2007/08/19 - 2007/08/19
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pacorinさん
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2007年のことです。知り合いをたずねてドイツを訪問してみることにしました。
初ドイツ&久しぶりのヨーロッパ旅行で、お城などメジャーな観光スポットめぐりを楽しみつつ、元々好きだったドイツの合理的なお国柄のようなものを感じ取れた旅になりました。
こちらは旅行5日目、天空の城・ホーエンツォレルン城、古城と大学の町ハイデルベルク観光の様子です。
<日程>
1日目 関空→アムステルダム→シュトゥットガルト (シュトゥットガルト泊)
2日目 シュトゥットガルト観光 (シュトゥットガルト泊)
3日目 バイエルン州観光 (フュッセン泊)
4日目 ウルム・ローテンブルク観光 (シュトゥットガルト泊)
5日目 ハイデルベルク観光→フランクフルト (フランクフルト泊)
6日目 ライン川下り (フランクフルト泊)
7日目 フランクフルト→アムステルダム (機中泊)
8日目 →関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この旅行記は「友だちたずねてドイツ旅 <4> 中世のかわいい街並み ローテンブルク編」からの続きです。
http://4travel.jp/travelogue/10858716
<5日目>
シュトゥットガルトの友人宅から車で出発。目指すは南へ約60km、標高855mのきれいな円錐状のお山のてっぺんにある、ホーエンツォレルン城です。
旅行3日目~5日目は友人の車で移動していたのですが、ドイツのアウトバーンドライブはとても楽しいものでした。
ドイツ人の運転は超アグレッシブで、180km/hで走っていても、200km/h以上で簡単に追い抜いていかれます。対照的にイタリアのナンバープレートをつけた車はのんびりマイペースで、煽られていてもゆっくり走っていたり、国民性が表れるようでした。
pacorinは自分では最高で140km/hぐらいしか出したことないし、200km/h以上で走り続ける、とか日本では絶対ないシチュエーションなので大興奮でした♪(ちなみに速度無制限なのは普通乗用車のみで、速度制限区間もあります。)
友人の車はメルセデスCクラスでしたが、「真っ赤なアウディがあおってきてるよ~」と思って運転手を見てみたら、けっこうなおばちゃんだったりして、ほんとドイツ人すごいです。日本だとおばちゃんが運転するベンツ(高級車)=あぶなっかしい、近寄るな、みたいな感じだけど。(失礼)
ドイツでは当然のごとくメルセデスやBMWがゴロゴロ走っていて(ポルシェは時々かな)、クルマを見ているだけでも楽しいし、運転ルールもしっかりしているので、とても快適なドライブでした。(幸い渋滞にもひっかからなかったし。)
運転(スピード)好きな方なら、ちょっと良いレンタカーで自己最高速度でドライブを楽しまれるのも良いかと思います。 -
アウトバーンにはサービスエリアなどももちろん整備されています。お手洗いが有料なのがちょっと面倒ですが。
高速で走っているとフロントガラスに虫が大量にぶつかってすぐに汚れてしまうのですが、ガソリンスタンドにはその汚れをおとす液みたいなのも置いてあったと思います。
お城のシルエットが見えてきました。絵に描いたような「お城!」って感じじゃありませんか♪ -
ホーエンツォレルン城
http://www.burg-hohenzollern.com/startpage.html
ドイツ帝国(ドイツ第二帝国)、ホーエンツォレルン家(11世紀〜)の発祥の地の城であり、ドイツ皇帝やルーマニア国王を輩出してきました。
写真は中庭の様子。なんていうか、ものすごく好きな感じです♪ホーエンツォレルン城 城・宮殿
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山の上にたっているので、景色が抜群に良いです。
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「黒い森」、シュヴァルツヴァルトが広がります。
シュヴァルツヴァルトはバーデン=ヴュルテンベルク州に位置する森や山地のことで、その多くは植林されたドイツトウヒの木でなんだそうです。黒い森 (シュヴァルツヴァルト) 森林・ジャングル
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このお城は15世紀に完全破壊されていて、最初のお城がどんな姿だったのかはほとんど分かっていないそうです。現在のお城は19世紀に建てられたもので、ノイシュヴァンシュタイン城と同時期のものです。
こちらのお城はルートヴィヒ2世の趣味で建てられたノイシュヴァンシュタインとは違い、実際に中世の頃、騎士の城塞として使われていました。
ちなみにホーエンツォレルンはドイツ語で「ブルク」(Burg)=騎士の城塞、ノイシュヴァンシュタインは「シュロス」(Schloss)=王侯貴族の宮殿です。
用途によってドイツ語の「城」という言葉は使い分けられているんですね。 -
例によって内部は撮影禁止だったのかどうか忘れてしまいましたが、写真がないのでもらったパンフレット(かなり立派なものです)の写真を少し載せます。
これはパンフレットの表紙とチケットの写真です。ちなみに入場料は2007年当時で8ユーロでした。 -
霧の中のホーエンツォレルン城。
これを見て連想したのが竹田城。同じように山の上に建っているので、天空の城って感じです。
竹田城の旅行記、よろしければ…
「雲海多すぎ!?竹田城跡&るり渓で思いがけずイルミネーション満喫」
http://4travel.jp/travelogue/10832374 -
玄関ホールに描かれた樹形のホーエンツォレルン家系図。どんどん枝分かれしています。
イーゼルの油絵は最後のドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の狩猟服姿です。 -
