ネパールに来て3日目。まだ選挙のこともストライキのことも知らなかった。<br /><br />ガイドブックの地図にある『バクタプル行きバス乗り場』へと向かうも、バスらしき姿は１台もない。付近の人に尋ねてもよく分からず、場所が間違っているのだと思い込んでウロウロと探し回る。<br />30分ほど彷徨った挙句やっと英語の話せる男性に出会い、「今日からしばらくストライキだ」と知らされる。<br />呆然と立ち尽くす私に、男性は「プラノ･バスパークからなら何本かのバスが出ているはず」と、地図を差して教えてくれた。<br /><br />どうにかバクタプル行のバスを見つけ、出発。<br />しかし、本数が少ないせいか凄まじいほどギュウギュウ詰め。<br />運よく座っていたから助かったが、もし立っていたらすり潰されていたかもしれない。<br /><br />バクタプルからの帰りも、やっぱり『カトマンズ行バス乗り場』と書かれている場所からのバスはなく、近くの人に尋ねてどうにか乗り込むことができた。<br /><br />帰りのバスも往路以上にすし詰めで、立っている人たちは殺気立っていた。<br />更に、ストライキ中に運行していることに対する抗議として、車体に石を投げられたり、二人乗りのバイクから蹴りを入れられたりしてかなり怖かった。<br /><br />それでも、良い出会いにも恵まれ、バクタプルは心から「来て良かった」と思えるところだった。<br />もしも後半に行くことにしていたらきっと行けなかった（食あたりで）だろうから、つくづく前半に行っておいて良かった。<br /><br /><br />【旅程】<br />□11/12　上海泊<br />□11/13　昆明泊<br />□11/14　カトマンズ泊<br />□11/15　カトマンズ泊<br />■11/16　カトマンズ泊<br />□11/17　カトマンズ泊<br />□11/18　カトマンズ泊<br />□11/19　カトマンズ泊<br />□11/20　ポカラ泊<br />□11/21　ポカラ泊<br />□11/22　ポカラ泊<br />□11/23　ポカラ泊<br />□11/24　ポカラ泊<br />□11/25　カトマンズ泊<br />□11/26　カトマンズ泊<br />□11/27　カトマンズ泊<br />□11/28　カトマンズ泊<br />□11/29　上海泊<br />□11/30　帰国<br /><br /><br />【為替レート】<br />100JPY≒1USD≒100NPR(ﾈﾊﾟｰﾙﾙﾋﾟｰ)

2013秋05　ネパール(バクタプル)

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2013/11/16 - 2013/11/16

52位(同エリア132件中)

小心者さん

ネパールに来て3日目。まだ選挙のこともストライキのことも知らなかった。

ガイドブックの地図にある『バクタプル行きバス乗り場』へと向かうも、バスらしき姿は１台もない。付近の人に尋ねてもよく分からず、場所が間違っているのだと思い込んでウロウロと探し回る。
30分ほど彷徨った挙句やっと英語の話せる男性に出会い、「今日からしばらくストライキだ」と知らされる。
呆然と立ち尽くす私に、男性は「プラノ･バスパークからなら何本かのバスが出ているはず」と、地図を差して教えてくれた。

どうにかバクタプル行のバスを見つけ、出発。
しかし、本数が少ないせいか凄まじいほどギュウギュウ詰め。
運よく座っていたから助かったが、もし立っていたらすり潰されていたかもしれない。

バクタプルからの帰りも、やっぱり『カトマンズ行バス乗り場』と書かれている場所からのバスはなく、近くの人に尋ねてどうにか乗り込むことができた。

帰りのバスも往路以上にすし詰めで、立っている人たちは殺気立っていた。
更に、ストライキ中に運行していることに対する抗議として、車体に石を投げられたり、二人乗りのバイクから蹴りを入れられたりしてかなり怖かった。

それでも、良い出会いにも恵まれ、バクタプルは心から「来て良かった」と思えるところだった。
もしも後半に行くことにしていたらきっと行けなかった（食あたりで）だろうから、つくづく前半に行っておいて良かった。

