2013/09/15 - 2013/09/15
784位(同エリア3078件中)
susuさん
ここ数年はアジアばかり旅行していたので今度はヨーロッパに行きたくなりました。これまでヨーロッパにはツアーでしか行ったことがなく、個人旅行は初めてです。
いろいろ検討した結果、ブダペストINウィーンOUTの航空券を購入して周辺の数カ国を周遊することにしました。訪問する国・都市を増やしたり減らしたりしつつ各都市の滞在日数に頭を悩ませたり、各都市間の移動手段についても試行錯誤を繰り返しながら、以下のような日程ができあがりました。
9/12(木)成田→ドーハへ
9/13(金)ドーハ→ブダペスト
9/14(土)ブダペスト
9/15(日)ブダペスト→プラハへ
9/16(月)プラハ
9/17(火)プラハ→ブラチスラバ→ウィーン
9/18(水)ウィーン
9/19(木)ウィーン
9/20(金)ウィーン→ドーハ
9/21(土)ドーハ→成田
成田→ブダペスト、ウィーン→成田の航空券…123,700円
ブダペスト→プラハの寝台列車(クシェット6人部屋)…29EUR(3,880円)
MAV(ハンガリー国鉄)http://elvira.mav-start.hu/elvira.dll/xslvzs/index?language=2&ed=51E7EA5A
プラハ→ブラチスラバのバス…12EUR(1,582円)
czech transport.com(チェコのバス・鉄道)http://czech-transport.com/transport-service
ブラチスラバ→ウィーンのバス…7.87EUR(1,057円)
SLOVAK LINES(スロバキアのバス)http://online.slovaklines.sk/
ユーロラインズの存在、クシェットという用語、国際列車の切符のインターネットでの購入方法などなど、何もかもが初めて知ることばかりでした。あとオープンジョーの航空券を利用するのも初めて。
7泊分のホテルも全て予約して(ブダペスト②、列車泊①、プラハ①、ウィーン③)出かけました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は朝からいい天気。朝食を食べてホテルをチェックアウトし、レセプションで荷物を預かって貰ってから出掛けました。
ホテルの最寄り駅の目の前にあるのになかなか行く機会がなかった工芸美術館へ。緑と黄色のタイルで出来た屋根が素晴らしく鮮やかです。この建物大好きだなあ。中には入りませんでしたが、外観だけでも一見の価値があります。 -
屋根以外もため息の出る美しさです。
ハンガリー建国1000年を記念して建てられたそうです。ブダペストを観光していると「建国1000年を記念して作られた」と解説の付いている場所が多いことに気付きます。1000年を記念して地下鉄を作るは英雄広場を作るは工芸美術館を作るは、19世紀末のハンガリーは相当豊かだったのかな。豊かかどうかはさて置いても間違いなく国家の威信と誇りをかけた一連のプロジェクトだったんだろうなあと思います。 -
コルビン街区駅前の両替所で少し両替した後、地下鉄に乗って移動。
デアーク広場駅で1号線に乗り換えてHosok tere駅で下車。1号線の地下鉄の出口は他の路線と違ってこのようにレトロで風情があります。
Hosok tere駅、日本語で英雄広場駅。 -
その名の通り、地下鉄を降りて大通りを渡るとこの景色!
今日は天気がいいと分かった瞬間、真っ先に頭に浮かんだのはここでした。
ハンガリー歴代の英雄像が並んでいます。 -
柱のてっぺんには大天使ガブリエルの像。
見上げているうちに「眺めが良さそうだな〜でも高すぎて怖いかも…」と、いつの間にかガブリエルに感情移入していました。 -
騎馬民族めっちゃかっこいい。
ハンガリー建国の英雄アールパードをはじめとする7部族の首長だそうです。 -
天気がめちゃくちゃ良くて暑いので日影に避難。
上に立っているのは英雄、下のレリーフは…名場面? -
奥に見えるのはブダペスト西洋美術館。
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広場を挟んで反対側にあるのはブダペスト現代美術館。
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英雄広場の向こうには市民公園があります。
公園の手前にあるのはヴァイダフニャド城。レトロでいい雰囲気のお城ですが実際に使われていたものではなく1896年の建国千年祭用に作られたパビリオンらしい。終わったら取り壊す予定でしたが評判が良かったので残して、現在は農業博物館になっているそうです。
手前のスペースは、冬季はスケートリンクになるんだったかな。 -
スケートリンクの上を通っている長い橋を渡って公園内へ。
敷地内には色々な土産物のお店が出ています。こちらのお店はムチの品揃えが豊富。売れるのかな…。
お兄さんが鞭を振るって音を鳴らしています。この音はムチ同士が当たって鳴るのではなく、ムチの先端が音速の壁を超えた時に鳴るんだと聞いたことがありますが、それほど高速にも見えませんでした。尤も刃牙で得た知識なので本当かどうか分かりませんが…と思ったらWikipediaの鞭のページにも書いてあるな。 -
弓矢の練習?デモンストレーション?をしていました。
一本放ったら次の矢を用意しながら大股で一歩前進し、どんどん標的に近付きながら矢を打ち込んでいきます。実践的で感心しました。 -
あっ、牛だ!こんな所に牛がいるとは。
この辺りで気がつきましたが、今日はどうやら牧畜関係(?)のお祭りをやっているようです。 -
ポニーに乗る子供達。
手前の白馬はたてがみサラッサラでイケメン風でした。 -
鳥の囀りが聞こえたので振り返ったら、鳴いていたのは籠の中のお兄さんだったのでびっくり!