伯爵の大広間
他の部屋もそうでしたが、適度に豪華、でも実用的な感じで実際に使いやすそうな感じでした。そこもまたpacorin的に気に入りました。 -
うーん、やっぱええわぁ~*:.。.:* ゜( n´∀`)n゜*:.。.:*
フォトジェニックなお城です。 -
お城を眺めながらランチにしました。
観光地の売店ってこんなのしか売ってないんですよねー。ドイツは食べ物に偏りがある感じなのがちょっとばかり難です。 -
けど、お城からの眺めは最高☆
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名残惜しいけど、ホーエンツォレルン城を後にしてハイデルベルクに向かって北上します。
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古城街道とファンタスティック街道が交わる町、ハイデルベルクにやってきました。
ハイデルベルク城は、13世紀にプファルツ選帝侯の居城として建造されました。
ということは、このお城はシュロス(Schloss)ですね。写真はフリードリヒ館です。
全く記憶に残っていなかったけど、チケットがあったので、お城までケーブルカーで登ってきたようです。ハイデルベルク城 城・宮殿
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17世紀にルイ14世の軍によって破壊され、一部だけ修復されたそうです。
あー、こんなところにもpacorinの嫌いなルイ14世が出てきた。ルートヴィヒ2世は憧れていたみたいだけど~。
こちらはオットハインリヒ館。 -
大樽棟
王の広間と隣接し、祝宴の際ワイン貯蔵庫と宴会場が可能な限り近くになるよう設計されたんだそうです。 -
現在の大樽は4代目、1751年につくられ、時の選帝侯にちなんでカール・テオドール樽と呼ばれているそうです。
建造時 221,726リットルだった容積は、木材の乾燥により 219,000リットルほどになっているんだそう。(Wiki情報です。) -
ハイデルベルクの大樽は文学作品でも言及されているようですが、どれも読んだことがないのでわかりません。
とりあえず有名だったんですかね〜? -
テラスからはハイデルベルクの街並みを一望できます。
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ハイデルベルクを流れるのはネッカー川です。
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緑が多いのが良いです。
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テラスはこんな感じ。
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それぞれに景色を楽しんでいます。
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戦禍を免れ、古い街並みがそのまま残っています。
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火薬塔
プファルツ継承戦争時の1693年にフランス兵によって爆破されたんだそうです。 -
奥に見えているのはイギリス館。
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ゆっくりしてる時間がなかったので、駆け足観光になってしまいましたが、この景色は今でも記憶に残っています。
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ハイデルベルク城は今回の旅行で訪れた他のお城とは違い、街の中にとけこんでいる感じが良かったです。
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時間がないので車でマルクト広場に突入~(笑)
マルクト広場 (ハイデルベルク) 広場・公園
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時間があったらここら辺でお茶とかしたかったなぁ。
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左手に見えるキスのシルエットの看板はカフェ・クネーゼル。
1863年創業で、女子学生が愛の告白に使えるチョコレート菓子を作ったことで有名なんだとか。ちょっと店をのぞいてみればよかったな。 -
川沿いの通りに出てきました。
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カール・テオドール橋
1788年に建設されたハイデルベルクのシンボル的な橋。別名「アルテ・ブリュッケ(古い橋)」
路上の分別ゴミ箱がドイツっぽいです。カール テオドール橋 建造物
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ハイデルベルク中央駅に送ってもらいました。フランクフルトまでの切符を買って、友人とお別れ。
この旅行時のユーロのレートは170円近くしていて、こちらからするとすごく物価が高く感じたのですが、友人と行動しているときはほとんど支払いをしてくれて、ほんと感謝、感謝でした。この後シュトゥットガルトまで帰って、3日間で走行距離1,200km近くだったそうです。Danke schön!! -
電車がきたので乗りこもうとすると…日本と違ってホームがない?
けっこうな高さのステップをを上がらないとだめなので、スーツケースだとけっこうきつかった!この後、スーツケースで更なる試練が待ち受けているのですが…。
とりあえずICでフランクフルトに向かいます。
「友だちたずねてドイツ旅 <6> なんちゃってライン川下り フランクフルト編」に続きます。
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