鉄道でフランス周遊＋ちょこっと英瑞　13日間の旅　Day 11-13　～友達訪ねてロンドンへ＆旅の終わり～

2009/05/05 - 2009/05/07

『鉄道でフランス周遊＋ちょこっと英瑞　13日間の旅　Day 10　～再びパリ、そしてあこがれのモンサンミッシェルへ～』からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/10825869

旅の最後は友達に会いにロンドンへ立ち寄ります。ユーロースターでドーバー海峡を渡ってみたかったんだよね～

＜日程＞

1日目　関空 → 北京 → パリ　　（パリ泊）
2日目　ヴェルサイユ観光　　（パリ泊）
3日目　パリ → ロワール古城めぐり　　（アンボワーズ泊）
4日目　アンボワーズ → リヨン　　（リヨン泊）
5日目　リヨン → アヌシー　　（アヌシー泊）
6日目　アヌシー観光 → シャモニーモンブラン
　　　　（シャモニーモンブラン泊）
7日目　モンブラン観光　　（シャモニーモンブラン泊）
8日目　シャモニーモンブラン → ローザンヌ　　（ローザンヌ泊）
9日目　ローザンヌ → パリ　（パリ泊）
10日目　モンサンミッシェル観光　　（パリ泊）
11日目　パリ → ロンドン　　（ロンドン泊）
12日目　ロンドン → 　（機中泊）
13日目　北京 → 関空着

エリア グリニッジ(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行11日目。

10:13　パリ 北駅　→　11:28　ロンドン セント・パンクラス

ユーロスターであっという間にパリからロンドンへ。

セント・パンクラス駅はヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築の内部を現代風にリニューアルしたきれいな駅です。昔はユーロスターの発着駅はウォータールーだったのですが、2007年11月よりこちらがターミナル駅となりました。

ここでワーホリ時代の友達Tちゃんと待ち合わせて、Tちゃんのおうちへ。DLRのブラックウォール駅近くの素敵なフラットでした。

おうちで軽くランチをすませてTちゃんとお出かけします。

テムズ川に出ると対岸にThe O2が見えました。

O2アリーナは2012年ロンドンオリンピック、パラリンピックの会場になっていましたね。IOCの規定により大会期間中はノース・グリニッジ・アリーナに名称変更されていたそうですが。

The O2 Arena (ノースグリニッジアリーナ) 現代・近代建築

ポンポンのような花が咲いていました。

そのままテムズ川沿いを歩いて行くと、対岸に旧王立海軍大学が見えてきました。その辺りがグリニッジです。

グリニッジはグレーター・ロンドン南東部の町で、グリニッジ・ロンドン特別区のテムズ川南岸に位置しています。グリニッジ平均時の基準となる都市としてよく知られています。

また、「マリタイム・グリニッジ」（海事都市グリニッジ、河港都市グリニッジ）の名でユネスコの世界遺産に登録されている由緒ある港町なのです。

え、世界遺産だったの？知らなかったわ。

旧王立海軍大学

もともと、船乗りのための病院として建てられましたが、1869年に王立海軍大学の校舎に転用。1998年まで使われたそうです。

では、テムズ川の下、グリニッジ・フット・トンネルを通って対岸へ行ってみましょう。

このトンネル、地下深くてけっこう階段がしんどかったです。

グリニッジ フット トンネル (歩行者用トンネル) 建造物

旧王立海軍大学　ペインテッド・ホール

1696年から1712年にセントポール大聖堂をはじめ、ロンドンの52の教会を建設したクリストファー・レンが手がけた建物です。

1869年に病院としての役割を終え、1998年までは王立海軍大学でした。現在はグリニッジ大学のグリニッジキャンパスとトリニティー音楽院の施設として使われているそうです。

旧王立海軍学校 （グリニッジ大学） 博物館・美術館・ギャラリー

旧王立海軍大学　ペインテッド・ホール

だまし絵と天井画がすごいです。

旧王立海軍大学　ペインテッド・ホール

水兵が食事をするダイニングホールとして作られました。

旧王立海軍大学　礼拝堂

天井の装飾が素晴らしい。色も上品で素敵です。

旧王立海軍大学、なんとなく来てみただけだったけど、なかなか見ごたえがありました。

次はグリニッジ公園にある王立天文台へ向かいます。

大航海時代の1675年にイングランド国王チャールズ2世が設立した王立天文台で、観測機関としての王立天文台は1990年にケンブリッジに移転し、現在は史跡として公開されています。

グリニッジ公園 広場・公園

航海中、船がどこにいるのか、正確な位置を把握しておくため、この天文台で時間を計測して出発してからどのくらいの時間が経過しているか確認していたんですね。

1851年に台長エアリーが当時の本館に子午環を設置し、窓の中心を基準として観測を行い、この地点（グリニッジ子午線上）の平均太陽時であるグリニッジ平均時を定めていました。（この写真がその窓です）