鳥の鳴き声が出せる笛を売っているようですが、お兄さんは笛なしでも鳴けるようです。 -
可愛らしい瓶に入ったワイン、お土産に良さそう。価格は300Ft(約135円)くらいから。
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イチオシ
うわー物語に出てきそうなお城!
お店を見ながら少しづつ歩いていて気が付いたら辿り着いていました。 -
花壇も整えられていてとても綺麗です。
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わあー何ですかねこの建物は…!お店の背景として見るには豪華すぎる。
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建物があるエリアを通り過ぎると広い公園に出ます。木陰が気持ちいい。
公園内には池や川もありました。 -
硬貨をガツンと叩いて記念コインに加工しているようです。
ヨーロッパの観光地ではそういう自販機みたいな機械をよく見ますね、日本では見たことも聞いたこともないけど。硬貨変造で犯罪になるからかな。 -
ハンガリー語でキュルトゥシュカラーチ、チェコ語でトルドローとかいう名前のお菓子。プラハでも売っていましたが発祥はスロバキアだとか?
結構色々な所で見かけたし美味しそうでしたが、結局食べる機会はありませんでした。 -
これは多分レーテシュというラードを使って作るパイ。ショーケースに貼られているメニューを見ると甘い物も惣菜系の物もあるようです。
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大きな鍋(ボグラーチというらしい)でグヤーシュが煮られています。芋煮会を思い出しました。
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広場になっている辺りにテーブルとベンチがあって、フードコートのように買った食べ物を座って食べられるようになっています。
ステージでの演奏などもありました。 -
乳製品のお店を発見。旅行先で飲む牛乳に目がないので1本買おう。
お店のお姉さんがしきりにラベルを指しながら何やら確認してきましたが、よく分からないけど大丈夫大丈夫と頷いて購入。500mlで260Ft(約117円)。 -
牛乳だと思って購入したら実はヤギミルクでした。お姉さんが確認していたのはこの事だったのか。ラベルのヤギの写真を指していたんだ。
しかしヤギミルク初体験なので望むところです。自分で選ぶとしたら躊躇して買えなかったかもしれないので、間違えて買ったことはむしろ非常に幸運でした。
肝心の味ですが、意外にも殆ど癖はなく牛乳とあまり変わりませんでした。ほんのり羊肉みたいな風味があるかなくらい。全然美味しい。 -
遊牧民の伝統衣装を着ている人達が!
