2013/09/19 - 2013/09/20
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murenekoさん
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旅の傍ら、日本百名山に登っています。
昔、一人旅で知床のユースホステルに泊まっている時に、ひょんなことから、同じ宿のおじさんと羅臼岳に登頂して、登山に目覚め、百名山を登ることに。もうちょっと年を取ってからでも出来なくもなさそうだったけれども、まずは、利尻岳、宮之浦岳・・と、端っこの遠そうな所から順番に登って来て、現在、11座制覇。
1.利尻岳(20070721)
2.羅臼岳(20060924)
3.斜里岳(20080713)
4.阿寒岳(20080714)
5.大雪山(20110726)
11.八甲田山(20090703)
72.富士山(20090830)
90.大台ケ原(20120902)
93.剣山(20100610)
99.開聞岳(20110319)
100.宮之浦岳(20071110)
いつか登りたい憧れの山は槍ヶ岳と奥穂高岳。上級者向けのイメージで、素人には厳しそうと思っていましたが、マンガ『岳』第13集の『頂百景』(奥穂高岳の頂上に立つ登山者たちを描いた、好きなエピソード)を読んで、奥穂高岳への憧れが強くなり、所属する「貧弱登山会」の会長夫妻が登頂された話も聞き、一念発起して、9月の連休に登ることにしました。ニャンコさんは家でお留守番なので、今回は夜行バス利用です。
<2013年9月・日本百名山・奥穂高岳登山>
①「上高地から涸沢」
http://4travel.jp/travelogue/10904249
②「奥穂高岳登頂!」
http://4travel.jp/travelogue/10905227
③「涸沢岳登頂!」
http://4travel.jp/travelogue/10909220
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
昔、富士山の山小屋泊まりで、ギューギュー詰めで眠れず、グッタリした経験から、連休中の混雑した山小屋に泊まるのはゲンナリだったので、寝袋と2人用のテントを背負っていくことにしました。
山小屋で食事はできそうだったものの、万が一のことを考えて、3日分×3食の非常食・調理道具を持っていき、55リットル+10リットルのザックはパンパン。
これに加えて、大きめのモンベルのショルダーバックをたすき掛けにしていったものの、こちらもパンパン。テントの下に敷くシートは入らないので、ザックにくくりつけていきます。
相当な重さだけれど、必須のものばかりなので、仕方ありません。
くまモンを連れて行きたかったけれど、スペースがなく、自宅待機してもらいました。
「連れて行って〜」と泣いてすがるくまモン。 -
9月19日、木曜日夜。
仕事から帰り、23:09新大阪発のさわやか信州号で、上高地に向かいます。翌朝5時30分着の予定。
新大阪の乗り場に到着したものの、特に案内もなく、本当にバスが来るのか分からりません。かろうじて、3人くらい登山者らしき人がいたので、なんとかなる、かな・・!?
若い男子2人と女子4人の、うらやましそうな構成の6人組グループを横目に、一人、でかい登山リュックを背負って待ちます。
一応、梅田を23時発で来るはずだけれど、出発時刻の23時09分になってもバスは来ません。5分くらい遅れてやって来て、何事もなく、乗客が乗り込んで出発。
予約するのが遅くて、グリーンシートという、ちょっと高めのバスしか残っていませんでしたが、広めの三列シートで、なかなか快適そう。予約時にトイレなしと書いてありましが、一番後ろにトイレがありました。ま、寝るだけなので使わなかったのですが。
学生時代は、お金がなく、東京に行く時に夜行バスや夜行電車を使っていたけれど、眠れたためしなし。しかし、今回は、思っていた以上に眠れました(といっても浅く、数時間程度)。 -
シートポケットに、平成24年度の槍ヶ岳・穂高連峰の遭難件数と危険個所の資料が入っていました。遭難70件(死亡事故9件)・・。
平成24年度の槍ヶ岳・穂高連峰の入山者数は205,000人とのことなの(長野県警発表)で、遭難70件(人数はもっと多い)は多いよなぁ・・。 -
ウトウトしているうちに、バスは予定の5時30分より早めの5時16分に上高地に到着しました。小学校の修学旅行、前に登山に来た時に続いて3回目の上高地です。
松本市に来たので、松本在住のクイズ王・水津康夫さんをリスペクトして、『水津康夫のクイズ全書』に祈りを捧げました。 -
