2014/03/22 - 2014/03/22
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ミズ旅撮る人さん
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3月の3連休で、北上展勝地を訪れました。折りしも、東北は雪が降り積もった直後。桜の名所で有名な展勝地公園も、雪景色となっていました。観光客が殆ど訪れない時期の様子と、そこに展示されているSLの写真です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
春のお彼岸というのに、東北地方は風雪注意報が出ていたため、景色は冬に逆戻り。雪とはあまり縁のない地方の観光客にとっては、願ってもいない光景でした。
ここ、北上展勝地は知らぬ人とて無いほどの桜の名所。北上市の中心部とは、北上川を隔てただけの至近距離です。さぞかし桜の時期は、大賑わいとなることでしょう。
ここは、北上川沿いに植えられている桜の並木でトンネルが出来、その下を歩くことが出来るため、桜にすっぽりと包まれて、幸せが満喫できる素晴らしい場所です。
その並木も今は、静かな雪景色。画面左から右奥に、ずっと連なっているのが桜並木です。北上市立公園展勝地 公園・植物園
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ここが、ポスターによくなる、桜のアーチです。
蕾が感じられますが、この寒さと雪で、また固く閉じてしまったようです。
この状態で、1ヶ月後には咲くんですね。 -
また雪が降ってきました。風が強いので、結構、吹雪きます。
この日の天候はすごく不安定で、朝は晴れて日が差していたのに、ふっと曇ったかと思うと、雪が降りしきる。北国の冬ってこんなものなのでしょうか。
かと言って、氷点下の寒さというわけでもないんですね。 -
ひょこっと雪の上に降りて来て、ととと・・・と走って飛んで行きました。
軽いから雪の上に残った足跡も、微かなもの。埋まることなんてないんですよね。
悲しい人間は、ずぼっずぼっと埋まりながら、雪原を歩きます。
まあ、それも楽しいんですが。 -
北上川には白鳥が飛来していました。声はよく聞こえるのですが、姿が見えないと思ったら、川面すれすれに飛行して行きました。
彼らは、桜の時期には北へ帰ってしまっていますから、姿が見えるのも、あとちょっとですね。 -
今度は、上空を飛んで行きました。白鳥は鳴きながら飛んでいくので、構えるのが楽です。
しかも、大型の鳥なので、望遠で比較的容易に撮影できました。 -
さて、展勝地公園にはSLが展示されています。レストハウスの駐車場から桜並木に向かう入り口の右横にあります。
主に宮古・仙台・八戸機関庫に所属した地元っこです。
静態保存されているSLは、大抵は機関車だけですが、ここには、貨車とラッセル車もあり、なかなか豪華です。
網の無いフェンスに囲まれいて、さくら祭りの期間だけ開放されるそうです。
以後は、SLの紹介になりますので、興味の無い方は読み飛ばしてください。 -
貨物列車の編成の最後尾を担う車掌車です。昔は、大抵こういう貨車が連結されていたものですが、最近では何も付いていませんね。尻つぼみのような寂しい光景です。
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C58−342。昭和46年まで現役運行を行い、49年に貸与されて、ここに保存されています。
長期間屋外に保存されていた割には、状態はきれいです。 -
後部のプレートもライトもあり、なかなかのべっぴんさんです。
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階段が付いていますが、開放されていないので内部は見られませんでした。
外観の保存状態からすると、あまり荒れてはいないのでは?と期待してしまいます。
動輪と補助輪の間に「水平刻印」と書かれていました。これは、初めて見ました。
この車体には、当時の車体表示がいろいろ残されていて、興味深いです。 -
本当に保存状態が良いので、被写体としては申し分ありません。
所属を表すプレートは失われていますが、直書きで「北上」とありました。
製造の表記プレートには「昭16汽車」とあります。看板の説明書きには、昭和18年汽車製造株式会社で造られたと書かれていました。年数の食い違いは何が原因なのでしょう? -
あんまり風情が良いので、もう1枚掲載します。
まわりの雪が光を反射して、とてもいい感じに撮れます。 -
SLの足回りには、固有の番号が刻印されています。これは、解体修理した時に、他の車体の部品と混同しないためです。
展示されるだけになった車体は、保存のために厚く塗料が塗られ、この刻印が見えないことが多いのですが、この車体はかなり見つけることが出来ます。
その中の2箇所です。左の縦に長い部品の上部に「L C58342」とあります。「L」は左を表すので、右は「R」と刻印されています。
さて、画面中央の刻印は打ち損なったのか、「C583442」と見えます。
「L」は、ほとんど見えません。「4」の場所が凹んでいて見にくいから、横に打ち直したのでしょうか?
SLの刻印には、いろいろな当時の事情が隠されていることがあって、おもしろいです。 -
蒸気機関車時代のラッセル車です。この車体は無動力車なので、SLに押してもらって移動します。左右に羽根を広げて雪を押し広げるようにして、除雪します。
凍結防止の窓の丸いヒーターが目玉のようで、可愛いです。
後方に「盛」の文字が見えます。盛岡駅常備の車体でした。 -
ラッセル車のつぶらな瞳。なんて、ひょうきんなんでしょう。
窓ガラスに、向かいにある大きな木が写ったので、取り入れてみました。 -
ラッセル車には、雪景色が似合う。
ここにこれらの車体を設置した人は、寂しくないように桜並木に顔を向けるようにしてくれたんですね。彼らは幸せです。 -
北上川舟下りの乗船場から全景です。
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桜並木と雪の北上山地(だと思うんですが)。これで、桜が咲くと素晴らしい風景でしょうね。
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