牛もそうですが、時間がなくて地方に行けないのでブダペストに居ながらにしてこういった物を見ることができたのがとても嬉しい。 -
イチオシ
周りの席で食事を摂っている人達の料理が気になりだしたので、私もここで昼食にします。
大きなソーセージと迷いましたがステーキをチョイス。巨大な肉の塊から分厚くカットして両面を焼いてくれます。 -
付け合わせのポテトと合わせて2,000Ft(約900円)だったかな。パンもセルフサービスで頂けますがそんなに食べられないので取りませんでした。
肉は本当にレアで「たたき」の状態。こんなに生肉をモリモリ食べたのは生まれて初めてです。完全に生の部分もほんのり塩味があって美味しい。
ナイフとフォークがペラペラのプラスチックで肉が切れず、皿がただの厚紙なのでそちらばっかり削れました。ポテトは冷めて硬い。 -
向かいに座ってワインを飲んでいるこのお爺ちゃんがハンガリー語?で話しかけてきますがさっぱり分からない。だんだん私のナイフとフォークが止まってきたのを見て「多いだろう。無理して食べることないよ」的なことを言っているのは分かる。暫く肉と格闘した後にそうですね〜と食器を置くと、勝手に私のポテトをつまみ始めました。面白い。料理を残すのが好きじゃないのでまあ有難かったです。
この会場に東洋人旅行者の姿は殆どありませんでしたが、この後偶然同じテーブルに日本人のお母さんと娘さんが座ったので声をかけて少し話しました。娘さんがアメリカお母さんが日本に住んでいて、現地集合して中欧を旅行されているとのこと。なんと娘さんは大学でハンガリー語を学ばれているそうです。ハッ、それならもしかして解読出来るのかも…と思い、今夜乗るプラハ行きの夜行列車のチケットを見て頂きましたが、結局クシェットなのかどうかは分かりませんでした。駅員ですらよく読まないと分からないチケットですもんね…。
これからプラハやウィーンに行くと言ったら、ウィーンはハンガリーの前に行ってきたけど天気が悪くて凄く寒かったし、プラハはもっと寒そうだからとお母さんにホッカイロ頂いてしまいました。ええーいいんですかありがとうございます…!っていうかそんなに寒いんですか…! -
お祭りのお陰で思いがけず長居してしまいましたがそろそろ他の所に行こう。
牛の頭蓋骨に見送られて市民公園を後にしました。 -
公園の入口は即席の遊園地のようになっていました。
子供がバンジージャンプのようなゴムロープを着けてトランポリンでビヨンビヨン跳ねています。面白そう。5mくらい上がってるんじゃないかな。 -
地下鉄でデアーク広場駅まで戻ります。
駅中で見かけた広告の中の1つが日本料理店でした。PLANET SUSHI。 -
駅を出て歩いていたら、アイスクリームのショーケースを発見。今日は暑くてアイス日和です。
1スクープ180Ft(約81円)。これはベリーソース入りのヨーグルト味。美味しい。 -
デアーク広場から見えているイシュトバーン大聖堂に来ました。天気が良いとますます綺麗に見えますね。
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聖堂の前にパフォーマーがいました。
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イシュトバーン大聖堂は入場無料ですが、500Ft(約225円)でドームの上にある展望台に上ることが出来ます。
エレベーターもあったようですが気がつかず長ーい螺旋階段を上りました。目が回る。 -
この景色!昨日より天気が良いので建物の色も鮮やか。
それにしてもペスト側はどこまで行っても平地ですね。 -
同じくらいの高さの建物が延々と続いています。
高さ制限があるのは分かるけど、低さ制限もあるのかな?というくらい。 -
塔の左にマーチャーシュ教会、右に国会議事堂。
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日本人女性3人組に写真を頼まれたのをきっかけに少し話しました。
なんとまさに今、ブダペストでレスリングの世界大会が行われているそうでそれを見るために来たそうです。「吉田沙保里も来てるわよ~」とのこと。ええ~凄い!滞在が今日までじゃなかったらちょっと行ってみたかったなあ。
お三方は「1人なの?」「凄いわねえ~!」「ホテルも自分で予約したの?」「若いお嬢さんなんだから気をつけてね~」「私も昔はリュック背負ってカニ族だったのよ~今はバックパッカーって言うのよね」と口々に喋りながら去って行きました。おお~…勢いにたじたじでさよならも言えませんでしたがなんだか元気が出ました。カニ族の件はもっと詳しくお話を伺いたかったですが。 -
マーチャーシュ教会が綺麗に見えます。
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国会議事堂も綺麗に見えます。
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!?
あの緑色の建物、どう見ても工芸美術館と同じジョルナイ製のタイル屋根ですよね?!
有名な建物に違いない。けど何の建物だろう?