とりあえず、上高地バスターミナルの「アルピコ交通」の窓口で、登山届を出して、山岳保険に入ります(1000円)。
この山岳保険、ネットでは最新情報を見つけられず、アルピコ交通の公式ページにも詳細は書いてないので、今も運用されているのか不明でしたが、窓口にはちゃんと案内がありました。保険に入るには、窓口に置いてある登山届の提出が必須です。登山届は、この様式に限らず、事前に、長野県警等のホームページ等で入手できるものに記入して提出してもOKです。
登山届は、こことは別に、事前に、「山と自然ネットワーク・コンパス」で登山計画書を作成し、登山届も提出。
万が一、遭難等した場合は、長野県警等がこの登山届を閲覧等できるシステムになっています。下山時に、登録しないと、事前に登録した他の人のメールアドレスに連絡が行くシステムなども利用しました。
http://www.mt-compass.com/ -
トイレに行って、朝ごはんにロールパンを食べたけど、立ち止まっていると、メッチャ寒い。一気に体が冷えました。
この間に、山ほどいた登山者たちは、とっとと出発しており、あまり人は残っていません。
5:42登山スタート。 -
涸沢までの一般的なルートと所要時間は、
「上高地」(60分)、
「明神」(60分)、
「徳沢」(70分)、
「横尾」(60分)、
「本谷橋」(70分)、
「本ガレ」(50分)、
「涸沢」
合計370分(休憩含まず) -
5:51河童橋に到着。
いつもここを通る時は、曇っている気がしますが、今日は快晴。
しかし、人も多く、こちらも先を急ぐので、スルー。
スタート時にノロノロしていて、だいぶ出遅れたので、前後にあまり人はいません。
「上高地」〜「明神」〜「徳沢」〜「横尾」までは、登山しない人がハイキングで歩くような平たんな道。先を急ぎます -
6:27「明神」到着。休憩なしで歩き続けます。
-
ニホンザルを何匹か見つけて、「モンキー!」と、テンションをあげます。
-
サルと戯れたいところですが(サル好き)、時間もないので、そのまま、「徳沢」に向かいます。
-
出遅れましたが、大きな荷物を背負った登山者達に追いついてきました。
-
梓川沿いを歩いていきます。
-
7:15「徳沢」到着。明神から48分。コースタイムより10分くらい早めに到着。
「徳沢」名物のソフトクリーム(400円)を食べます。ここのソフトクリームはいつ食べても美味しいです☆ -
「徳沢園」といえば、『氷壁』に出てくる宿で、読んだことなかったので、買って読んでもいいかな、と思いましたが、別にここの売店に売っているわけじゃないんですね。
というか、さらに荷物増やすつもりだったのか・・。
「徳沢」名物の、「だいぶ道を戻らないと行けないトイレ」を借りて、再出発します。 -
8:16「横尾」到着。明神から61分。コースタイムより10分くらい早め。
-
ここは、たぶん、『岳』の「谷村山荘」のモデルの宿なので、谷村のおばちゃんが出て来そうな気がします。
「槍ヶ岳」への分岐でもあり、いつか、ここから槍ヶ岳にも行ってみたい。
トイレと給水の休憩。
8:30に出発。元気なうちに、どんどん行きます。 -
ここまでは平場の道だったけれど、横尾大橋を渡ると、山道が出てきます。屏風岩を横目に進みます。
坊主が屏風に上手に屏風ヴぉ・・言えてない・・ -
9:18「本谷橋」到着。
この橋、ずっと昔から固定されて架けられているのだと思っていましたが、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋などの山小屋の方々が、毎シーズン付け替えをしているという話を聞いて、驚くと共に感謝。 -
本谷橋で、川の水をかぶって暑さを冷まします。
既に日差しがきつい! -
本谷橋から先の登りはそれなりに傾斜が出てきます。
-
あとは、「落石注意」で、さっと通らないと行けない箇所が出てきます。
-
涸沢ヒュッテの地図には、「素早く通過すること」と書かれています。写真も少なめ。
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「本ガレ」に到着。もう少しです。
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山の方を見ると、救助ヘリが飛んでいました。
後日、ニュースを調べると、この日(平成25年9月20日)朝に吊尾根で事故があって、救助されたらしいです。 -
「本ガレ」を越えて、一気に「涸沢」まで登ります。
本谷橋から涸沢まで、108分かけ、11時6分「涸沢ヒュッテ」に到着!
