2014/05/16 - 2014/05/16
220位(同エリア911件中)
さんたくさん
以前から興味があった纒向遺跡を訪れました。
旅行記にも書きました通り、現地で見学することに決めたため予定もなく、行き当たりばったりでしたが、古墳が狭い範囲に集中しているため、充実した時間を過ごせました。
諸説あるようですが、卑弥呼のお墓といわれる箸墓古墳もやっと行くことができ満足しました。
ではよろしくお願いします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
10:40頃に巻向駅に到着しました。
巻向駅は桜井線の駅で、ホームが1本しかないとても小さな駅です。
もちろん無人駅です。 -
駅前にある案内板です。
写真中央位に景行天皇陵で前回、足の捻挫のため、山の辺の道をリタイアしました。
巻向駅からその続きを歩こうと思いたち、ここまで来ました。
ここで気が変わりました(笑)
案内板には纒向遺跡として古墳群などが書かれています。
山の辺の道は何回か歩いていますが、纒向遺跡は未体験(笑)
こちらの方に興味をひかれましたので、予定変更です。 -
駅のすぐ近くに案内板があります。
案内板があると安心です。
纒向石塚古墳の方に向かいます。 -
歩きだしてすぐに「纒向遺跡散策マップ」がありました。
マップ右の巻向駅から歩いて☆印の所にいます。
この地図をしばし眺めプランをねります。
オレンジの線沿いに歩いていくことにします。
ルートとしては「纒向石塚古墳 → 勝山古墳 → 矢塚古墳 → 東田大塚古墳」と歩きます。
完璧な計画です(笑)
地図がないのでこのマップをデジカメに撮って地図代わりにします。 -
途中、綺麗なお花なんかを眺めながらのんびり歩きます。
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誰もいませんね〜。
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纒向石塚古墳です。
こんもりとした古墳です。
全長約96mの前方後円墳です。
築造は3世紀前半〜中頃と考えられ、後の大型古墳に見られるような埴輪などは出土していません。 -
纒向石塚古墳は後円部径と前方部長の比率が2:1となる「纒向型前方後円墳」の典型とされています。
「纒向型前方後円墳」とは初めて聞きました。黄金比みたいなものでしょうか。 -
この石板から纒向石塚古墳の方へ3.25m行った所に以前は周濠の水面があったと考えられています。
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纒向石塚古墳は水で周りがめぐらされていたのでしょうか。
想像がかきたてられます。 -
立ち入り禁止の看板もないので古墳へ近づいてみます。
草が腰の下くらいまでありますが、誰かが先に歩いたらしく一直線に踏みぬかれています。 -
小高い丘のようになっています。
フムフムと納得(謎)して次の古墳をめざします。 -
右に見えるのが勝山古墳、正面が巻向小学校です。
勝山古墳の周濠は4割くらい水がありません。
そちらの方に来ましたが、途中から藪のようになっていて進めませんでした。そちらの方から撮っています。 -
勝山古墳です。
勝山古墳は3世紀代に築造されたと考えられる全長約115mの前方後円墳です。
埋葬施設の内容は不明ですが、墳丘の周囲をめぐる周濠状の遺構から土器や木製品が多数出土しています。
出土品の中には建築部材やU字型木製品など特異なものも含まれていました。 -
勝山古墳の上部と左の周濠に水がはってありました。
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勝山古墳です。
水がはってある周濠も雰囲気があっていいですね。 -
勝山古墳の周りを行ける所までまわります。
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三輪山の形も綺麗です。
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勝山古墳から矢塚(やづか)古墳はすぐ近くです。
この辺りは狭い範囲に古墳が点在しており、見て回りやすくていいですね。
森っぽいのがあれば古墳かもしれません(笑) -
矢塚古墳の後円部は南北約56m、東西約64mとやや東西に長い形状になっています。
出土した土器などから3世紀中ごろの築造と推定されます。
先ほど見た石塚古墳と同様、後円部径と前方部長の比率が2:1となる「纒向型前方後円墳」の一例です。 -
矢塚古墳は入ってもよさそうなので、入ってみました。
小高い丘のようになっていて、なんなく一周りできました。
結構大きな鳥が、急にすぐ近くから飛び立ってビックリしましたが(笑) -
反対側から見た矢塚古墳です。
あまり違いは分かりませんが・・・ -
次の目的地の東田大塚(ひがいだおおつか)古墳です。
大体の方向さえ分かれば古墳はすぐ分かります。
私のような方向音痴でも大丈夫です(笑)
このあぜ道をまっすぐ進みます。 -
東田大塚古墳は近づくと人の手が加えられていることが分かります
木の植え方や階段があることなど少し人工的な感じを受けます。
もちろん後世になってのことでしょうが。 -
東田大塚古墳は全長約120mの前方後円墳ですが、現在は前方部が大きく削られています。
3世紀後半に築造されたと考えられ、纒向遺跡の中では築造時期が特定できる数少ない古墳のひとつです。 -
東田大塚古墳は階段があるので、もちろんのぼります。
あまりこういう感じの古墳は見たことがないのですが、一口に古墳といってもいろいろ特徴があって面白いですよね。 -
明らかに誰かが植えたものです。
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松も綺麗に剪定されています。
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東田大塚古墳の頂上も明るいです。
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こんな石碑もありました。
「大塚」という字が見えます。 -
こんなのもありました。
標高は72.98mらしいです。 -
竹藪もありました。
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東田大塚古墳をあとにします。
当初の予定では一旦、巻向駅に戻って前回リタイアした景行古墳に行くつもりでした。