帰国してから調べてみましたが、ちょっとだけ見える外壁から判断すると郵便貯金局のようです。郵便貯金局の写真は見たことがありましたが、下から見るとこの特徴的な屋根が殆ど見えないから全く違う印象だったんですね。
今回旅行したエリアのどれかの地球の歩き方に載っていたコラムで、屋根の上の装飾まで凝っていた建築家に対して友人が「そんな上の方は誰も見ないよ」と言ったら「鳥が見るじゃないか」と返したという逸話を読んだ覚えがありますが、それがこの建物?歩き方は図書館に返却してしまったので確認できないんですが。
レヒネル・エデンのファンになりそう。 -
下におりて大聖堂の中を見学しました。
装飾的で豪華絢爛な大聖堂です。祭壇の前で聖歌隊が讃美歌を歌っていました。 -
ドームの内側が凄い。
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ステンドグラスも細密です。
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祭壇にかけられている布がカロチャ刺繍。ハンガリーらしさがあって素晴らしい。
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またデアーク広場方向に戻ります。
どこかその辺りで撮影したマンホールの蓋。ブダペストは凝ったデザインのマンホールが多かったです。 -
天気が良い景色も見ておきたいと思い、昨日に引き続きまた王宮の丘に行きました。今回も16番のバスで。
あまり広場っぽくないので昨日は完全にスルーしてしまいましたが、マーチャーシュ教会の前は三位一体広場という広場です。
中央に立っているのは三位一体の像。ペスト流行の終焉を記念して作られた像です。ウィーンにも同じ由来の像があり、当時のヨーロッパでいかにペストが脅威だったかが分かります。 -
再びのマーチャーシュ教会。
今日は結婚式がないので中に入れます。漁夫の砦の近くにあるチケット売り場でチケットを購入。1,000Ft(約450円)。 -
歴代のハンガリー国王の戴冠式が行われた教会だそうです。
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ステンドグラスが沢山。
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壁の模様が細かくて綺麗です。
階段を上った先には、壁のペイントをする際に使った型紙などが展示されていました。 -
何か分からないけど丸い楯のような形の物が壁に沢山飾られています。
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カラフルで綺麗な祭壇です。ここの布はカロチャ刺繍じゃないんですね。
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マーチャーシュ教会を出て漁夫の砦へ。
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聖イシュトバーンの騎馬像。昨日より綺麗に細部まで見えます。
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国会議事堂も。その向こうの山…という程の高さでもない地平線もくっきり見えます。昨日は霞んでそこまで見えませんでした。
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イチオシ
天気が良いからか、昨日よりも心なしか観光客が多いような気がしました。
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昨日はなかったお店も出ています。そりゃあ雨では無理でしょう。
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満足しました。個人旅行の長所の1つは、行きたい場所に行きたい時に何度でも行ける所ですね。
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下から見る漁夫の砦とマーチャーシュ教会。
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今日は王宮の丘を歩いて下りよう。
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道は知りませんが、ドナウ川を目指して下っていきます。
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くさり橋の延長にあるトンネルです。奥には王宮の丘に登るケーブルカー乗り場。
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かなり長い行列が出来ていました。
ケーブルカーが下りてくる一瞬を待って撮影。
左の茶色い建物の奥に有料トイレがあります。150Ft(約68円)くらいだったかな。デアーク広場にあるトイレよりは安かった覚えが。 -
この壁画が遠目にも鮮やかで好きです。よく見ると細かいタイルで描かれているようです。
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昼間のくさり橋へ。
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ハンガリーの国旗と…ベトナムの国旗?!
いや、まさか…しかしブダペストの市旗でもないようだ。ベトナムから国賓でも来てるんでしょうか。 -
夜の「くさり」の正体。
かなり大きく明るく見えるだけあって、電球ではなく蛍光灯のようなランプでした。 -
昼は昼で重厚感があって良いものです。
くさり橋は夜の明かりが点々と連なって鎖のように見えるからそう呼ばれているという訳ではなく、メインケーブルにチェーンを使用するチェーン吊橋という構造だからそういう名前なんだそうです。 -
昼間の国会議事堂を見に行きました。
自己中な位置に船が停まっているな。 -
これが夜じゃなくて良かった。川面に映るライトアップの明かりが見えませんからね。
ライトアップされているのも綺麗ですが、国会議事堂の屋根の色が好きなので昼間も良いですね~。白い外壁も綺麗。 -
昨日と同じくバッチャーニ広場駅から戻ろうと思いましたが、交通機関乗り放題のトラベルカードで乗れるHEV(郊外電車)にまだ乗っていないなあとふと思いました。このバッチャーニ広場駅から、センテンドレ行きの電車が出ています。一度は通り過ぎて地下鉄のホームまで行きましたが、せっかくの機会なので戻って乗りに行ってきました。
ホームはこんな感じ。わあー…ブダペスト東駅みたい。 -
車内はこんな感じ。
この駅は始発ですが、行きはこんな感じでガラガラでした。
次の駅までは地下を走り、その先からは地上に出ました。 -
マルギット島の真横まで乗り、島を眺めてからまたHEVに乗って戻ってきました。行きと違って帰りの電車は超満員でした。
マルギット島は中州だから当然なのかもしれませんが、かなり標高の低い島でした。今年の初夏の頃にドナウ川が氾濫していましたが、あの時はどうなったんだろう…。かなり浸水したんじゃないかな。 -
そろそろ時間がなくなってきましたが、最後にユダヤ教の教会シナゴーグを見に行きました。正式名称はドハーニ街シナゴーグ。
玉ねぎ型の装飾が特徴的な建物。ヨーロッパ最大のシナゴーグだそうです。 -
中には入りませんでしたが、建物の左側に廻り込んでみると柵越しに中が見えます。
ホロコースト記念碑の、銀色の柳の葉の一枚一枚には犠牲者の名前が刻まれているそうです。凄い数だ…。しかし何百万枚もあるようには思えないので、これはハンガリー国籍の方の分だけだったりするんでしょうか?