その後、世界共通の経度の基準（経度0度、本初子午線）と定められ、世界の経度および時刻の基準を担っていました。

旧王立天文台 (グリニッジ旧王立天文台) 博物館・美術館・ギャラリー

お約束の子午線またぎ（笑）

ちなみに天文台は博物館になっていました。建物全体の写真を撮り忘れていました…。

子午線からの眺め。

子午線からの眺め。

グリニッジ平均時を表す時計

グリニッジ平均時（Greenwich Mean Time, GMT）は、グリニッジ天文台・グリニッジ子午線（経度0度）における平均太陽時を指します。

グリニッジ観光を終えたら、トッテナム・コート・ロードに移動して、Tちゃんのお相手Gくんと合流。

アラビアチックなモロッコ料理のレストランで美味しいディナーを食べた後、わたしは1人でケンブリッジ・シアターにミュージカル「シカゴ」を見に行きました。

日本じゃミュージカルなんて自分でお金を出して見に行かないんだけど、海外では見たくなるんだよね。スタイル抜群の女優さん、歌の迫力とセクシーダンスに魅了されました。

ショーが終わったら、Tちゃん＆Gくんのおうちへ帰って泊めてもらいました。

ケンブリッジ シアター 劇場・ホール・ショー

旅行12日目。

出勤していくGくんとさよならし、英語学校に行くTちゃんを見送り、のんびり朝食を食べて、戸締りしてお出かけ。

ちなみに、TちゃんとGくんはウエスタン・オーストラリアでのツアーメイトでしたが、2人はそれがきっかけでおつきあい。この時は結婚していませんでしたが、1年後にめでたく結婚しました。2人の結婚式に出席した時の様子はこちらの旅行記でアップしています。

『イギリスで友人の結婚式に出席＋しっかり観光♪　2　～結婚式編～』
https://4travel.jp/travelogue/10791617

今日はカナリーワーフの駅から地下鉄に乗ります。

サウス・ケンジントンでおりて、ロンドン自然史博物館へやってきました。
http://www.nhm.ac.uk/

恐竜の展示が人気で、親子連れや遠足の子供たちでいっぱいの博物館でした。

ロンドン自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

わたしの好きなトリケラトプスだ♪

シロナガスクジラ？

やたら広くていろんな展示がありすぎるので、主なものだけ見て回りました。

建物も立派です。ロマネスク様式なんだって。

中央ホール。素敵です。

博物館を適当に見学したら、ナイツブリッジまでてくてく歩いてハロッズでお土産などを買いました。

その後、ピカデリーラインで友人Mちゃんとの待ち合わせ場所、ホルボーンへ。Mちゃんは地元の昔からの友人ですが、ロンドンに住んでジュエリーデザイナーをしています。
http://www.momocreatura.com/

いつもMちゃんが京都に帰ってくるときに会ってたけど、ロンドンで会うのは初めてでした。ロンドンの街角で待ち合わせて、3年ぶりの再会です。普通のことをロンドンでしてるってのがいいよね～。

一緒にバスに乗って、さらに移動。

コンラン卿プロデュースのおしゃれカフェ、ALBIONへ。
http://albioncafes.com/shop

ちょっとした食料品店を併設した良い感じのカフェです。

まずは店内でフィッシュ・パイと白ワインをいただきました。ホワイトソースに白身魚やムール貝が入っていて、表面はポテトグラタンみたいになってました。美味しかったです。

Mちゃんのはリーク・パイです。

かなーりボリューミーでお腹いっぱいだったにもかかわらず、外に出てお茶をしました。しかも、ロンドン最後だしってことで、クリームティーを注文。

大きな紅茶のポットにでっかいスコーン、ドライフルーツぎっしりのケーキにショートブレッドなどがついててお値打ちでした。店員さんも愛想よく、席移動の際もにこやかに対応してくれたし、このカフェはおすすめです。

しゃべっているとあっという間に時間が過ぎ、慌ててTちゃん家へ帰ってパッキング。地下鉄でヒースローに向かうのはめんどくさかったけど、Tちゃんが空港まで一緒にきてくれたので助かりました。

20:25　ロンドン　CA938　13:40　北京

4列席の中側、しかも中国人に包囲されて最悪だったけど、行きにはなかった個人モニタがついてて映画が見られたのはちょっと良かったです。

中国人の化粧室の使い方が汚くて、CAが何度も掃除に入ってました。トイレ掃除のおねーさん状態でお気の毒。

この時、豚インフルエンザが流行っていたので、北京の税関の人は皆マスクをしていました。スイスで別れたYちゃんとも無事合流しました。

16:05　北京　CA161　20:10　関空

日本でも一応マスクをしてたけど、北京の方が物々しい感じでした。

思いつきで行くことになったフランス旅行でしたが、Yちゃんと協力してプランニングや手配をし、今思い出しても充実した旅でした。

古い旅行記におつきあいいただき、ありがとうございました（終）