2014/05/13 - 2014/05/14
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MILFLORESさん
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世界無形文化遺産に指定されているコルドバのパティオ祭りへ1泊2日で行ってきました。
今回の目的はパティオ巡りだけれども、出来ればメスキータにも久し振りに入りたい。
そうしたら、観光案内所でもらった観光スポット案内表のメスキータの欄に、「月〜土の朝8時30分から9時20分まで入場無料」と書いてあるのに気が付きました。
一般パティオの公開時間は11時からなので、これはちょうど良いし、無料とは嬉しい。
2日目、早起きして、朝食もとらずに、まずはメスキータへ向かいました。
コルドバは、756年から1031年の間、後ウマイヤ朝 コルドバ カリフ帝国の首都でした。帝国を起こしたアブデラマン1世 Abderramán I (またの表記、アブド アッラフマーン1世 Abd al-Rahman I)が、785年に西ゴート族から教会を買い取り、そこに最初の回教寺院を建設しました。その後、歴代カリフによって増築・装飾され、最終的にメッカに次ぐ巨大モスクとなり、2万5千人の回教徒が礼拝できました。
ひと言に〈イスラム教徒〉と言いますが、ウマイヤ朝がイベリア半島を占領した711年から、カトリック両王によって最後のイスラム王国グラナダが陥落した1492年までの約8世紀の間、イスラム教国はイベリア半島にいました。その間、イスラム王朝にも色々とありました。
メスキータは、イベリア半島初期のイスラム帝国〈後ウマイヤ朝〉の代表的な建築物です。
最後のイスラム王国〈ナスル朝(1238-1492年)グラナダ王国〉の代表的な建築物がアランブラ宮殿。時代も用途(モスクと宮殿)も全然違うので、「アルハンブラの方が素晴らしい」という観光客の単純な比較は全く無意味なものです。
また、メスキータはレコンキスタ後に中央がカテドラルとして大改修され、回教寺院の中に大聖堂が出来上がった、世界に類を見ない建造物となっています。観光客の中には、「キリスト教徒はもったいないことをしたものだ」と言う人もいますが、これもスペイン史を良く知らない人の勝手な意見と思います。
スペインはかつて、イスラムに支配されていた時代があって、その影響を多々受け、他ヨーロッパには見られない建造物や文化のあるカトリック教国です。それがスペインの面白いところであり、コルドバ、そしてメスキータを興味深いものにしているのです。
レコンキスタ後にカトリック教会として利用されてきたからこそ、1200年後の現在でもメスキータを見られるんだと思います。もしそうでなければ多分、崩壊したか、完全に取り壊されて後年に残らなかったでしょう。
今年(2014年)は、メスキータが1239年に大聖堂としてカトリック教会に奉献されて775周年記念。一般に「メスキータ」として知られている建物ですが、正確な名称は Catedral de Santa María de Córdoba (サンタ マリア大聖堂)なのです。
今回は、内部の写真ばかりです。
メスキータ外部の写真は、こちらの旅行記をご覧ください
http://4travel.jp/travelogue/10331799
目次
-1- 全パティオ紹介 http://4travel.jp/travelogue/10887676
-2- 実用情報 http://4travel.jp/travelogue/10889837
-3- SANTA MARINA / SAN AGUSTIN 地区 http://4travel.jp/travelogue/10890194
-4- SAN LORENZO 地区 http://4travel.jp/travelogue/10893966
-5- REGINA MAGDALENA 地区 http://4travel.jp/travelogue/10898665
-6- メスキータ(カテドラル) http://4travel.jp/travelogue/10901409
-7- JUDERIA 地区(ユダヤ人街) http://4travel.jp/travelogue/10905880
-8- ALCAZAR VIEJO (SAN BASILIO) 地区 http://4travel.jp/travelogue/11001138
2009年の旅行記 【コルドバ花便り】シリーズはこちら ↓
パティオ巡り 1 http://4travel.jp/travelogue/10330053
パティオ巡り 2 http://4travel.jp/travelogue/10330407
パティオ覗き http://4travel.jp/travelogue/10330689
格子窓とバルコニー http://4travel.jp/travelogue/10330915
街歩き http://4travel.jp/travelogue/10331799
風見紀行 http://4travel.jp/travelogue/10332444
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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1日目はパティオ巡りで疲れたため、ディナー後はホテルに直行。ライトアップされたメスキータを見に出掛けたかったんだけど、疲労と眠さに勝てなかった。
2日目は朝食もとらずに、まずはメスキータに向かう。
写真は、途中で通ったサンタ アナ修道院の教会(17世紀)。 -
イチオシ
メスキータ(カテドラル)の北側、ユダヤ人街。メスキータの塔(ミナレット)が見えます。
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風見みーつけ♪
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こっちは天使。
過去のコルドバの風見旅行記 → http://4travel.jp/travelogue/10332444 -
朝8時半のメスキータ付近は、まだ土産店もレストランも閉まっていて、地元民が歩いているのみ。日中は、この辺りは観光客通りと化す。通りの奥に見えるのはメスキータの中央部、カテドラルとなっている部分の一番高いところです。