それにしても、それほど厳しいユダヤ人絶滅政策があったにもかかわらずこのシナゴーグが壊されずに残ったのは何故なんだろう。 -
ホテルに荷物を取りに行き、発車の1時間前にはブダペスト東駅に到着。
プラハ行きの夜行列車は既に入線していました。 -
入口から一番近くにあった最後尾の車両の前にいた老紳士風の車掌さんに切符を見せると、「この車両だよ」とその最後尾の車両に案内してくれました。
切符はこの時車掌さんに回収され、プラハ到着直前に返却されました。 -
本当にクシェットのチケットだった!ここ数日間ずっと悩みの種だったのでホッとしました。そして指定券だけでなく乗車券も込みでした。全部込みで29EUR。
私の寝台は6番のコンパートメントの66番。上段です。
3段のうち最上段のベッドは思ったよりも高い位置でした。扉の上底と同じくらいの高さですね。まだ発車まで余裕があるのでバックパックを置いて外に出ました。 -
駅の構内にはレストランもありますが、あまり時間がないので軽食にしよう。ちょっと迷ってトルコ料理のスタンドに行きました。ドネルケバブの肉がぐるぐる回って焼かれていますが、メニューに「ドネルケバブ」がないんだよなあ…。ハンガリー語(英語?)のメニューの中のどれかなんでしょうが、どれがそうなのか分かりません。ぐるぐる回っている肉を指さしてなんとか注文。白くて丸くて薄いパンを焼いて上部をちょっと切り、隙間を広げて切り落とした肉、数種類の野菜、また肉とぎっちり詰めてからヨーグルトソースをかける…一昨日の夕食時に別のお店で食べたそのヨーグルトソースが口に合わなかったので物凄く「かけないで」と言いたかったけど耐える。「辛くする?」と聞かれたのでそれは拒否。最後に切った部分のパンを上に乗っけて完成です。
後から調べてみたら、ドネルケバブにあたるのはメニュー最上部のGyros pitabanのようです。650Ft(約293円)。 -
立ち食いのテーブルに行き恐る恐る食べてみる。美味しい!このソースは普通に美味しい。お店によって違うんだなあ。肉はチキンで、油っこく見えましたがジューシーで所々カリッと焼けててとても美味しいです。よかった。
しかし次第に肉汁と野菜の汁?が溢れて手がドロドロに。テーブルにもボタボタ垂れる。食べ終わってからウェットティッシュでなんとか拭いたものの手がベッタベタだったので、下の階にある有料トイレに行き料金係の男性に手を見せながら「I can't open my wallet」と訴えたら、快く水道を使わせてくれました。助かった…洗い終わってから料金を払おうとすると、「水道を使っただけだからお金はいらないよ」と言ってくれました。えっ!有料トイレってそういうものなのか。しかしトイレにも行きたかったのでそう伝えて、料金を払って入ってきました。 -
その後は残ったフォリントを使いきるべく駅構内のお店を巡りました。
左上のチョコレート類はその前にスーパーで購入していたものですが、その他は駅のキヨスク的なお店で買いました。全部合わせて2,000Ft(約900円)くらい。 -
自分のコンパートメントに戻ると同室の乗客が集まり始めていました。私の隣の寝台はイギリス(イングランド)人の若い女性、下段は南アジア系の男性が2人、中段の1つは空きで私の真下は日本人の大学生でした。
大学生は夏休みをフルに利用して欧州を廻っているそうです。私と同じ県に住んでいて、しかも同じ沿線で、私の最寄り駅を通って大学に通っているということが分かってびっくりしました。
海外旅行中に偶然近所の人に遭遇することは意外にあります。ネパールのナガルコットの宿で会った女性は隣の駅が最寄りでしたし、カトマンズの宿で働いていたネパール人男性は数年前まで2駅隣に住んでいたらしい。思いがけず地元トークで盛り上がりました。
車内は暑かったので廊下で窓を開けて話していると、静かに車両が動き始めました。暫くすると車掌さんが乗客をそれぞれのコンパートメントに集めて、コンパートメント内の内鍵の掛け方と明日の起床時間について説明してくれました。プラハ到着の30分前に起こしてくれるそうです。 -