上高地から涸沢まで、休憩込みで所要5時間24分(コースタイムは6時間10分【休憩なし】)。
朝は元気! -
本当は、ここから、穂高岳山荘まで一気に登って山小屋に泊まりたかったのですが、上高地からの穂高岳山荘までのコースタイム9時間でよほどの健脚じゃないとムリ、とのことで、涸沢でテント泊を選択。
涸沢から、ザイテングラートまで90分、穂高岳山荘まで80分なので、結果的には頑張れば行けたかも・・。 -
しかし、ザイテングラートのあたりは、ガッツリ岩登り。テントや寝袋を積んで何十キロの荷物を背負って登るのは無理そうなので、やはり、予定通り涸沢テント泊にしました。
写真は今回の荷物・・。 -
涸沢ヒュッテで昼ごはん。ラーメン(900円)と、涸沢ヒュッテ名物のおでん(卵150円、ちくわ100円)。おでんは、前回来た時、夕方にもかかわらず、売り切れていたので、早めに食べます。
ラーメンはアッサリしょうゆラーメン。こんな高い所で、普通にラーメン食べられる幸せ。 -
天気は最高で、北穂高岳が綺麗に見えます。
お昼を食べても12時前。
涸沢にテントと荷物をデポして、ここまで来れば、日本で10番目に高い「北穂高岳(3106m)」まで、往復4時間40分あれば行けそうなのですが、山での行動で、14〜15時を越える予定は立てられないし、ケガや疲労で、明日の本命「奥穂高岳」登山に支障が生じると困るのでやめておきました。 -
さぁ、次は難関の、一人でテント設営です。
テントサイトの受付はまだ始まっていませんが、先にテントを設営します。 -
連休前でもあるし、お昼時でもあり、まだテントサイトもパラパラ。
いつもは、ニャンコさんの主導により2人で組み立てるテントを、今回は一人で組み立てないといけません。
悪戦苦闘しながら、40分くらいかかってテント設営。説明書を読んでも、いまいちペグの打ち方が分からず、大きな石にグルグル巻きにしました(大丈夫か、笑) -
無事、テント設営。
明日は、涸沢のテントサイトに、テントを張りっぱなしで、不要な荷物をテントに置いておき、奥穂高岳を往復する予定です。
登山に持っていく荷物を整理すると、テント、寝袋、マット、着替え、3日目の食糧などを置いて行けるため、一気に重さが数kgに減りました。 -
荷物を準備して、点とで休憩の後、15時30分からテントの受付。テント代は、1日700円×2日分。
涸沢ヒュッテの反対側にある「涸沢小屋」まで歩いていきます。 -
本日2本目の「ソフトクリーム」(500円)。山の上でソフトクリームが食べられる幸せ♪
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涸沢ヒュッテの売店を覗きに行きます。
映画『岳』のパネル。 -
涸沢岳。
明日は、余力があれば、奥穂高岳と一緒に登りたいと考えていますが、どうかなー。 -
奥穂高岳。こう見ると、まだまだ上の方まで登らないといけないなぁ・・。
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涸沢のテントサイト。今日はすいています。
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夕ご飯は、「涸沢ヒュッテ」。
この日は平日で17時まで営業(※営業時間は日によって異なります。休前日はちょっと長め?)。
16時30分頃に駆け込んで、「カレー」(900円)を食べます。前回初めて来た時は、夕方に登り切った直後に食べたのもあってか、ものすごく美味しかった記憶があり、その味を思い出しました。
山の上で飲むビールも魅力的だったものの、トイレが近くなるので、泣く泣く我慢・・。 -
涸沢ヒュッテの水道で、水を詰めさせてもらい、テントに戻ります。
暗くなると、やることもないので、あとは寝るだけ。19時くらいには就寝。明日は、6時出発が目標。昨夜は夜行バスであまり眠れてないので、ゆっくり眠れるかな・・
周りでは、自炊による夕食や、宴会が行われていたりもしたけど、真っ暗の中、就寝。
と、夜中に、「ゴー!!」と、すごい風の音で目が覚めました。谷底に吹き込む強風で、テントがものすごく揺れています
前回ここでテント泊した時は、こんなのなかった(か、あったけど爆睡で気づかなかった?)
本人が中に入っているので、テントが飛んでいってしまうことは、「たぶん」なさそうなものの、ペグをまともに留めていなかったのもあり、「ゴー!!!」と風の吹く中、ブルブル震えながら、夜が明けるのを待ちます・・
ひ〜〜〜!!
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