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メスキータの北側にあるアルミナール塔。後ウマイヤ朝第8代カリフ、アブデラマン3世 (在位 912-961)の時代のミナレット(塔)に、17世紀、キリスト教徒の手によって鐘楼が付け加えられた。
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アルミナール塔のある門 Puerta del Perdón 免罪の門。門の前には、メスキータ早朝無料見学のことを知っている観光客が、扉が開くのを待っていました。結構いました。日本人観光客はコルドバは、セビージャかグラナダ行きの途中下車で数時間、良くて半日観光するのが普通なので、コルドバに宿泊する人は少ない。門が開くのを待っているのは、ほとんどがスペイン人と他欧州からの観光客です。
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通常入場料8ユーロですが、祝日でない月〜土の朝8時30分から9時20分のみ入場無料です。8時半にオレンジのパティオに入る門の扉が開き、そのままメスキータ内へ入れます。9時半には追い出されますので、たっぷり見たいのなら8時半には行っていることをお勧めします。
通常でもここ、オレンジのパティオには無料で入れます。
メスキータ建設当時のパティオはもっと小さく、メスキータ拡大と共にパティオも拡大され、塔も新しいもの(現在見られる塔のベースになったもの)に建て替えられます。オレンジの木が植えられるのは、キリスト教徒の手に渡ってから、18世紀のことです。メスキータ 寺院・教会
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手持ちの古いガイドブックのマップの間違いを訂正してアップします。ピンクの部分が最初のメスキータ。その後、緑の部分、紫の部分と拡張され、最後に黄色い部分が付け加えられた。
普通、モスクはメッカの方向を向いているものですが、コルドバのメスキータの向きは、その方向より53度ほど南にズレています。その理由は謎で、色々と説はあるようですが、一番最もらしい説は、メスキータが西ゴート族の教会跡に建てられ、その教会はローマ時代の寺院跡に建てられたものであることより、ローマ時代のコルドバの町設計(道路)に沿っている、というもの。
もっと伝説っぽい説は、メスキータ建設を命じた初代コルドバ カリフ帝国の君主アブデラマン1世(アブド アッラフマーン1世)が、生まれ故郷ダマスカスへ続くグアダルキビール河に向けて建てたというもの。(というより、故郷に続く海へと続く河、と言った方が正しいかな) -
アブデラマン1世の時代の一番古い部分。最初のメスキータ部分は柱130本。前述したように、アブデラマン1世は西ゴート族からこの場所にあったサン ビセンテ教会を買い取って、その上にメスキータを建てます。そして、その教会というのも元々はローマ時代の寺院跡に建てられたものでした。イスラム教徒は、そのローマ時代と西ゴート時代の建物の建築材も利用してメスキータを建てました。だから、ローマ寺院の大理石柱がアーチを支えています。二重のアーチは、下が馬蹄形、上が半円アーチ。メリダのミラグロス水道橋を見本にした、と言われています。
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単純な円形アーチでなく、五弁形アーチが複雑に交差する部分も。漆喰装飾もきれいです。
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イスラム建造物の中の十字架。スペインでなければ見られない光景です。
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天井も素晴らしい。
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イチオシ
メスキータ一番奥の壁キブラ qibla (メッカの方向、ここではズレているわけだけど)と、その窪みのミフラーブ mihrab は、メスキータの中でも一番豪華。アルハカム2世(在位 961-976)時代の増築部分です。
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金、赤、青のキラキラするモザイクが美しくて、その手前にある鉄柵に齧りついて、いつまでも見入ってしまいます。
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アップでじっくりとご覧ください。
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全然読めないアラブ文字。
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イチオシ
そして、ミフラーブの手前の空間マクスーラ macsura(カリフの礼拝場所)の真上のドームが、これまた息を呑む美しさ。正八角形に壁を上げ、そこから出るアーチが絡んで、花のようなドームを支えています。装飾ももちろんですが、対称美に惚れ惚れしてしまいます。
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小宇宙、といったところ・・・
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ミフラーブの隣にもモザイク壁が華麗な部分があります。
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イチオシ
赤はこっちの方がはっきりと残っています。
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薄暗いメスキータの内部で、窓から陽が射して明るい部分が神秘的に感じる。
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多弁アーチの向こう側、これがまた細かい細工で素晴らしい。
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Capilla Real 王立礼拝堂は、アラブ風に見えるけれど、レコンキスタ後のカスティージャ王によって、アルハカム2世の増築部分に建設された、ムデハル様式の礼拝堂です。カスティージャ王エンリケ2世(在位 1367-1379)が、父アルフォンソ11世と祖父フェルナンド4世の、ここに埋葬されたいという遺言に従ってこの礼拝堂の建設を命じました。