図書館で働いているという隣のイギリス人女性は3週間の休暇中でクロアチアから廻ってきたとのこと。クロアチアを始めバルカン半島はとても良かったそうです。私も行きたいと思ってたんですよその辺り!クロアチアもそうだし、マケドニアとかアルバニアとか!と話が盛り上がりました。
私はイギリス人…というか英語ネイティブの人とちゃんと会話したのはこれが初めてでした。英語圏の国にもまだ行ったことがありません。一人旅をしているうちに多少英語が話せる気になっていましたが、今回ネイティブの人との会話の難しさに驚きました。全然聞き取れない…!「クロアチア」の発音すら日本語とはかけ離れた馴染みのないもので、筆談を交えながらなんとか会話。意外なことに、こちらのカタカナそのものの発音はすんなり理解してくれます。発音よりもヒアリングなんだな勉強すべきなのは。
あまりに聞き取れない上に語彙が少ない私に対して、一生懸命簡単な言葉に言い代えようとしてくれるのが申し訳なく何度か「Sorry…」と謝りましたが、その度に「いいのいいの謝らないで。他の言葉が思い浮かばない私が悪いの」とフォローしてくれました。優しい…。
これまで英語圏の人は世界中大体どこに行っても母国語のまま喋ればいいから楽だと思っていましたが、相手の英語力に合わせる必要がある点でそれなりに苦労があるということが初めて分かりました。 -
妙に蒸し暑い車内ですが寝台の上段は蛍光灯に近いせいか更に暑く、寝苦しい。バッグに入れっぱなしになっていた扇子がここで役に立つとは。シーツがありますがベッドメイクする気にもなりません。上掛けも不要でした。
上段は枕元に荷物置きのスペースがありますが、私は荷物が体から離れていると落ちつかないので脚の下に置いて寝ました。隣のイギリス人女性の寝台の辺りにスイッチがあって消灯できます。
昼間は7時間で走る距離を夜は10時間かけて進むので、途中の駅で何度か長い停車がありました。列車が走っている時は快適に眠れますが、停まると目が覚めてしまいました。停車中は静か過ぎて他の人の寝息や物音が気になります。走り出すと速攻眠れるこの現象、通勤・通学電車で寝ていて駅に着くたびに起きるというのが長年の習慣になっているせいじゃないかな。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ペコリーノさん 2013/11/04 22:08:10
- わかるぅ〜〜!
- susuさん、こんにちは
イギリス人と会話すると「英語、わからん!」ってなるの、すごく理解できます!
スイスやドイツへ行くと、自分が結構英語が話せる気分になっていたりするんですが、イギリスへ旅行したり、イギリス人と話をしたりすると、本当に凹みます。
やっぱり、母国語とそうでないのとでは違うのでしょうね。
このあとのプラハ編も楽しみに見させていただきます。
ペコリーノ
- susuさん からの返信 2013/11/04 22:41:35
- RE: わかるぅ〜〜!
- ペコリーノさん
こんばんは、旅行記を読んで下さってありがとうございます!
本当にイギリスの方との会話の難しさはカルチャーショックでした。
何度聞き直しても聞き取れないので紙に書いて貰ったら
What did you do?だったりDid you like Budapest?だったりして、
そんな簡単な文章すら聞き取れないのかとびっくりでした。
でもよく考えてみると、そんなでも一応意思の疎通が図れていたことの方がびっくりですね。
私の英会話はもっとレベルが低いので、今回の旅行先でも現地の人が話す
英語が聞き取れないことが何度かありました。
これでもアジアを旅行している時は聞き返すことも聞き返されることも
なくなってきた所だったのですが。
やっぱりイギリス旅行はハードルが高いんですね。精進しないと。
ありがとうございました!
susu
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