【旅程】
□11/12　上海泊
□11/13　昆明泊
□11/14　カトマンズ泊
□11/15　カトマンズ泊
■11/16　カトマンズ泊
□11/17　カトマンズ泊
□11/18　カトマンズ泊
□11/19　カトマンズ泊
□11/20　ポカラ泊
□11/21　ポカラ泊
□11/22　ポカラ泊
□11/23　ポカラ泊
□11/24　ポカラ泊
□11/25　カトマンズ泊
□11/26　カトマンズ泊
□11/27　カトマンズ泊
□11/28　カトマンズ泊
□11/29　上海泊
□11/30　帰国

【為替レート】
100JPY≒1USD≒100NPR(ﾈﾊﾟｰﾙﾙﾋﾟｰ)

エリア

バクタプル(ネパール)

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: 高速・路線バス徒歩

航空会社: 中国東方航空

旅行の手配内容: 個別手配

往路の車内で素敵なウクライナ人カップルと出会う。
男性がめちゃくちゃフレンドリーで、「一緒に歩かない？」と誘ってくださった。

初っ端のバス探しから苦戦して心細くなっていたので、ありがたくご一緒させていただくことに。
まるでタイムスリップしたかのような、映画の中に紛れ込んだかのような。
一瞬で魅了された。
建物がいちいち美しい。
高い建物に挟まれた暗い路地から燦々と明るい広場へ。
水汲み場はけっこう深い。
これはなんだろう？
壁には神様？
そしてまた素敵な路地へ。
きっと超方向音痴の私一人だったら、こんな縦横無尽に路地を歩けなかった。
そしてまた寺院の建つスクエアへと出る。
すこぶる愛想の良い彼がそこらじゅうで笑顔を振りまくので、誰も彼もが笑顔を返してくれる。
ダルバール広場に到着。

ガイドブックにあるとおり、人が少なく広々としている。
美しい寺院と鐘。
博物館の入口。
旧王宮内
昼食は観光客向けの食堂でフライドライスを。

彼が塩コショウと間違って隣の席にあった２個の小さな置物を借りてきた（真ん中の2体）。
振っても振っても何も出てこず、「よく見たらコレただの置物やないかい！」と3人で腹が捩れるほど笑った。

こればっかりは今思い出しても笑える。
土産物屋の店先。
正直、こんなローカルな路地を歩くのが一番楽しい。
おおらかな放し飼い。
路地は子供たちの遊び場になっている。
ここは中世か。
細い路地を歩き倒す彼らとの散策はとても楽しい。
途中でティータイム。紅茶をご馳走になる。
尻の下にシートまで敷いてもらう甘やかされぶり。

膝の上には、彼からお借りしたバンダナ。
多分私の脳天を心配してくれたのだろう…
トゥマディー広場へと向かう途中で川沿いへ。

男性も女性も畑を耕している。
小川と平行した屋根つき廊下のような建物。
川沿いにもあちこちに神様が祀られている。
しつこいようだが、
私一人だったら、こんなところまで来れなかった。
アーチをくぐると、また家並みが続く。
トゥマディー広場にやって来た。
賑わう広場に建つ『ニャタポラ寺院』
ただし、多くのバスが運休しているせいか、観光客らしき姿は少ない。
ニャタポラ寺院から眺める『バイラブナート寺院』。
ポテリスクエア
多くの壺が行儀よく並んでいる。
ろくろを回すおじさん。
タチュパル広場へ向かう石段。
確実に迷子になりそうな路地だらけ。
タチュパル広場
ダッタトラヤ寺院とガルーダ像

この後選挙演説（？）があるらしく、人がいっぱい。
凛々しい猫
頭のバンダナパクっちゃってごめんなさい。
どうにかバスを見つけて帰還。
ホテルの前まで送ってくれ、二人としっかり抱き合って別れる。
本当に本当に素晴らしい思い出をありがとう！

ウクライナがいつか行ってみたい国に加わった。