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よく見ると、色が少し残っています。ムデハル様式は、イスラムの影響を受けたキリスト教徒の建築様式です。レコンキスタ後も在留したイスラム教徒が、教会建設に携わり、このようなスペイン独特の様式を生み出しました。
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アルマンソール時代の最後の拡張部分。どこまでも続いてそうな柱の森。
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モスクと教会の融合、ここでしか見られない不思議な世界。右は San Esteban y Santísimo Cristo del Punto 祭壇、これだって14世紀の古いものです。
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いつのものか・・・メスキータのアーチが、教会建設で壁に埋もれたのか?
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床にあった誰かの紋章。
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そして、キリスト教カテドラルの一番大々的な改築部分。ひとつのカテドラルとして見るだけでもすごい建物なのに、これがメスキータの中の一部でしかない、というのが又すごい。
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イスラムのアーチに乗るキリスト教文化の壁。
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コルドバは1236年、 Fernando III El Santo(聖王フェルナンド3世 カスティージャ王)によってレコンキスタされました。当初は、メスキータ内の教会としての改修は大人しいものでした。が、16世紀に中央部分を大々的に取り壊し、大きなカテドラルを建設することになります。
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モスクなのにキリストのステンドグラスがある、これがコルドバ、これがメスキータ。
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仕切られた小礼拝堂もいくつもあります。
こうした礼拝堂のひとつで、美しい所作の日本人女性の姿を目にしました。柵が開いていて、中に神父さんが座っていた礼拝堂のひとつに、その中年女性は祭壇を見るために入りました。入る時に丁寧なお辞儀をし(そのお辞儀の仕方を見て、日本人だと分かった。あの美しいお辞儀は日本人にしかできない!)、じっくりと祭壇を鑑賞し、出る前に脇に座っていた神父さんにまた丁寧なお辞儀をしたら、神父さんもその姿に感銘を受けたと見え、その女性に向けて十字を切って祝福を与えられました。頭を垂れてその祝福を受け、また丁寧なお辞儀をして礼拝堂を出たその方は、多分キリスト教徒ではないと思います。(祭壇にも神父さんから祝福を受けた時も十字を切らなかったから) 一観光客としてカトリックの祈りの場で、それを尊重する低姿勢がお辞儀のひとつひとつに現れていて、日本人としてとても誇りに、そして見習いたいと思ったひと時でした。
この後、あるカフェテリアのテラスでお連れの方と朝食をとっているこの女性を見ました。通りかかった時に耳に入った会話で、やはり日本人であることを確認できました。お声をかけようかなーと思いながらも、けっきょくお邪魔したくなくて通り過ぎちゃいました。 -
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この柱の森に何時間でも佇んでいたい。パティオ巡りがなければ、早朝の1時間の無料タイムでなくて、入場料払って数時間はメスキータに費やしたかった。
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イスラム国の観光客。メスキータにはこの姿が似合う。カテドラル部分を覗いています。メスキータとは言え、もう7世紀以上もの間教会の管轄にあるので、この中でのカトリック教以外の礼拝は禁止されています。
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ミフラーブの前で、マドリードから来たスペイン人女性2人組に、「写真を撮って下さい」と頼まれたのですが、そこでは光が足りなくて良い写真が撮れなかった。その方達に又この辺で会ったので、「ここなら明るいからさっきのよりは良い写真が撮れると思いますよ」と、また撮ってあげた。
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イチオシ
イスラムのアーチの向こうに見える宗教画。
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何度来てもこの神秘さに打たれます。
係員が観光客を追い出し始めた9時20分過ぎまで、アーチにみとれていました。 -
薄暗い内部から、明るいオレンジのパティオへ。
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カテドラルに出勤(?)してくる神父さんたちが、入る前にパティオでタバコ吸っています。
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イチオシ
パティオの噴水とミナレット。 今日も快晴! 暑くなりそうだ。
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噴水で太鼓を叩く仕組み。
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振り返って、メスキータにさよなら。
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免罪の門の取手。細かい!
