2000年 アメリカ全土周遊(59 days) =ワシントンDC=

2000/07/05 - 2000/07/09

・7月3日～5日：ニューヨーク
・7月5日～9日：ワシントン
・7月10日：ナイアガラ
・7月11日～14日：ニューヨーク
・7月14日～17日：ホストファミリー宅
・7月17日～19日：マイアミ
・7月19日～21日：キーウエスト
・7月21日～22日：マイアミ
・7月22日～31日：オーランド
・7月31日～8月4日：シカゴ
・8月4日～6日：ポートランド
・8月6日～10日：シアトル
・8月10日～12日：ポートランド
・8月12日～20日：ラスベガス＆グランド・サークル
・8月20日～23日：サンディエゴ
・8月23日～30日：ロサンゼルス

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

「ワシントンDC」といえば、アメリカの首都。第一印象は綺麗な街。それほど、高層建築が建ち並ぶわけでもなく、かといって田舎でもない。建物は古代ギリシアの神殿を思わせるようなものばかりが並んでいる。
上の写真は有名な「ホワイトハウス」。歴代アメリカ大統領の家である。しかし、さすが自由の国アメリカ。ここに入ることができる。しかもタダ！！。
(2000年当時の話です・・・)

ホワイトハウス 現代・近代建築

これは入るしかないだろうと思い、朝5:45分に起きて整理券をもらいに行った。着いた時にはすでにかなり並んでいたが、11:40のチケットをGET!!
周辺の建物をまわり、それまで時間をつぶした。ホワイトハウスの中は部屋をいくつかまわった。中でもブルー・ルームというのが良かった(壁の色が青いため、こう呼ばれている。他にもグリーンとレッドがある)。映画などでよく見る部屋で、窓から見える眺めが素晴らしい。

ホワイトハウス 現代・近代建築

この写真は、ホワイトハウスと間違える人がいるかもしれないが、違う。これは"国会議事堂(Capitol)"です。
ここも、もちろん入れる。当然タダ！！

中に入り、しばらくすると、円形のホールみたいなところに出る。そこには誰かはわからないが、たくさんの人物の彫刻が並んでいた。台座に書いてある英語を読んでみると、アメリカの各州から贈られたもので、各州から2人分の彫刻が贈られていた。ということは50州x2だから100人分の彫刻があったことになる。そしてこちらもホワイトハウス同様、景色は最高！地図で見ると良くわかるのだけど、首都だからか計画的に建物が並んでいる。国会議事堂、ワシントン・モニュメント、リンカーン記念館の3つの建物は一直線上に並んでいる。

アメリカ合衆国議会議事堂 現代・近代建築

ギリシア神殿を思わせるこの建物は「リンカーン記念館」。
この建物の中にはバカデカイ、石造のリンカーン大統領が座っています。個人的には左下から、見上げた横顔がりりしくて好きです。渋いおじいちゃんです。

リンカーン記念館 博物館・美術館・ギャラリー

左の壁にはあの有名な台詞が・・・。

「Government of the people, by the people, for the people（人民の、人民による、人民のための政治）」

ゲティスバーグ演説の名台詞が壁に彫ってあります。

リンカーン記念館 博物館・美術館・ギャラリー

リンカーン記念館の中から外を見ると、その光景は映画「フォレスト・ガンプ」の１シーン(長細い池の上で主人公トム・ハンクスとフィアンセが抱き合ったシーン)を撮影した場所です。

写真の「ワシントン・モニュメント」は、石造建築物としては世界一の高さ169.3mもある。
ワシントンDCではどこからでもこのモニュメントが見えるようにと、高層建築物は建てるなという条例まであるらしい(実際どこからでも見えるわけではないが・・・)。
この塔の下には星条旗がまわりをぐるりと囲むように立っている。東を向くと国会議事堂、西を向くとリンカーン記念館という立地。さらに通常なら、この塔に登ることができる。夜はとても綺麗なワシントンＤＣの夜景が見えるらしい。自分が訪れた時は工事中のため、登ることはできなかったが・・・。

ワシントン記念塔 建造物

一昔前、"X-File"というTV番組が流行ったのを覚えていますか？主人公のモルダーとスカリーという2人のFBI捜査官が様々な謎を解こうとして、結局謎が解けずに終わってしまうという不思議な番組。
この「FBI(アメリカ連邦捜査局)本部」がワシントンDCにあります。外観はそれほど"FBI"していないので、わかりにくいかもしれない。

大統領の家が入れて、国会議事堂も入れるとはいえ、さすがにここは入れないだろうと思っていたが、ここも入れた。さらにまたタダ！！どこに入るときもX線検査はあったが、ほとんど何もひっかからない。しかし、さすがにここは違った。他のところでは何の反応も示さなかったX線ゲートが「ビビィー！ビビィ―！」と鳴った。他のゲートでは鳴らなかったアーミーナイフに反応した。さすが、FBIとなぜか感心してしまった。
中では、今までの事件や、賞金の懸けられている犯人の顔写真、銃器、重大犯罪の歴史、などが展示されていた。そして最後に現役FBIの人が実射撃を演じてくれる。ライフル銃２丁と、マシンガンを撃ってくれた。またこの人がとても面白い(ふざけているといったほうがふさわしいかも)人で、今まで持っていたFBIの固いイメージがいい意味で崩れた。

FBI 散歩・街歩き

ここ首都ワシントンは、ほとんどの施設が入場無料。その極めつけともいえるのが"スミソニアン博物館"と呼ばれる、15以上の博物館と美術館。

日本では高いお金を払ってまで、芸術作品を見に行くのが通例なのだが、海外の博物館や美術館というのは、入場無料のところが結構多い(有名なところではイギリスの大英博物館もそう)。

ナショナルギャラリー オブ アート 博物館・美術館・ギャラリー

そしてこのスミソニアン博物館はすべて入場無料。
中には独立宣言の原本が展示してあったり、ヨーロッパ以外で見ることのできる、唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチの作品もある。しかも写真撮影可能(フラッシュは禁止)。

国立自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ワシントンDCには、国立墓地がある。墓地だから墓があるのだけど、なぜか観光名所の１つになっている「アーリントン国立墓地」。なぜそうなったのか？というと、答えは簡単・・・

アーリントン国立墓地 史跡・遺跡

その答えはアメリカで人気のあった大統領、"JFK(ジョン・F・ケネディー)"の墓(右）があるから(死んでも、なお人気がある大統領ってすごい。それに比べて日本の総理大臣は・・・！？）。JFKの墓には永遠の炎が灯されていて、24時間消えることなく、燃え続けている。

アーリントン国立墓地 史跡・遺跡

ワシントンDCを訪れる機会があるなら、ぜひ乗ってほしいのが地下鉄。地下鉄の入り口は明かりが暗く少し怖いのだけど、ホームに下りてしまえば、そんな恐怖感は消え去ってしまう。
地下は超近未来的な作りになっていて、これが地下鉄のホームなのかと思ってしまうほど。もし自分が映画監督になってアクション映画を撮るなら、ここワシントンの地下鉄のホームで撮影したい、そう思わせてくれる造り。

Hard Rock Cafe
～ワシントンDC～