「オフィスの入っている所で一般公開はしていない」とのこと。残念。 -
すごく高い椰子の木があって、葉が風に煽られる音と、噴水のチョロチョロいう音だけが聞こえる、静かで涼しげなパティオでした。
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一般公開パティオの開く時間になりました。 5番パティオ - CESPEDES 10 -
18世紀の古い建物です。パティオ中央の大きな鉢がインパクトあります。 -
ギターやマントン デ マニラ、アンダルシアらしい絵などを飾ったコーナーが楽しい。
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この地区の最後のパティオ 7番パティオ - ENCARNACION 11 -
ありゃりゃ〜 見学者がいっぱい! -
中央のブーゲンビリアを浮かべた噴水が素敵♪
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壁に半円状に取り付けられた鉢植えがオリジナル。
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窓のない所に鉄柵を取り付けて、そこにも花を飾る! この方法も他では見なかった。
ユダヤ人街、個人パティオは少なかったけど、観光スポットと合わせての散策が楽しかった。
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