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9時半、そろそろ観光客が出没し始めた。私は、まずは朝食をとろう。その後、パティオ公開時間までに、ユダヤ人街で見学したい所が2ヶ所あります。それは、次の旅行記で。
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この旅行記へのコメント (2)
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- akikoさん 2014/07/04 01:24:25
- どこを見ても素晴らしいメスキータ♪
- MILFLORESさん
メスキータの旅行記見つけて飛んできました。
MILFLORESさんも無料で入られたそうですね(^_-)-☆ あまり一般には知られていないようだけれど観光スポット案内表にその情報が載っているのですね。ちゃっかり私もその時間帯に訪れました。
今年は、メスキータの775周年記念の年にあたるのですね。正式名称が Catedral de Santa María de Córdoba (サンタ マリア大聖堂)だということも初耳でした。
また、レコンキスタ後にカトリック教会として転用されたから、崩壊や取り壊しを免れ1200年後の現在でもメスキータを見られる、というコメントに「なるほど〜」と納得しました。スペインにお住まいでよくご存知であるからこその情報やコメントで、大変よく解りました。
あと一点、こういう宗教施設への敬意の表し方について、MILFLORESさんの言葉が胸に響きました。たぶんキリスト教徒ではない日本人の方が礼拝堂を出る時に丁寧なお辞儀をされたそうですね。私も教会や修道院など訪れて、写真撮影可の場所で写真を撮らせてもらうことが多いのですが、いつも信徒でない自分が写真だけ撮って退出するのは、悪い気がし、気が引けていました。今後、丁寧なお辞儀だけでも見習おうと思いました。
メスキータの魅力だけでなく、諸情報を知ることができて良かったです(^^)
akiko
- MILFLORESさん からの返信 2014/07/04 18:54:58
- RE: どこを見ても素晴らしいメスキータ♪
- akikoさん こんにちは
早速こちらも見て頂き、ありがとうございます。
早朝無料、お得ですよね♪ 私も行く前は知らなかったのです。
もちろん、メスキータは2時間は中でゆっくりしていたいくらいなのですが、この旅のメインはパティオ巡りだったために、今回は都合の良い時間帯に無料で入れてラッキーでした。
> サンタ マリア大聖堂
〈メスキータ〉という名ばかり知られていて、〈コルドバのカテドラル〉と言われた時に「どこか他の所にあるの?」と思ってしまわないように、ちょっと強調してみました。
> レコンキスタ後にカトリック教会として転用されたから、崩壊や取り壊しを免れ1200年後の現在でもメスキータを見られる、というコメントに「なるほど〜」と納得しました。
モニュメントも家と同じですよね。使われていないと、いつの間にか崩壊してしまうもの。
教会が何世紀もの間のメインテナンスをした、という風に考えられます。
「中央部を大改築して教会にしてしまった」というのより、「一部を大改築したものの、大部分のイスラム建築や装飾を残した」という見方の方が、私にはしっくりと来ます。キリスト教徒も、イスラム建築の美しさを分かったから、これだけメスキータが残っているんだと思います。
手持ちの古い日本のガイドブックがアンチ・キリスト教的な書き方をしているのと、適当に観覧していた4トラの旅行記にも「キリスト教は何て言うことをした!」という書き方をしている人がしたので、こういう意見をちょっと書いてみました。
> こういう宗教施設への敬意の表し方について。私も教会や修道院など訪れて、写真撮影可の場所で写真を撮らせてもらうことが多いのですが、いつも信徒でない自分が写真だけ撮って退出するのは、悪い気がし、気が引けていました。今後、丁寧なお辞儀だけでも見習おうと思いました。
私もakikoさんと全く同じです! 私も信者ではないので、「気が引ける思い」よく分かります。
あの日本人女性の所作、本当に美しかったです。動作が美しいだけでなく、敬意が現れていて、あれなら世界中の人々に通じるな〜って。。。 見習いたいです。
日本でなら、お寺や神社で礼して手を合わせてって特に何も感じずに出来ますよね。教会でもあの礼でいいんじゃないかなー せめて入るときと出るときと、それくらい今度はやってみよう、と思っています。
投票及びコメント、どうもありがとうございました。
MILFLORES
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