でも、東田大塚古墳の案内板に纒向遺跡の中で最大の古墳は箸墓(はしはか)古墳と書いてありました。
これは行かねばならないでしょう。
というわけで、箸墓古墳を目指します。 -
綺麗な花などを眺めながらブラブラ歩きます。
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向こうの方に箸墓古墳らしいのが見えてきました。
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纒向遺跡最大の箸墓古墳です。
全長約278mの前方後円墳でなかなかの迫力です。
宮内庁により「大市墓(おおいちのはか)」として第7代孝霊(こうれい)天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓に治定されています。
また倭国の女王「卑弥呼」の墓だという説もあります。
古代ロマンですね。 -
箸墓古墳は航空写真で見ると前方後円墳の形がよく分ります。
現在位置は古墳左上の大きな道が交わっている所にいます。
これから写真左の道を下におりていき、箸墓古墳をグルーっと一周します。 -
少し歩くと箸墓古墳の周濠に水がはられているのが見えてきます。
この辺りは残念ながらこれ以上、近づくことはできません。 -
豊富な水がたたえられています。
この箸墓大池は「ため池100選」のひとつに選定されています。
素晴らしい景色でした。 -
10人以上の方がスケッチされていました。
この風景なら絵を書きたくなる気持ちも分かるような気がします。
私が書くと幼稚園の子にも負けそうですが(笑) -
句碑もありました。
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この風景ともそろそろお別れです。
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鳥をパチリ♪
こういう時、もっといいカメラを持っていたらなぁと思いますね。 -
箸中大池の端まできました。
箸墓古墳の前方部あたりです。 -
箸墓古墳は立ち入り禁止です。
卑弥呼のお墓かもしれない所ですから、興味はありますが仕方ありません。
まぁ素人が入っても何も分からないでしょうが(笑) -
ひっそりと咲いている花もいいものです。
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赤と影のコントラストがとても美しかったです。
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宮内庁のいつもの看板です。
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箸墓古墳の鳥居です。
これ以上は入ることができません。 -
箸墓古墳を一周しました。
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マンホールでしょうか。
他の方もよく撮っておられるので真似してみました(笑) -
歩いているとお地蔵さまがおられました。
のどかな風景に癒されます。 -
穏やかなお顔をされていました。
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道端のお社も絵になります。
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住宅地を桜井方面へ歩いていたんですが、土手を上がるとこの風景が目に飛び込んできました。
ベンチもありましたので、座ってしばらく眺めていました。 -
川沿いにありました。
地球儀が謎ですね。 -
少しお腹もすいてきたので、自動車道に出ることにしました。
このような所では食事をする所もないと思いますので・・・ -
169号線に出て食事する所を捜しますが、なかなかありません。
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大神神社の大鳥居が見えてきました。
この大鳥居は高さ32.2mとかなり迫力があります。
個人的には何回も参拝していますし、食事を優先するため、今回は大鳥居だけを横目に通り過ぎます。
山の辺の道を歩く時にでも参拝します。 -
予定していたお店がなんと改装中であったため、すき家にて牛丼を頂きました。
もう少しいいものが食べたかったのですが、いいお店が見つけられず・・・
でも美味しかったですよw -
この旅行記の数日後の日曜日に桜井市立埋蔵文化財センターに行きました。
日曜日なのに私以外、誰もいずのんびり見学しました。 -
古墳を見たばかりでしたので、興味深く見学できました。
小さな資料館ですのでざっと見れば10分ほどで終わると思いますが、じっくり説明書きなどを読みながらで1時間以上見学しました。
写真は珠城山古墳から出土した盾持人物埴輪です。
この資料館は後日訪れたものですが、古墳めぐりをした当日はこの後、阿倍野文殊院に参拝しました。
最後までお付き合いしていただきまして、本当にありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 十三の白髭さん 2014/06/28 08:05:59
- はじめまして。
- さんたくさん
山の辺の道、周辺は古代ロマン溢れる場所ですね。
私も好きで何度か歩きました(桜井〜夜都岐神社まで)
夜都岐神社〜天理・石上神社まで計画中ですが脱線してばかりで
古代天皇陵墓・古墳に大いに興味あります
旅行記で数箇所参考にさせていただきます
訪問&投票 だんだん
此れからも宜しく御願いします
〜十三の白髭〜
- さんたくさん からの返信 2014/06/28 19:02:24
- RE: はじめまして。
- 十三の白髭さま
ご訪問&掲示板への書き込み、本当にありがとうございます。
夜都岐神社〜石上神社間も雰囲気があってなかなかいいですよ^^
一部なかなか急な道もありますが歩く値打ちは十分あると思います。
内山永久寺跡はほんの少ししか残っていませんが、昔の境内図なんかがあって現地で思いをはせるのもおつなものですw
また石上神社は決して大きな神社ではありませんが、厳粛な雰囲気があります。国宝の拝殿など見ておいて損はないと思います。
また石上神社の近くに天理教本部もありますが、これもなかなか立派です。
ではこれからもお願いいたします。
さんたく
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